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与那国島に陸上自衛隊配置を政府決定 離島防衛の要となるか

 日本は周辺各国と領土問題を抱えている。北方領土、竹島、尖閣諸島であるが、領土問題になっていない離島でも、防衛体制を整える声が上がっていた。例えば長崎県の対馬では韓国からの観光客が多数訪れ、島の存在が観光資源となっている一方で、韓国企業が島内の土地を次々と買収、一部は自衛隊の土地に隣接する土地などを買収していることもあり事態が憂慮されていた。
 
 こうしたことに加えて日本は多くの離島を持っているが、隣接する韓国や北朝鮮、中国などの国々が領海を侵犯する事件も度々起こる。そうなると、防衛体制が整っていない離島に住む人たちにとっても、日本の国益を考えた上でも脅威となる。
 
 こうした事態に対して日本政府は4日、日本最西端に位置する沖縄県の与那国島に陸上自衛隊の部隊を配置することを決めた。実現すれば、沖縄では本島以外への陸上部隊の配置は初めてのことになる。付近船舶航行の監視や、東シナ海での活動を活発化させる中国に対して、南西諸島の防衛力を強化する狙いがある。実戦部隊の配置は、演習を十分に行える土地がないことと、周辺国を刺激しないために見送った。しかし同島では、駐在所2カ所に沖縄県警八重山署の警察官2名がいるだけのため、有事の際の即戦力となりうる今回の方針の意義は大きい。
 
 台湾まで110キロ、尖閣諸島までは120キロの距離に位置する与那国島である。与那国町議会は、浜田靖一防衛相に陸自の誘致を求めていた。浜田防衛相は週明けにも同島を視察する。国境離島の警備体制が確立される意義が大きいのみならず、自衛隊を誘致することにより、与那国町に補助金が行われたり、島の活性化と安全にもつながると外間守吉町長は考えている。
 
 与那国島は周囲28キロ、人口約1700人で、観光とサトウキビ栽培に漁業が主力産業となっている。島国である日本にとって、与那国島のみならず国境警備という側面で考えるべき場所は他にもありそうだ。
 
 
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★ 与那国島に「陸自配置」国境の守り 意思明示(産経新聞・09/7/5)
★ 防衛相・陸上自衛隊:駐屯地及び組織(陸上自衛隊)
★ 第十一管区海上保安本部
★ 沖縄県警察本部
 
 

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花を育てて防犯効果 東京・杉並区(2009.6.10)

 昨年1年間の空き巣被害が2002年に比べて4分の1に減った。これは東京・杉並区が人通りの少ない路地裏で花を育てるなどして、街の美化を進めた結果である。花の世話や鑑賞のために路地を行き来する人が多くなることで、窃盗犯などを寄せ付けない防犯効果である。かつては井戸端会議が行われることのあった東京では、そうした人の目があることで空き巣や変質者を寄せ付けない空気があった。それを花の力でもう一度、そういうことであろう。
 
 「窓ガラス理論」が、一枚の窓ガラスが割れていると、そこからゴミが捨てられたり自動車が壊されたりして街の治安が乱れるというものであれば、それの逆を行く防犯効果であろう。全国の自治体からは視察や問い合わせが相次いでいる。
 
 東京・武蔵野市にある藤村女子中学・高等学校の北側に「大正通り」という通りがある。かつてこの通り沿いの同校の塀には落書きがされ、多数の放置自転車があった。そこで美術部の卒業生が描いた作品を壁に飾ったところ、落書きも放置自転車もゼロになった。このアイディアは近くのホテルにも採用され、プランターを置くなどしたところ、放置自転車が消えた。
 
 杉並区は住宅密集地が多く存在し、空き巣多発地帯として知られていた。00年に1353件、01年に1485件、02年には1711件の空き巣被害があった。こうした状況に対して区では防犯パトロール隊や防犯カメラを導入し、03〜05年の被害は1000件前後に抑えた。ところが、06年には1206件と増加に転じた。なぜ増加したのかを被害宅100世帯に調査したところ、玄関先や庭先に花を飾っている家の被害は2件しかないことが分かったという。
 昨年の杉並区内の空き巣被害は387件だったという。防犯カメラもさることながら、植物がその役割を担ってくれるのは頼もしい。花の観賞のために善意の人々の往来があればあるほど、犯罪者にとってその街は息苦しいことになるであろう。
 
      
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★ 路地裏の花で防犯効果、空き巣被害4分の1に 東京・杉並(読売新聞・09/6/6)
★ 口コミでひったくり防止(本ブログ・06/12/25)
★ 環境を変えて防犯(本ブログ・06/1/16)
 
 

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省エネ 緑のカーテン

 東京・板橋区内の小学校で「緑のカーテン運動」が実践されているとNHKで報じられていた。緑のカーテンとは、ゴーヤやアサガオのようにツル状に伸びる植物を窓際で育て、カーテン代わりにして夏季に涼しく過ごすことができる、そんな運動である。昨今のガーデニングブームで都内でも緑が少しずつ増えている気もするが、地球温暖化はそれを上回る勢いである。
 
 小学校のときに自宅の窓際にアサガオを育てた。ちょうど今くらいの時期に種をまくと、夏季にはツルがどんどん伸びて、花を咲かせるのである。当時は地球環境云々とは思わなかったが、これなら楽しみながら温暖化対策に貢献できる。そしてなんといっても安価で手軽だ。
 
 緑のカーテンであれば、クーラーも不要になるであろうし、緑からこぼれる風というのは涼しげな感じがして気分がいい。風情を大切にする日本人ならではのアイディアが復活したものともいえる。風鈴の音は暑い気持ちを落ち着かせてくれるし、すだれも窓の外に斜めにかけるだけで、部屋の温度は快適になるのだという。植物を使う利点は、日にさらされても熱を保つ事がないということだ。
 ツルをはわせた建物を見かけることがあるが、あれもそうした趣旨と同時に観賞用にも成りうることから一石二鳥である。最近テレビで見かけた緑のカーテンは、警視庁原宿警察署である。今年の3月に新庁舎に移転した同署であるが、何らかの事件のときの映像で同署の外観を見たとき、窓にプランターで植物が植えられていた。行政が積極的にこういう事をやると、市民への後押しになることであろう。
 
 緑のカーテンはそうした部屋の中にいる人を涼しげにしてくれるのみならず、温暖化対策にもなるという点でその意義は大きい。ところで冒頭の番組で小学生が「これで今年の夏は教室のクーラーを付けなくて済む」と言っていた。今の小学校はクーラーがあるのか。私の時代は扇風機すらなくて、下敷きをうちわ代わりにして使っていた。もちろん、昔は今ほど異常な暑さではなかったが。
 
 
 
★ 緑のカーテンコミュニティサイト 
 
 

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その他

逆転する一方通行道路の思い出 東京・阿佐ヶ谷

 
 東京・杉並区阿佐谷北には松山通り商店街というところがある。ここは旧中杉通りとも呼ばれ、以前は練馬区・西武池袋線中村橋駅周辺、中野区上鷺宮、鷺宮、白鷺、そして杉並区阿佐谷北を結ぶ主要道路であった。道幅の狭い商店街なのだが、かつては路線バスのルートでもあり、JR中央・総武線阿佐ヶ谷駅に行くための要の道路であった。この商店街は午前0時になると阿佐ヶ谷駅・上り方面への一方通行、午後0時になるとそれが逆転する。
 
 この商店街の人の目は厳しく、うっかり逆走している車があると、運転手をにらみつけて逆走していることを暗に非難していることもよくあった。そんなある日にパトカーが緊急走行でもないのに逆走していた。にらみつける通行人。しかし当の警察官はそんな”異変”に気付きながらも状況が飲み込めていない感じでオロオロしていた。標識を見れば一方通行が逆転することが分かるものを、本職である所轄の警察官が間違えるとは何とも情けない。
 
 
 新潟県警新潟東署は、一方通行を逆走したとして、同署の男性警察官を道路交通法違反(通行禁止)の疑いで反則切符を切った。新潟市東区の一方通行を約100メートル逆走、通行人が目撃して110番した。切符を切られた同署員は「うっかりしていて、全く標識に気付かなかった」と話している。
 
 
 先日、冒頭の松山通り商店街に行く機会があった。長く住んでいた街なので懐かしい。しかし少しばかり寂しい光景を目にした。かつては商店ばかりで栄えていたここも、一部がマンションやアパートになってしまった。更地も目にする。商店街が商店街でなくなっているのだ。昭和57年頃に並行して位置する中杉通りが完成したこともあって、主要道路ではなく生活道路となった松山通り商店街。そして、時間になると逆転する一方通行は、終日下り方面への一方通行となっていた。
 
 JR阿佐ヶ谷駅を中心に南北に延びる中杉通り。ここは大好きである。けやき並木が美しいから歩きたくなるし、小さなお店ができて道に花を添える。そして道が一番活気づくのは、そこに人が通るときである。松山通り商店街が中杉通りに負けそうな感じがして少々寂しく感じた。
 
 
☆ 隣人よりもよい書物を著したり、よりよい説教をしたり、より上手にねずみ取りを作ったりすることができれば、森の中に家を建てようとも世間がその戸口まで人の通う道を作るだろう(Ralph waldo Emerson)
 
※ JRの駅表記は「阿佐ヶ谷」であるが、住所表記は「阿佐谷北」「阿佐谷南」です。
 

 
 
★ うっかり?パトカーが逆走で反則切符 新潟県警(産経新聞・09/5/2)
 
 
 

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大阪女児遺体発見 母親ら3人逮捕へ 死体遺棄容疑(2009.4.23)

 小さな子どもの命を奪ったのは身内の犯行だった。大阪市西淀川区千舟2、市立佃西小4年の女児(9)が行方不明になっている事件で、大阪府警捜査一課と西淀川署は、母親(34)、内縁の夫(38)、その知人(41)の3容疑者を容疑が固まり次第、死体遺棄容疑で逮捕する。
 
 女児の母親と内縁の夫が「女児の遺体を奈良市内の墓地に埋めた」と供述したことから、府警では死体遺棄容疑で逮捕状を請求し、供述に基づき奈良市内で捜索を始めたところ、奈良市内北東部の山中で遺体の一部が見つかった。女児とみて確認を急いでいる。 
 
 大阪府警では、母親らが外出中に持病を持った女児がいなくなったことから、保護責任者遺棄容疑で自宅を家宅捜索、3容疑者に事情を聞いていた。自宅に出入りをしていた知人の男の車も押収し遺留品などがないかを調べていた。府警は女児が死亡したいきさつについても事情を知っているとみて追求する。
 
 女児の家出人捜索願が出されてから、大阪府警では延べ1000人の警察官を動員し、行方不明になった女児を西淀川区内全域で捜索したが発見に至らず、事件や事故に巻き込まれた可能性があると判断して公開捜査に踏み切っていた。しかし、周辺での目撃情報や防犯カメラなどを調べても女児の姿を確認ができていなかった。
 
 また、女児の通っている佃西小によると、体調不良を理由に長期欠席していた女児に会うために自宅に行ったが、家族から「忙しい」「共働きなので親戚宅に預けている」などと断った。その一方で府警には「(女児は)ずっと自宅にいた」などと学校側と説明が食い違っていた。さらに3月中旬から女児を病院にも行かせていないことも分かった。こうした母親らの態度は不自然とし、家族の周辺を慎重に調べていた。
 
★ 西淀川女児不明 遺体の一部を奈良市北東部の山中で発見(産経新聞・09/4/23)
★ 大阪女児不明:母親ら3人逮捕へ 死体遺棄容疑で 府警(毎日新聞・09/4/23)
 
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大阪不明女児 家族から聴取 保護責任者遺棄容疑 大阪府警(2009.4.23)

 大阪市西淀川区内の女児(9)が行方不明になっている事件で、大阪府警は午前、母親(34)、内縁の夫(38)とその知人(41)らが失踪に関与している疑いがあるとして、保護責任者遺棄容疑で任意の事情聴取を始めるとともに、自宅を同容疑で家宅捜索した。捜査が身内を対象とする展開となった。
 
 女児の通っている小学校によると、体調不良を理由に長期欠席していた女児に会うために自宅に行ったが、家族から「忙しい」「共働きなので親戚宅に預けている」などと断った。その一方で府警には「(女児は)ずっと自宅にいた」などと学校側と説明が食い違っていた。
 
 保護責任者遺棄容疑での捜査について大阪府警は、長期欠席が続く中で、女児を自宅に残して外出している間に、所在不明になった点などが保護者としての義務を怠ったとの判断による。
 
 事件発生当時に周辺の防犯カメラの記録提出を受けて調べたが、女児とみられる姿が確認できなかった。10日には公開捜査にして情報提供を呼びかけたが、失踪されたとされる時間帯に近隣で有力な目撃情報は一切無いという。近所の人が女児とみられる女児の泣き声や、大人の怒号をたびたび耳にしていたことも分かっている。
   
 女児が行方不明になってからすでに2週間経っていることから、警察では家宅捜索をして女児の手がかりを見つけたいと報道関係者に言っているという。午前8時から始められた家宅捜索は、外からも見えないように慎重を期して行われて終了した。
 
 
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★ 大阪女児不明:母と内縁夫から聴取 府警(毎日新聞・09/4/23)
★ 大阪の女児不明、府警が自宅を捜索 母親らから事情聞く(読売新聞・09/4/23)
★ 大阪の小4女児不明で母親ら3人を聴取 自宅も家宅捜索(産経新聞・09/4/23)
★ 大阪の不明所自宅捜索 責任者遺棄容疑、母親ら任意聴取(朝日新聞・09/4/23)
 

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大阪不明女児 知人男性ら数人から聴取へ 大阪府警

 大阪市西淀川区で7日、佃西小学校4年生の女児(9)が行方不明になっている事件で、女児の知人男性らが関与している疑いが強まり、大阪府警は男性ら数人から事情聴取する。府警は警察官延べ1000人以上を動員して区内全域で捜索、事件や事故に巻き込まれた恐れがあると判断、公開捜査に踏み切ったが有力な情報は得られていなかった。
 
 府警西淀川署によると、女児は母親(34)と内縁の夫、その長男(6)の4人暮らし。始業式前日の7日夜に母親が「1人で外出したまま家に帰らない」と同署に家出人捜索願を出した。
 
 7日朝、女児は母親に「ぶらぶらしとったらあかん。勉強しなさい」と強く叱られた。午前9時ごろ、母親らは長男の入学式に出席するために外出、女児1人を残していた。午後0時半ごろに帰宅したときには女児の姿はなかった。自転車も自宅マンションに残されたままで、携帯電話も持たず、所持金もほとんど無いと見られている。
 
 佃西小によると、女児は3月11日以降「体調不良」を理由に学校を欠席。学校側は同月18日と終了式の24日の2度、家族に女児との面会を求めたが「忙しい」などと断られていたため、女児の姿を確認できていないという。
 
  
★ 大阪の女児不明:知人男性ら数人から事情聴取へ(毎日新聞・09/4/22)★ 大阪・小4失踪1週間 有力手がかりなし、事件の恐れも(朝日新聞・09/4/14)
★ 「遠くに行くわけない」女児不明から一週間、祖父母ら募る不安(産経新聞・09/4/14)
 
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「走り屋狩り」少年ら逮捕 大垂水峠で強盗 神奈川(2009.2.25)

 若いころ、特に意味がなくてもドライブすることが楽しかった。今では観光地となっているお台場周辺も、当時は船の科学館くらいしかなく、さみしい埋め立て地という感じだった。国道20号を都内から西部に向けて走ると、神奈川との都県境に「大垂水峠」というところがある。この周辺は片道1車線の狭い道路で、カーブが連続して続く。その大垂水峠付近で「走り屋狩り」と称して強盗を繰り返していた少年が捕まった。
 
 神奈川県警少年捜査課と津久井署は、相模原市内の18〜19歳の少年ら7人を強盗や傷害容疑で逮捕した。県警によると、少年らは2人乗りしたバイク4、5台で男性会社員(25)の車の前に割り込み、低速走行で無理矢理停車させ、顔を殴って現金6万円を奪った疑い。少年らは「スリルがあり、遊び感覚でやった」と容疑を認めている。
 
 現場は民家などはほとんどなく、車が停車させられたら逃げようがない。被害者にはお気の毒のことであったが、その被害者がもし本当に「走り屋」であるならば、これを機会にやめた方がいいだろう。相模湖にも近いこの国道20号では「走り屋」による暴走行為で毎年若い人が死亡している。暴走行為に及んで事故死するというのは一番つまらない死に方である。
 
 ところで、以前のこの場所は「相模湖町」であったが、相模原市、津久井町、藤野町、相模湖町、城山町が合併して「相模原市」となった。現在は来年3月までに政令指定都市に移行準備中であるという。市としての面積は県内で横浜市に次いで2番目となった。
 
 
☆ もし強盗に出会ったら、他の憶病者達と一緒に並んでいなさい。あなたの勇気は、もっと自分の得になる時のために取っておいたらいい。(O.ヘンリー)
 
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★ ”走り屋狩り”少年ら逮捕 都県境の峠で強盗容疑(産経新聞・09/2/22)
★ 相模原市ホームページ
 
 

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