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【怒】Apple社ソフトのシリアル番号どこだよ【怒】

 アップル社のiWorkっていうソフトのお試し版をダウンロードして使っていた。試用期間が切れたため購入した。お試し版を起動させると、写真1のように「購入した場合は、インストールブックレットにシリアルナンバーが記載されています」と書いてある。
 
【写真1】シリアルナンバーみたいのを入力するが、進めない。
enterserial
 
 製品を開けると、iWorkのソフトが素晴らしいという紹介のブックレットと、インストールブックレットの2つが入っている。しかし、どこを見てもシリアルナンバーなんて記載がない。隅から隅まで見るも、それらしき番号やアルファベットはないのだ。インストールブックレットはB5サイズの紙を半分に折っただけのシンプルなもので、シリアルナンバーに関する情報は全くない。DVDーROMの裏の内側にあるホログラムみないな雰囲気の番号も試しに入力してみたがダメだった。とにかくアルファベットと数字のあるものはすべて入力したが徒労に終わった。
 
 「もしかして透かし番号か?」と思って、バカみたいだが本当に透かしてみた。ないよ、どこにも。
 「じゃあ」と思って、アップルのホームページからユーザー登録ページに進むと、下の写真のような画面にぶつかる。シリアルナンバーが分からないので、青字で書かれたリンク先に飛ぶことにする。
【写真2】これで解決するかも

                                  

【写真3】
 
 上の写真がそれだ。しかしだ。「製品番号(MPN)は一般的に、製品パッケージのバーコードの近くのラベルに記載されています」ってあんたちょっとまて、「一般的に」ってなにそれ。お宅の製品の話をしているのに、一般論述べられても困るんだけど。一般的じゃなくて「俺的」に話をしてくれ。そう、すべては俺だけのために。しかも「バーコードの近くのラベル」って、「近く」ってどこまでくらいの近くなんだよ。
 
【写真4】これが製品のバーコード付近。

 
 写真4が製品のバーコードがある部分。ぼかしを入れる前に写真自体がぼけてしまった怒りをどこにぶつけて良いか分からないが、バーコードの下と左斜め下に数字が並んでいる。シリアルナンバーはどっちかに限られる。
 
 しかしどっちを入力しても、はねられる。
 
 

 あたまにきた。

 
 実はユーザー登録できなかったのはこれが初めてじゃない。”GarageBandのJamPack”っていうソフト買ったときも同じようにして登録できなかった。
 
 頭にくるのが、小さい字で書かれた数字をせっかく入力したのに、「このシリアルナンバーは有効ではありません」と赤字で、赤字で、赤字で表示されることが東西南北縦横無尽に腹立たしいのだ。世の中に存在する赤字で嬉しいって言ったら、mixiの「日記にコメントがあります!」くらいなものだ。
 
 せっかく購入してユーザー登録しようと思っているのに、どんな仕打ちだよ、あんた!俺はユーザー登録するのが好きなんだよ!
 
 この作業をやる前、ラジオのNHKビジネス英会話を聴いていた。ちょうど「あんな時、こんな時」というコーナーで「怒っている」というときの表現が載っていた。勉強もかねてAppleに怒りをぶつけようと思う。
+ I was red with Apple.
+ Apple really made me see red at times.
+ Apple really made my blood boil.
+ That’s the last straw!!
[インフォーマルな場合には次のように言うことができます]
+ What a nuisance!
+ I was quite irked by Apple.
+ I was mad as all get-out.
+ How infuriating Apple is!!
+ Oh, that’s great!(注意:下降調で発音)
[少し改まった表現には次のようなものがあります]
+ I was quite annoyed by the attitude of Apple‘s staff.
+ Apple is extremely irritating to me.
 ちなみにかつてMac OS X Pantherだった頃に「Mail」という名のメールソフトを使っていた。ところが突然、それが起動しなくなった。ネットで解決法を調べたが、結局Appleのサポートに電話。指示されたことを全てやるも効果なし。
「ダメなんですけど」というと、サポートの女性は、
「こちらの正式なアナウンスとしてお伝えできないんですが、検索エンジンで解決法を探すという手段もございます」
 はっ?いまなんと!?おれ、いまどこに電話してるんだっけ、Appleのサポートだよな。
 これは言ってみれば、110番して「殺されそうです、助けてください」と通報したら、「がんばって戦ってみてくれ。ハング・イン・ゼア!」と言われるのと一緒じゃないか。
 「Mail」はその後使うことはなくなった。Appleの製品は総じて値段が高いが、こうした周辺ソフトの一部に関しては安くてお買い得である。個人ユースとはいえ、結構なものを作ることができる。それだけに残念。
 
 もう2度とAppleのユーザー登録なんてするものか!しらね。
 俺まちがっていないよな、そうだろ、スティーぶう?
 
 
☆ アダムはリンゴが欲しかったから食べたのではない。禁じられていたから食べたのだ(マーク・トゥエイン) 
 
 
★ マイクロソフトホームページ
★ 日本HPへようこそ
 
※エントリー中の英文は、NHKラジオ「実践ビジネス英語2月号」の28、29ページの一部を抜粋し編集したものです。
 
 
 

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IP電話見積もり2億円→820万円で構築 秋田県大館市

 秋田県大館市二井田にある寺へ祖父母の墓参りに行くと、必ず手を合わせるお墓がある。江戸時代の思想家であり医師であった、安藤昌益の墓だ。母の先祖になるので、多少は私も血を引いているかもしれない。近くには石碑もあり、”観光スポット”にもなっているようだ。
 
 失礼ながら、その大館市というと話題がなかなか出てきてくれなかった。秋田犬の原産地であること、骨格に秋田杉を使った「大館樹海ドーム」は話題になった。合併した旧比内町は比内鶏で有名だが、産地偽装事件があった。
 
 そんな大館市から話題。IP電話を自前で構築したというのだ。最初に業者が提示した見積額は2億円であったが、自前でシステムを構築した結果、総額820万円で済ませてしまった。大館市は旧比内町と旧田代町と合併し現在に至るが、旧町役場などの建物を分庁舎や事務所などとして利用。8庁舎9事務所間の連絡に通常の電話回線を利用していたため、電話料金が多く発生していた。
 
 市がIP電話導入を検討という話が出たときに、それをたまたま耳にした職員が「自前でIP電話を構築したらどうか」と提案した。商工課の中村芳樹さんだ。中村さんは中学時代からパソコンを使い、独学でプログラミングも学んだ。IP電話網の構築にオープンソースソフトウエアである、Asterisk(アスタリスク)の利用を提案したのだ。
 
 その2007年当時、導入事例が多くなかったことから、中村さんは実際にIP電話をこの方法で構築した。自宅で使用し、市庁舎に20台のIP電話を導入、通話に問題がないことを確認した。総延長9kmに及ぶケーブルも職員が敷設し、08年4月に大館市はIP電話に移行完了した。IP電話は停電時には使用できないので、予備電源で補強を施した。緊急時に対応できるように、これまで使用していたアナログ回線も複数本残した。IP電話間の通話は無料(例外あり)なので、従来の電話代の3分の1に当たる400万円ほどが節約されたという。
 
 私は最近、インターネットで通話のできる無料ソフト「Skype(スカイプ)」のボイスチャットを経験した。「音声不明瞭」との噂を聞いており不安であった。だが、携帯電話より悪い気もするが無料でこの品質なら不満はない。IP電話は通常の電話回線より比較的音質が悪いが、大館市のように庁舎間での通話であれば問題がないと言い切れる。
 
 どの自治体も企業も、節約できるところは徹底したコスト削減がされている昨今である。日本航空では飛行機を少しでも軽くして燃料費節約のために、座席においてあった機関誌を廃止、食器も軽量なものに替えるなどの涙ぐましい努力をしている。
 
 そこまでやるかという気もするが、日本人はこういう局面には強いと思う。「もったいない」精神は日本から世界に発信されている。大手企業は次々に人員削減をしているが、大館市の中村さんのような人は必ずいる。そうした潜在的能力のある人員まで削減してしまっては、本当にもったいないことになるだろう。
 
 現場の声を拾い上げ、それを実行に移した大館市。「皆で働き、誰もが平等」という安藤昌益の精神に通じるところがあるかもしれない。
  
 
☆ いいアイディアなら、さっさとやってしまうことだ。許可を得るよりも、謝るほうがずっと簡単なのだから(Grace Murray Hooper) 
 
 
★ IP−PBX導入による、IP電話システムの構築について(秋田県大館市)
★ 見積もり2億円のIP電話を820万円で構築した秋田県大館市から学べること
★ 愛犬が飼い主救う 米国(本ブログ・08/10/1)
★ 秋田県、大きく減少 存続危機(本ブログ・08/6/24)
★ ハチ公、逆輸入(本ブログ・05/4/9)
 
 

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バレンタインデー 今年はスイーツアクセサリー

 バレンタインデーの時期がやってきました。最近は義理チョコも義務チョコも敬遠されがち。「もうバレンタインデーなんて要らない」という女性の声もあります。
 
 それでも何となく気になる2月14日。今年の流行は「スイーツアクセサリー」だそうです。一見するとおいしそうなチョコレートがケースだったり、一口サイズのチョコレートがストラップになっていたりと、なかなか可愛らしいものが多いです。バッグやTシャツに、おいしそうなイラストが施してあるものもあります。
 
 食べ物のストラップというのはこれまでにもありましたが、ホンモノそっくり度が違うという点で異なります。日本はお店の外にある、商品の”サンプル”が外国人にウケています。喫茶店やおそば屋さんの前で写真を撮る外国人が多いのです。そんな”サンプル文化”がありますから、スイーツアクセサリーが人気である事も自然な流れだと言えます。
 
 彼とお揃いで、または自分へのご褒美に、とバリエーションの多いスイーツアクセサリーはどうでしょう。ちなみに私はスイーツじゃないんですけど、女性でもないんですけど、鮮やかな色の付いた「歯」の付いたキーホルダーが欲しくなりました。
 
 ということで、気になる方はこちら「Q-POT.」のホームページへどうぞ。はぁ。。。今年も潔く、自分で買って食べよう。。。
 
 
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★ 女が男を「落とす」術(本ブログ・08/9/23)
 
 

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痛い!

本物の行列 名古屋のマック

 
 名古屋市中村区の「マクドナルド名鉄レジャック店」で、話題のハンバーガー「クォーターパウンダー」目当ての行列ができ、24日午前9時15分に約400人が列を作った。先月末に大阪市内の店舗での販売時、行列が「モニター調査」のアルバイト1000人が並んでいたことが分かり、批判の声が上がった。今回は「モニターの必要が無く、アルバイトを並ばせていない」という。
 
 本物の行列がわざわざニュースになるとは何とも平和な国だ。先月の騒動の時に思ったのだが、これを機に雇用促進のための「行列業」でも作ってみてはどうだろう。暑くても寒くても昼夜問わずひたすら並ぶ行列業。
 
 「お仕事は何ですか?」
 「行列業です」
 「行列主任です」
 「行列係長です」
 「行列課長です」
 「行列事業部長です」
 「行列チーフです」
 「行列マネージャーです」
 「行列アドバイザーです」
 「行列スーパーバイザーです」
 「行列エグゼクティブマネージャーです」
 「行列企画担当です」
 
 「行列デザイン担当です」
 「行列アーティストです」
 「行列トレーナーです」
 「行列エキスパートです」
 
 「行列検定準2級です」
 「行列ディレクターです」
 「行列エグゼクティブディレクターです」
 
 
 誰がどれだけ偉いのか分からない。
 あとはご自由に作ってみてください。。。。
 
  
☆ ユーモアの分析はカエルの解剖のようなものだ。興味を持つ人間はほとんどいないし、カエルは解剖によって死んでしまう(E.B.White)
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★ 今度の行列はホンモノ!マック話題バーガーに400人(読売新聞・09/1/25)
 

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ファイル復元ソフトの威力

 昨年末にMacのクリーンインストールを実行した。04年の春に購入、OSは10.2(Jaguar)だったが、すぐに10.3(Panther)をインストール、さらに10.4(Tiger)に、そして一昨年に10.5(Leopard)にした。すべて上書きインストールであったし、余計なファイルやソフトも削除してすっきりさせたいことから、クリーンインストールを思いついた。クリーンインストールとは、ハードディスクを一度きれいに削除して新たにインストールすることである。
 
 必要なファイルはバックアップ。クリーンインストールは滞りなく終了した。あぁ、そういえばOSのインストールはこんなに時間がかかるものなんだな。
 
 ところがである。バックアップしたと思っていたファイルが一部消えていた。消えても差し支えないものは残っていたが、絶対に消してはならないファイルに限って消えていた。バックアップしたつもりだったが確認を怠った。
 
 これは困ったことだ。オンラインにてダウンロード商品を4つほど購入していたが、そのシリアルナンバーや認証コードの類が記されていたメールのバックアップも見事に消えた。iTunesに取り込んだダウンロード楽曲もすべて無くなった。83曲すべてを安く見積もっても12000円ほどの損失。茫然自失となった。
 
 過去に読んだ記事で、消去してしまったデータを復元するソフトがあることを思い出した。ネットでいろいろ調べたところ、DataRescueというソフトがあり、体験版をダウンロードできるということで試してみた。160GBのハードディスクスキャンに30分ほどかかったろうか。結果は大量のファイルやフォルダが出てきた。体験版では1つのファイルしか復元ができない。もうこの”おあずけ状態”に我慢がならず、翌日量販店にてDataRescueを購入した。「アメリカでの評価ナンバーワン」、「FBIなどの捜査機関も使っている」という文言に惹かれてしまった。”プロも使用”という言葉に弱い。 
 
 ◆ ◆ ◆
 
 帰宅して早速スキャンしてみる。すると出るわ出るわ、4年前に通常削除したファイルはほとんど出てきた。他にも大量すぎてチェックが大変なくらいにファイルが復活した。特に欲しかったメールに関しては、送受信両方合わせてほぼ100%に近いの数のメールが復旧した。すぐに削除してしまうほうなので、昔のメールが非常に懐かしかった。驚いたことに、添付されてきていたエクセルや画像ファイルも8割がた開くことができた。おかげでダウンロード商品の認証コード等が記載されているメールも見つかり、新たにダウンロードすることができた。ちなみにダウンロード商品は、ダウンロード回数に制限がある。
 
 メール以外のファイルについていうと、音声・画像ファイルもほぼ完璧に復元した。動画ファイルに関しては、40%くらいだろうか。ファイルが壊れてしまっているようで、残りの60%ほどは開くことができなかった。「確実にゴミ箱を削除する」や、ユーティリティソフトにあった「デジタルシュレッダー」で削除したファイルについては、復元しなかった。
 
 この一件でバックアップの大切さがよく分かった。分かってはいるが、面倒でなかなかやらないのがバックアップ。しかし、いつ誤って消してしまうか分からない怖さがパソコンにはある。この類のソフトは便利だと思ったのと同時に、消したと思ったファイルが簡単に見られてしまう可能性もあるという恐怖を感じた。だから、他人にPCや外付けハードディスク、USBメモリなどを譲渡貸し借りする時には、気をつけた方がよい。
 
 作成されたファイルは通常の「ゴミ箱を空にする」で消去すると、ファイル情報が削除されるだけで、データ本体は消えずに残っている。新たにファイルが上書きされれば、古いファイルは物理的に消えていくが、完全に消えるには相当の時間がかかる。確実に消したい場合はデータに上書きをして削除をする、これを繰り返せばよいのだ。
 
 ユーティリティソフトでは「ゴミ箱の複数回削除」といった機能があるし、私の持っていた「デジタルシュレッダー」なども効果的であろう。それでも不安なかたは、記録メディアを物理的に壊すしかない。トンカチでめった打ちにして、火であぶって水に浸せば、もう物理的に復元不可能だ。そこまでして見られたくないファイルというのがあるのかどうかは分からないが。
 
 ◆ ◆ ◆
  
 前に使っていた、128MBというメモリスティックもスキャンしてみた。入れていたファイルはワードにエクセル、パワーポイントに画像ということで、ほとんど使っていないこともあり、100%復旧した。そして以下の写真は、使用している携帯のマイクロSDカードをスキャンしたときの画像。

 
・見つかった動画ファイル。残念ながら見ることはできなかった。

 
・音声ファイル。すべて音楽なのだが、完璧に復旧した。

 
 こういう感じで、ファイル名までは復旧しないので、一つ一つチェックする必要がある。Macの今のOSには、アプリケーションを使わずにファイルの中が分かる「クイックルック」という機能があり、それが膨大なファイルをチェックするのに大活躍した。
 
 DataRescueは、ハードディスクやメモリスティックにデジカメなど、あらゆる記憶媒体をPCにつないでスキャンできる。ただ、復旧させたいファイルが見つかったときの場所を、スキャンした媒体とは違うところに設定する必要がある。ゆえに、Mac本体をスキャンしたいのであれば、外付けハードディスクなど、復旧させる場所を別に確保しなくてはならない。今回はDataRescueと外付けHDDを購入して出費がかさんだが、充分元は取れた。念のために書いておきますが、ファイルの復元を100%保証するソフトではないので、そこはご承知おきください。
 
 
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★ DataRescue2(iGeek.Inc)
 
 

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薬のネット販売、賛成・反対?

 ネットのアフェリエイトに参加している事から、そのIT企業からメールがあった。「来年に薬事法の改正でネットで薬が売れなくなる。厚労省の定義には根拠がない。署名に協力していただきたい」というのが主旨である。 
 
 ビタミン剤などはアフェリエイトの対象にした事があるが、一般薬は記憶にない。ただ、ネットショップで経営体力を回復させた小売店や、山間部にすむ高齢者などにはネット販売が好評だ。「地方だと店も早く閉まる。体が不自由で、クスリ一つ買いに行くのも大変」という消費者の声だ。
 
 その一方で、ネットで市販薬を買った女性が肝障害で入院したということも明らかになった。数週間の入院でその後回復した。また、風邪薬を1日だけ飲み、半月後に難病の「スティーブンス・ジョンソン症候群」になってしまった川崎市内の男性の例もある。男性は「市販薬にこんな危険があるなんて誰も教えてくれなかった」という。
 
 厚労相は来年6月の改正薬事法を施行、1〜3類に分類した薬のうち1、2類の薬に対して、ネットや通信販売などを認めない方針を打ち出している。根拠は「対面販売が原則」というものである。ビタミン剤など副作用の少ない3類は販売を容認する。これに対しネットや通販の業者などは「ネット販売は以前から合法」、「中小の小売業者の経営を圧迫する」などと反論している。
 
 チェーン店のドラッグストアに風邪薬を買いに行った事があるが、症状を伝えると「AとBのどちらがいいですか?」程度のことで、対面販売が不可欠という感じがなかった。前述の「スティーブンス・ジョンソン症候群」などももちろん分からない。
 
 調剤薬局だと対応はガラリと変わる。初めて処方される薬の事を丁寧に説明してくれるし、事前に持病や服用している薬があれば、それに対応してくれる。以前には医師の処方箋を持っていった。「Nonoさん、今回は処方量が多いですが、旅行にでも行かれるんですか?」「ええ、アメリカに1ヶ月だけ留学してきます」。すると薬剤師さんは、奥でどこかに電話をかけているのである。
 
 「Nonoさん、この処方薬はアメリカに持って行けません。向こうでは禁止薬物扱いなので、持っていくと逮捕されますよ。今、先生に連絡したので、処方を変えてもらって下さい」とのことだった。
 
 ネットの利便性は薬に限らずだが、厚労省の言う「対面販売が原則」であれば、ネット・通販業者もそれに近い対応をするべきだろう。現実に副作用の症例がある。そもそも薬には必ず副作用がある。禁止に賛成しているのは薬害被害の団体もその一つである。
 その疑問に答えるべく、文言を記すのみだけではなく、電話やファックス、メールで副作用に関する相談を受け付けられる体制を整えた方が厚労省も納得するのではないだろうか。逆に厚労省も、今まで認めていたものを禁止するのであれば、業者に”副作用をきちんと伝えられる体制作り”を指南するべきだ。
 
 これは厚労省と業者だけの問題ではない。詰まるところ消費者に大きく関連する事だけに、もっと時間をかけて話し合われるべき問題である。
 
  
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★ 市販薬ネット販売:規制強化に波紋・・・ネット薬局猛反発(毎日新聞・08/12/12)
★ ネット市販薬:30代女性が肝障害 厚労省の副作用報告(毎日新聞・08/11/21)
★ 薬の通販禁止は「不便」・・・業界団体と楽天、厚労省に要望書(読売新聞・08/12/11)
 
 

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プラモデルな指輪「プラリン」

  
 その昔、プラモデルというと普通、男の子であればガンダムとか宇宙戦艦ヤマトに行くわけだが、どういう訳かそういう類の物には興味がなかった。「そば屋」とか「おでん屋」とか、あまり子供らしくないプラモデルを作った。そして慎重さがないために必ず、上下逆のまま接着剤をつけてしまい後悔したものである。その他には「ロボダッチシリーズ」というものがあり、いろいろな種類のロボットを作った。しかしやはり基本的に雑であったので、きれいな仕上がりにはならず、ましてや色を塗るなんて事はできなかった。
 
 たまにおもちゃ屋さんを覗くと「そば屋」があってホッとするが、最近ではプラモデルライクな指輪が人気が出ているという。色と形の組み合わせで数万通りのものができるという。開発には「簡単すぎず、難しすぎず」というコンセプトが徹底され、女性が途中で投げ出さない工夫がされている。
 
 工具などは必要とせず、パーツは手で取り外すことができる。パーツが入れてある箱も凝っていて、簡単に捨てられるのはデザイナーとして忍びないということで、正方形の存在感のある物に仕上がっている。
 
 実際に女性は男性とペアのリングを作って楽しむ例があるようだ。ちょっとお気軽にプラモデル体験をするにはもってこいだ。
 
 インターネットカフェが流行っているが、プラモデルを誰の遠慮もなくゆっくりと作ることのできるスペースもあるという。スプレーでの色づけは、家でやると臭いがして家族に迷惑をかけることもあるが、このスペースを利用すれば、そうした遠慮もいらないというのである。
 
 こういうスペースに入ったら童心に戻れそうな気がするが、私の場合は単に「やっぱり雑だった」という思い出がよみがえるだけかもしれない。クリスマスプレゼントにプラモデルも悪くない。簡単な物だったら、喜ばれるかもしれません。
  
 
☆ 指輪の重荷は背負えませんが、あなたなら背負えます(ロードオブザリング・王の帰還)
  
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★ プラリン・組み合わせて作るプラモデルみたいな指輪(エキサイトイズム・08/10/27)
  
 

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庶民感覚

  
 麻生首相が参院外交防衛委員会で、「カップラーメンは400円くらい?」と答弁した。この答弁に対して「庶民感覚とずれている」と批判があるという。さらには連夜のホテルのバー通いも批判が出ているようである。なぜ防衛を話し合う場において、カップ麺の実勢価格に口角泡を飛ばす必要があるのか分からないが、カップ麺の値段を即答できる組織の長というのはどれほどいるのだろう。
 
 もし、国の首長が「近所のスーパーでは138円で売っている。毎週水曜日は98円になるものもある」なんていう発言をしたらそちらのほうが問題だ。首相だって時にはガード下の赤ちょうちんで飲みたいこともあるかもしれない。和民や白木屋に行きたいかもしれない。これをわざわざ実現しようとしたら、警備側も大変だし、一般客は店から追い出されるであろう。
 
 そもそもカップ麺を庶民的のバロメータとするのもおかしい。この1年ほどの間にカップ麺を食べた記憶がなく、実勢価格を知らない。コンビニで138円ほどのものが、昨今の値上げで150円くらいと推測するが、庶民的思考であろうか。
 
 立場があからさまに違う人を、庶民レベルに引きずり下ろそうとする発想が乱暴だ。会社の社長さんに「一緒に社食で食え」とか「マクドナルドへ行け」と言っているようなものである。「ダブルチーズバーガーセット」の価格を言える感覚が国民の総意ではない。そうした感覚を捨てなければ維持できないものもある。
 
 国防を話し合う委員会で「カップ麺の値段はいくらか」と質問をした民主党議員のほうが庶民感覚とずれている。「お昼の代名詞といえば即席麺です」と言っていたが、いつからそんな代名詞が出来たのだ。
 
 せっかくなので、ここで400円のカップ麺を開発するのも一考の価値があるかもしれない。政府が何となく公認している。そしてカップ麺の値段を知るよりも、保管場所に注意しなければ健康被害が出るということを知るほうが、庶民にとって大切である。
 
 
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☆ 批判的であることは、正しくあることよりも何とたやすいことか(Benjamin Disraeli)
 
★ 首相、カップめんは「400円くらい?」 委員会で答弁(朝日新聞・08/10/28)
★ お客様への大切なお願い(日清食品)
 
 

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