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「ストレスで・・」女子児童・生徒十数人が暴行被害 小学校教諭を逮捕 警視庁(2010.7.18)

 東京・多摩地区で女子小中学生が乱暴される事件があり、警視庁捜査一課などは16日、東京都稲城市立小学校教諭、男の被告(29)=相模原市緑区橋本、住居侵入罪で起訴=を強姦致傷と住居侵入容疑で再逮捕した。同被告は「進路指導などについてストレスがたまっていた。平成17、18年ごろから東京都と神奈川県で十数件やった」などと容疑を認めている。
 
 東京・多摩地区では小中学生の少女が男から乱暴されたり身体を触られたりする事件が複数件発生。現場に残されたDNAが同容疑者のものと一致した。被告は今回立件された事件の他にも10代後半から20代の女性も狙ったと供述していることから、警視庁では裏付け捜査を進める。
 
 被告は下校途中の女子児童の後をつけ、家に入った所を脅して乱暴した。6月下旬に八王子市内のアパートに女性を乱暴する目的で侵入、南大沢署に住居侵入容疑で逮捕されていた。
 
 警視庁のホームページによると、現時点で多摩地区のうち、声をかけられたり体を触られたという不審者情報は、町田、南大沢署管内(町田市、八王子市南部)で7件、多摩中央署管内(多摩市、稲城市)で6件となっている。警察による認知数がこれだけなので実数はもっと多いはずだ。被害者が出てこないケースも多くあると考えられる。
 
 ストレス、ストレスと、ストレスが原因であるような動機を語る容疑者が多いが、ストレスをためて病気にでもなる勇気すらなく、抵抗もままならない幼い子どもたちを性欲のはけ口にしただけである。
 
 この男は今後裁判を受け、刑務所に入ることになり、おのれの”進路指導”をされることになるだろう。そこではこれまで受けたことのない多大なストレスが降りかかるに違いない。全国の先生たちの、面汚しめ。
 
 
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★ 中学生を強姦致傷容疑 教諭再逮捕「十数件」と供述(朝日新聞・10/7/16)
★ 「身勝手な性欲満たすため十数件」小学校教諭を逮捕 女子生徒に乱暴容疑(産経新聞・10/7/16)
★ 警視庁管内不審者情報(警視庁)
 
 

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16歳と14歳の姉妹にわいせつ容疑で中学臨時教員の男を逮捕 神奈川県警(2010.6.10)

 神奈川県警少年捜査課などは、児童買春・ポルノ禁止法違反容疑で、横浜市港北区新吉田東の市立新田中学校臨時教員の男(25)を逮捕した。男は「18歳未満とは知らなかった」と容疑を否認している。携帯サイトに「16歳です。連絡ください」との書き込みをみて、市内の無職少女(16)と妹の女子中学生(14)に現金6000円を支払い、わいせつ行為に及んだ。自分からアクセスしておいて、「知らなかった」とは稚拙な理由で情けない。
 
 脅迫でも受けていたならともかく、この手の事件で”買われる”女子生徒に注意を促したい。大事な身体を飢えた大人の男に売り渡してしまうとは、自分に対して誇りというものを持つべきだ。「私はそんな簡単な女ではない」というプライドを持って欲しい。金額の問題ではないが、たかだか6000円のために知らない男と会ってはいけない。くだらない欲望の受け皿になるべきではない。
 
 それにしてもこの手の事件を起こす男は羨ましいと思う。なぜかというと、お金や時間というコストをたくさん持っているからだ。携帯サイトのあやしい書き込みを探すコスト、実際に女の子に会うコスト、女の子に支払うコスト、そして、警察に捕まっていることのできる時間である。
 
 
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★ 買春容疑で中学臨時教員を逮捕 14.16歳姉妹相手に(産経新聞・10/8/10)
 
 

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教え子暴行46件、元小学校教諭・M被告に懲役30年の最高刑 広島地裁(2009.9.14)

 多数の教え子の女児に性的暴行を繰り返し、強姦、同未遂、強制わいせつ、児童福祉法違反の罪に問われていた、広島県三原市中之島、元小学校教諭M被告(43)の判決が広島地裁であり、奥田哲也裁判長は求刑通り懲役30年を言い渡した。これは有期刑では最高刑に当たる。
 
 M被告は01年11月〜06年7月までの間、勤務先の小学校内や自家用車の中で教え子の女児に乱暴、強姦罪46件、同未遂11件、強制わいせつ13件、児童福祉法違反13件で起訴されていた。M被告は被害児童に口止めをし、「写真をばらまく」などと脅した。行動を不審に思った校長や市教委の指導を受けた後も犯行を繰り返し、検察は再犯の可能性の高さを主張した。
 
 M被告は検察の調べに対して「教諭になってから27人の女児にわいせつな行為をした」と供述。被害女児の母親の意見陳述では、女児が事件後に心的外傷後ストレス障害(PTSD)と診断され、「生きる意味がない」と言ってリストカットするようになった状況も明らかにされた。他の母親の意見陳述では「子供の人生がめちゃくちゃになった。服役を終えて社会に出るなら、(悪いことをした)腕を切り落としてこい」と発言した。
 
 まさに鬼畜の所業だ。特に校長らが指導を受けた後も犯行を続けたことからも、性犯罪の再犯性がよく分かる。自分の教え子を脅して乱暴する。子供たちの恐怖、大人への不信感は言葉で言い尽くせない。心が殺されるような犯罪は、懲役刑や死刑以上の厳罰がないことがもどかしい。
 
 このまま刑が確定すればM被告は73歳まで”ムショ暮らし”だ。子供たちが早く明るい笑顔を取り戻せるといいと思う。それには、頼もしく優しい大人たちの支えが必要だ。そしてそんな被害者を救ってくれるのは友達だ。事件の舞台となった学校が被害者にとって、友達と楽しく過ごせる学校として早く元通りになりますように。
  
 M被告にエールを送りたいと思う。
 
 
 ざまあみろ。生きて苦しんでください。長い刑務所暮らしで、あなたの心が死にますように。
 
 
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★ 教え子強姦46件、元小学校教諭に懲役30年 広島地裁(朝日新聞・09/9/14)
★ 教え子乱暴で懲役30年(産経新聞・09/9/14)
★ 女子中学生にわいせつ行為の教諭を逮捕 同僚は教え子への強姦などで公判中の小学校(産経新聞・09/5/14)
★ 児童買春教師逮捕、元同僚も強姦犯 広島県警(本ブログ・09/5/14)
★ 教え子と性的関係 大津(本ブログ・07/5/25)
 
 

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警官、教師・・携帯に依存しわいせつ事件を起こす気味の悪い大人たち

 かつて有名メーカーから、あるビデオカメラが発売された。赤外線を搭載し、夜間でもきれいに映せることがウリであったが、この機種で水着を撮影すると透けて見えることが判明し、メーカーは発売を中止した。また、別のメーカーからはレンズの部分が本体から外れて、電話のコードのようにカール状に伸びるレンズ付きビデオを発売した。ところが、これが「のぞきにも使える」ということになり、発売中止となった。
 
 こうした機器は10万円以上する物であったと思うが、最近は何といっても携帯電話である。わいせつ事件を起こす者というのは、被害者を1人の人間として見る前に、自分が”考える足”であることを忘れ去っているようだ。どこに置き忘れているかというと、主に携帯電話のようだ。携帯の中のやりとりだけで人間関係の一部を完璧に構築していると思っている。異性とのやりとりならば楽しいのは分かるが、エスカレートする端末操作に相手は見えず、自分の血走った眼をインカメラで見ることはない。 
 
 携帯電話の内側にある「インカメラ」というのは必要なのだろうか。これのせいでスカートの中を盗撮する”デジタルスカートめくり”をする愚か者が後を絶たない。いい大人がスカートの中を撮影して逮捕されている。年端もいかない子供のいたずらレベルのことを、社会的地位のあるような大人が平気で、”果敢に”挑戦しているのだ。キャリアを放棄してまで行動に移すその勇気に拍手を送りたい気分だ。
 
 岩手では、青森県三戸郡内の公立中学校男性教師(39)が痴漢や盗撮のために、岩手まで「一泊二日旅行」をした。盗撮や痴漢など、女子高校生を辱める行為をさんざんした後に岩手県警に任意で事情を聞かれた。青森県教育委員会はこの教師を懲戒免職処分にした。
 
 神奈川県では同県警国際捜査課の警部補(41)が女子大生の下半身を携帯のカメラで撮影して逮捕された。容疑を認めているという。
 
 誰でも想像の範囲であれば罪にはならない。しかしそれを実行に移そうかと考えた時点で、この手の犯罪者というのは盛りのついたイヌ、ネコ、サルのごとく発情するのだろう。発情したらもう止まらない。あとは身柄を確保されることが待っている。そして仕事から捨てられ、仲間からも捨てられる。
 
 児童ポルノ法の「画像単純所持」の規制法案が審議されているが、盗撮行為についても現行の都道府県迷惑防止条例で罰金刑で済ませるのではなく、禁固・懲役刑まで格上げした方が良さそうだ。罪の意識がなくならないのは、収監される恐怖がないからに他ならない。ケータイでスカートの中を撮影するなど、国土の狭い日本だから成立してしまう犯罪なのかもしれない。がんばって教師や警官になったのは、社会の規範となって悪い見本となるためだった、かのようである。普段、女性との付き合いがへたくそなのだろう。
 
 そんな彼らに1つだけ感謝するとすれば、ブログのネタが尽きなくて助かる、ということだ。次はどこの大人がやってくれるのだろう。社会的地位が高ければ高いほどいい。盗撮なんかよりもよっぽど楽しい。盗撮記事用フォーマットを作ってお待ちしております。
 
 
☆ 愚か者のいることに感謝しよう。彼らなしには他の人間の成功はないのだから。(マーク・トゥウェイン)
 
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★ 電車内で下半身を盗撮 警部補を逮捕(産経新聞・09/7/17)
★ 一泊二日「痴漢旅行」 青森の中学教師、懲戒免(読売新聞・09/7/17)
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児童買春教師逮捕、元同僚も強姦犯 広島県警

 ニュースサイトを見ていると「児童買春で逮捕」という見出しが珍しくない。教諭が、警官が、義父が、大学生が逮捕される。いつの事件だったか確認すると、新たな犯罪者の名前がそこにあることに辟易する。
 
 広島県警察本部は、昨年6月に女子中学生に対してわいせつな行為をしたとして、同県竹原市立小学校教諭の男(47)を児童買春・児童ポルノ法違反容疑で逮捕した。「若い女の子と関係を持ちたかった」などと容疑を認めている。同容疑者が勤務する小学校では、教え子10人に乱暴した強姦などの罪に問われている元教諭のM被告(43)も勤務していた。同被告逮捕の1ヶ月後に本件の容疑者は犯行に及んでいた。
 
 竹原市教育委員会のサイトに「竹原市立義務教育諸学校の適性配置について」というページがある。その中の「論点7 竹原市は『高質教育』の実践を」の中に、
 

「学校教育、社会教育の主たる担い手は教員であり、社会教育主事である。このいずれも、市民に必要な知識と技能、及び『生き方』を教える教育者である。それゆえに、強い責任感と使命感が求められる。(中略)現在、広島県といわず全国的に教員の『質』が厳しく問われている。(中略)児童生徒への猥褻やセクシャル・ハラスメント、体罰などを繰り返す教員、また、飲酒運転など公務員にふさわしくない行為をした者に対しては、免職等の重い懲戒処分を課す自治体も増加の傾向にある。『適切な指導』を欠く教員を児童生徒の前に立たせない措置が進んでいる」

としている。
 
 本来こうした文言を目の当たりにしなくても、教員を目指すのであれば、いかに楽しく、深く、清く、勉強というものを児童生徒に学ばせる、考えさせることに腐心するのが教員の本来の姿のはずである。子どもたちや親御さん、同僚に上司、そして市井の人たち、地域全体に背いた行為は断じて許されない。
 
 10人の児童に暴行をしたM被告の公判では、被害児童の母親が「100回死刑にしても許せない」「消えない傷を負わされ、子どもの一生はめちゃくちゃになった。(服役後に社会復帰するなら)被害者を傷つけた手を切り落として出てこい」と述べている。
 
 未来を切り開く子どもたちを作る義務の教育を担っている自覚が欠如していた。子どもの心を殺してしまった。「自分も児童生徒の心を殺すかもしれない」と不安のある先生がもしいるのであれば、潔く辞表を提出してください。
 
 
☆ 教えることのできない子供というものはない。あるのは子供達にうまく教えられない学校と教師だけである(M・アドラー)
 
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★ 女子中学生にわいせつ行為の教諭を逮捕 同僚は教え子への強姦などで公判中の小学校(産経新聞・09/5/14)
★ 「100回死刑でも許せない」 わいせつ元教師に女児母親(産経新聞・08/9/24)
 
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★ 心の殺人犯を追う、警視庁の女性刑事(本ブログ・08/10/10)
 
 

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自分が好き?嫌い?都が小学生に「自尊教育」導入

 「あなたは自分のことが好きですか?」
 
 東京都教育委員会が公立の小中学生、都立高校生と対象に「自尊感情」について調査、中高生の5〜6割が「自分」を好意的にとらえていないことが分かった。このため都教育委員会は「自分の存在価値を積極的に肯定できる子どもを育てる」とし、4月から小学校で試験的に「自尊教育」を実施する。
 調査結果によると、中学生では「自分のことが好きだ」との問いに対して、「そう思わない」「どちらかというとそう思わない」と否定的に回答した割合が、中1が57%、中2が61%、中3が52%に上った。
 
 財団法人「日本青少年研究所」の平成14年の国際調査でも、「私は他の人々に劣らず価値のある人間である」という問いに「よく当てはまる」と回答した中学生が、アメリカ51.8%、中国49.3%、そして日本は8.8%だった。同研究所の千石保理事長は「謙虚さ、控えめを良しとする日本の文化がまだ根強いのが一因。子どもが成績を他人と比較して、『自分はダメだ』となる傾向も見られる。これは日本だけの特徴で、諸外国に比べて自己評価が低い。もっと自分に自信を持たせるような教育を勧める必要がある」とコメントした。
 
 これまでの日本の教室というと、生徒が一斉に先生のほうを見て授業を受ける。前に座った生徒は発言するときに後ろにいる同級生の視線が気になり、「間違えたら恥ずかしい」という感情を持つこともあるだろう。これに対して効果的な授業法の1つは、席をクラス全員の顔が見えるように、机を丸く並べて座らせる事が挙げられる。特に、正解を求めるのではなく、個人の意見をどんどん取り入れる方式だ。皆の顔が見えていれば、自然に発言することに躊躇がなくなる。発言する機会が多くなれば、仮に間違った考えでも自分に自信が持てるものである。
  
 子どもに限らず大人でも、「いつ」「どこで」「だれが」「なにを」「なぜ」「どのように」という事を言える者が多いとは限らない。特に日本人はトラブルを恐れて、外国人を含めたミーティングでも積極的な意見を述べないままでいることが多いようだ。
 
 言いたいことを言えずに黙っていると後悔する。そしてそれは「自分が嫌いになる」ことに拍車をかける。自分が正しいと思って行動すれば悔いはない。悔いのない言動には正々堂々と意見を述べることができるはずだ。
 
 もし私が「自分のことを好きか」と問われれば迷わず「YES」と答えるだろう。なぜなら、ご飯はおいしいし、友達といると楽しいし、飼っている犬はかわいいし、草木に目をやれば美しいと思うからである。自分を好きになって初めて、他人を好きになることになるであろうし、社会が好きになるであろうし、海の向こうの国のことも好きになるはずである。生まれ変わっても、もう一度この自分になりたい。
 
 
☆ 愛されたいなら、自分から愛し、そして愛される人になりなさい(ベンジャミン・フランクリン)
 
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★ 自分嫌いをなくそう!都が小学生に「自尊教育」導入へ(産経新聞・09/3/11)
★ 勝ち組と負け組(本ブログ・08/3/28)
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わいせつ男性教師に実刑3年4月判決 東京家裁(2009.3.9)

 教え子だった女子生徒とわいせつ行為をしたとして、児童福祉法違反に問われていた、東京都台東区立中学校の元教諭の男性被告(52)に対して、東京家庭裁判所は9日、懲役3年4ヶ月(求刑:懲役6年)の実刑判決を言い渡した。内田暁裁判官は「中学校教諭の立場に乗じて、自らの感情に流されるままに児童と極めて不適切な関係にのめり込んだ。行為は常習的で、教諭としての自覚や倫理観はもはや欠落していたというほかない」と非難した。
 
 同被告は07年3月、架空の行事を装って生徒と行った栃木県内の旅行先のホテルや中学校内でわいせつ行為をした。今年の1月は旅行でのわいせつ行為などを撮影したとして、東京地裁で児童買春・ポルノ禁止法違反の罪で懲役1年8ヶ月の実刑判決をうけて控訴している。
 
 一方、沖縄県警は9日、那覇市内に住む私立中学校教諭の男(38)を児童福祉法違反(淫行)の容疑で逮捕した。勤務する学校の副担任であるクラスの3年女子生徒(15)を車でホテルに連れて行き、わいせつな行為をさせた疑い。「ホテルには行ったが、勉強を教えただけ」という稚拙な供述をしている。事件のあった日はいずれも学校は休みで、携帯電話のメールで「勉強を教える」を生徒を誘い出した。生徒がその後、両親に同容疑者との関係を打ち明け、両親が県警に相談した。
 
 最近この種の事件で出てくるモノというと「携帯電話のメール」である。私が中学生だったころは先生と校外で会うなんていうことはまずありえないことで、全く記憶にない。先生から家に電話がかかってくることすら稀なことであった。先生というのは学校に行かなくては会うことのできない存在。それが携帯の普及で、先生と生徒の1対1のコミュニケーションが容易になった。
 
 学校では言いづらい悩みの相談もできるという点では有効なモノかもしれない。しかし、本来上下関係であり、師弟関係であり、人生の先輩後輩であるはずの先生と生徒の関係が継続的なメールのために、そうした身分序列が崩壊することもある。あたかも友人同士のような錯覚に陥ったときに、魔の手は忍び寄ってくることであろう。
 
 こうした事件で被害者になる子どもたちの受ける傷というのは深い。若いうちの切り傷は皮膚の再生能力が早いから治癒も早い。しかし心の傷というのは身体全体に受けて、見えなくて深い傷であり続ける。それが加害者になり得ないであろう先生からのものであればなおさらである。メールでのやりとりで、一線を越えない線引きをしなくてはならないのが先生の役目である。
 
 子どもが大人を信用しなくなり、その忌まわしい事件を思い出させることがあるとしたら、刑事罰以上の償いをしなくてはならないことを、こうした先生たちは考えたことがあるのだろうか。
 
 
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★ 教え子と性的関係 大津(本ブログ・07/5/25)
★ 懲りない先生たち(本ブログ・08/7/31)
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★ 教育する立場の人(本ブログ・08/7/13)
★ 校内で教え子にわいせつ行為 元中学教諭に実刑判決(朝日新聞・09/3/9)
★ 「勉強を教える」と生徒をホテルへ、38歳中学教諭を逮捕(読売新聞・09/3/9)
 
 

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ガン闘病の延地和子さん、副読本に掲載

 昨年3月9日のエントリ「余命半年の元校長 最後の授業」で、大阪府吹田市の前教育長であった延地和子さんの「最後の授業」を取り上げた。校内暴力が吹き荒れた時代に生徒と正面からぶつかり、「大変だったけど、楽しかった」と語った。離婚、そして24歳の娘さんの突然死。そうした事を乗り越えて教育畑一筋でがんばってきた延地さん。
 
 そんな延地さんが校長を務めたことのある中学校で、いのちの大切さを説いた「最後の授業」が、中学3年生の道徳の副読本に掲載されることとなった。4ページ2500字の文章にちりばめられているという。執筆したのは、大阪府和泉市立教育研究所の指導員、高井建次さん(61)。「内容をどうするか迷ったが、結局引用部分が三分の二以上になった」という。
 
 『人間が生きていくっていうことは、いろんな試練があってね、それを乗り越えるっていうのは本当に大変なことです。でも、1人じゃない、仲間がいる、仲間と支え合ってこの世の中で生きているんだ、そう私は思っています』
 
 生きている人に質問をすれば答えが返ってくる。死期が近づいている人の教えに対して、僕たちは何を問い、何を答えとして導き出さなくてはならないかを考えて生きて行かなくてはならない。
 
 延地さんは昨年4月1日に亡くなった。「最後の授業」をした3月7日から25日後のことだった。
 
 
☆ 学校で学んだことを一切忘れてしまった時に、なお残っているもの、それこそ教育だ。(アインシュタイン)
 
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★ 命の授業 永遠 ガン闘病の故延地さんの言葉、副読本に(朝日新聞・08/12/11)
★ 余命半年の元校長 最後の授業(本ブログ・08/3/9)
 

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