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今日の短歌・4

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 ひょう雷風
 
 冷たく光りし
 
 風運び
 
 虹にて我の
 
 人生を知る
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 Hail, thunder, wind
 
 Cold, bright, blowing
 
 A rainbow tells you what a beautiful life is like.
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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ゴミで埋まった首都圏の名所

 
 昭和の世界にタイプスリップした。波打ち際の砂浜が1万4千個の空き缶で埋まった。首都圏の観光地八カ所で小学生らが調査を行った結果である。
 
 子供たちは言う。「大人はなぜ僕らの町を汚すの?」
 
 調査は神奈川・湘南海岸、千葉・御宿海岸等で行った。空き缶のみならず、「プルリング」も多数落ちているし、ガラス片や木材などを集めると一万個以上のゴミの数になってしまう。
 
 子供たちが近くの観光客に「空き缶はどこに捨てるのですか?」と尋ねると、「ゴミ箱です」と答えるのだが、実際に追跡してみると半分近くの人がポイ捨てしていた。たばこの吸い殻もひどいものである。 
 
 6時間かけて回収して愕然である。回収していたらそのすぐ後に新たにゴミが捨てられていくのである。
 
 しかし、そんな汗だくになっていた子供たちに言いたかった。
 
 平成の今は、外国人から「きれいな国、ニッポン」と言われていること。
 
 たばこも分煙、禁煙が進んでいること。
 
 飲料缶の「プルリング」は「プルトップ」に変わったこと。
 
 リサイクルという考え方が活発になっていること。
 
 そして、君たちが大人になってくれたおかげで、今のきれいな日本があること。
 
 
 でも、彼らに直接言うのはやめた。余計なことを言えば未来が変わってしまう。「大人はだらしない!」とふて腐れて怒っている子供たちを見て、静かに微笑むだけであった。
 
 
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※創作参考「ゴミで埋まった観光地」(朝日新聞東京版・昭和51年1月24日朝刊21面) 
 
 

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How many times have you told lies?

 
 もしもウソ発見器が人に付いていたらどう思うだろうか。ウソをついた人の器械のハリは左右にぶれて、本当かウソなのかが一目瞭然なのである。
 
 この世は、うそも方便という。
 
 
「今日は楽しかった」が、ほんと。
 
「とても美味しかった」が、ほんと。
 
「その服に合うね」が、ほんと。
 
「その荷物持ちましょうか」が、ほんと。
 
「あなたに賛成」が、ほんと。
 
「またお会いしましょう」が、ほんと。
 
「きれいな桜ですね」が、ほんと。
 
「あなたのこと、好きです」が、ほんと。
 
 
 方便ではないうそもある。
 
 
「元気だよ」が、うそ。
 
「どうぞ、もう降りますから」が、うそ。
 
「その荷物持ちます」が、うそ。
 
「その服は似合わない」が、うそ。
 
「あなたに反対」が、うそ。
 
「あなたなんて大嫌い」が、うそ。
 
「今日はいい天気だね」が、うそ。
 
「きれいな桜ですね」が、うそ。
 
 
 これまでに、どれほどの本当とうそが花開き、散り、舞い上がったことか。
 
 
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クールジャパンなどの拠点に 羽田空港跡地に国家戦略特区 政府構想(2013.8.21)

 
 構想が浮上している段階なので仕方のないことだが、東京の羽田空港跡地と多摩川を挟んだ対岸にある川崎市の一部を使って「国家戦略特区」にする構想が政府内にあるという。
 
 「羽田グローバルアライアンスセンター」というカナが分かりにくい。川崎市側を「ライフイノベーション」とするのもよく分からない。さらに国際展示場を併設し、付加価値の高い農産遺品を集めた展示会を開催、そしてアニメなどのコンテンツを発信するクールジャパンの拠点として活用する、とある。
 
 どうも国が音頭をとると号令だけ響きが良いように感じる。
 農産品や工芸品をアピールするのなら、都内のデパートですでにやっていることである。これを羽田でやるのであれば、そうした特産地に飛べるような総合案内所を作るべきで、羽田をハブ(拠点)にするのなら国内どこでも飛べることであるし可能である。
 
 飛んだ先では、特産品を扱う道の駅などの施設に誘導する手はずを整えておく。電車やバスなどの公共機関を利用できるように案内表示の整備も必要になるだろう。
 
 最近「Kokkai(国会)」などの標識が分かりにくいという苦情を受けて、国交省が重い腰を上げた。「国会」は「The National Diet」、「外務省」は「Gaimusho」から「Min. of Foreign Affairs」に換えるという。昔も話題になったが、当時の国交省は「直すつもりはない」と突っぱねていた。言葉の意味も分からない外国人に「kokkai」が分かるはずもない。苦情が来る前に対応できていればクールジャパンなのに。
 
 話題のドラマである「半沢直樹」のロケ地が関西で人気が出ているという。当然「半沢」に会えるわけもないが、こうした場所に行くことで実際のドラマとの相乗効果が得られるであろう。何しろ楽しい。
 
 埼玉県所沢市には「トトロの森」と呼ばれるところがある。いかにもトトロが出てきそうな雑木林である。こうしたところに案内できる交通網の整備、ガイド・通訳者の手配等が整えば、日本の観光産業に活気が出そうである。
 
 日本に何らかの期待を持って来日する外国人たち。「ここが○○で有名なところか」「ここがあの映画で使われていたところか」と実在するものに喜んでもらえるようにしたい。そして「ここにトトロがいるのか」と想像力を刺激されて楽しんでもらえるようにできればいい。そんな潜在的な魅力が日本には沢山あるのだから。
 
 
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★ 羽田空港跡地に国家戦略特区 中小製造業、クールジャパン、先端医療の拠点に(産経新聞・13/8/19)
★ 「Kokkai」やめます 国会周辺の標識、英語に(産経新聞・13/8/20)
★ 半沢直樹:関西ロケ地じわり人気(毎日新聞・13/8/21)
★ トトロの森の紹介(公益財団法人 トトロのふるさと基金)
★ トトロの家 全焼 東京・杉並(本ブログ・09/2/14)
 
 

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洋上風力発電で魚も集まる 一石二鳥以上の効果も

  
 長崎県椛島(かばしま・五島市)沖で、環境省が試験運転を続けている洋上風力発電機の周辺にカンパチやメジナなどの魚が集まっていることが分かった。魚は海中の個体に集まる習性があり、海藻などが繁殖すれば小魚、そして大型魚の集魚効果も期待できるという。
 
 日本は周辺を海に囲まれた島国である。この大海原を利用したグリーンエネルギー開発に着手しない手はない。環境省は試験的に行っているが、これが成功すれば漁業にも恩恵をもたらすことになり思いがけない副産物となる。
 
 費用対効果が気になる。長さ11メートルの羽根が3枚。高さは71メートル、海面から出ている部分だけでも30メートルを超える。これを3本の係留チェーンで水深約100メートルの海底に固定する。海底に土台を作って固定する仕組みはデンマークでも採用しており、集魚効果が確認されている。
 
 椛島の「浮体式」が実用化されれば世界初となる。現在は一般家庭約40戸分に相当する最大出力100キロワットを発電。これを2000キロワット級のものに取り替えてさらに検証する予定。洋上風力発電は騒音や振動の心配が無い。陸上に比べて1.5倍の発電効率だ。
 
 懸念材料としては、建設コストが陸上風力の2〜3倍かかるうえ、波や塩分に対する耐久性の向上が課題だ。バードストライクや振動によるクジラやイルカに与える影響も考えてしまう。
 
 新たに作るとなるとコストの心配が先に立ってしまう。それは当然なのかもしれないが、安全面やクリーンな部分を総合的に考えれば課題を克服して是非に普及させて欲しい。これだけの大洋が広がっているのに風を捕まえないのはあまりにももったいない。原発事故を経験した我々の、新しいエネルギーへの模索は始まったばかりである。
 
 
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★ 中国:グリーンテクノロジーの分野で世界の大国目指す 日本も風力発電開発を急げ(本ブログ・11/4/29)
★ 洋上風力発電、集魚効果も確認 漁業者が歓迎(読売新聞・13/6/6)
 
 

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都内から富士山見えたのは126日 明治並みに戻る 成蹊気象観測所

 
 静岡県の人に言わせると、県内から富士山が見えることは何ら面白いことでもないようだ。東京都内から富士山が見える日が半世紀ぶりに倍増して明治時代並みに戻った。成蹊気象観測所(東京・武蔵野市)が明らかにした。大気汚染対策に加え、ヒートアイランド現象により、空気が乾燥したことが要因だという。
 
 同観測所の宮下敦教諭らは、毎日午前9時、4階建ての校舎屋上から調査を行っている。1963年は49日で65年には22日まで落ち込んだ。大気汚染が悪化した67〜71年は、東京タワーが見える日数が富士山よりも下回ったという。
 
 空気がきれいになることは良いことである。高度経済成長期には汚染対策よりも経済優先に大きく舵が切られたことだろう。
 
 空気は澄んできたようであるが、明治時代とは違うことがある。かつて近所から見えるはずだった富士山が見えなくなってきたという話もある。全国には「富士見」と名のつく地名や坂がたくさんあるが、都内に限っていうと、実際に富士山の見える場所がどんどん減っているという。それまで無かった高層建築物が多く建てられているのが原因だ。
 
 都内で富士山が見えることがその地名の地位を確立するわけではない。地名や坂というのはそこに住む住人のなじみ深い日常であるからだ。内陸部で遠くが見える一つの指標が富士山なのである。
 
 背の高い建物からの眺望は素晴らしい。しかしそれは富士山が見えるからではない。日常生活で、何キロも先まで眺めるような機会がないからである。あなたは遠くを見つめて、何が見え、何をさがし、何を想う。
 
 
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★ 富士山:都内からの眺望戻った 昨年126日、明治並みに(毎日新聞・13/5/15)
 
 

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七色の虹は万能色

 
 北海道帯広市で虹が横一直線の状態で見える「環水平アーク」という現象が見られたそうだ。環水平アークは、高度一万メートル付近にできた氷の結晶に太陽の光が屈折して起きる現象だという。
 
 ところで虹というのは七色ということになっている。松田聖子の「ガラスのプリズム」に出てくる歌詞が色を憶えさせる。「赤橙黄緑青藍紫」(せき・とう・おう・りょく・せい・らん・し)である。アメリカでは藍色(indigo)の無い六色と認識されている。考え方は国によって違って面白い。
 
 冷静に考えれば、七色のそれぞれの色の間には無数の色が段階的変化をしていると推測できるが、虹と認識するには七色くらいがちょうどよい。七という数字はラッキーセブンもあり憶えやすい。
 
 駐車場の横を通りかかると「空あり」と書いてあり、反射的に空を見てしまった。薄曇りであり、今にも泣き出しそうな空。一年を通して空を見上げて一喜一憂するのはどれくらいあるのだろう。
 
 一年は十二ヶ月あるが、そこから七を引くと残りは五になる。今年は五月であり、残りの七ヶ月が幸運だけの月になればよい。
 
 泣き出しそうな空が、勤勉な人たちの聖なる汗であれ。泣き出しそうな空が、うれし涙の空であれ。落ちる雫が枯れ果てた大地に恵みとなれ。空に架かる虹が、一人ひとりの色に輝け。
 
 
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★ 硝子のプリズム 松田聖子(goo音楽)
 
 

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買うものと捨てるもの

 断捨離という言葉が流行っている。友人は「新しい物を買ったら必ず何か捨てる様にする」と言っていた。友人の真似をして部屋の整理をしようとするが、ずぼらな性格もあってかなかなかキレイにならない。
 
 理科の教員をしていたという方とお話しをした。最期についてお話しをしたときに、「海への散骨がいい。理科の教員だからという訳ではないが、自然に帰ってリサイクル、輪廻転生するのがいいと思う」と述べられた。
 
 日本の場合は火葬だが、亡骸を焼くと水素と炭素が発生する。残りはナトリウム、塩素などであるという。そうした物質は海や土に還ることで石油になったり植物や小動物の栄養となる事は前に書いた。
 
 しかし骨壺を墓の下に置くだけだとこのリサイクルがされない。元教員の方はこの点が納得できない、というのだ。
 
 最近は海への散骨(全部は法令により不可)の他に、土に埋めた骨の上に木を植える「樹木葬」も人気が高い。墓参りは故人のためではなく、手を合わせる人の気持ちのよりどころの意味合いが強いと感じる。そのため、何らかの時期に墓参りをする人が途絶えたとき、故人は土に還ることが出来なくなるのは不憫である。
 
 物質がリサイクルを経て新しい物に変化する。食べ物、飲み物、そしてイス、机、車。あらゆる物質が生活になじんでいるが、かつては生命体であった可能性がほとんどである。
 
 つまり、物を大切に扱わないというのは、遠い昔の生命体に対する冒涜行為となりうる。不必要な物は買わず、捨てるときにはリサイクルに回す事は重要なのである。
 
 人間とはなんと複雑な作りの身体なのであろう。しかし水分が8割も占めている事を考えれば、水の重要性が分かる。最近夏になると水がとても美味しい。身体の中にある多くの物質が、水分と相性が良いように感じる。疲れたら水分補給を勧めたい。部屋の整理だけではなく、自分の身体へも断捨離を。
 
 ちなみに、我々が普段口にする飲食物は生命体かその死骸であるが、水以外の物質で生命体ではないものが1つある。何だかお分かりだろうか。
今日はこどもの日。新しい生命体が瑞々しく感じる日である。
 
 
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