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がんばれって、なにを?

 警察庁長官が全国の警察本部長に「あらゆる法令を駆使して暴力団を壊滅せよ」と指示する。各本部長は警察署長に「暴力団を壊滅せよ」という。警察署長は刑事課長に「がんばって暴力団を壊滅せよ」、そして刑事課長は部下に「がんばれ」という。そこで部下の刑事は思うのである。何をどうがんばればいいのか、と。
 
 ただ「がんばれ」というのでは、部下は混乱するという。なんの根拠も示さずに、がむしゃらに「がんばれ」と言い放つだけというのは無責任なのかもしれない。具体的な案を示せば、部下も納得するのだろう。
 
 一昔前までは「努力だ」「気合いだ」「根性だ」というのが日本人の美徳とされてきた。それももはや人を動かす言葉としては簡単に使う言葉ではないのかもしれない。
 
 一方で、「サァーッ!」と気合いを入れる卓球の愛ちゃんは、親やコーチが「頑張る」ことや「気合いを入れる」ことを説いてきた。それは理屈ではなく、身をもって示してきたから愛ちゃんもついてきたに違いない。
 
 具体的に「○○を頑張れ」というのは説得力がある。その一方で、「そんなに頑張らなくてもいいよ」そういう言葉のかけ方もあるのではないか。
 
 
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