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クルム伊達公子復活フルセットへのカウント

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 「勝っても負けても得られるものがある。最後まで勝負をあきらめないで」ーーーー
 
 2008年に行われた第30回全国選抜高校テニス大会で後輩に向けてのメッセージだ。メッセージの発信者はクルム伊達公子。10年10月に行われたテニス・HPジャパン・ウイメンズオープン最終日・シングル決勝で、クルム伊達はフルセットの末に惜敗した。最年長優勝記録の更新はできなかった。
 
 しかし、「決勝まで戦い抜けたことは、これからチャレンジを続けられる力になる」とコメントしている。7つ年下のタナスガーン(タイ)との試合には、大会期間中最多の5500人を超える観客が集まった。08年の復活の時、入場整理券の応募は実に1万人を超えた。それだけ人の気を奪う”伊達スマイル”であり伊達スタイルだったのかもしれない。
 
 その”伊達スマイル”に魅了された男性がいた。レーシングドライバーでドイツ人のミハエル・クルム氏である。テレビで伊達公子を見て「綺麗な人だ」と思い、知人を介して伊達公子にアタックしたのだ。「伊達スマイルにやられましたね」と流ちょうな日本語ではにかむ。
 
 そんなクルム夫婦であったが、この2人にはなぜかコウノトリの訪問がなかった。針やお灸などあらゆる手段を講じたがコウノトリが来なかったのだ。そこでコウノトリを単に待つくらいなら・・と、クルム伊達は現役復帰を決めたのだ。夫のクルムの優しい言葉もクルム伊達を勇気づけたのだ。
 
 復帰と言っても誰もが簡単にできるわけではない。復活へのトレーニングは過酷なものだった。しかし12年のブランクがあっての復活、その後の活躍は皆さんご存じの通りである。
 
 それにしても女性であるにもかかわらず、これだけ年齢を連呼される有名人も珍しい。でも思うのである。年齢を愛して自分を愛す、フォーティーラブでいいのだと。
 
 
★ 伊達公子:「限界は自分で決めるもの」復活への道(毎日新聞・08/5/2)
★ クルム伊達公子 衰えぬ技術、日本引っ張る(産経新聞・10/11/2)
★ 伊達公子公式サイト
★ 伊達公子オフィシャルブログ〜Always Smile〜
 

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俳優で声優の野沢那智さん死去 ブルース・ウィルスさんなどの吹き替え(2010.10.30)

 アラン・ドロンなどの吹き替え声優などで知られた俳優で声優の野沢那智さんが30日午後、肺がんのために亡くなった。72歳だった。声優としてはブルース・ウィルスやクリント・イーストウッドの吹き替えなども担当した。タレントの野沢直子さんは姪にあたる。
 
 かつて「いう気リンリン 那智チャコワイド」(文化放送)という番組を聴いていた。チャコ(白石冬美)と電話やハガキを介してリスナーとを結ぶ番組。1日のうちで忙しい夕方の時間帯であったが、これを聴いていると「仕事のラストスパートだ」と考えていた思い出がある。
 
 さらに個人的な思い出としては、07年に港区内でジャズダンスに出演するためにバックステージにいた時に野沢那智さんとすれ違った。ジャズダンスの先生夫婦が結婚式の時に野沢さんを招待していたらしく、その時の様子を話していた。印象としては華奢(きゃしゃ)な感じであったが、大御所ゆえにそのオーラというのがすごかったことを記憶している。
 
 一般に声優業はギャラが安くそれだけで生計は立てられないと言われる。それでもDVDなどの字幕版以外に吹き替え版の需要は増してきている。字幕を追うのが困難である年配層に人気なのだ。そんなファンを魅了した1人である野沢那智さんのご冥福を心よりお祈りいたします。 
 
  
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★ アラン・ドロンさん吹き替え、野沢那智さん死去(読売新聞・10/10/30)
★ 訃報:野沢那智さん72歳=俳優 声優、演出でも活躍(毎日新聞・10/10/30)
★ 【野沢那智さん死去】声優仲間の羽佐間道夫さん「大きな星を失った」(産経新聞・10/10/30)
★ 野沢直子の小説家への道
 
 

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懐かしい再放送 「積木くずし〜親と子の200日戦争〜」 

 「積木くずし」は実在する俳優の一人娘が突然不良少女になってしまい、更生させるべく両親が奮闘する模様を描いたTBSのドラマだ。7回の放送で最高視聴率45.3%を記録し、民放ドラマとしては1977年以降1位の記録を保持している。
  
 俳優穂高信彦(前田吟)の一人娘である香緒里(高部知子)が地毛に色が入っていたことから不良少女からいじめを受けるが、「いじめられるならいじめる側に回る」として突然派手な服装で不良少女になってしまう。母親の三枝子(小川真由美)は過保護に育ててきたこともあり戸惑う。そして警視庁少年第1課少年相談室の心理鑑別技師・竹村宏(古谷一行)を訪ねる。
 
 「少し、いじりすぎましたかね」という竹村は穂高夫妻に対して5つの約束を守るように指示をした。1つは「子供と話し合いをしてはいけない」、2つ目は「子供に交換条件を出してはいけない」、3つ目は「日常のあいさつを正しくする」などといったものだった。「お子さんがうちに帰ってくるまでは放っておいて決して捜さないでください」ともいう。夫妻は戸惑い、「香緒里は体が弱い。もし外で倒れたらどうするのですか?」といえば竹村は「その時は誰かが119番してくれます」などという。
 
 高部知子と小川真由美がケンカをするシーンはまさに体当たりの演技だ。再放送に関しては放送前にお断りがあり、「この作品は実話に基づいてドラマ化したものです。未成年の不適切な行動の描写がありますが、作品のテーマ性をかんがみ当時のまま放送します」となっている。おそらくシンナーやタバコを吸うシーン、暴力をふるうシーンなどを指しているに違いない。
 
 ドラマはノンフィクションであり、俳優・穂積隆信さん(79)の原作だ。一人娘というのは由香里さんのことである。本編では激しい親子の戦いが描かれており、当時の不良少年少女の行動なども垣間見ることができる。
 
 このドラマは淋しい。なぜなら現実の話がドラマを上回ってしまったからである。夫妻は離婚し妻は自ら命を絶った。そして由香里さんは2003年8月に心不全のため35歳という若さで他界した。穂積さんは由香里さんの遺灰を少し混ぜた手のひらに収まる「ミニ墓石」を持っていて、由香里さんに話しかけているのだという。
 
 ひまわりは群生していると、背の高いひまわりの陰になって背の低いひまわりが見える。それでもそのひまわりは空を仰ぐ。由香里さんはそんなひまわりだったのではないだろうか。
 
 
※ 2018/10/20 追記
 2018年10月19日に穂積隆信さんが87歳で逝去されました。心よりご冥福をお祈りいたします。
 
 
 
 

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男性タレント 覚せい剤や大麻もやっていた「薬は二度とやりません」

 神奈川県警に麻薬取締法違反の現行犯で逮捕された男性タレントの容疑者が、「覚せい剤や大麻も使った」と供述していることが毎日新聞社の取材で分かった。入手経路の詳細は明らかにしていないという。
 
 容疑者は「気持ちに弱さがあった。お世話になった人に申し訳ない。二度と薬はやりません」と話しているという。
 
 しかし今回は3度目の逮捕だ。元歌手・俳優の男性被告は薬物で5回目の逮捕をされた。それだけ薬物依存の恐ろしさというものが改めて分かる。そして入手経路の詳細を明らかにしないのは本当に反省しているのか疑問が残る。
 
 あれだけ多くの人が復帰に力を貸してくれたのに、そちら側にまっすぐ立たずに、クスリの誘惑に自分を向けるのは何故であろう。
 
 芸能人の薬物問題は、クスリの誘惑に麻痺しているだけではない。カメラの向こうにいる大勢のファンの存在をおざなりにしていることに問題がある。一部の有名人は、見られる者としての品格を保つ重要性を忘れている。
 
 
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★ 広がる薬物汚染 廃人への一歩(本ブログ・09/8/21)
 
 

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熱中症対策として屋外にシェルター設置 環境省指針案

 今年7月19日、上海万博の日本館を訪れていた卓球の福原愛ちゃん(21)が突然倒れた映像は衝撃的であった。倒れる前から口を押さえたり汗をぬぐったりと、様子のおかしいことが見てとれた。そして後ろ姿から映された映像は、崩れるように倒れた愛ちゃんを捉えていた。その後、愛ちゃんは「軽い貧血でした」と元気な笑顔を見せたが、あれは熱中症ではなかったか。
 
 愛ちゃん卒倒の真偽は定かではないが、私も熱中症にかかったときに貧血の症状が起きた。そしてフラフラの状態で熱中症と思うことなく、2、3歩歩いたところで意識を失った。約1分間意識はなく、その間は顔面蒼白で手足がけいれんしていびきもかいていたという。そして同僚の呼びかけに意識が戻った。暑さで体調が弱っていたときのことで、倒れたところが当時のバイト先であったことが幸運であり、救急搬送されたが事なきを得た。
 
 なお、熱中症は自然治癒力に依存することになり、どんなに立派な病院に搬送されても意味がない。意識を失って倒れ、そのまま意識が回復しなければ死亡に至るという大変怖い病気なのだ。突然意識を失ったらあとは「運任せ」ということになるので、体調管理や水分補給などは絶対に怠ってはいけない。
 
 今夏は東京に限っていうと降雨がほとんど無い。加えて連日の猛暑で9月に入っても気温が下がる気配がない。夏はカーッと晴れた方が良いと思っているので、その点だけみれば理想的な夏であったが、さすがにこの暑さは堪える。
 
 環境省は、温暖化に対して自治体が取るべき対策を示した指針案をまとめた。それによると、熱中症対策としては、屋外で体調不良になった人が避難できる「熱中症防止シェルター」のようなものを作ることが盛り込まれた。
 
 これを全国に先駆けて実行したのが大阪府吹田市消防本部である。市内4署に熱中症シェルターを開設し、消防署の一室を24時間開放した。水や枕、毛布などを完備し、各署で数人が休憩できる態勢を取っている。クーラーのない部屋に住む高齢者などが利用することが考えられ、具合の悪い人はすぐに救急隊員の処置を受けられる。
 
 抜本的な地球温暖化対策が遅々として進まない中、日本の気候は熱帯化が進んでいる。今後も今年のような猛暑が続けば熱中症で救急搬送される人は増えることは容易に想像できるため、こうした熱中症対策は急務である。今やらなくては来夏に間に合わないであろう。
 
 子供のころの夏休み、「涼しい午前中に宿題をしなさい」とよく言われたが、それも昔の話になってしまった。今は未明から30度を超え、夜中にはセミが鳴くことも珍しくない日本の夏である。
 
 
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★ 【主張】熱中症シェルター 猛暑に災害対策の視点を(産経新聞・10/8/29)
★ 屋外に熱中症防止シェルター設置 温暖化指針案(読売新聞・10/9/5)
★ 【上海万博】愛ちゃん、万博見学中に倒れる「軽い貧血」(産経新聞・10/7/20)
 
 

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11歳・荒川ちかがロシア映画「ヤクザガール」に主演デビュー

 ロシア映画「ヤクザガール」の主演として、荒川ちか(11)が主演に抜てきされ、9月の「ウラジオストク国際映画祭」特別招待作品として上映されることが明らかになった。セルゲイ・ボドロフ監督(62)から「少女らしい少女だ」と認められて主演に選ばれた。
 
 荒川ちかは99年神奈川県生まれ。趣味は囲碁、ビーズ、お絵かき、漢字ドリル。日本国内での活動実績はあるが、映画は初主演だ。短期間で日常会話程度のロシア語を習得。荒川は「海外に行ったのは初めてだったけど、ロシア語を覚えて使うのが楽しかった。オーディションの話を聞いたときから演じてみたいと思っていたので嬉しかった」と話す。
 
 99年などついこの間のことであるが、そんな幼い才能がこなした主演という大役。こうした世界は運が左右するところもあり、荒川はオーディションを通してその運をつかんだのだろう。これを幸運の持ち主だとして片付けるのは早計である。
 
 幸運は降ってくるものかもしれないが、それを受け取るための準備を怠らない者に天が与えてくれる贈り物である。降ってくる幸運を受け取る者、落ちている幸運を拾う者、そして渡された運を幸運に変えることができる者である。
 
 荒川の好きな言葉は「スマイル」だという。女優を志す荒川には似合う言葉だ。時に大人になることで他人にスマイルを見せることを忘れがちであるが、11歳の荒川はそれを自然にできる女の子なのだろう。
 
 
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★ 荒川ちか:11歳の美少女がロシア映画「ヤクザガール」の主演に抜てき(毎日新聞・10/8/14)
★ 荒川ちか(Very Berry Pro)
 
 

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懐かしい再放送「スチュワーデス物語」

 
 83年に放送された「スチュワーデス物語」の再放送が懐かしい。主人公の松本千秋(堀ちえみ)がスチュワーデスを目指して努力奮闘していく。村沢教官(風間杜夫)との恋愛も絡めて、他の訓練生と共に成長していく姿を描いている。他の出演者は片平なぎさ、山吹千里、白石まるみ、春やすこ、高樹澪、長門裕之など多数。 
 
 当初、村沢は客室乗務員として勤務していたが、訓練課長の柿野(石立鉄男)に教官として辞令が下りたことを告げられ戸惑う。初めての訓練生に対しても横柄な態度で接し、全くやる気を見せなかったが、その態度を改めさせたのは体当たりでぶつかっていった松本千秋だった。
 
 本編では日本航空が全面的に撮影に協力し、実際の航空機客室モックアップを使った訓練の様子も描かれている。フライトシミュレーターや緊急脱出の訓練も本物を使って撮影が行われた。英語の教官なども実際の講師本人が登場して演技をしている。屋外ロケは東京国際空港(羽田空港)周辺で行われており、のちに新しくなった現在の空港周辺と風景が異なることもあり、懐かしい画が楽しめる。
 
 恋愛ものと学園ものをミックスしたものとしては異質な存在だ。前述の施設や実在する訓練センターを使ったこともあり、そうした建物がベタな恋愛話のリアリティを出す重要な存在となっている。本編では、松本が訓練中におぼれて意識を失い、村沢が人工呼吸をする場面がある。当時のスポーツ新聞では「堀ちえみのファーストキス」と題された。
 
 今年の日本航空は経営再建を強いられており、また、85年に発生した日本航空123便墜落事故から四半世紀となる。主演の堀ちえみは2度目の離婚が明らかになっており、何かと縁の深い再放送である。
 
 大きな航空機が飛ぶ大きな空は今も昔も変わらない。時代は変わっても自然の織りなす空気の色というのはそう簡単に変わらない。ベタな恋愛ものと書いたが、ドラマだけではなく、実際の恋愛もベタなものが多い。そこにあるのはいつの時代も見上げれば大きな空、そして人間の織りなす恋愛の色さまざまであり、ドジでのろまでじれったい話が流れているのである。
  

 

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鳩山首相、辞任の賛否

 鳩山由紀夫首相が総理大臣を辞任する意向を明らかにした。またしても総理大臣の辞任。平成に入ってからの総理大臣としては14人目であった。
 
 国民の声も賛否が分かれた。「やめるのは当然」、「やめるのは無責任」、「もう少しやって欲しかった」、「早急に答えを出させる国民も厳しすぎる」といった具合だ。
 
 中でも普天間問題で揺れた沖縄県民の声は「辞めて当然」の声が多い。また、子供を持つ家庭からは「子ども手当や高校無償化が来年も続くのか不安」といった声も聞かれた。
 
 鳩山首相もそうであるが、政治家の中に「やがて今やっていることが正しいことだったと歴史が証明してくれる」などというかたがいる。しかし、それは未来にいる者が解釈することである。次々と過ぎ去っていく今という瞬間を生きている国民に、その犠牲を共有させることは間違いである。
 
 鳩山政権発足直後に出てきた「金の問題」は結局国民が納得できない状態のままになった。そのままここまできたことに国民がいらだっていたのは支持率が示している。沖縄県民に期待を抱かせながら普天間問題を解決できなかったことも、大事な一票を欺いたと言われても仕方のないことである。
 
 政治家にお願いしたいことは、「後に歴史が証明するから今は我慢して」ではなく、今すぐに結果が出なくても国民が納得するような未来を想像できるような政治である。そのリーダーシップの欠如が自らの辞任という決断に至ったことを反省しなくてはならない。
 
 
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★ 8:11「総理より大事なお話」 ドキュメント6月2日(朝日新聞・10/6/2)
★ 名護市長「辞任したからいい、とはならない」(読売新聞・10/6/2)
★ 鳩山首相退陣:「辞めて当然」「やっぱり」 街の声/静岡(毎日新聞・10/6/3)★ 鳩山内閣:トピックス(産経新聞)
 
 

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