茨城県内で酒気帯び運転で切符を切られた男が、1時間半後に運転していたところを同じ警察官に見つかり、道交法違反同容疑の現行犯で逮捕された。
常陸太田市に住む男(43)は20日午後2時10分ごろ、同市内で交通違反切符を切られた。太田署の警察官が男の運転していた軽トラックとともに自宅に送り届けた。しかし同市内で午後3時45分ごろ、男が運転していたところ、同じ警察官に見つかり現行犯逮捕となった。
スケールが大きい話が他にもある。イギリスでスピード違反切符を切られた男性が、2年後に移住したニュージーランドで同じ警察官に同じ違反で切符を切られたというものである。
アンディ・フィルトン巡査は、イギリスのスコットランドヤード(ロンドン警視庁)で26年間勤務した後にニュージーランドに移住し、警察官として引き続き勤務。ある日、スピード違反取り締まりをしていた時に男性をスピード違反で検挙した。
男性から「ロンドンで働いていなかったか?」「北ロンドンで取り締まり担当ではなかったか」と聞かれて「その通りだ」と答えたとか。男性の交通違反歴は2回。その2回とも同じ警察官に検挙されるということになった。
男性は「あなただと思った。2年前にスピード違反の切符を切ったんだよ」。2人は互いに笑いあったという。
運命的な出会いであるが、それにしても遠く離れた地で同じ警察官に違反検挙されることなど希なことだ。そしてこうした経験も同じ国に移住という英語圏の国ならではのエピソードだ。
ただし、酒気帯び運転もスピード違反も大事故に直結する。こうした”出会い”は本来よろしくないこと。交通違反で捕まることは、大事故に遭遇せずに済んだことを考えたい。
★ 世の中は狭い 犯人を見つけた目撃者 札幌(本ブログ・10/6/14)
★ 酒気帯びで切符、1時間半後に同じ警官に捕まる(読売新聞・12/7/21)
★ イギリスとニュージーランドで同じ警官にスピード違反を取り締まれてしまった男性(GIGAZINE・10/12/10)
★ Briton booked for speeding in London and New Zealand by same policeman(The Telegraph/2010/12/8)
タグ: 交通
朝のバードストライク
バスを待っていた時に頭上を通過したのは2羽のスズメだった。仲良く並んでいる姿はおそらくつがいだったのかもしれない。そんなことを考えたのはわずか1秒程度のことだった。目の前の道路で低空飛行に入ったスズメたちだったが、1羽が上昇した時に、ワゴン車が通過。もう1羽がバン、という音を立ててぶつかってしまった。そのスズメは上昇したもう1羽と同じ方向に落ちた。しばらくバタバタと動いていたが、ぱたりと動かなくなってしまった。
残されたスズメはどうして相手が着いてこないのだろうか不思議に思ったに違いないが、何が起きたかは知らないほうがきっと良かった。直前の1秒まで、桜が散りかけた朝の新緑を飛び抜けてきたであろうスズメのカップルだったが、命の終焉はあっという間だった。
鳥には飛ぶ自由があるように思いがちであるが、それは間違いである。空を飛びたいと思っている者たちが羨んでそう解釈しているだけである。鳥にしてみれば、羽を動かすことは人間が2足歩行するのと同じというだけである。巣作りしている場所を気をつけなければ天敵に襲われる。水分補給している水たまりは汚染されているかもしれない。大洋から陸上に近づいた時に油断をすれば飛行機に巻き込まれる。自由という考えは、強く自分を律してこそ存在する大気だ。
子供が交通事故に巻き込まれる報道が相次いでいる。半ば確信的に突っ込んでくる車を子供達は回避する術がない。ハンドルを握っているのは免許の取得や運転の自由を認められている大人だ。己の技術を過信すれば運転する自由を剥奪される。朝のスズメのように、自らの命の灯火を消しうる行為なのである。
「寝不足だった」「仕事のことを考えてボーッとしていた」という事故原因は、自由を主張して鳥になっていた羽を自らもぎ取る考え方であり、その羽毛を被害者にかぶせる無責任な行為である。
目の前で消えていった鳥の命を見るのはとても辛かった。お子さんを亡くされた親御さんにしてみれば、それは比にならない絶望であったことだろう。亡くなったかたのご冥福を心よりお祈りし、けがをされた方の回復を切望する。
警察庁によると、平成23年中の交通事故死亡者数は4612人。そして重軽傷者のみを出した事故を考慮すれば少なくとも、自由をはき違えていた運転手の数と近くなる。
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京都市東山区の祇園で起きた7人死亡、11人が負傷した事故に関連した映像をテレビで見た。容疑者が電柱に衝突する瞬間を捉えたもので、渋滞で停車していた車に搭載されていたドライブレコーダーが鮮明に捉えていた。
事故を起こした軽自動車は、撮影していた車の横を50〜60キロのスピードで一直線に進み、撮影者の前の車とその横にいた歩行者の間をすり抜けて電柱に衝突した。完全に一直線であり、病気による運転とは考えにくい。歩行者の方も間一髪であった。
この事件を起こした容疑者が持病があったことから、その病気関連の協会には、一般の患者や病気そのものを非難する内容の心ない電話が何本も入った。結果、同協会のホームページはサーバー負荷となり閉鎖され、「協会から皆様へ」という内容に替わっている。道交法施行令では、一定期間に発作が起こる恐れなどがなければ免許取得や更新が可能。
この病気にかかわらず、その他の疾患を持った人への偏見が助長される恐れがある。適正な運転が認められている人たちに無理解が暴走することが最も怖い。差別が社会をむしばむのはこうした部分から始まる。
しかし、適正な運転が認められていないにもかかわらず、確信的に違法行為を行うものには我慢がならない。
京都府亀岡市で23日、登校中の小学生の列に乗用車が突っ込んだ。児童1人と妊娠中の女性、そしておなかの中の赤ちゃん(7ヵ月)の3人が死亡した(※)。6人が重軽傷、2人が意識不明の重体となっている。
京都府警交通捜査課と亀岡署は、無免許で乗用車を運転していた亀岡市の無職少年(18)を自動車運転過失傷害の容疑で現行犯逮捕し、同乗していた大学1年の少年=同府南丹市=と専門学校生の少年=亀岡市=(いずれも18)の2人を、無免許であったことを知っていたのに止めなかった道路交通法違反(無免許運転)のほう助の疑いで逮捕した。2人は運転していた少年に自宅まで送るように頼んでいた。
運転していた少年は調べに対し「間違いありません」と容疑を認め、「居眠り運転していた」と供述している。少年は2年前にもバイクの無免許運転で摘発されており、少年の父親は「大変申し訳ない。一生かけて償うしかない」と話した。
現場は住宅街にある一方通行の道路で、抜け道として普段からスピードを上げた車が通行しており、付近の住民からは危険視されていた。車両通行幅両脇にポールを立てるなどの対策があっても良かった。
しかし、道路がどうであれ、運転者が交通規則を守ることで道路も人も守られる。家から一歩外に出た瞬間に道路は存在するものであり、車を運転するものというのは、車の中の空間だけではなく外の空間も意識して運転しなくてはならないのは当然である。
逮捕された少年は”前科”があり、規範意識があったとはいえない。夜通しドライブをした後に人の命を奪った。そして、自分1人ではとても償いきれないほどの多くの人生に傷をつけた。これからの少年の人生は、自分がどれだけ傷ついて苦しみながら時間を過ごすのか、その覚悟だけを毎瞬間想像しなければいけない罰である。
小学校1年から5年生の男女6人が重軽傷。重体となっているのは3年生の女の子(8)と1年生の男の子(6)。亡くなったのは、2年生の小谷真緒さん(8)と松村幸姫さん(26)。そして、松村さんのおなかの中にいた、あと3ヵ月で名前の付くはずだった赤ちゃんである。
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(※)民法では出生をもって「人」と規定しているが、妊娠中絶時期を過ぎており7ヵ月ということから、本稿では死亡者数におなかの赤ちゃんを入れた。加害行為によって被害者が胎児とするか乳児とするかを区別するのは適当ではないという判断による。本事件において、運転していた少年が上記罪の他に堕胎罪に問われるかどうかも判断が分かれる可能性がある。
★ 登校の列に車、2人死亡 無免許18歳運転 京都・亀岡(朝日新聞・12/4/23)
★ 妊婦、女児の2人死亡 少年「居眠りしていた」 同乗者2人も逮捕・京都車暴走(時事通信・12/4/23)
12日午後1時過ぎ、京都市東山区の交差点付近で、軽自動車が歩行者に突っ込み、はねられた男性2人、女性5人が死亡、男女11人が重体または重軽傷を負った。車は電柱に衝突し、運転していた会社員の男の容疑者(30)も死亡した。読売新聞によると、容疑者の男は持病の症状がり、家族から運転を控えるように言われていた。現場は京阪祇園四条駅東側の四条通沿いで、京都有数の繁華街・祇園の一角。京都府警東山署は自動車運転過失致死傷の疑いで捜査をしている。
1年前の18日、栃木県鹿沼市で小学生の列にクレーン車が突っ込み、小学生6人が死亡した事件を思い出す。このとき逮捕されたのは元運転手の男性(27)で、持病を隠して免許を取得していた。持病の薬を服用せず、運転中に発作を起こして意識を失い事故を起こした。宇都宮地検は自動車運転過失致死傷容疑で起訴、宇都宮地裁が昨年12月に同罪で最高刑の懲役7年を言い渡して刑は確定している。
持病そのものが悪ではないことを伝えなくてはならない。発作は予期せずして起こるが、薬を服用していれば意識混濁などの症状を抑えることができる。しかしながら病気を公言することで就職に不利益になることを考えて病気のことを隠している人がいるのも現実だ。その病気は必ずしも危険な病気ではなく、周囲も正しい理解が必要であるのと同時に、車などの機械運転に従事するのであれば、薬の服用や規則正しい生活などをして発作を出さないようにする努力は当然にある。
車は赤信号を無視して、大和大路通を南から北に向かって走り、タクシーに接触した後に東西の横断歩道を渡っていた歩行者を次々とはねた。交差点から約300メートル先の電柱に衝突して停止した。現場は救急車やパトカーなどの緊急車両が多く駆けつけ、花見で賑わっていた祇園の街を一変させた。
容疑者の通院していた病院は記者会見をし、病名を明かさなかったものの、「患者さん本人や家族には車の運転はしないようにと再三にわたって話した」とコメントした。容疑者は先月の運転免許の更新の際に持病の申告をしていなかったことも分かった。
容疑者の家族によると、容疑者は大学生時代に交通事故をきっかけに症状が出るようになり、持病の症状は1、2年前から起きていた。持病の発作は仕事が忙しい時やストレスがたまった際に家で出た。「事故を起こしても会社に責任はない」。そんな誓約書を書くよう言われたと1週間ほど前に打ち明けられたという。「運転を続けるなら会社をやめて」と話したといい、「家族の注意が行き届かず、申し訳ありません」と泣き崩れた。
警察庁によると、運転手が病気の発作を起こしたことによる事故は、昨年1年間に全国で73件。うち死亡事故は5件だった。
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★ 死者は運転手含め8人に 京都・祇園の車突入事故(朝日新聞・12/4/12)
★ 死者8人 容疑者家族「いつか事故を起こすのではと心配していた」(産経新聞・12/4/12)
★ 「運転控えて」直後の惨事 発作心配、家族で会議-死傷事故の容疑者(時事通信・12/4/12)
★ 鹿沼クレーン事故:遺族が法改正求め請願書 17万人署名(毎日新聞・12/4/9)
東日本大震災発生時、東京都内で大渋滞が発生し交通が滞った問題を受け、警視庁は、大災害が発生した場合の交通規制の改正を発表した。これまで「震度6弱以上」での規制だったが、「震度5強」でも状況に応じて交通規制をかける。規制する通行帯も変更となった。
交通規制運用時、これまでは救援物資を運ぶ一般車両の通行も優先的に認めていたが、パトカーや救急車などの緊急車両のほうを優先させる。
震災等発生時、環状七号線から都心への通行は禁止される。しかし都心から環七の外へ流出することは認められる。東日本大震災の時に大渋滞を引き起こした教訓から、これまで原則「車を止めて避難する」としていたものを、「いったん停止して安全確認をした後に駐車場に止めるか、やむを得ない場合は運転可能」に変更した。家族の送迎などに車両を使うことは控えるようにと呼びかけている。自転車は自動車と同じ規制を受けてきたが、緊急用道路以外の通行は可能とした。
緊急用道路に指定される一般道は、外堀通り、国道4号、国道17号、目白通り、国道20号、国道246号。
東京都の人口は約1,300万人で、うち850万人ほどが23区に集中している。この都心には他県からの流入もあることから、昼間の人口も車両数もふくれあがる。こうした状況で首都直下型地震などが起きれば大混乱を引き起こしかねない。ハンドルを握ることの多いかたはこの新しい規制を今一度確認を。
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★ 震度5強でも交通規制へ 警視庁が災害時の対応見直し(朝日新聞・12/3/5)
★ 警視庁:大地震想定の新交通規制発表 通行止め路線減らす(毎日新聞・12/3/5)
関西国際空港発着の新航空会社「ピーチ・アビエーション」が就航を開始した。この会社は徹底したコストダウンを図り格安での運賃を提供する。例えば3月3日〔土)7時関空出発→8時50分新千歳着で11,880円からとなっている。
「ピーチ・アビエーション」という名前がユニークである。「アビエーション」は”aviation〔航空)”という意味の英語だが、なぜ「ピーチ」なのか。同社のHP(ホームページ)を見ると、「Peach(桃)はカジュアルで身近なフルーツです。古来より、長寿、繁栄、エネルギー、幸運のシンボルとしてアジアで愛されています。そんな桃のように日本とアジアで愛されるエアラインとなり、誰もが簡単に旅行を楽しめるようなフライトを提供していきたいという気持ちが込められています(一部抜粋)」となっている。
堅い名前の航空会社に比べて親しみやすさが出ている。桃の色であるピンクをシンボルカラーとしているのも斬新だ。「エアライン」という従来の「航空会社・路線」という言葉を使っていないところも面白い。
NTTドコモは1日、Androidスマートフォン向けのアプリとして音声認識で情報を教えてくれる「しゃべってコンシェル」のサービスを無料で提供開始した。声で操作するのはアップル社の「iPhone4S」が先行して取り入れている機能である。iPhone4sでは「siri」という機能がそれを可能にしている。
この「しゃべって〜」というネーミングはどうだろう。略して「しゃべコン」となることを予期してのことなのか。もう少し別の名前でもいい。
ドコモのサービスに使われたネーミングでよかったのは「ドニーチョ」だ。着信はいつでもできるが、発信が平日の夜間と土日祭日の終日に限られるため、「ド(土)ニーチ(日)ヨ(夜)」である。基本料金を抑えたプランであったが現在は廃止されている。
ドコモのネーミングで他に良かったものは「iモード」であろう。通話しかできなかった旧端末から「iモード」のサービスが普及することで、今日のメール文化、そしてインターネット利用に貢献した。
どうせなら「しゃべってコンシェル」よりも、「iコンシェルS」にしたほうがよい。「iコンシェル」自体はサービスとしてすでにある。それに「S」を追加するのだ。「スピークのS」であり、「スマートフォンのS」になりうる。「siriのS」や「スティーブのS」ではないので注意が必要だ。
企業が商品に名前をつけるときはずいぶんと苦労がされていることであろう。他社で使われていないことを確認しなくてはならないし、公になる前に商標登録をしなくてはならない。ドメインも取得の必要に迫られるかもしれない。
商品の成功はその名前が人の記憶に根付くかどうかにもかかっている。音楽プレーヤーのことをかつては「ウォークマン」と言っていたが、それは今「iPod」に変わった。アメリカ・ゼロックス社のコピー機「ゼロックス」が「コピーをする」という意味の「xerox」という動詞として使われている。「google(グーグル・検索する)」、「photoshop(フォトショップ・画像加工する)などの単語も同様だ。商標が一般名詞となり、名詞が動詞として使われるようになれば商品としては成功したと言えるだろう。
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★ 吉野家の牛丼、JAL国際線の機内食に(読売新聞・12/3/1)
★ 格安航空:ピーチ就航 離陸、客席から拍手(毎日新聞・12/3/1)
★ Peach 日本初の本格的LCC (ピーチ・アビエーションHP)
★ 音声エージェント機能「しゃべってコンシェル」の提供開始(NTTドコモ・12/2/27)
かつて暴走族を取り締まるべく道路交通法が改正された。道交法の「共同危険行為等の禁止」に関する規定がそれで、2年以下の懲役または50万円以下の罰金となる。行政処分としては点数25点となり即免許取り消しとなる。2台以上の自動車や原動機付き自転車で並進するなどして交通の危険を生じさせる行為である。この道交法改正によって1度は無くなった暴走行為もその後は増加に転じることになった。
千葉県警交通捜査課は14日、暴走族「千葉関宿怒羅慧門」総長で塗装工の少年(19)ら未成年を含む16〜31歳の男女52人を道交法違反(共同危険行為)の容疑で逮捕し送検した。少年は「この日に暴走すると決めていたので震災があってもやめるわけにはいかなかった」と容疑を認めている。
少年らは3月12日深夜、野田市内に集まって、13日午前1時から約25分間に渡って国道16号などで蛇行運転や信号無視などの暴走行為をした。逮捕された52人以外にも男女29人が補導されるなどした。逮捕直後は「震災は自分たちと関係ない」などと話す少年が多かったが、捜査員に諭されると「震災で犠牲者が沢山出る中、暴走したことを後悔している」と話す少年もいたという。
これからのシーズンは祝日も絡んでのクリスマス、そして年末年始の「初日の出暴走」が行われる可能性がある。全国の警察本部は暴走族のい集について動向把握に努めていることだろう。東京では新宿、渋谷、池袋、台場地区などで散発的な暴走行為があるだろう。そして首都圏では例年、富士山を目指して高速道路が暴走族に占拠される「初日の出暴走」がある。あれに巻き込まれるといい気分ではない。警察の徹底した取り締まりを期待したい。
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★ 道交法違反容疑:震災翌日でも暴走52人を逮捕・送検(毎日新聞・11/12/15)
★ 交通違反の基礎知識(取り消し対象者)
★ 暴走族がボランティアに転身 東日本大震災をきっかけに解散 茨城・大洗町(本ブログ・11/4/19)
記憶に間違いがなければ、交差点に「自転車通行帯(横断帯)」がついたのは、昭和53年の東京・八王子が最初だった。この自転車通行帯に自転車が走行するのは、歩道を走っている自転車がいることが前提となっている。しかし自転車は基本的に車道走行であり、この通行帯を厳格に通るためには直進している自転車が左折してすぐに右折するという動きを取らなくてはならず、左折しようとする自動車と接触事故の原因となっていた。そのため、この通行帯を撤去することが決まった。
最近摘発が進んでいるのがブレーキをつけない「ピスト」と呼ばれる競技用自転車である。道路交通法違反(制動装置不良)で検挙され、同法違反の場合5万円以下の罰金刑となり、罰金刑は裁判所が科す刑罰であるから「前科」が付くことになる。
警察は近年の自転車と歩行者との事故の急増を受けて、違法走行をする自転車の取り締まりに力を入れている。しかしただちに「前科」となる同法違反を積極的に運用することに検察が躊躇しているのが実情であるという。ただし取り締まり側としては「何度も切符を切られる悪質なケースは略式起訴すべきだ」と指摘する。
昨年に東京都内で起きた歩行者と自転車の事故は1039件で全国の約4割を占める。東日本大震災後から自転車の通勤・通学が増えている事情もあり、「さらに事故が増える可能性がある」と警視庁ではみている。
死亡事故まで起きている以上、この状態を放置していくわけにはいかない。警察庁は先月「自転車は原則、歩道ではなく車道を走る」ということを全国警察に通達を出した。ただ、自転車が直ちに車道で走行できる環境かというとそうでもない。車道を走行するその脇で自動車が猛スピードで走り、速度の遅い自転車を速度の速い自転車が追い抜く。ここで新たな事故は誘発される危険がある。
都内では自転車レーンが13カ所9キロ、カラー舗装歩道が40カ所39キロにとどまっている。都内の道路を自転車が安全に走行できるように区分するのは時間もお金もかかる。1番お金のかからない方法は、自転車を運転する側の意識変化が手っ取り早い。
摘発や免許もさることながら、自賠責の強制加入を導入してはどうであろうか。自動車には自賠責制度があるため事故が発生しても最低限の補償をすることができるが、自転車には民間で用意されている任意の保険しかない。そのため自転車事故の加害者側に賠償能力がない場合、民事訴訟で被害者が勝訴してもその結果何も得られない場合がある。被害者は泣き寝入りだ。
自賠責を導入することで、交通規範の啓発も期待できる。保険加入時に基本である、「歩行者優先」「ベルは危険回避の時のみ鳴らす」「自転車は車道走行する」「止まれや赤信号では一時停止」「音楽プレーヤーを聴きながらの運転禁止」「携帯電話の走行中の操作禁止」「道路では左側通行」「夜間ライトの点灯」など特に重要な項目にチェックを入れて署名も入れてもらう。そして事業仕分けで無駄と言われた「交通教則本」を渡せばよい。
自転車に対して厳格に道路交通法が適用されれば、多くの人が違反行為による行政処分をうけることになる。制度や法律が増えることは世の中が悪くなっている証拠である。願わくは自転車運転者の意識の改革、そして道路にこれから自転車が増えることを車の運転手も認識することである。
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★ 自転車:歩道走行禁止、厳格運用 警視庁が安全対策策定へ(毎日新聞・11/10/19)
★ 銀輪の死角:違法自転車の公道走行「反則金制度」導入を(毎日新聞・11/1/1)
★ 事故多発、保険未加入自転車 事故の遭遇しても賠償なしの例も(本ブログ・10/12/6)
★ 自転車にも免許証交付を(本ブログ・08/11/22)