カテゴリー
ニュース

ETC突破 運送会社社長逮捕

 社員に「ETCを突破しろ」と命令した運送会社社長(36)が道路整備特別措置法違反(教唆など)で逮捕された。
 
 ETCは便利だが、新たな事故の温床になっているとも言われている。ETCカードの入れ忘れ、期限の切れたカードをそのまま使用してゲートが開かずに衝突。また、慌てて急ブレーキをかけたことによる、後続車の追突、そして料金所強行突破である。
 
 新しい機械システムを甘受する一方、一部の人間はその技術に対抗しようとする傾向がある。
 
 ピンクチラシは迷惑メールに姿を変え、携帯電話は盗撮の道具となり、ワープロはパソコンとなって便利になったがスパイウエアやウイルスをも生み出した。振り込め詐欺や麻薬の売買では違法に入手された携帯電話が暗躍する。個人情報の持ち歩きは紙からDVDなどのメディアの普及で数百万人ものデータを片手で持ち歩けるようになった。
 
 自由と身勝手をはき違えた者の暴走は止まらない。その意識の低い者は自らが社会のウイルスとなって繁殖していく。逮捕された運送会社社長に命令された社員も強行突破したとして逮捕されている。「嫌です」と断れば、悪のウイルスに感染せずに済んだものを。
 
 生きていく上での美意識を持っていなければ、誰でも社会の病原体になりうる可能性が多い。機械は愚直なまでに作業を完遂させる。一部の者は機会を愚かなまでに退廃させる。
 
 
☆ 人気blogランキングに登録しています。クリックのご協力をお願い致します。
 
★ ETC:強行突破させた運送会社社長を逮捕 静岡県警(毎日新聞・06/10/12)
 
 

カテゴリー
ニュース

ビクター製VHS IEEEマイルストーン認定

 我が家に初めて来たVHSデッキがビクター製であった。予約録画ができ、かつ何度も観ることが出来るという、今では当たり前のことがとても新鮮で番組を録画することがとても楽しかった。
 
 文字通り、テープがすり切れるまで何度も観た。レンタルビデオもなかった時代。最近のデジタルAV分野の技術は日進月歩。昔はそれに追いついていたが、今では速すぎて取り残されそうである。
 
 IEEE(電気電子技術者学会)が、ビクターのVHSビデオが電子技術分野に貢献したとして「IEEEマイルストーン」に認定した。1976年に発売となったビクター製初代デッキは今年で30年になるのだそうだ。
 
 記憶に残すことができるのも、こうした製品の活躍のおかげである。昔録画しておいたものは全てDVDにダビングし直して、我が家ではお役ご免になった。でも、DVDに残っている当時の粗い画像がVHSの業績を思い出させてくれる。
 
 人の功績はたたえられても、物の功績がそれをされることは少ない。テープを巻き戻すのも、早送りするのも、一時停止するのも、時間がかかっても、楽しい時を提供してくれた国民栄誉賞ものである。
 
 
☆ 人気blogランキングに登録しています。クリックのご協力をお願い致します。
 
★ 30周年のビクターVHSビデオが「IEEEマイルストーン」に(ITmedia・06/10/11)
★ 日本ビクター株式会社 
 
 

カテゴリー
ニュース

東京・品川区長が抗告

 
 公判廷では被害者のいる場合といない場合がある。
 
 刑法犯を裁く場合は被害者がいる場合が多いが、被害者がいないのは風紀を乱す犯罪などで、いわゆる風俗関係がその大半を占めることになるだろう。しかし、罪を犯しているわけではないのに、被害者のような感覚に襲われる裁判も散見できる。法解釈が問題になる場合である。
 
 向井亜紀さんと高田延彦さん夫妻の代理母出産での子供は実子とは認めない、としてきた東京・品川区長は最高裁に許可抗告を申し立てた。これは先日の東京高裁の「品川区は出生届を受理すべき」という決定を不服としたものだ。
 
 代理出産が「母体を生殖の道具として使う行為」とする懸念があるそうだが、それを問題にするのであれば、不倫、そしてその結果もたらした中絶などは断罪されなければならなくなる。
 
 向井さんは「代理出産について、日本司法がどう答えてくれるか知りたくて裁判を起こした。最高裁で話し合えるのもいい勉強になると思っている」と話している。
 
 結婚して子供が欲しいと思うのは当然の望みである。行政は被害者をわざわざ産み出してはいないだろうか。行政も法曹界も大いに勉強しなくてはならない重要な問題である。
 
 向井さんのお子さん達がすでに生活していることをよく勘案していただきたい。
 
 
☆ 人生はつくるものだ。必然の姿などというものはない(坂口安吾)
 
☆ 人気blogランキングに登録しています。クリックのご協力をお願い致します。
 
★ 「母性とは、親子とは何か考えて」 代理出産の向井夫妻(朝日新聞・06/10/11)
★ 向井亜紀ブログ
★ BABY:A BABY:B(本ブログ・06/10/1)
 
 

カテゴリー
ニュース

さくらちゃんを救う会

 寄付というのは当然ながら、善意を持って送られる任意の金である。
 
 都内に突発性拘束型心筋症という難病を抱えている、上田さくらちゃんという女の子がいる。この病気は心臓が硬化するため、放置しておくと危険というものである。
 
 さくらちゃんを救うためには、渡米して心臓の移植手術を受けなくてはならない。日本では、15歳未満の子どもが臓器移植をすることはできないからだ。総費用1億3600万円ほどかかるそうだが、現在その寄付を募っている。
 
 こうした状況の中で、ネット上の一部では上田さんがNHK職員であることを理由に、誹謗中傷が繰り広げられているようだ。
 
 日本では不可能だから渡米しなくてはならないのに、日本国内の医療システムの不備や難病治療に対する理解や論点もなく、難病に直面している幼いさくらちゃんを無視した論調だ。
 
 金が論点の彼らに言いたい。それを問題にしたければ、各々のウェブスペースで発言すればよい。匿名の彼らはPCモニタの前でどんな顔をしてコメントしているのだろう。
 
「寄付金の余剰金をほかに寄付しろ」というのならまず、
 
「寄付金が不足しているから、まず寄付をしろ」。
 
 
☆ 人気blogランキングに登録しています。クリックのご協力をお願い致します。
 
★ さくらちゃんを救う会
★ 「身銭切れ」心臓移植希望の女児支援HP、中傷相次ぐ(読売新聞・06/10/6)★ 女児の難病移植募金めぐり2ちゃんで「祭り」
 
 

カテゴリー
ニュース

小学校 英語より国語が大切

 最近電車に乗っていると、「不審物や不審者を見かけたら駅係員にお知らせ下さい」という掲示がある。それと同じ内容のものが英語表記してある。その英文の最後には “Thank you for your cooperation” とある。この一文をどう訳すか。
 
 直訳すれば「ご協力感謝いたします」であるが、この訳は自然な日本語だろうか。
 
 伊吹文科相は小学校英語の必修化について「必要は全くない。美しい日本語が話せず書けないのに、外国語をやってもだめだ」と述べた。
 
 外国語を訳すときに苦労を伴うことがある。言語や文化背景の違いから、一方の国に存在しないものやあまり使われない表現もある。例えば誰かがクシャミをしたときに英語では “God bless you !” という。これは欧米で、クシャミをすると魂が体から抜けてしまうという考えから「神のご加護がありますように」との意味を込めて使われている慣用表現で、日本語にはない。
 
 「ご協力感謝いたします」は日本語として間違ってはいない。ただこうした場合、実際に表記したり言ったりすることが多いのは「ご協力よろしくお願いいたします」だろう。くだんの一文を訳すのであれば、こちらの方が自然である。
 
 表現力が豊かな方が言葉遊びもできて楽しい。言葉の数を多く持っていれば、それだけ武器になるというものだ。
 
 ではあなたは、 ” I love you ” を、どう訳しますか?
 
 
☆ Translator is a betrayer. (翻訳者は裏切り者だ・出典不明)
 
☆ 人気blogランキングに登録しています。クリックのご協力をお願い致します。
 
★ 小学校英語「必修化の必要なし」 伊吹文科相(産経新聞・06/9/27)
★ ご協力感謝いたします の検索結果(Google)
★ ご協力よろしくお願いいたします の検索結果(Google)
 
 

カテゴリー
ニュース

東京に負けない大阪人気質

 
 振り込め詐欺の被害額で大阪と東京の格差がでているそうだ。
今年上半期の東京と大阪の振り込め詐欺被害は、東京が26億100万円なのに対し、大阪は1億6000万円とケタ違いだ。
 
 大阪府警によると、振り込め詐欺で捕まえた男は「大阪人はひっかからないので電話しない」とぼやいたとか。犯人に対して電話に出た「大阪のおばちゃん」は、「あんさんは誰だんねん」「うちの息子は『オレオレ』という名前とちゃいま」と、逆に質問攻めに合うことがあるとか。
 
 関西人の「ボケ・ツッコミ気質」がこうした被害額を抑えるカギとなっている向きもある。不審な電話がかかってきても「切り返す」力が普段からあるというわけだ。不測の事態に対して、率先して行動を起こすことのできる人は素晴らしい。常に危機意識を持っていれば、大きな出来事に直面しても右往左往することはないだろう。
 
 警察庁によると、交通事案を除く刑法犯件数は、大阪は全国の10%を占める不名誉な数字であるのに対し、振り込め詐欺の認知数は全国でわずか1%ほどだ。
 
 こうなると東京人も他の地域のかたも負けてはいられません。大阪人にではなく、犯罪者に。
 
 
☆ 人気blogランキングに登録しています。クリックのご協力をお願い致します。
 
★ 振り込め被害額 東京は大阪の10倍 なぜ大阪で少ない?(Yahoo!ニュース 産経新聞・06/9/23)
 
 

カテゴリー
ニュース

子供の頃の思い出

 小学校のときのお話し。厳しく優しく接してくれた先生たちがたくさんいました。
「小学校二年生にしてはきれいな絵を描く」「造りは雑だがアイディアはいい」と褒めてくれた図画の先生。マイムマイムを学年で踊ったとき、「Nonoを見習いなさい」と手を引いて褒めてくれた先生。
 
 怖かった先生。給食を食べるのが遅かったので、わざと残すと平手打ちをした担任の先生。泣きながら食べました。みんなが食べ終わった後に残って食べていた時、最後に食べたプリンだけは美味しかった。
 
 残すのは悪いこと、残さなければプリンは美味しかったこと。
 
 放課後は、三日でやめたお絵かき教室、半年続いたスイミング、二年半通ったおかげで算数の時間はヒーローになった公文式。幼い頃に習ったといえばこれくらい。長く続いたことがなく、飽きっぽかったのです。
 
 良いことも悪いことも満足に分からないから、幼い心は常に興味とナゾに包まれているものです。学校の中の不思議と放課後の関心。それに対して惜しむことなくお金を出してくれた両親には感謝の気持ちで一杯なんです。
 
 
☆ 人気blogランキングに登録しています。クリックのご協力をお願い致します。
 
★ 給食費払わぬ親たち お金あっても「頼んだ覚えない」(産経新聞・06/10/1)
★ いただきます(本ブログ・06/1/23)
★ 惜別(本ブログ・04/9/26)
 

カテゴリー
ニュース

BABY :A BABY: B

 向井亜紀さんのブログに、自身の双子のお子さんが胎内にいて「BABY:A、 BABY:B」と呼ばれていたときの画像が載っている。
 
 子宮を摘出した向井さん夫婦は米国で代理母による出産で2人の子を授かった。しかし、東京・品川区は出生届を受理しなかった。母親本人の体から産まれた子供ではないため実子ではないという解釈だ。
 
 子供を切望する夫婦に対し、米国は夫妻を受け入れ、代理母も協力した。多くの尽力があって産まれた二つの命に対して、地元の窓口である品川区の対応は流れ作業的であった。同区は出生欄に「BABY A」「BABY B」と書くことすら許さなかったのである。
 
 東京高裁は品川区に対して出生届を受理するように命じる決定をした。「一連の経緯に公序良俗に反する要素は見当たらず、子の福祉を優先すべきだ」とした。
 
 品川区役所はもう上告をせずに、「○○ちゃんと●●ちゃん、品川区へようこそ。全国初の公立小中一貫校もある素晴らしいまちです」と言うべきである。
 
 
☆ 人気blogランキングに登録しています。クリックのご協力をお願い致します。
 
★ 「出生届受理せよ」と高裁 向井亜紀さんブログで明かす(産経新聞・06/9/30)
★ 向井亜紀ブログ「一番星へ」(06/9/29)
★ Yahoo!JAPAN ピンクリボンキャンペーン
 
 

モバイルバージョンを終了