交通事故の被害者の女性(30)はねたきりであり、両親がその介護をする。しかし両親が先立ったら誰が娘の面倒を見るのか不安であるという。女性は反応を示さないが、親御さん曰く、「分かってくれている気がする」という。
昭和55年に東京・西新宿のバスターミナルで発生した「新宿バス放火事件」の被害者である女性が先日亡くなった。被害後は兄との断絶、好奇な目などに苦しむも、その体験を執筆しノンフィクションライターとして活躍した。犯人の男は無期懲役となったが刑務所で自殺した。
こうしたこと以外にも、地下鉄サリン事件、松本サリン事件、通り魔事件、そして小さなニュースとしてしか扱われない交通事故やストーカー被害者がいる。何の落ち度もない人たちが、犯罪被害者として生きていかなくてはならないのはあまりに酷である。
日本国憲法25条では「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない」と記されているしかし、日本社会では果たしてこの明文化された法を前に立ちすくんでいるだけではないだろうか。
法律は社会の味方である。それが社会を円滑にする一つの指針となっている。そして正義の味方は法令や条約ではない。人と人との繋がりを守る、約束を履行できる、一個人だけがそれをなし得るのである。
些細なことでも、一人のために正義の味方でいられた一日であったか、毎日検証すべきである。
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タグ: 事件
北海道大学院生の男(26)が「イスラム国」で戦闘員になるためシリアへの渡航を計画していたとして、警視庁公安部はこの男の関係先を私戦予備および共謀の容疑で家宅捜索した。
同部によると男は、東京・秋葉原にある古書店内に張られていた「募集 場所:シリア 詳細:店番まで」という求人に応募した。店主によると、店の関係者がこの広告を貼り、何人かをシリア渡航に斡旋したといい、同部では詳細を捜査している。
秋葉原というと電気街だが、隣接する神田・神保町(じんぼうちょう)に古書店街がある。先日初めてこの街を散策した。
文学、歴史、芸術、そして地図に特化した店もある。何かに長けた書物というのは興味がなくてもなかなか面白い。目当ての本を「案内所」のパソコンで検索し、該当する店に行ったが本ではなくリーフレットのようなもので少々期待外れだった。
店主に「これ本じゃないんですね」とは言ったものの、そのリーフレットのような品も十分に価値のあるもので、わら半紙に印刷してあるところに年季が入っている。
それにしてもこのような”古書”がどこから入ってくるのだろう。探している本について私が、「これは古書街を歩き回るしかないですよね」と言うと、店主は「それは時間の無駄です」と笑った。そして「出版元に無ければ、いつか古書のルートに出されることになるかもしれません。意識の高い店主さんなら電子タグ付けしますのでネット検索をまめにやることですね」と教えてくれた。
置いてあった本なども珍しく、店の営業時間も妙だし、何か掘り出し物がありそうな気配の店であった。しかし秋葉原の古書店の”求人募集”は怪しさを通り越して不気味である。ジャンク品が多い町であるが情報もジャンクなものを扱っていたのか。
北大生の容疑である、私戦予備及び共謀罪(刑法93条)は、外国に戦闘行動をする目的で準備をし共謀する罪であり、3カ月以上5年以下の禁固刑。これに対をなし得る罪が、外国と通謀して日本国に対して武力を行使させる行為であり、外患誘致罪(同81条)で、法定刑は死刑のみである。
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★ 神保町へ行こう「本と街の案内所」を活用しよう
昔の新聞で窃盗犯を追っていた刑事の話が載っていた。街を歩いて犯人の手がかりを探すもなかなか見つからない。犯人も見つからない。しかし、刑事が駅のゴミ箱に捨ててあったメモを何となくとった。「刑事のカンが働いた」。そこには犯人が犯行に及んだ内容が書いてあり、犯人検挙にこぎ着けたという話だった。
警察も仕事であるから、四六時中容疑者や不審者の事ばかり考えているのだろうが、被害者の訴えを何となく聞いているだけでは犯人を逃がしてしまう事になるだろう。警察以外に職権を持って動ける人もなく、国の治安は一気に悪化する事に違いない。
大阪府内で、自転車に乗っていた女子生徒が後ろから来たバイクに追い抜きざまに体を触られた。警察官が被害者の女子生徒から現場で話を聞いていたところ、そこにバイクに乗った男が通過した。捜査員が何気なく「あんな感じですか?」と尋ねると女子生徒は「あの男です!」と声を上げた。バイクのナンバーから大阪府警捜査一課に逮捕されたのは、同府交野市に住む会社員の男(31)。「かわいいと思い触った」と容疑を認めているという。
女子生徒も悔しく怖い思いをした事であろう。そんな時に警察官が親身に話を聞いてくれるのは心強かったはずである。泣き寝入りしなかった女子生徒と、迅速な捜査をした警察官の大勝利である。
★ 世の中は狭い 犯人を見つけた目撃者(本ブログ・10/6/14)
★ 世の中は狭い 交通違反で同じ警察官にご用 茨城(本ブログ・12/7/23)
★ 捜査員「あんな感じの男ですか?」女子高生「あの男です!」”バイク痴漢”の31歳男、犯行翌日に現場で見つかり逮捕(産経新聞・14/9/17
大阪府茨木市のコンビニエンスストアで8日、数人の男女が店員に言いがかりを付けたうえ、店員らに土下座させ、商品であるたばこを脅し取った。大阪府警茨木署は9日、無職の男(39)=大阪府東大阪市=を恐喝容疑で逮捕した。
問題の恐喝場面は男の仲間とおぼしき女性が撮影しており、インターネット上で公開されている。それによると、「手ぶらで謝るのはちゃうわな」「携帯電話弁償せえ」などと難癖を付け「たばこ1箱ちゃうで、ワンカートン」などと言って商品であるタバコを脅し取った疑い。
動画で見聞きする限り複数の男女が現場におり、店長、オーナー、チェーン店のマネージャーとおぼしき人たちが映っている。この内容にネット上では批判が殺到していたという。商品の購入を巡って店長と口論になっていたという。
男は「ネット上で騒ぎになっているのを知って出頭した」と供述し、容疑を認めているという。この事件では別の男と女二人も逮捕された。一体何の意味があってネットに動画投稿をしたのだろう。相手への制裁のためであったのだろうが、自ら首を絞める結果となった。
オーナーは「食事も喉に通らなかった」と語っており、土下座をさせられた事や謝罪や金品を要求されたことはショックであったに違いない。どんな仕事でもそうだが、悪い客に当たったときの不快な気分といったらない。
本件動画に出てきた男のような客に遭遇した事は何度もある。金品の要求までは行かないが、正論からやや逸脱しているようなものであり、客自ら”お客様は神様である”と振りかざし、声をわざわざ大きくして従業員を萎縮させるのである。
本件のみならず、トラブルには複数人で対処する事が必要だ。しかし従業員の中にも関わり合いを恐れて見て見ぬふりをする者もいる。そういう仲間はありえないが、仲間をいたわる思いやりだけは忘れてはいけない。
大切な事は目に見えないから、いたわらなければならない。良くないことは目に見えるので、見てみぬ振りをしてはいけない。
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★ 恐喝容疑:コンビニ店長土下座の男逮捕 動画がネットに(毎日新聞・14/9/9)
※ blackmail →恐喝、恐喝する
映画「男はつらいよ」に登場する、柴又・帝釈天にほど近い事件現場だった。
東京都葛飾区柴又で、上智大学外国語学部の女子学生(当時21)が刺殺されて放火された事件で、警視庁亀有署の捜査本部は、最新の技術を用いて保管していた証拠品から犯人のものと思われるDNA(Deoxyribonucleic acid=デオキシリボ核酸)を検出した。放火に使ったとされるマッチ箱に付いていたのDNAとも一致するという。
事件で被害者は両足をストッキングで縛られ、口と両手は粘着テープで縛られていた。着衣に乱れはなかったが、被害者の激しく抵抗した痕があった。
被害者である女子学生は、本事件発生の1年前に都内・八王子で発生した「スーパー内女子高生ら3人射殺事件」について、英会話の授業で「ガンコントロール(銃規制)」のテーマで取り上げていたという。八王子の事件も本件同様未解決である。
それにしても18年が過ぎた。被害者がご存命であればアラフォーのお年頃である。月日が経過し、残されたご家族の中に、もう一度18歳の娘さんが甦っているのかもしれない。
事件捜査の進展を心よりお祈りいたします。
★ 柴又三丁目女子大生殺人・放火事件/捜査特別報奨金制度(警視庁)
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★ 遺体の布団からA型男の血 常置大生殺害事件 警視庁(時事通信・1/9/4)
長崎県佐世保市の女子高校生による事件は衝撃的であった。現在のところ、「人を殺してみたかった」が動機で有り、被害者である女生徒とのトラブルや恨みという類いは聞こえてこない。取り調べには淡々と応じているが、反省や謝罪の言葉はないという。
長崎県というとかつて、小6女児が同級生の女児を教室で刺殺した事件、中学生男子が男児を裸にして立体駐車場から突き落とした事件がある。事件の態様があまりにもひどい事件ばかりである。
長崎では「命を大切にする授業」というものが行われていたが、本事件加害女子生徒には届かなかった。成人ではない未成年の犯罪においては、学校だけではなく、家庭や地域社会が守る必要がある。事件や騒動を起こさないようにさせるのも子供たちを守る事になる。
私の妹が中学生だったころ、同級生男子が妹の給食に洗剤を入れるという出来事があった。幸い妹は無事であり、男子生徒と保護者が自宅まで謝罪に訪れて一件落着した。愚かな事をしてしまった男子生徒はそれで愚行から”アシを洗った”ことであろう。
同様の行為を佐世保の加害女子生徒は小学生時代に複数回していた。この問題行動は中学校にも引き継がれた。
成人犯罪者の心の闇はある程度広がりに限界が有り、枠組みされているが、未成年の犯罪者の心の闇は深い。解明には時間がかかるだろう。
思えば、綺麗な花が咲いているのにむしり取ったり、意味もなくカブトムシとクワガタを戦わせて傷つけたりした。小さな命が枯れていくのを見て、少しずつ生命体といたわる事を覚えた。その衰えていく姿を時間と重ね合わせて感じ取っていたのだ。
今の時期は蚊が出没するが、腕に止まった蚊をぴしゃりと叩いて絶命させるのも後味が悪い。数秒前まで生きていた命を終わらせたのだから。
自分が痛みを経験しないと他者の痛みが分からない。本事件加害女子生徒がそれに気付いても、被害女生徒は戻ってこない。加害者が更生するために、常に被害者がいなくてはならない不条理である。
2006年12月に都内でバラバラにされた遺体が見つかった。被害者は外資系大手企業に勤める30代の男性で、加害者は30代の妻であった。妻は社長令嬢であり、生活には何の不自由もしていなかった”セレブ婚”であった。
犯行の動機について妻は夫からの暴力や暴言を浴びている。人格を否定されるような事も言われ、日常的に不満が鬱積し、夫に対する愛情は消失していった。
長崎の事件といい、渋谷の事件といい、女性が加害者で残忍な手段を用いた単独犯であった。2人とも傍から見れば”成績優秀”で恵まれていたにもかかわらず、おぞましい凶行に走った。
家庭内の出来事が100%の原因だとすると、”命の授業”はあまり役に立たないかもしれない。家庭内で不安や不満に思った事を吐露できる場所が必要である。それが未成年の悩みであれば、なおさらの事である。
長崎の加害女子生徒は文武両道だった。知識もあった、ルールも知っていた。そして芸術の才にも恵まれた。しかし、どんな子どもにも持ち合わせているはずの、利害関係のない純粋な優しさはどこに置き忘れてしまったのだろう。
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岡山女児不明事件は無事解決 報道被害をなくそう
岡山女児不明事件は女児が無事に保護され、49歳の男が監禁容疑で逮捕されるという解決を見ることができた。男は略取誘拐容疑でも調べが進むという。この事件の解決に大きく貢献したのは岡山県警の努力だけではなく、女児の母親の防犯意識の高さが要因の一つである。
女児が不審な男につきまとわれていることを警察に相談していた。さらに、不審車両のナンバーの一部を控えていた。そして女児には位置情報を示すGPS付携帯電話を持たせて有事に備えた。
犯罪に巻き込まれた場合、こうして活動の履歴を作っていくことは有益である。もしこれがナンバーも分からず、GPS携帯も無かった場合、警察は全くのゼロの状態から捜査をしなくてはならず、解決に時間を要したであろう。
車両ナンバーというのは譲渡しようと廃車にしようと、所有者情報というのは半永久的に残る。ゆえに、近所に不審な車があれば、そのナンバーを控えておくことは無駄ではない。日時と場所も同時に記録しておくとよいだろう。
事件の解決に当たって検索した事がある。被害女児の名前である。公開捜査になった時点では名前や写真の公表は必要だ。しかし女児は無事保護されて犯人は捕まった。この時点で名前は忘れ去られるべきである。
かつて「松本サリン事件」(’94年6月)発生時、第一通報者である男性会社員が重要参考人として警察の聴取を連日受ける事となった。趣味の写真の現像に使う薬品や殺虫剤があったことから、調剤ミスで有毒サリンを生成させたという見立てが警察によって行われたためだ。
しかし犯行がオウム真理教によるものと判明するまで、男性は警察やマスコミに犯人扱いされ、自宅には嫌がらせの電話や手紙が殺到する事になった。男性はただのサリン中毒による被害者であり、奥さんは回復する事なく2008年に亡くなっている。
当時の報道では、男性の家系図まで調べ上げた週刊誌があったほか、別の報道では「隣人とトラブルになった事もある」などとし、事件を起こしそうな犯人像を世間に印象づけた。
被害者は被害者でしかないのである。
報道機関も間違えたのであれば謝罪と訂正を速やかに行うべきである。被害を受ける事になった社会的損失は大きく、名誉の回復は崩壊しているのである。
そして報道だけではなく、ブログやニュースサイトを運営している管理者は女児の名前を即刻削除し、犯罪がなぜ行われたかの検証に尽力すべきである。不必要なプライバシーの掲載は”報道被害”を作り出す事になる。
ウエブサイト運営者も報道機関と同様の情報発信ができるようになったが、内容に注意を払うのは報道機関と同じであり、2010年3月に個人発信のネット情報について最高裁第1小法廷は、「他の表現手段と比べ、より穏やかな用件を適用すべきではない」とし、「報道と同基準である」と初判断をしている。(時事通信・10/3/16「名誉毀損『報道と同基準』 ネット書き込みで初判断 最高裁」)
自戒を込めてもっと言えば、事件が公訴されて判決確定したら、それもできるだけ追って伝えるべきである。事件事故の発生は流行ではない。精査検証して今後に役立たせなければ、社会正義構築にならず、被害者も本当の意味で救われなくなる。
岡山の女の子は無事に保護されて本当によかった。ギリギリ夏休みに間に合ったといえるだろう。これで地域の子供たちも安心して夏休みを過ごせる。被害に遭った女の子も不毛な日々を忘れられるような、楽しい思い出作りができるに違いない。
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無事の報
夏休みより
欲しかった
子供たちへの
プレゼントなり
※ 岡山女児行方不明事件が解決しました。よかったですね。
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