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新緑の季節 入れ替わる命

 東京のソメイヨシノは散ってしまっている。花びらが冷たい雨に打たれて地面を敷き詰める。年に一度、青い空からの木漏れ日を桜色に染める時期は終わってしまう。
 
 都合よく花や樹木の美しさに目を奪われるときがある。まともに育てるような器用さはないが、それでも道ばたに咲いている小さな植物に時の流れを任せることがある。
 
 思えば、人の亡骸は土に帰り、それが何千年もの時を経て石油になること。地球の奥底までたどり着けない亡骸は、わずかな表面にて植物にその亡骸をゆだねることになる。
 
 つまり、植物が生き生きしているのは、そうした亡骸を新たな生命体の発育に自然と取り入れているからだ。そうしたことを深層心理で分かっているから、花の美しさに心を奪われるのである。
 
 日常生活で多く使われている石油製品、とりわけプラスティック類は石油が原料だ。物がたくさんあふれているということは、遠い先祖の亡骸が変化している物に囲まれていると考えることができる。
 
 作物も亡き御霊の抜けたDNAが変化して我々の体内に摂り入れられる。体内にはそうした長い歴史の証が流れているのである。しかし体内の変化には気づきにくい。だから、自分以外の動植物が愛おしく感じる。
 
 異性に花束をプレゼントすれば、その花は2人を取り持つ仲人である。墓前に花を手向ければ、先祖の身代わりとなる命である。自宅の花瓶に花を挿せば、これまでの歴史を振り返る時間を作ってくれる、記憶のアルバムだ。
 
 桜は散ったが、次は新緑を彩る。生きようとする命は見る者を飽きさせない。
 
  
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★ 生命体の差別 花が被害に遭う事件が相次ぐ(本ブログ・08/6/23)
 
 

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ラジオのある生活 黒くんの活躍

 あえてテレビをつけずにラジオを聴く生活を送っている。ラジオの利点というのは、テレビの前でじっとしている必要がないので、ほかのことをやりながら情報収集できる。最近は震災のこともあってラジオの存在が大きく取り上げられることも珍しくなくなった。
 
 ボーッとラジオを聴いていた。何の話かよく分からないが、こんな話が流れてきた。
 
 クレヨンの黒くんが紙を真っ黒に塗りつぶした。ほかのクレヨンが「黒くん、何をするんだよ」と怒り出す。すると、シャープペンシル君が「僕に任せて」というと、身を斜めにして黒色を削り、大きな花火を描いた。
 
 クレヨンたちが「わぁ。きれいな花火。シャープペンシル君ありがとう」というが、シャープペンシル君は「僕の力じゃなくて、黒くんのおかげなんだよ」というと、クレヨンたちは「黒くんごめんね。ありがとう」と言った。
 
 一様に先入観が邪魔をすることがある。これはいいもの、これは悪いものと決めつけると、その呪縛に苦しんでしまうことになるが、考え方を変えればいい方に向かうことは十分にあり得る。
 
 ラジオはまさに一色のメディアでだ。テレビの番組のように色がついていないぶん、その時のDJの言葉を自分の価値観で磨き上げることも素直に受け入れることも可能だ。偶然かかる音楽に心を奪われることもあれば、単なるBGMで過ぎゆく空気になることもある。
 
 ながらメディアとしてラジオは便利であるし、時間を有効利用できる。上記「黒くん」の話の後に流れた、花*花の「あ〜よかった」がとても心地よかった。天気もよく、部屋を深呼吸させたのだ。
 
  
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★ プロの仕事に敬服 東北地方太平洋沖地震(11/3/19)
★ ラジオ聴取率アップに中学生が貢献 ラジオの思い出(10/1/3)
 
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相棒11(Eleven)最終回 ひこうきぐもの恋愛

 
 警視庁組織犯罪対策2課長が死亡した。現場の状況から毒キノコによる中毒死と判断されたが、不自然な点が多かったことから秘密裏に捜査が行われた。特命係の杉下右京(水谷豊)と甲斐亨(成宮寛貴)も独自に捜査を始める。
 
 そして甲斐のスマートフォンにウイルスが仕込まれ、特命係の行動が筒抜けになっていたことも発覚。警視庁サイバー犯罪対策課の協力で、それが某国大使館付近から発信されたものと判明する。後に外為法違反容疑のある男を割り出すが、彼に接触していた女性に事情を聞くことになる。
 
 どんな状況下にあっても、男女の恋愛というのは不変だったと感じさせるところである。かつての「相棒」に、男にだまされた女がだまされたと分かった後でも、男に感謝する話があった。数式のように答えが出るものばかりではなく、解なしという考え方が必要なのが人間の本能だ。
 
 しかし、どんな恋愛が展開されようとも、そこに犯罪があってはならない。人が他人によってあやめられる理由は存在しない。被害者がいれば当然その周りの人々も傷がつけられる。人の命というのは傷つけられるものなのである。
 
 この話では男女の愛情も良かったが、後半にある組織犯罪対策5課の角田課長が良かった。友人の死に対して男泣きをするのだが、友情というのも何事にもかえられない貴重品である。
 
 話の中で飛行機雲が見えていた。恋愛とは飛行機雲のごとしである。曇っていては見えない、そして人の力で飛び立つものがなければ、青空に直線を描くことはできないのである。
 
  
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★ 「相棒11」始動:新相棒はやっぱり○だった(本ブログ・12/10/11)
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住みたい街ナンバー1で起きた悲劇 絶たれた若い命 東京・吉祥寺強盗殺人事件

 東京・武蔵野市の吉祥寺は都内の「住みたい街ランキング」でトップに躍り出る。自由が丘や下北沢がその後に続く。この3つの街には共通点があり、人気があるのはよく分かる。
 
 その1つに交通の便がよい点が挙げられる。いずれの街も電鉄2路線が利用でき、都心へのアクセスが簡便だ。街そのものが十分便利であるのに、新宿、渋谷や横浜方面に行け、贅沢な交通の利便性を甘受できる。
 
 吉祥寺に限って言うと、近くに井の頭公園や動物園があることから、繁華街の喧噪を離れて時間の呪縛から解放されて過ごすこともできる。そんな吉祥寺で発生した、今回の事件現場から徒歩30秒の所に8年住んでいたことから、本件はあまりにも衝撃的である。
 
 2月28日未明、武蔵野市吉祥寺本町の路上で、女性(22)が血を流して倒れているのが見つかった事件は強盗殺人事件と断定された。警視庁組織犯罪対策2課と武蔵野署は、少年2人を強盗殺人容疑などで逮捕した。亡くなった女性は青森県むつ市出身。吉祥寺には1月に引っ越してきたばかりであった。
 
 「一人の女性を狙っていた。金を奪う目的で殺した」などと供述している少年。逮捕後は「取り返しのつかないことをしてしまった」と話しているという。
 
 報道では、最近の吉祥寺は治安の悪化が懸念されているとあった。しかし、バブルの頃の方が物騒で、最近でそれを感じたことは無い。確かに落書きやけんかもあったが、それは繁華街特有の光景と感じていた。しかしこの事件をきっかけに、吉祥寺が「怖い街」となってしまうとしたら残念である。
 
 近隣商店街では防犯カメラの設置を考えているという。ただ、防犯カメラというのは事件後の捜査には役立つが、本件のように確信的に事件を起こす者にとって抑止力となるのかは疑問である。振り込め詐欺のいわゆる「出し子」も顔がカメラに写ってしまうことくらい分かりそうなものなのに、なかなか無くならない犯罪であることが象徴している。
 
 「住みたい街」である吉祥寺や自由が丘、下北沢にはもう1つの共通点がある。それは「歩いて楽しい街」ということである。少し歩けば小さな雑貨屋やカフェを見つけることができ、チェーン店とは違った楽しさを味わうことができる街なのである。
 
 「吉祥寺の西側」と言える部分には「中道通り」、「昭和通り」、そして今回の事件現場となった「大正通り」がある。いずれも小さなお店が軒を連ねており、歩くととても楽しいところである。そんな「大正通り」で若い女性の命が絶たれた。
 
 今年の桜の開花予報では、東京は3月下旬にソメイヨシノが楽しめる。「大正通り」近くには私立校があり、ここの桜がとても綺麗である。
 
 
 
 
 導かれし若き魂よ 桜咲くまでこの地で眠れ
 
 桜舞うとき その花びらにのれ
 
 里の雪溶けるころ その花をその地に落とせ
 
 武蔵野の新緑の季節に むつの地でその花 鮮やかに開花させんことを
 
 
 
  
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巨大イカ伝説に魅了される

 ツイッターのタイムラインが「イカ」で埋まった。何が起きたのかと思えば、NHKで小笠原諸島周辺に生息するとされる「伝説の巨大イカ」をドキュメンタリーが放送されたようで、それが話題となっていた。気になって仕方がなかったので再放送を見た。
 
 小笠原諸島は世界遺産にも登録されたガラパゴス、独自の進化を遂げている地域である。空港がなく、東京から船で1日かけて行かなくてはならないところ。それゆえに巨大イカの存在を伝説化したくなる。
 
 番組では巨大イカ探索中に深海に住む不思議な生物たちが多く登場した。深海に住む生物の多くは自らを発光させるものが多いのだという。威嚇する意味もあれば、仲間とのコミュニケーションに使うこともあるという。暗闇でのコミュニケーションはそれしかないかもしれないが、人間にとってみれば鮮やかな自己主張でありとても面白い。
 
 イカを探す潜水艇に小さなイカが集まってきた。世界中から集まった研究者たちが大いに湧く。「小さなイカ君、もっとこっちにおいでよ」「ここはどこだ?」「みて!またきたぞ!」熱中する様は威厳のある研究者ではなくなっていた。
 
 撮影に成功した巨大なイカは「ダイオウイカ」であり、23分間研究者たちの前で漂っていた。鋭い目であったが、ゆっくり瞬きしたその様は、自らを慕ってきた研究者たちに対するウインクのようであり、暗闇にゆっくり消えていったその巨体は、伝説と呼ばれるのにふさわしく金色に輝いていた。
 
 伝説であった巨大イカ。伝説を追うのはきっと刺激的な日常に違いない。そこには日常の画一的な考えを一蹴する超越的な魅力が存在する。
 
 つまり、思い切って伝説を追ってみてはいかがであろうか。それには、イカのような身近なものに焦点を当てて、大洋のような広い探究心が必要だ。そしてもう1つ必要なのは、すでに忘れてしまっている、理屈抜きで夢中になれる色のついていない純粋さである。
 
 
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★ iTunesストアでのレンタル「グーニーズ」を観た(本ブログ・11/10/22)
 
★ 怪物ダイオウイカ、生け撮った NHKが深海撮影に成功(朝日新聞・13/1/7)
 
 

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金環日食観られるか 932年ぶりの天体ショー

 日本国内において広範囲での金環日食が観測できるのは932年ぶりだそうだ。観測できるとされる西日本から関東地方のエリアにおいて期待されるが、それ以外の地域でも部分日食が観られるという。しかし今のところ、全国的に曇りや雨の地域が多く、観測できるかどうかが危うい。
 
 観測において注意をしなくてはならないのは、裸眼で直接観測する行為だ。目を痛めて視力が落ちるなどの危険性があり、関係者は専用のグラスでの観測を呼びかけている。また、通勤通学の時間帯と重なることから、運転中に空に気を取られるようなことがあってはならないし、歩行中も安全な場所で立ち止まるなどして周りに注意をして観測しなくてはならない。
 
 観測できる地域と時間は主に以下のとおり。◆鹿児島市が午前7時20分から4分間◆愛媛県宇和島市が午前7時24分から2分半◆和歌山県潮岬が午前7時25分から5分間◆大阪市が午前7時28分から2分半◆長野県塩尻市が午前7時33分から1分半◆東京都心が午前7時32分から5分間◆福島県いわき市が午前7時35分から4分間、という目安になっている。
 
 金環日食は英語でAnnular Solar Eclipse(アニュラ・ソーラー・イクリプス)という。「金環」なんだから、”Gold Ring”でも良さそうなものだが。
 
 金環日食では太陽と月が並ぶため、リング状の太陽がみられ、ドーナツの大きな穴状の月が陰になる。そして地球の外に生命体がいるとしたら、太陽と月に加えて地球も一直線に並んでいるところを見られるのが羨ましい。そしてその生命体からすれば、大したことではないのかもしれない。
 
 
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★ 金環日食 予報は曇りや雨の地域多く(NHKニュース・12/5/20)
 
 

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幸せも1000倍になる?四つ葉のクローバー、品種改良で増産可能に

 むかし妹と見ていた女の子向けの「花の子ルンルン」というアニメがあった。幸せをもたらすといわれている花を探して町をさまよう女の子の話であるが、実はその花は自宅に咲いていたことが分かり話は終わる。
 
 未だに四つ葉のクローバーを発見したことがない。「あれ?これは」と思ったものもあったがクローバーではなくて落胆することがほとんどだ。京都市のタキイ種苗(しゅびょう)が、四つ葉のクローバーを通常の千倍を超える確率で発現させる品種改良に成功し法人向けに種子の販売を始めている。同社は改良を重ねて発現率を10本中1~2本までに上げたのだという。
 
 商品として四つ葉のクローバーがあるのは面白い。プレゼント用として需要があるだろう。贈られた人はクローバーにどんな想いを馳せるのか。それならば是非、贈ってくれた人にも別の形で幸せの種を蒔きたいものである。限られた時間の中で、持ちつ持たれつの関係の地球人である。他人を幸せにすれば、自分にも巡り行き渡る。その感覚は忘れずにいたい。
 
 「ルンルン」は「幸せをもたらす花」が虹色に輝いているのを見つける。自分が見つけるであろう四つ葉のクローバーのような幸運は、それが植物であれ、物であれ、人であれ、見つけた時に輝いて見えるに違いない。そしてそれは「幸せをもたらす花」と同様に、とても身近に存在する物であると気付かせてくれに違いない。つまり、幸せの到来は偶然ではなく必然なのだ。
 
 
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※ 参考 「クローバー:四つ葉の確率1000倍超に 品種改良で」(毎日新聞・10/9/18)
※ 種苗=seeds and saplings
 

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90代と60代母娘の孤立死 200メートル先で再び起こった悲劇 東京・立川

 一瞬、耳を疑った。「普通に残念な事案だったと認識しております」ーーーーーー
 
 「普通に」という言葉の意味は何であろうか。前に書いたが、「普通においしい」と言えば、可もなく不可もないという無表情な評価である。「普通に0時まで起きている」と言えば、「いつものように、当たり前のように」というような意味だ。「ふつーに」と発音も楽なことがあってなぜかこの不思議な言葉が使われている。
 
 東京・立川市羽衣町の都営アパートで7日、90代の母親と60代の娘が死亡しているのが見つかった。警視庁立川署によると外傷等はなく事件性はない。司法解剖の結果、娘は病死の可能性があり、母親は餓死した可能性がある。母親は認知症を患っており、娘が病死したあと連鎖的に死亡したと思われる。
 
 立川市と母娘が住んでいた都営アパートを管理する東京都住宅供給公社(JKK)は記者会見をした。市は公社から「住民と連絡が取れない」と連絡を受けたが5日間放置した。立川市高齢福祉課の課長は「公社が(室内に)踏み込むかどうか判断すると思っていた」。
 
 公社の対応
1. 2月20日ごろ:女性宅から自治会費の支払いが無く不審に思った住民が自治会に連絡
2. 2月29日ごろ:自治会が公社に連絡
3. 3月1日   :公社が水道メーターや郵便受けを確認
4. 3月2日   :公社が立川市と親族に連絡。安否確認できず。
5. 3月6日   :公社が再訪問するが状況に変化無く「緊急性はないと判断」。公社では「入室判断には親族の了解が必要で、難しいケースだった」。
 
 立川市の対応
1. 3月2日   :公社から連絡を受けて同日民生委員に連絡。同委員から「安否確認できない」と報告。
2. 3月7日   :立川署に連絡。遺体発見。
 
 高齢福祉課長は、市と公社の間に緊急時の入室に関する取り決めがなかったとし、「公社への遠慮があった。見守り体制を見直したい」。
 
 冒頭の「普通に残念な事案だった」というのは公社の女性担当者が記者会見で発言した言葉だ。2人が亡くなっているのに、この「無表情な評価」は何というものの言い方なのか。高齢福祉課長の「公社が判断すると思っていた」という発言も驚く。仕事をするうえで、他の誰かがやると思った、という考え方が信じられない。
 
 2月にはこの現場から200メートルほど離れた同町内で、母親と男児が死亡しているのが見つかっている。立川市は再発防止策を検討していた矢先の出来事であった。
 
 公務員やそれに準ずる組織だからと言って、頭ごなしに批判するのは好きではない。しかし先月孤立死があったのにもかかわらず、市の担当者は公社から安否確認ができないと連絡があったときに、先月の孤立死を連想することはできなかったか。
 
 プライバシーや個人情報保護法をいうことがあるが、その言葉を持ち出すことが免罪符になると考えていないだろうか。プライバシーや個人情報を守ることは大切だが、それらが人命を上回るわけがない。守るべきは人の命であるのに、マニュアルがなければ目の前で倒れる人に対して上司の判断を仰がなければ救助をしないのだろうか。どうしてこんなに冷たいのか。
 
 高齢化が進行している現在では、こうした悲劇は起こりうる。孤立して亡くなったかたたちが行政に支援を求めないのは、市の対応を期待せずに絶望してしまったからではないだろうか。
 
 自治会長の男性は、「(行政側の)ゴーサインが出れば、自治会のほうも(立ち入りの)措置ができますが」と述べた後、「住民のかたを守りきれなかった。くやしいです。申し訳ないです。申し訳ないです本当に」と泣いて頭を下げた。
  
 
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★ 立川孤立死:母娘、死後1ヵ月経過 市「住宅公社に遠慮」(毎日新聞・12/3/8)
★ 立川孤立死:異変通報受けた市、5日間放置(毎日新聞・12/3/8)
★ 認知症の母と介護する娘か 市の対応遅れも 東京・立川市の孤立死(産経新聞・12/3/8)
★ 立川市〜心のかよう緑豊かな健康都市〜
★ 賃貸ならJKK東京【東京都住宅供給公社】
 
 

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