神奈川県川崎市のソフトウエア開発会社「バートン」と慶応大学理工学部が、空間に絵や文字を映し出す装置を開発した。将来的には、災害時に上空に避難者に対して情報を映し出したり、広告スペースを作ったりすることが可能だという。(読売新聞より)
期待したいのは街の歩道にあふれている「立て看板」のたぐいである。ただでさえ狭い歩道に違法におかれている看板が多い。通行の邪魔であるし、災害時には問題が大きくなる。
以前、都内の消費者団体が「道路にはみ出している自動販売機は通行の妨げになっている。都は道路使用料を徴収すべき」との訴えをし、実際に都と警視庁が自動販売機の「不正占拠」を調査すると、8割ほどが違反していた。
都がこの結果をふまえて、「道路使用料を徴収する」と自販機業界に警告したところ、青くなった業界は一斉に、道路にはみ出ない「スリムな自販機」と交換した。今では道路にはみ出ている自販機はほとんどない。
空間に広告が描かれれば、街もすっきりするだろう。新しい空間アートもできるかもしれない。
しかし、この記事を読んでも、私にはその仕組みがよくわからない。そちらのほうの知識がない私は、技術の進歩をひたすら甘受するだけである。
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がんばれって、なにを?
警察庁長官が全国の警察本部長に「あらゆる法令を駆使して暴力団を壊滅せよ」と指示する。各本部長は警察署長に「暴力団を壊滅せよ」という。警察署長は刑事課長に「がんばって暴力団を壊滅せよ」、そして刑事課長は部下に「がんばれ」という。そこで部下の刑事は思うのである。何をどうがんばればいいのか、と。
ただ「がんばれ」というのでは、部下は混乱するという。なんの根拠も示さずに、がむしゃらに「がんばれ」と言い放つだけというのは無責任なのかもしれない。具体的な案を示せば、部下も納得するのだろう。
一昔前までは「努力だ」「気合いだ」「根性だ」というのが日本人の美徳とされてきた。それももはや人を動かす言葉としては簡単に使う言葉ではないのかもしれない。
一方で、「サァーッ!」と気合いを入れる卓球の愛ちゃんは、親やコーチが「頑張る」ことや「気合いを入れる」ことを説いてきた。それは理屈ではなく、身をもって示してきたから愛ちゃんもついてきたに違いない。
具体的に「○○を頑張れ」というのは説得力がある。その一方で、「そんなに頑張らなくてもいいよ」そういう言葉のかけ方もあるのではないか。
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中野の「クラシック」閉店
東京・中野にあった喫茶店「クラシック」が閉店していたことがわかった。
今にも崩れそうな、暗い店内。メニューは、コーヒー、紅茶、オレンジジュースと3つだけというシンプルなもので、食べ物持ち込みOKであった。水はワンカップ酒を利用して出され、コーヒーのミルクは歯磨き粉のフタを利用していた。店名どおりクラシックが流れていた店内は、当時は著名な作家も訪れていた。
ここのマスターが平成元年に他界。娘さんが店を切り盛りしていたが、3年前に亡くなった。その後、遺言状もなく国に収められることになったという。
若いころ、面白がってここに通っていたことがあった。なんといってものんびりできるのである。高校をサボったときもここに行った。店は何となく傾いており、そこがまた面白かった。最近は行っていなかったが夏は「クーラーが聞かないので休業する」といった話も聞いたことがある。
名物のお店がなくなるのは仕方のないことかもしれない。ただ、思い出が削られていくような気がしてなんとも寂しいというのが本音なのです。
ところで、「Deadman」というサイトをご存知でしょうか。ここは著名人の訃報のみならず、店の閉店、廃刊、廃線、サービスの終了など、いろいろなものの「最期」を扱っています。さまざまな歴史が眠っています。
★ Deadman
★ 「クラシック」閉店
公衆電話が減っているようだ。NTTは携帯の利用などで赤字続きの公衆電話を減らしていく方向を示した。ただ、緊急時や災害時は携帯電話が不通になることもあり、公衆電話が活躍することから、必要な範囲で残していくという。
今日デパートに行ったらエレベータの横に「ここに設置してありました公衆電話は撤去致しました」とあった。
公衆電話跡には電源が残っていることから、空気清浄機を置いて「喫煙ブース」やノートパソコンがつなげるスペースとして解放している施設もあるという。
またこうして見慣れた文化が一つ姿を消していくのも残念な反面、新しい文化の繁栄でもある。
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ハイテク化にしないのなんでやねん
大阪市が市役所内でインターネットにつなげるパソコンがたったの2割しかないという実情が明らかになった。庁舎内では現在でも他部署間との連絡もメールではなく、文書で行われているという。
また、市の担当者と連絡を取りたい民間業者も「電話で連絡をくれ、といわれるが、担当者が席にいないことも多く不便」と漏らす。
市では「押印のある重要文書は手渡しで行うしかない。職員からの要望もない」などといっているが、IT化の波が当たり前になっているのに時代錯誤も甚だしいと感じざるを得ない。利便性や通信コストを考えれば、メールでのやりとりをしたほうが明らかに有益であるのに、である。
☆
銀行のキャッシュカードの暗証番号が盗まる被害が多発している。しかし、有効であるとされる「ICカード化」を打ち出している銀行は全体の数パーセントに過ぎないことが分かった。
銀行は一行あたり数億から数十億の設備投資が必要のため、「体力のない銀行もあり、一律に踏み切れない事情もある」とのことだ。
こと銀行に関しては、我々のお金を預かっているわけである。万全の対策を施してもらわないと、安心して預けられない。預金していても利率は低いし、なんだか銀行に預ける意味が無くなってきているような気もしなくはない。
何でもハイテクにすることがいいことだとは思えない。アナログ思考でなければ進まない事柄もある。しかし、何でもハイテクにしないこともいいとは思えないのである。すべきところは早急に対策を施して、市民の期待に添えるようにして頂きたいものである。
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いちたろうもはなこもまけちゃった
この記事のタイトルは、検索に引っかからないようにあえて平仮名にしてみました。
特許権の侵害だと言うことで、松下電器がジャストシステムを訴え、東京地裁は松下の主張を認めた上で、「一太郎」「花子」といったジャストシステムの代表的なソフトの発売禁止の判決を下した。
ソフトの中の機能を特許申請したという松下だが、特許申請して特許取得までに10年もかかっている。「東京特許許可局」も時間がかかりすぎだ。
その時間がかかっている間に、松下の主張する「ヘルプ機能」はジャストシステムのみならず、他のソフトでも多く見受けることができる。
こうしたソフトの「発明」というのは、その発明権者選定の線引きが難しいと思われる。ジャストシステムは「ウインドウズの機能を利用しただけ」と応戦する。
考えてみれば、ウインドウズのデスクトップインターフェイス、つまり「アイコン」だって、もともとはApple社のMacが最初に採用したものだ。米国ではApple社がマイクロソフトを訴えたが退けられた。要は、「ソフト開発に誰でも参加できる状態」を示したのである。
東京地裁の裁判官も事の本質を分かっていないような気がする。知的財産権保護は裁判所でも意見が分かれる。本当は裁判官がヘルプ機能を欲しがっていたりして。
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カスタマーサポートに問い合わせ
gooブログの画像フォルダや新規投稿の「画像を選択/解除」がおかしくなってから1週間ほど経つ。先週、gooの担当者からメールが来たが、それを最後に音沙汰がない。
メールというものが発達して、こうした問い合わせや苦情が言いやすくなった反面、その即時性を錯覚して相手の返信も「早く来るのでは?」と過信してしまうこともある。
今まで各機関に相談をしたことを思い出した。
いわゆる架空請求がメールで来たことがある。「あなたはアダルトサイトを見たので、その料金を払え」というものである。勿論払わなかったが、頭に来たので警視庁のハイテク犯罪センターに電話で通報した。すると、こちらに来たメールの文言をすでに把握していた。さすが警視庁である。そして、そのメールには返信しないこと、料金は払わないこと、万が一家に取り立てに来たら110番することなどのアドバイスを受けた。とても頼りになった。
会社に勤めていたとき、東芝パソコンの「@」が出なくなってしまった。説明書を見るも、どこに対策が書かれているのだか分からず、途方に暮れていた。早速、東芝のカスタマーサービスに電話すると、「それではまず~をしてください」「次に~をしてください」と丁寧な口調で操作手順を教えてくれた。おかげでアットマークが出るようになった。カスタマーサービスは素晴らしい。
近所のビルの後ろが道が細く、放置自転車が多くて車が通れない。ビルのホームページがあることを知っていたので、「支配人室」にメールをし、さらに役所にもメールした。支配人室からは丁寧なメールを頂いたが、「当方では対策の施しようがない」とのこと。役所のほうからは何の連絡もなかったが、放置自転車対策の係の方が連日監視をしてくれたおかげで、放置自転車は全くなくなった。時間はかかったが、ちゃんとやってくれるものである。
ADSLでネットをつなぐときにNTTに相談したことがある。担当の方とは1時間ほど話したが、これまた丁寧に教えてくれた。さすがNTT!!
メールは便利だが、問い合わせは電話など口頭で伝えた方が解決が早いようだ。
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もっと民間を見習って
大学の事務所に行った。先日購入したサングラスをなくしてしまったのである。
「すいません、落とし物でサングラスが届いていないでしょうか?」
窓口に座っている女性はこちらを見て、
「後ろの拾得物預かり棚になければありません」
と、いささか冷たい口調だった。
その前には掲示板に張り紙をしている女性スタッフに、
「このセメスター制(単位の半期認定制)って来年からどうなるんですか?」
と聞いたら、
「詳しいことが出たらここにまた張り出しますので」
と、素っ気ない対応だった。
うちの大学に限らず、大学の事務所というのは何故か冷たい応対であるようだ。これなら聞かなきゃよかった、と思ってしまうのである。
2日に社会保険庁がマナー3か条というものを公表した。それによると
「呼び出し音(ベル)が鳴ったら、すぐに電話に出ましょう」
「出るときは、所属名と自分の名前を名乗りましょう」
「電話は、切るまでが会話です」
窓口対応については、
「明るいあいさつでお迎えしましょう」
「お客様の気持ちに立って対応しましょう」
「積極的に一声、声をかけましょう」の3か条となっている。
こんなこと、民間ではとっくにやっている当たり前のことである。いかに今までお役所的な横柄な対応をしてきたかということを露呈している。
大学の事務所も社会保険庁もファーストフードの高校生のスマイルをもっと見習った方がいい。
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