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全焼のトトロの家、宮崎監督協力で再現へ 東京・阿佐ヶ谷

 今年の2月に不審火によって全焼した東京・杉並区阿佐谷北にある”トトロの家”が宮崎駿監督のデザインによってよみがえることとなった。杉並区ではスケッチを同監督から受け取っており、公園として整備する。
 
 昭和初期に建てられた洋風の木造住宅を、かつて宮崎監督は「トトロが住みそうな家」と紹介した。赤い屋根が特徴の家の周りには草木が生い茂り、周辺には一般的な住宅が密集している中で異彩を放っていた。
 
 焼けてしまった木々は伐採せずに焼け残った赤瓦や家の土台も残して”リサイクル”する方針。宮崎監督は「あの家の記憶をとどめるような公園になり、町に彩りが添えられれば」と話している。
 家主である元デザイン学校教員の近藤英(えい)さん(85)が住み、家屋や草木の世話を続けてきたが、2年前に高齢などを理由に隣にある両親の実家に転居すると、保存を求める地域住民やファンら6千人を超える署名が集まった。杉並区は昨年、土地と隣接する駐車場を地主から買い取り、計830平方メートルの公園にする計画を決めた。
 
 しかし今年の2月14日に不審火により全焼、草木も3分の1が消失した。白紙の状態から作り直すことも検討されたが「偽物を作っても仕方ない」と、既存のものを利用して公園に整備する。
 
 現場周辺は住宅密集地であるが静かな住宅街。今年の1月に阿佐ヶ谷に行ったが、商店なども減っており、新しいマンションやアパートが建ち並ぶようになった。その一方でJR阿佐ヶ谷駅を南北に縦貫する中杉通りはけやき並木が美しい。
 
 そんな道の少しはずれにトトロがいるかもしれない想いを馳せるのも楽しい。きっとトトロはいるのであろう。それを信じて足を運べば。トトロは緑あるところを飛び回っていることに違いない。そして阿佐ヶ谷にひょっこり顔を出すこともあるにちがいない。
 
 
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★ トトロの公園、再び 宮崎駿監督デザイン、東京・杉並に(朝日新聞・09/9/6)
★ 「トトロの家」全焼 東京・杉並(本ブログ・09/2/14)
 
 

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治水対策が急務 各地の豪雨災害

 注意報や警報が追いつかないほどの災害が発生している。
 
 山口県防府市を中心に被害を出した西日本の集中豪雨は、なおもその災害の爪跡を残している。道路が冠水した地区では、高速道路を無料開放してライフラインの一部を支援した。
 
 防府市の災害発生直後の報道各社の社説は、「災害警戒地区に指定されていたのに自治体の対応は遅かった」という論調であった。それも一理あるとは思うが、被災した特養ホーム「ライフケア高砂」の理事長は、大雨が降ると普段から近くの川の増水が気になっており、定期的に避難訓練をしていたという。しかしながら、一階部分に流れ込んできた土砂に対して99人のお年寄りを避難させることは容易ではなく、「本当に無念でならない」と落胆していた。
 
 同時に理事長は、近くの山林に造られた道路により山の保水力が落ちたと指摘していた。実際の因果関係は分からないが、全国的な林業の停滞、輸入材による国内材の需要低下は否めない。端材で作られていたはずの”箸”までも輸入するようになり、間伐も行われなくなった山には動植物もいなくなり、死の山と化してしまった。木の実などの食料がなくなったことにより、クマやイノシシが人里まで降りてくるニュースも珍しくなくなった。
 
 定期的な苗木や間伐が行われなくなったことで、力強く根を張るはずの樹木はぜい弱になり、流水を引き留める役目を果たさなくなった。
 
 「ライフケア高砂」のように、危険箇所に作られた病院などの施設は1万数千カ所にのぼる。「ハザードマップの作成が急務」と言うが、日本国内の68%が山林である。保水力のある山か否かを見極めた上で、優先的に避難できる対策を取らなくてはならない。
 
 そして特養ホームや病院などでは、必ずしも入所者の早期避難完了が望めるものではない。毎日新聞社説の言葉を借りれば「自治体の首長は空振りでもいいから早め早めの避難勧告をするべき」なのであろう。病院などの職員だけで対応が困難であれば、対策人員として消防以外に自衛隊の早期招集をすべきである。
 
 地方自治体の処理能力をはるかに超える異常気象が国内を襲っている。抜本的な対策は積極的な発令・命令に加えて、動的な活動を有効に運用するかにかかっている。そして国民1人1人の危機意識もまた問われている。
 
 
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すれ違いざま鉄棒で殴打 男性失明 大阪・豊中市

 2日午前8時5分ごろ、大阪府豊中市庄内西町の路上で、同市内に住む警備員の男性(62)が、自転車に乗った男とすれ違ったときに、鉄棒のようなもので左顔面を殴られる事件があった。男性は病院に運ばれたが、眼球破裂で左目を失明するなどの重傷。殴った男は逃走しており、大阪府警豊中南署は殺人未遂事件として捜査を始めた。
 
 男性を殴った男は20歳くらいで1メートル70センチ、やせ形で茶髪。事件の直前に女性と自転車に2人乗りをしていた男が「にらんだだろう」と男性に言いがかりを付け、いったんは走り去ったが1人で引き返してきて男性を殴った。男性は男と面識はないという。
 
 男性は近くの家に助けを求め、左目から出る血を手で押さえながら「警察に電話してください」と訴えたという。
 
 失明させる事件としては、02年10月に横浜市内で無職の男性(当時66)が金属バットを持った高校生の少年2人(いずれも同17歳)に襲われて右目を失明する大けがをした事件がある。少年2人は強盗殺人未遂容疑で神奈川県警に逮捕されており、金欲しさの犯行であった。
 
 豊中の事件は金目当てではないが、「ガン付けただろう」などと因縁を付けて暴力事件に発展することは多い。こうした身近な犯罪が体感治安を悪くする。警察は何としても被疑者の検挙に尽力して欲しい。
 
 
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★ 自転車の男に殴られ眼球破裂、そのまま逃走 大阪(朝日新聞・09/8/2)
★ 殺人未遂:すれ違いざまに棒で顔を殴られ重傷 大阪・豊中(毎日新聞・09/8/2)
 
 

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【中国・九州北部豪雨】山口で15人死亡・2人不明(2009.7.21)

中国地方は局地的な豪雨に見舞われ、各地で土砂崩れや土石流が発生した。山口県防府市真尾の老人ホーム「ライフケア高砂」の裏山が崩れ、土砂が地上2階・地下1階の建物の1階部分を飲み込んだ。山口県警防府署などによると、入所者7人のお年寄りが生き埋めになり3人が死亡、4人が行方不明になった。また、同ホーム近くの民家に住む男女2人が行方不明になった。山口県は災害対策本部を設置、自衛隊に災害派遣の出動を要請した。内閣府や国交省も22日に職員らを現地に派遣する。
 
 同市奈美地区では男性(66)が濁流に流され死亡。下右田地区では国道262号を土石流が襲い、車両数十台を直撃を受け、同じ車両に乗っていた女性(85)が死亡、1人が行方不明になった。美祢市では女性(72)、下関市内では農業の男性(74)が共に田んぼの見回りに行って行方不明となった。鳥取県では川の中州に取り残された男性(49)が川に流され死亡した。
 
 土砂に巻き込まれた同老人ホームでは、入所者が99人おり、無事が確認された92人は屋上に避難し、防府市消防本部のヘリなどに救出された。同市下右田地区では救助に向かっていた消防隊員約10人も「信号の高さくらいの」鉄砲水に巻き込まれ、消防車4台が流されたり土砂に埋もれたりした。隊員は全員救助された。
 21日夜になっても、土砂崩れの現場に取り残された人などがおり、警察と消防、自衛隊の救出作業が続いている。総務省消防庁によると、山口県内では床上浸水9棟、床下浸水103棟の被害が確認された。また防府市によると、土砂崩れは市内68カ所に及び、83カ所で河川があふれた。中国電力によると、最大で山口県内の10260世帯が停電した。
 
 山陽新幹線は、山口県内の雨量が規制値を超えたため、21日午前11時から広島~小倉間で運転を見合わせた。22日の朝は雨量などを確認して運転を再開するかどうか決める。JR西日本によると、午後4時現在で上下合わせて60本が運休、3万3700人に影響が出た。
 
 中国自動車道徳地インターチェンジ~山口ジャンクション、山陽自動車道徳山東インター~山口南インター、宇部ジャンクション~植尾インター間が、土砂崩れのために上下線とも通行止めとなっている。
 
 福岡管区気象台によると、山口県内では記録的な大雨が降っており、防府市内では19日昼の降り始めから21日夕方までに298.5ミリの降雨が確認され、7月の平均月間雨量に匹敵するという。22日の九州、中国、四国地方は昼過ぎから晴れ、30度以上の真夏日になる見込み。
 
 行方不明だった下関市内の男性(74)は22日午前9時35分ごろ、自宅の貯水池で死亡しているのが発見された。「ライフケア高砂」の被災現場からは、女性1人と男性1人が遺体で見つかり、死者は山口・鳥取両県で9人となった。また、山口県岩国市で70代男性が21日午後に自宅を出たまま帰らず、行方不明になっていることが分かった。
 
 中国地方の豪雨災害で23日、新たに3人の遺体が見つかり、死者は山口県11人、鳥取県1人の計12人になった。行方不明者は山口県の6人。(7/23追記)
 
 死者・行方不明者17人が出た山口県の豪雨災害現場では、山口県警などが27日、行方不明者の捜索を再開。土石流の被害を受けた防府市真尾の特別養護老人ホーム「ライフケア高砂」の敷地内で午前9時15分ごろ、女性の遺体が見つかった。県警によると、行方不明となっていた入所者の女性(76)と確認された。山口県の死者は15人、行方不明者は2人となった。
 
★ 読売新聞内、豪雨関連記事
★ 産経新聞内、豪雨関連記事
★ 時事通信内、豪雨関連記事
 
 
 
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「大文字」まつりを「犬文字」に 秋田・大館市

 「大文字祭り」というと、全国でも随所で行われている夏の風物詩の1つである。秋田県大館市も昭和43年から夏の締めくくりとして「大文字まつり」が開催されている。
 
 ところが今年、まつりの実行委員会が「大文字」に「てん」を付けて「犬文字」にしたらどうか、という提案がなされた。というのも、大館市は秋田犬の原産地であり、ハチ公の生まれ故郷である。8月8日に上映されるハリウッド版ハチ公物語「HACHI」も当然意識したことであろう。
 
 しかしこれに対して市民の反応は賛否が分かれた。賛成派は「町おこしに役に立つ」、反対派は「先祖の供養が目的なのでよろしくない」ということだ。そして実行委員会は決断した。8時8分から8分間だけ、特殊な装置を使って「てん」を付けて「犬」にするということになった。
 
 幼いころに大館の大文字を見て以降はご無沙汰である。今年は行けそうにないので、映像だけでもどなたかYouTubeにでもアップしてくれないだろうか。
 
 ところで、こうした祭りにつきものである花火について、最近の都市部では規制する自治体が増えてしまい花火をする場所が減ってしまったがために、花火の売り上げが落ちているという。なぜ規制されるところが増えたかといえば、花火の後始末をしない者がいたり、深夜まで打ち上げ花火で騒音の苦情があるためだ。人が集まればトラブルも起きやすい。せっかくの夏の風物詩を壊すようなことだけはしないように気をつけなくてはならない。
 
 さて、「犬文字まつり」の大館市も、祭り期間中だけ「犬館市」にしたらどうだろうか。それは無理でしょうね・・・。1888発の花火が打ち上げられるという空の広い大館が、とても羨ましく、そして懐かしい。
 
 
★ ハチ公、逆輸入(本ブログ・05/4/9)
★ 秋田犬、大きく減少 存続危機(本ブログ・08/6/24)
★ IP電話見積もり2億円→820万円で構築 秋田県大館市(本ブログ・09/2/12)
★ 「犬」文字よく見える? 大館大文字まつり、本番に向けリハ(秋田魁新報社・09/8/1)
★ 大館大文字まつり(大館市HP・8月16日開催。同ページ内PDFファイルに「特別点灯イベント」の記載あり)
★ 大館大文字まつり (花火大会特集2009-MAPPLE観光ガイド)
 

 
 
 

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銭湯でロック、新しい銭湯の形 東京・吉祥寺「弁天湯」

 高校生だったときの夏休みに「何かやろう」と思いアルバイトを探した。当時はインターネットもなければ求人誌の存在も何も分からなかったので、近所の商店街をしらみつぶしに見ていき、近くにある銭湯に「飛び込み営業」をかけた。番台に座っていたおじさんは快諾してくれた。午前8時からのアルバイト。残り湯での掃除は湿気も多く汗だく。初めての労働であったが、2週間ほどで2万円弱の収入も夏休みのいい思い出になった。
 
 都内では昔ながらの銭湯を見かけることが少なくなったが、東京・吉祥寺にある銭湯「弁天湯」は時にライブスタジオに変貌する。「風呂ロック」と銘打ったライブイベントが行われる。湯船をステージにして洗い場が客席だ。弁天湯があるところは吉祥寺の繁華街からわずかに外れたところにある。このような場所に銭湯があるのが珍しい。
 
 ライブは1ドリンク付きで3千円前後だという。今月2日にあったライブチケットも完売、次回は秋口の予定だ。今年になって、銭湯に併設してあったコインランドリー2カ所のうちの1つを立ち飲みバーに改造した。「お風呂上がりのいっぱいにどうですか」ということである。
 
 私の思い出だった銭湯の近くに行く機会があったが、残念ながら銭湯は姿を消しており、オーナーの自宅と思われる3階建ての家とコインパーキングに替わっていた。東京都浴場組合によると、都内の銭湯は09年4月現在で857軒で、ピーク時だった1968年の3分の1程度だという。
 
 
☆ 本当に新しいことを発見したいなら、別な場所に行くのではなく、新しい目を持つことだ(マルセル・プルートル)
 
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★ 老舗銭湯、ロックに目覚めた 東京・吉祥寺、いつも満員(朝日新聞・09/7/10)
★ 風呂ロック (HP)
★ 東京都浴場組合(東京都公衆浴場業生活衛生同業組合)
 
 

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成蹊大院生が暴行未遂 群馬では女子大生の防犯隊発足(2009.7.9)

 大学生の事件がまた続く。雑居ビルで女性に乱暴しようとしたとして、警視庁武蔵野署は、東京都町田市、成蹊大学大学院生の男の容疑者(30)を強姦未遂の容疑で逮捕した。「合意の上だった」と容疑を否認しているという。
 
 同容疑者は5月18日の午後、武蔵野市吉祥寺本町の雑居ビル3階のエレベーターホールで、20代の女性に乱暴しようとした疑い。4階のアニメショップで女性の尻を触り、手を引いて3階まで行き、乱暴しようとしたが、女性が抵抗したため逃走した。同署によると、6月28日には同市内の別の店で痴漢をしたとして、東京都迷惑防止条例違反の現行犯で同容疑者を逮捕していた。
 
 加害者が大学生のみならず、性犯罪が頻発している。昔から女子校周辺では変質者が出没することが多く、女子大学などの近隣に住む女性限定のアパートなどでは変質者の目撃情報が絶えない。こうした状況に憂慮した女子大生が立ち上がった。
 
 群馬県玉村町にある県立女子大学の学生が「女子大パトロールの会」を結成し、8日に出発式を行った。県警から認定を受けた正式な自主防犯団体で、県警によると学生による組織は全国初。
 
 県内唯一の女子大である同大周辺では、つきまといやアパートの駐車場に不審車が止まるなどの訴えが続出、青色の防犯灯を増設するなど、町や県警も対策は取っているが、十分な効果を上げることができないでいる。昨年1年間で学生から大学に寄せられた被害報告は26件だったが、相談してこない学生も多くいると見られている。
 
 パトロール隊の結成について「女子学生が活動するのは逆に危険ではないか」「勉強するために学校に来ているのに、なぜパトロールをしなければいけないの」などの否定的な意見もあったという。しかし同会の代表で、同大国際コミュニケーション学部3年の蒲沢友里さん(21)は「被害があまりに多く、このまま漠然と不安な日々を送るわけにはいかない」と結成を決めた。
 
 県公安委員会の許可を得たことで「青色灯」のついたパトカーを配備できた。今後は大学周辺や最寄り駅などを随時見回る。同町生活環境安全課では「学生が自らパトロールする姿を見て、『地域の安全を自分たちで守る』という意識が他の町民にも広がれば」と期待を寄せている。
 
 犯罪を誘発しやすい環境と誘発しにくい環境というのがある。それはその町に住んでいる人の意識が町の空気を変えることに左右される。こうしたボランティアの取り組みが成果を上げることになるであろうが、「女子大パトロール」のみなさん、くれぐれもお気をつけください。
 
 ちなみに冒頭の事件の起きた武蔵野市でも、青色灯のついたパトカーが巡回している。武蔵野市は吉祥寺、三鷹駅北口、武蔵境と、繁華街を多く抱えている。防犯意識の高まりが犯罪を未然に防ぐことになるであろう。女性の皆さん、帰宅したらカギをかけていますか?
 
  
☆ 大切なのは、問うのをやめないことです。好奇心は、それ自体存在理由を持っているのです。(アインシュタイン)
 
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★ 成蹊大院生が強姦未遂容疑 「合意の上」と否認(産経新聞・09/7/8)
★ 群馬に誕生「女子大生ポリス」 県警公認のパトロール隊、全国初(産経新聞・09/7/8)
★ 群馬県立女子大学
★ 群馬県警察 伊勢崎警察署(県立女子大を管轄)
★ 花を育てて防犯効果 東京・杉並区(本ブログ・09/6/10)
★ 口コミでひったくり防止(本ブログ・06/12/25)
★ 環境を変えて防犯(本ブログ・06/1/16)
 
 

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08年の高知ゴルフ場爆破事件 暴力団員の男を逮捕 高知県警

 08年11月、クラブハウスの正面玄関などが爆破された事件で高知県警察本部は、恐喝未遂事件で起訴されて勾留されている暴力団組員の男の容疑者(46)が犯行に関わった疑いがあるとして、爆発物取締罰則違反容疑で逮捕した。
 
 関係者によると、男は08年11月18日夜、高知県芸西村のゴルフ場で、手投げ弾のような爆発物を爆発させた疑い。この4日後には、同ゴルフ場運営会社の筆頭株主である高知市内の食品卸売会社で、手投げ弾のような爆発物が爆発、玄関のガラスが割れる事件が起きた。男の所属する組織とゴルフ場の間でトラブルがあったという情報が県警に寄せられているという。
 
 この事件に関連してか、石川遼選手が出たカシオワールドオープンの会場に「地雷を埋めた」という電話が地元の高知新聞社にあり、県警では金属探知機などで捜索し警戒するなどしていたが、地雷は発見されなかった。警備人員を前日の100人から160人に拡大し、大会期間中はコース内に私服の警察官を配置し、選手の警護に当たった。
 
 
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★ 暴力団組員の男を逮捕=ゴルフ場爆破事件で 高知県警(時事通信・09/7/6)
★ 高知ゴルフ場爆破事件 暴力団関係者の男を事情聴取へ(朝日新聞・09/7/6)
★ 爆破事件で警備体制を大幅に強化/高地・黒潮C(四国新聞・08/11/26)
 
 

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