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夢が逢えたら

 先日、アイドルとデートする夢を見た。デートは他愛のない内容で、東京の裏原宿を手をつないで話しているというものだったが、とても楽しかったので、起床したときの虚しさといったらなかった。忘れてしまう夢のほうが沢山あるが、中には今でも覚えている楽しい夢、気持ち悪い夢、きれいな夢がある。映像化して見ることができたらどんなに面白いだろうかと思う。
 昨年の産経新聞の記事で、「夢を映像化!?」という内容があった。京都府にある国際電気通信基礎技術研究所(ATR)が、人が目で見て認識している視覚情報を、脳活動を調べることで読み取り、コンピュータで画像として再現することに成功したという。現在は単純な図形や文字の段階であるが、これを基本にして夢を映画のように再現できる可能性もあるという。米科学誌「ニューロン」に発表している。
 

 物を見たときの視覚情報は、大脳の後ろにある視覚野という領域で処理される。研究チームは被験者に白黒の画像を見せて、視覚野の血流の変化をMRI(磁気共鳴画像装置)で計測。脳の活動パターンから効率よく画像を解読するプログラムを開発した。
 
 実験で使った画像は小さなマス目を縦横10個ずつ並べたもので、四角形や十字、アルファベットなど11種類。被験者が画像を見てから4秒後に、ほぼ原画に近い画像をコンピュータで再現できた。また、見ているままの状態を動画で再生することにも成功し、再現の精度には個人差があるものの、カラー化も原理的には可能であるという。
 
 ATR脳情報研究所の神谷之康室長は「夢を読み取って画像化することも、荒唐無稽なことではない。診療での患者の心理状態の把握、新たな芸術や情報伝達の手段などに応用できるかもしれない」としている。

 
 面白い夢を見たときは人に伝えたくなる。それを今ならインターネットで公開することも可能になる日が近いのかもしれない。それと同時に、技術が発達すると、人が考えていることも具象化できてしまうのではないかと思うと少々怖い。
 
 夢占いなどもあるが、映像化されることで、その心理状態を具体的に把握することもできるだろう。今まで見た夢で一番奇妙な夢は1年ほど前に見た夢で、かつて放送していた歌番組「ザ・ベストテン」である。スタジオではなく、外からの中継で松田聖子が歌っていた”映像”であった。しかも当時の”聖子カット”をしており、歌は「白いパラソル」が昔ながらの手書きのテロップ(?)で登場。画面の隅には若いころの久米宏さんと黒柳徹子さんが顔を見合わせて笑っているというものだった。
 
 何で今になって昔の番組の昔の状態の有名人が出てくるのだろう。心理状態も気になるところだが、とりあえずあの時の夢の映像をもう一度みたいと思う。見たい夢というのは、今こうしている間に頭の中で想像するしかない。寝たときに見る夢ではなく、将来の目標にする夢というのは、頭で描いてそれを現実に当てはめる地味な努力が必要なようである。寝ているときの夢も、起きていて見る夢も楽しいものでありたい。
 
 
☆ 偉大なことを成し遂げるためには、行動するだけでなく夢を持つこと、計画するだけでなく信じることが絶対に必要である。(Anatole France)
 
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★ 「頑張れば夢かなうというのは幻想」(本ブログ・08/2/22)
★ 夢を映像化!?脳内画像を脳活動から再現(産経新聞・08/12/11)
★ ATR 株式会社国際電気通信基礎技術研究所 
★ 脳から知覚映像を読み出す(ATR プレスリリース・08/12/11)
 
 

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銭湯でロック、新しい銭湯の形 東京・吉祥寺「弁天湯」

 高校生だったときの夏休みに「何かやろう」と思いアルバイトを探した。当時はインターネットもなければ求人誌の存在も何も分からなかったので、近所の商店街をしらみつぶしに見ていき、近くにある銭湯に「飛び込み営業」をかけた。番台に座っていたおじさんは快諾してくれた。午前8時からのアルバイト。残り湯での掃除は湿気も多く汗だく。初めての労働であったが、2週間ほどで2万円弱の収入も夏休みのいい思い出になった。
 
 都内では昔ながらの銭湯を見かけることが少なくなったが、東京・吉祥寺にある銭湯「弁天湯」は時にライブスタジオに変貌する。「風呂ロック」と銘打ったライブイベントが行われる。湯船をステージにして洗い場が客席だ。弁天湯があるところは吉祥寺の繁華街からわずかに外れたところにある。このような場所に銭湯があるのが珍しい。
 
 ライブは1ドリンク付きで3千円前後だという。今月2日にあったライブチケットも完売、次回は秋口の予定だ。今年になって、銭湯に併設してあったコインランドリー2カ所のうちの1つを立ち飲みバーに改造した。「お風呂上がりのいっぱいにどうですか」ということである。
 
 私の思い出だった銭湯の近くに行く機会があったが、残念ながら銭湯は姿を消しており、オーナーの自宅と思われる3階建ての家とコインパーキングに替わっていた。東京都浴場組合によると、都内の銭湯は09年4月現在で857軒で、ピーク時だった1968年の3分の1程度だという。
 
 
☆ 本当に新しいことを発見したいなら、別な場所に行くのではなく、新しい目を持つことだ(マルセル・プルートル)
 
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★ 老舗銭湯、ロックに目覚めた 東京・吉祥寺、いつも満員(朝日新聞・09/7/10)
★ 風呂ロック (HP)
★ 東京都浴場組合(東京都公衆浴場業生活衛生同業組合)
 
 

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iPhoneに雑誌を有料配信 サイトの有料化加速?

 以前、産経新聞の「産経Web-S」というサービスを利用していた。これは産経新聞”紙面”をブラウザでまるごと読むことができるサービスであり、新聞社としては初の試みであった。利点は自宅に読み終えた新聞がかさばることがないということ、関連記事へのリンク・検索が容易であることであった。
 
 しかし欠点がある。新聞各社は「ネットだけではなく、新聞を購読して」と暗に訴えているが、同サービスはその新聞紙面の長所の1つである「一覧性」に問題があった。手にして読む新聞は確かに一覧性があるが、紙面をブラウザで読むとこの「一覧性」が意味を成さなくなるのだ。”紙面”をスクロールしたり拡大したりする作業は面倒に感じたのであった。
 
 電通は電子化した雑誌コンテンツを携帯電話などに配信する「MAZASTORE」を今夏に開始すると発表した。第1弾としてiPhoneアプリとしてスタートし、順次他社一般ケータイやPC、ゲーム機などに拡大する計画だ。約20社から約30誌の参加が決まっており、年内には拡大する見込み。専用アプリをダウンロード(115円)だが無料版も配布する。雑誌コンテンツは雑誌により115〜600円程度という。バックナンバーも購入でき、保存することもできる。
 
 この記事からは分からないが、これらの”電子雑誌”は冒頭の産経新聞サービスのように、紙面を丸ごとブラウザで読む仕組みなのか、それともブラウザ用にコンテンツがレイアウトされているのかが気になる。”紙面丸ごと”であると個人的には興味をそそられない。せっかく有料であるのであるから、他の無料で見ることのできるサイトと違ったレイアウトコンテンツを期待したい。すなわち、有料であることというのは「金を払ったから持っている」という他との差別化、そして少しばかりの優越感に浸れる。
 
 前にも書いたが、サイトの一部・全部有料化には賛成である。現在はこのブログを書くときも各新聞社の記事を利用させてもらっているが、言うまでもなく、記者の方たちは慈善事業で働いているわけではない。購読料や広告収入があるから取材ができるわけだ。すべてが無料のままだと、良質な記事を維持することが困難である。
 
 一部の新聞社では、無料の会員サイトを作ってオリジナルコンテンツを配信している。その規約を読むと「購読確認のために新聞販売所に個人情報の提供をすることがある」などとある。苦戦を強いられている紙面媒体の苦肉の策かもしれない。
 
 先日久しぶりにコンビニで新聞を買った。日曜版であり、分厚い情報が懐かしかった。雑誌コンテンツも魅力ある情報が買った人だけに与えられなければ意味がない。そしてブラウザに適したテキストや画像の配置は新サービスの将来を左右することになるだろう。中途半端な情報提供にならないように期待したい。
 
 もしも、既存の無料サイトが有料になったら、いったいどのサイトが生き残るのであろう。
 
 
☆ 書き手が涙を流して書いたようなものでなければ、読み手が涙を流すことはない(R.フロスト)
 
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★ 電通:携帯電話向け雑誌販売 30誌、1冊115〜600円 夏にiPhoneで(毎日新聞・09/7/9)
★ iPhoneに雑誌を有料配信 電通などスタート、年内に30社50誌(ITmedia・09/7/8)
★ ドコモ、スマートフォン向けのソフト配信サイトを新設(ITmedia・09/7/9)
★ 産経Web-S 産経eテキスト 
★ 紙一重の紙メディア(本ブログ・09/4/3)
★ 活字媒体は生き残るか(本ブログ・08/10/8)
★ 新聞を読まなくなった私たち(本ブログ・07/3/14)
★ 本とカレーで大好評(本ブログ・06/7/8)
★ 恋愛少年少女(本ブログ・06/3/30)
 
 

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爆弾原料所持の19歳少年を逮捕、販売店も捜索 警視庁公安部(2009.7.5)

 神奈川県相模原市の専門学校生の少年(19)が、爆弾の原料に転用可能な化学薬品を不正に所持していたとして、警視庁公安部は毒劇物取締法違反容疑で少年を逮捕、自宅を家宅捜索した。また、少年が薬品類を購入した東京都中央区内の薬品販売会社も同法違反容疑で捜索した。
 
 警視庁によると、少年は2月に販売会社で塩素酸カリウムと塩素酸ナトリウムを購入した疑い。少年は他の薬品も購入しており、爆発物を製造しようとしたとみて調べる。
 
 公安部によると少年は容疑を認め、「爆発物に興味があった」と供述しているという。少年の自宅からは硝酸や塩酸、グリセリンなど十数種類の毒劇物を押収、化学薬品を合成したとみられる物質もあったことから鑑定する方針。少年がインターネットの掲示板や動画サイトに、爆発実験に関する書き込みや実験の様子を動画で投稿した形跡もあったという。
 
 毒劇薬物取締法違反は、正当な理由もなく爆発性のある劇物を所持することを禁じている。警視庁では少年に販売した会社からも販売した経緯を聞く。
 
 都内では昨年9月に元自衛官の男(34)が、皇居に向けて手製の消火器爆弾が発射される事件が発生。このため警視庁は化学薬品を扱う薬局やホームセンターなど約9,500店を調べ、不審な購入者の情報を収集してきた。
 
 不気味な事案である。爆発物を実際に爆発させる事件といえば過激派のメンバーと相場が決まっていたが、それはもう過去の話になりそうだ。実際にインターネットで探してみると、いとも簡単に爆弾製造方法が記されたページが出てくる。
 
 そして攻撃対象とされたのは皇居であったり、国家権力に向けられることが多かった。例えば過去には警視庁深川警察署にロケット弾が打ち込まれた事件、東京・新宿区内の機動隊寮の一部が爆破される事件では警察官1名が死亡した。こうした警察施設ではなく、昨今ではその対象が無差別化している。正確に言うと対象は攻撃する者にとっては”それなりの理由”があるが、そこに集う人たちが何の関係もない一般市民であるのだ。
 
 特に海外ではイラク、そして五輪などの大きなイベントが始まれば爆弾テロの警戒が強まる。日本では隣人がテロリストでも気付きにくい。不審な言動が確認できたら躊躇なく当局に通報する感覚が必要だ。平和はただ守るのではなく、攻めの姿勢で築いていくものに違いない。
 
 
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★ 19歳少年を逮捕=爆弾原料薬品所持の疑い(時事通信・09/7/5)
★ 毒物及び劇物取締法(法令データ提供システム/電子政府の総合窓口)
 
 
 

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あ〜、ドコモのAndroid”グーグル”ケータイが欲しい 7月10日発売

 NTTドコモは7月10日(金)に、Googleサービスが簡単に利用できる”Androidケータイ”(HT-03A)を発売する。ドコモがケータイを4種類に分けて販売しているうち、”PROシリーズ”に属するスマートフォンだ。
 
 私はMacユーザーなので、本当はiPhoneが自動的に欲しいところであるが、11年以上使っているドコモとサヨナラするのが辛くて我慢している部分がある。友人がブログでことあるたびに”あっちのケータイ電話会社”を批判していることも一因となっている。iPhoneがドコモから出れば自動的に買うのに。
 
 ところでAndroidケータイである。最近MacでGoogleサービスを利用することが多い。特にGmailは要らないジャンクメールを振り分けてくれて非常に助かっている。メインで使っているアドレスをGmailで受信させて、メールソフトにGmailアドレスと共に一括受信させている。
 
 そのおかげで寂しいくらいに迷惑メールが無くなった。Gmailにログインすると笑っちゃうくらいに迷惑メールが数千通格納されている。ただし、こちらもたまにチェックしないと、迷惑じゃないメールが混ざっていることがあるので注意が必要だが、精度に対して不満はない。
 
 そうしたGmailをメインアドレスとして受信できるAndroidは魅力的だ。通常の携帯メールのように自動受信することもできる。このGmailだが、通常はPCがないとアカウントを作成することができないが、AndroidはPCがなくてもGmailを利用することができる。Androidでは基本的にこのGmailを利用することになる。
 
 iモードメールは直接送受信できず、ドコモの専用サイトから「iモード.net」サービス(月額210円)を利用することになる。どうしてもiモードメールを利用したい人はこのサービスを利用することになる。しかし、Androidやその他スマートフォンからできることには制限があるので、事前にチェックを。最初の設定時にiモード携帯が必要になるので、これまでのケータイで「ワンタイムパスワード」を発行して、3分以内にPCからログインして手続きを完了させる必要がある。
 
 ブラウジングはiPhoneと違い、画面内のポインタをトラックボールで移動させてクリックする。個人的にこの「トラックボール」も魅力的だ。かつてエプソンの「PC-CLUB」というPCを持っていたときにトラックボールを使っていた。
 
 トラックボールの利点はマウスのように一定の場所を必要としないことだ。扱いづらいのではないかと思われる方もいるかもしれないが、慣れると何ていうことはないので大丈夫。このポインタを操作することで細かいリンクをクリックできるのも、タッピングがメインのiPhoneと違うところだ。しかし拡大縮小は一度画面をタップして、虫眼鏡マークを表示させることになる。
 
 仕事であちこち行くことが多いとなると、便利なのがグーグルマップ、ストリートビューだ。現在地から目的地までのルート検索などのお馴染み機能が利用できる。GPSで現在地を取得し、自分の向きに合わせて画面も変わってくれるのはAndroidだけの機能だ。
 
 気になっていたのが音楽機能。残念ながらiTunesとの同期ができないようで、microSDカードに入っているデータを自動で認識するとのこと。YouTubeは当然ネイティブ対応になっており、専用アプリで高画質な再生に対応している。外側のみに付いているカメラ(320万画素)で撮影した画像や動画を、PicasaやYouTubeにアップロードできるのも当然だ。
 
 iPhoneのアプリが「App Store」からダウンロードするのと同様、AndroidもAndroidマーケットから本体にダウンロードして行うが、利用はiPhoneのアプリ同様に自己責任となる。iPhone同様に便利なアプリがたくさん出てくれると楽しいことになるだろう。
 
 iPhoneと同様に、ワンセグやおサイフケータイなどは使うことができない。すなわち普通のケータイとは訳が違うのがこうしたスマートフォンだ。
 
 しかし、我思う。
 
 今のケータイが使い切れない機能が付いているせいで端末の価格が高くなっているのだとすれば、通話、メール、ブラウジングに特化したこうしたスマートフォンのほうがシンプルであり、実は多機能ではないか。誰か、Androidを私に買ってください〜。そしたら、私のSO905iCSを差し上げますんで。
 
 
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★ 写真と動画で解説する「HT-03A」(ソフトウエア編)(ITmedia・09/6/3)
★ DoCoMo PRO series HT-03A(NTTドコモ・ウエブサイト)
 
 

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99年「東芝クレーマー事件」の男、窃盗容疑で逮捕 福岡

 1999年、インターネット上で東芝製のビデオレコーダー修理に関連して、その対応が「悪い」として同社に電話をかけて抗議、その内容を録音してインターネットで公開していた「東芝クレーマー事件」の男が窃盗容疑で逮捕された。
 
 福岡県警早良署に逮捕されたのは会社員の男(48)。同容疑者は4月11日、母親が入院している大学病院の医療相談の部屋で職員のノートパソコン1台を盗んだ疑い。パソコンには患者の名前や相談内容など約9000人分の情報が入っていたという。今のところ情報流出はない。
 
 当時、同容疑者はホームページを開設して「AKKY(アッキー)」をハンドルネームとして名乗っていた。東芝製のビデオテープレコーダーを購入したあとノイズが発生するとして修理を依頼、勝手に改造され、担当窓口も次々と変更され、最後には担当者から「お話しはもうしました」「要求は何なんですか?」「お宅さんみたいのは、お客さんじゃないんですよ。クレーマーっちゅうの」と言われたとして、ホームページで抗議していた。アクセスは1000万を超える。
 
 その後は東芝の不買運動にまで発展した。東芝はその後、対応の不手際を謝罪したが、製品の初期不良については仕様通りとした。その後、AKKYに同調していたネットユーザーも、彼の主張や執拗な”抗議”に疑問を抱き、「AKKYはクレーマーだ」との論調に変わった。
 
 ”大企業と一個人の戦い”はネット上で大きな話題となった。その後も別の男性が、某牛丼チェーン店で弁当を持ち帰ったところ、中にカエルの死骸が入っていたとして、チェーン店とのやりとりをホームページに掲載する”事件”もあった。こちらはチェーン店側が5万円分の無料飲食券を男性に渡したが、納得のいかなかった男性がさらに食い下がったところ、チェーン店は弁護士を立てて応戦する構えとなり、萎縮した男性は”終結宣言”した。
 
 クレーマーには共通点がある。要領を得ないので何が言いたいのか分からないうえ、揚げ足を取ってそこを攻撃する。通常の人間関係を築くことができていないがゆえの悲劇にも思えた。ブログと違い、開設に少々手間のかかるホームページ。まだブロードバンドではなく、多くの人が23時から8時までの夜間に「テレホーダイ」を利用してネットをすることが多かった、そんな時代の”事件”であった。
 
・他にもあったこんな”事件”
 某量販店のとウエブマスターとの交渉の模様。深夜まで営業していた量販店に対する騒音や、交通渋滞についての抗議の内容を公開したもので、量販店の横柄な態度には閉口した。
 
 某医大における医療ミス。点滴の代わりにミルクを乳児の体内に入れてしまい、その医療ミスを隠蔽。のちに内部告発があり、当事者の実名も挙がった。
 
 某自動車メーカーが修理依頼されていないところまで修理、ウエブマスターは工場内外でぶつけられたのではないかという疑念を持った。ウエブマスターもまた同業者であった。
 
 
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★ あのクレーマー事件で一躍有名になった男が窃盗で逮捕(ZAKZAK・09/7/3)
★ 東芝クレーマー事件(wikipedia)
 
 

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「暴力団」隠して忘年会 組員ら2人逮捕 栃木県警(2009.6.30)

 昨年末に栃木県日光市内のホテルで、暴力団であることを隠して予約、忘年会を開いたとして、栃木県警組織犯罪対策課と日光署は、同市内の指定暴力団住吉会系組幹部ら2人を詐欺、偽計業務妨害、偽計信用毀損の疑いで逮捕した。県警によると、暴力団によるこうした行事などの摘発は全国初であるという。
 
 昨年12月、日光市内のホテルに暴力団と名乗っては利用できないことを知った上で「重機関係会社の忘年会です」と嘘を言って予約(詐欺)、暴力団員約55人で忘年会を開いた。同ホテルの従業員は深夜の警戒を強いられ、一般客の浴場利用を制限させることによりホテルの業務を妨害(偽計業務妨害)され、信用を傷つけられた(偽計信用毀損)。
 
 ホテル側は一行が到着したときに初めて暴力団関係者と気付き、一般客からは「こんなホテルだったのか」と苦情が寄せられた。当時、一般客は約60人が宿泊していた。
 
 ホテルなどの業界団体は任意組織を結成、暴力団の利用を自主的に断る取り組みを広げている。しかし暴力団員が他人名義で予約するケースも増え、一般客との見分けがつかずに断れないケースもあるという。
 
 今回のようなケースでは、例えば暴力団員が4人程度の個人的な規模なら事件にはならなかった可能性がある。しかしながら50人以上も大挙して押し寄せれば、一般客に対して威圧し、暴力団の威力を誇示することになる。民事不介入の原則もあり、ホテル等に宿泊する行為自体は暴力団とて違法ではない。これは旅館業法第5条にて、特定の場合を除いて宿泊を拒んではならないとあるためだ。ただしホテル等業界側が「暴力団の宿泊お断り」と予め示していたことで今回は詐欺罪が適用された。
 
 過去には過激派のメンバーが氏名や住所を偽って予約、有印私文書偽造・同行使、そして旅館業法(第12条)違反で警察当局に摘発された例がある。今回の日光の事件では宿泊時点で予約者が偽名等を用いなかったため、県警は今回の容疑にて逮捕につなげたのだろう。
 
 
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★ 偽計業務妨害:暴力団隠し忘年会 2容疑者を逮捕 栃木(毎日新聞・09/6/30)
★ 旅館業法 (法令データ提供システム/電子政府の総合窓口)
 
 

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コンビニの値引き販売、公取委がセブンイレブンに排除措置命令(2009.6.24)

 フランチャイズ契約を結んでいる加盟店に弁当の値引き販売を不当に制限したとして、公正取引委員会はセブンイレブンジャパンに排除措置命令を出した。経営側や消費者には歓迎の声が上がっているが、業界側には収益基盤が揺らぐ懸念があるとしている。
 
 セブンイレブンでは月間の弁当などの廃棄目標を「50-60万円分」としてきた。加盟店主の中には「廃棄するのに胸が痛んだ」という声もある。これに対してセブン側は「指導に行き過ぎた面がある」と認めながらも「多くの加盟店主が見切り販売(値下げ)に反対している」と反論。顧客に店頭価格や鮮度、ブランドへの不信を生じさせかねないこと、ディスカウント店などとの価格競争に巻き込まれ、加盟店自身の利益を圧迫しかねないという主張だ。
 
 ブランドイメージの維持などを懸念するのであれば、こうした廃棄分の加盟店負担を無くすように本部が努力すべきである。加盟店のみに負担を押しつけるのではなく、本部も痛み分けをすべきなのだ。コンビニにとって、弁当などの類は必要不可欠な商品に位置づけられている。独自の弁当開発にも力を入れて、10円でも20円でも安くできるように本部の営業マンが原材料の仕入れ先まで営業に出向く。
 
 この努力があるのを知っているはずなのに、廃棄を推奨するような運営方針には疑問が残る。日本消費者連盟代表運営委員の富山洋子さんは「値引きはコンビニ各店と消費者の判断で行われる商行為。期限切れ前の商品が安く買えるようになれば、選択肢が広がる」とし、消費者不在の論争にも釘を刺す。
 
 値引きシールが貼ってある商品を見て嫌悪感を示す消費者がいるだろうか。もちろん、鮮度の高いものがいいという客がいれば買わなければ済む話であるし、スーパーでは見切り販売が昔から存在して客にもそうした販売方法が認知されている。であるならば、コンビニも硬直した運営方針を貫こうとはせずに、多様な方法を認める方がイメージアップにつながる。
 
 こうした議論が起きるのも、コンビニがいかに弁当などの食材に頼って営業をしてきたかということである。他にテコ入れすべき品物はないのか、それを精査したほうがいい。コンビニに格調高いブランドイメージなどは必要ない。客にとってコンビニは身近な商店の一部となっている。客の平均滞在時間3分を使ってどうやって客にアピールできる商品を陳列するかを考えるべきなのである。
 
 
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★ クローズアップ2009:公取委排除命令 揺らぐコンビニ商習慣(毎日新聞・09/6/23)
★ セブンイレブン:食品廃棄、加盟店の損失を15%負担(毎日新聞・09/6/23)
 
 
 
 

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