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50代女性、娘夫婦の子供を出産

 50代後半の女性が娘夫婦の代理母となって昨春出産したことを、諏訪マタニティークリニックの院長が明らかにした。
 
 娘は子宮がんにより子宮を摘出した。院長と女性、娘夫婦が入念に話し合った結果に子供が生まれたという。院長は「実母による代理出産は、子供の引き渡し拒否や補償の問題が起こりにくい」 とした。また、タレントの向井亜紀さん夫婦が代理母出産の裁判を公表したことにも「触発された」といっている。
 
 日本では法整備が整っておらず、日本産科婦人科学会の指針で代理出産を禁止しているだけだ。法的罰則はない。
 
 子供は法律上は産んだ「祖母」の実子となるが、娘夫婦が養子縁組をしたという。そして遺伝上は娘夫婦の子供である。戸籍上、娘夫婦の子供となった。
 
 87年に実母の代理出産で娘夫婦が子供を授かった例が南アフリカであるそうだ。随分と昔からあったようだが、その時に日本はこの件について議論がなされなかったのだろうか。
 
 男性は「元気」であれば、半永久的に子供を作ることができる。女性は年齢や子宮疾患でその機会を奪われる可能性がある。子供が欲しいと願う夫婦に法整備が遅れているのはもどかしい。代理母出産を認めている国と禁止している国。どっちつかずでは、実際に誕生している子供に何と説明すればよいのだろうか。
 
 ところで「日本産科婦人科学会」の会員に女性の名前がないことが気になる。
 
 
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★ 50代女性が代理出産、娘夫婦の受精卵で 国内初(朝日新聞・06/10/15)
★ 財団法人 日本産科婦人科学会 
★ 東京・品川区長が抗告(本ブログ・06/10/11)
 
 

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ETC突破 運送会社社長逮捕

 社員に「ETCを突破しろ」と命令した運送会社社長(36)が道路整備特別措置法違反(教唆など)で逮捕された。
 
 ETCは便利だが、新たな事故の温床になっているとも言われている。ETCカードの入れ忘れ、期限の切れたカードをそのまま使用してゲートが開かずに衝突。また、慌てて急ブレーキをかけたことによる、後続車の追突、そして料金所強行突破である。
 
 新しい機械システムを甘受する一方、一部の人間はその技術に対抗しようとする傾向がある。
 
 ピンクチラシは迷惑メールに姿を変え、携帯電話は盗撮の道具となり、ワープロはパソコンとなって便利になったがスパイウエアやウイルスをも生み出した。振り込め詐欺や麻薬の売買では違法に入手された携帯電話が暗躍する。個人情報の持ち歩きは紙からDVDなどのメディアの普及で数百万人ものデータを片手で持ち歩けるようになった。
 
 自由と身勝手をはき違えた者の暴走は止まらない。その意識の低い者は自らが社会のウイルスとなって繁殖していく。逮捕された運送会社社長に命令された社員も強行突破したとして逮捕されている。「嫌です」と断れば、悪のウイルスに感染せずに済んだものを。
 
 生きていく上での美意識を持っていなければ、誰でも社会の病原体になりうる可能性が多い。機械は愚直なまでに作業を完遂させる。一部の者は機会を愚かなまでに退廃させる。
 
 
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★ ETC:強行突破させた運送会社社長を逮捕 静岡県警(毎日新聞・06/10/12)
 
 

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東京・品川区長が抗告

 
 公判廷では被害者のいる場合といない場合がある。
 
 刑法犯を裁く場合は被害者がいる場合が多いが、被害者がいないのは風紀を乱す犯罪などで、いわゆる風俗関係がその大半を占めることになるだろう。しかし、罪を犯しているわけではないのに、被害者のような感覚に襲われる裁判も散見できる。法解釈が問題になる場合である。
 
 向井亜紀さんと高田延彦さん夫妻の代理母出産での子供は実子とは認めない、としてきた東京・品川区長は最高裁に許可抗告を申し立てた。これは先日の東京高裁の「品川区は出生届を受理すべき」という決定を不服としたものだ。
 
 代理出産が「母体を生殖の道具として使う行為」とする懸念があるそうだが、それを問題にするのであれば、不倫、そしてその結果もたらした中絶などは断罪されなければならなくなる。
 
 向井さんは「代理出産について、日本司法がどう答えてくれるか知りたくて裁判を起こした。最高裁で話し合えるのもいい勉強になると思っている」と話している。
 
 結婚して子供が欲しいと思うのは当然の望みである。行政は被害者をわざわざ産み出してはいないだろうか。行政も法曹界も大いに勉強しなくてはならない重要な問題である。
 
 向井さんのお子さん達がすでに生活していることをよく勘案していただきたい。
 
 
☆ 人生はつくるものだ。必然の姿などというものはない(坂口安吾)
 
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★ 「母性とは、親子とは何か考えて」 代理出産の向井夫妻(朝日新聞・06/10/11)
★ 向井亜紀ブログ
★ BABY:A BABY:B(本ブログ・06/10/1)
 
 

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さくらちゃんを救う会

 寄付というのは当然ながら、善意を持って送られる任意の金である。
 
 都内に突発性拘束型心筋症という難病を抱えている、上田さくらちゃんという女の子がいる。この病気は心臓が硬化するため、放置しておくと危険というものである。
 
 さくらちゃんを救うためには、渡米して心臓の移植手術を受けなくてはならない。日本では、15歳未満の子どもが臓器移植をすることはできないからだ。総費用1億3600万円ほどかかるそうだが、現在その寄付を募っている。
 
 こうした状況の中で、ネット上の一部では上田さんがNHK職員であることを理由に、誹謗中傷が繰り広げられているようだ。
 
 日本では不可能だから渡米しなくてはならないのに、日本国内の医療システムの不備や難病治療に対する理解や論点もなく、難病に直面している幼いさくらちゃんを無視した論調だ。
 
 金が論点の彼らに言いたい。それを問題にしたければ、各々のウェブスペースで発言すればよい。匿名の彼らはPCモニタの前でどんな顔をしてコメントしているのだろう。
 
「寄付金の余剰金をほかに寄付しろ」というのならまず、
 
「寄付金が不足しているから、まず寄付をしろ」。
 
 
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★ さくらちゃんを救う会
★ 「身銭切れ」心臓移植希望の女児支援HP、中傷相次ぐ(読売新聞・06/10/6)★ 女児の難病移植募金めぐり2ちゃんで「祭り」
 
 

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子供の頃の思い出

 小学校のときのお話し。厳しく優しく接してくれた先生たちがたくさんいました。
「小学校二年生にしてはきれいな絵を描く」「造りは雑だがアイディアはいい」と褒めてくれた図画の先生。マイムマイムを学年で踊ったとき、「Nonoを見習いなさい」と手を引いて褒めてくれた先生。
 
 怖かった先生。給食を食べるのが遅かったので、わざと残すと平手打ちをした担任の先生。泣きながら食べました。みんなが食べ終わった後に残って食べていた時、最後に食べたプリンだけは美味しかった。
 
 残すのは悪いこと、残さなければプリンは美味しかったこと。
 
 放課後は、三日でやめたお絵かき教室、半年続いたスイミング、二年半通ったおかげで算数の時間はヒーローになった公文式。幼い頃に習ったといえばこれくらい。長く続いたことがなく、飽きっぽかったのです。
 
 良いことも悪いことも満足に分からないから、幼い心は常に興味とナゾに包まれているものです。学校の中の不思議と放課後の関心。それに対して惜しむことなくお金を出してくれた両親には感謝の気持ちで一杯なんです。
 
 
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★ 給食費払わぬ親たち お金あっても「頼んだ覚えない」(産経新聞・06/10/1)
★ いただきます(本ブログ・06/1/23)
★ 惜別(本ブログ・04/9/26)
 

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BABY :A BABY: B

 向井亜紀さんのブログに、自身の双子のお子さんが胎内にいて「BABY:A、 BABY:B」と呼ばれていたときの画像が載っている。
 
 子宮を摘出した向井さん夫婦は米国で代理母による出産で2人の子を授かった。しかし、東京・品川区は出生届を受理しなかった。母親本人の体から産まれた子供ではないため実子ではないという解釈だ。
 
 子供を切望する夫婦に対し、米国は夫妻を受け入れ、代理母も協力した。多くの尽力があって産まれた二つの命に対して、地元の窓口である品川区の対応は流れ作業的であった。同区は出生欄に「BABY A」「BABY B」と書くことすら許さなかったのである。
 
 東京高裁は品川区に対して出生届を受理するように命じる決定をした。「一連の経緯に公序良俗に反する要素は見当たらず、子の福祉を優先すべきだ」とした。
 
 品川区役所はもう上告をせずに、「○○ちゃんと●●ちゃん、品川区へようこそ。全国初の公立小中一貫校もある素晴らしいまちです」と言うべきである。
 
 
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★ 「出生届受理せよ」と高裁 向井亜紀さんブログで明かす(産経新聞・06/9/30)
★ 向井亜紀ブログ「一番星へ」(06/9/29)
★ Yahoo!JAPAN ピンクリボンキャンペーン
 
 

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盗撮した先生

 
 先生という言葉は「先に生まれる」と書く。先に生まれたから、あとから育った子供達に人生の規範や楽しさを教えるのは責務だ。
 
 都内の中学男性教諭(25)が勤務先の女子更衣室をビデオで盗撮していたとして懲戒免職になった。25歳と言えば、教師としてノリに乗ってきている時期だと思うが、この教師はわざわざ更衣室にカメラを見つからないように設置した。教師になろうと決断したときの初心を忘れ、最初から子供を性欲のはけ口としてしか見ていなかったかということになるだろう。
 
 この25歳のこども教諭に限って言えば、大した志もなく先生という肩書きを振りかざして子供達に先生に対する失望感を与えた。ただ先に生まれたというだけの人に過ぎなかったのだ。
 
 
☆ 性に恥を知らなくなった女たち、金にシャイじゃなくなった男たち。(山口 洋子)
 
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★ 女子更衣室を盗撮 中学教諭を懲戒免職(産経新聞・06/9/21)
★ 教師の不祥事(Yahoo!ニュース)
 
 

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酔っている言い訳・3

 
 一昨日のエントリーでメディアリテラシーという言葉を使ったが、今度は朝日新聞の記者が飲酒運転で摘発された。
 
 飲酒運転に限らず報道関係者の不祥事は珍しくないが、これでは世論に訴えかける業界人としての力が消失していく。これでもか、というほどにモラルを世間に投げかける記者が、暴投してしまってはだれも率先してキャッチャーにはなってくれない。
 
 現時点ではこの記者は異動にはなったが、懲戒処分は受けていないようだ。
 
 未成年のする過ちは大人がただせ。大人の過ちは社会が正せ。
 
 
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★ 飲酒運転で朝日記者を摘発 山梨県警(産経新聞・06/9/20)
★ スカート盗撮のテレビ局(本ブログ・06/5/19)
 
 

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