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海に死する国 キリバス

 
 以前、ツバルが水没の危機に切迫していると書いたが、ツバルだけではない。太平洋赤道直下にある、対馬ほどの大きさのキリバス。ここでは移住計画が本格化している。
 
 キリバスのアノテ・トン大統領は「海面上昇を防ぐ手だてなど無く、どうしようもない」「温暖化は進んでおり、国際社会が今度どんな決定をしても、もはや手遅れ」とした。これを「環境テロ」とし、京都議定書に参加しないアメリカとオーストラリアを名指しで非難した。
 
 温暖化対策は急務だ。先進国のみならず、経済的に発展を遂げている中国なども早急に環境問題に取り組まなくてはならない。そもそもこれは、経済水準維持のための産業や車社会が引き起こしていることが根底にある。
 
 我々は身近な問題として、ビニール袋を燃やさない、アイドリングストップなどがある。ゴミが増えたのは”テイクアウト文化”が発達したからである。コンビニやファミレスなどは24時間営業しているし便利である。その反面大量のエネルギーを消費していることを見て見ぬふりをしている。
 
 二酸化炭素を排出しているものはそうしたものだけではない。我々人間もそうである。世界の人口は約66億人。二酸化炭素を吸収する緑は伐採されていく一方である。過度な人口増加は行き過ぎた産業の繁栄を招きかねない。
 
 衛星写真で昔の地球と現在のものを見比べたことがある。緑が大幅に減っていた。そして今度は、1つの島国が消えようとしている。
 
 
☆ この世界は、他の星から見れば、地獄と呼ばれている可能性はある。(Aldous L. Huxley)
 
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★ 「我が国は海に沈む」キリバス大統領が全10万人移住計画(読売新聞・07/9/1)
★ キリバス共和国(外務省)
 
 

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全国で梅雨明け(2007.8.5)

 
 梅雨のない北海道を除き、全国で梅雨明けとなった。
ようやく東京の雲も、綿あめをちぎったような陽気な雲が出現。夏本番を迎えることとなった。
 
 東北の短い夏の祭が本番になっている。青森の「ねぶた祭」、秋田の「竿燈(かんとう)まつり」は五穀豊穣を願って始まったそうだ。山形では「花笠まつり」だ。
 
 「祭」は本来、「神を祀る」というところから来ている。目的は厄除けや豊作など、それを神に祈願するのがどの祭にでも共通する点であろう。そして祭は町の活性化を担っている。日常生活の近くにある非日常がこの祭なのだ。老いも若きも関係なく、一体となって祭を盛り上げる。
 
 今年の夏はもう二度と来ない。夏は暑いが、暑ければ暑いほど、人が熱くなれるものである。
 
 
☆ 死のうと思っていた。今年の正月、よそから着物を一反もらった。お年玉としてである。着物の生地は麻であった。これは夏に着る着物であろう。夏まで生きていようと思った。(太宰治)
 
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★ 東北・北陸地方も梅雨明け…日本全国「夏本番」に(読売新聞・07/8/1)
★ 「ヤッショ、マカショ」夏を彩る花笠まつりが開幕(読売新聞・07*/8/5)
★ 秋田の夜空に黄金の稲穂、五穀豊穣祈って「竿燈まつり」(読売新聞・07/8/3)
★ 台風も避けて通れ、軽快なリズムで「青森ねぶた祭」が開幕(読売新聞・07/8/2)
 
 

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節水で温暖化阻止

 
 クールビズの認知度が高まったようだが、節電効果があったかというとそうでもないという内閣府の調査が出た。エアコンの温度設定も、高いわけでもないという。
 
 電気を極力使わないように、という一方で「水」が温暖化防止のポイントでもあるという。水を利用するには、浄水場で処理をし、水をくみ上げ、下水処理する。これだけでも多くの電力が使われていることになり、節水を心がければ、二酸化炭素削減になるというわけだ。
 
 地球温暖化に向けて試行錯誤が続いているが、水没の危機が切迫している国がある。南国の小国ツバルである。海抜最大5メートルのこの国の人口は約1万人。島の土地からは海水がしみ出し、空港などの施設は使用できなくなっている。ツバルでは移住計画をも打ち出され、近隣諸国が受け入れを進行中だ。
 
 もちろん、ツバル国民は移住など望んでいない。祖国が水没するなんて悲しいことである上に、二酸化炭素を排出している国を快く思っていないはずである。
 
 節水は夏じゃなくてもできる。些細なことが反温暖化に貢献できることは間違いなさそうだ。地球が汗をかきすぎている。その汗を最初に拭わされているのは、何故かツバルの人たちだ。
 
 
☆ 納得しなければ行動しない人は活動家ではない。呼吸するように行動すべきなのだ。(Georges Clemenceau)
 
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★ みんなのニュース:温暖化防止「水」がポイント(毎日新聞・07/7/31)
★ クールビズ、節電効果にはつながらず 内閣府世論調査(産経新聞・07/8/2)
★ 変換キー:地球温暖化で環礁島国 観光ブーム痛しかゆし(毎日新聞・07/7/24)
 
 

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四国、九州などが梅雨明け(2007.7.23)

 
 四国・九州北部地方が梅雨明けした。平年より5日ほど遅いという。その他の地方ではまだであるが関東地方に限っていうと、例年夏休みの始まる20日頃には梅雨明けというイメージがあり遅い感がある。
 
 あまり遅いと93年の冷夏が頭をよぎる。この年は9月になっても梅雨明けが宣言されないまま夏を終え、Tシャツ一枚でも寒い日照不足のひどい年で、コメの不作が全国的に起こり、タイ米などを輸入する事態になった。
 
 翌94年には気象予報士の第一回試験が実施され、それまでお天気キャスターだった人(主に日本気象協会所属、またはフリーのタレント)だった人と差別化されることになった。
 
 天気の話題は全世界共通のことであるが、これを分かりやすく伝えてくれる天気キャスターの存在は身近である。オリコンによれば、「好きなお天気キャスター、気象予報士」のランキング総合第1位は石原良純、2位は皆藤愛子であるという。
 
 人柄もよいが、気象キャスターの方には的確な予報をお願いしたい。自然のことではあり、予報が外れても彼らのせいではないが、天気が崩れれば気分も曇る。天気が晴れれば、心は快晴だ。
 
 
☆ かつて天気予報のない不幸な時代がありました。戦争中です。予報は軍事秘密だったんですね。こうしてお天気を伝えられることが平和だと思っています。(半井小絵)
 
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★ 好きなお天気お姉さん1位は、皆籐愛子(オリコンランキング)
★ 四国と九州北部・山口地方が梅雨明け、昨年より3日早く(読売新聞・07/7/23)
 
 

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新しい季節

 
 記録的な暖冬により東京では雪の降らない冬が終わってしまい、今日から春が始まった。2月に近所で雪がぱらついたことを確認はしたのだが、東京・大手町の気象庁職員が確認しないと公式な記録にはならないそうだ。
 
 冬は耳がちぎれるほどに寒いものだが、今年度の冬はそうした経験がほとんどなかった。雪が降れば厄介だが、なければないで物足りない。
 
 3月となると桜の開花予報が気になる。東京では今月20日、大阪では22日だという。せっかちな暖冬が桜を早く呼びすぎる傾向にある近年だ。
 
 どの季節が好きかと聞かれると、最近はどの季節も好きになってしまった。理由は、雪の降らなかった東京の冬も、桜の早い春も、来たる夏も秋も、もう二度と出会うことができないから。
 
 
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★ 気象庁定義の「冬」きょうが最後、初の都心雪なし確実(読売新聞・07/2/28)
★ さくら情報ーウエザーニュース
★ 7時28分の恋人(本ブログ・06/10/30)
★ 来年のチューリップ(本ブログ・06/10/29)
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反温暖化、エッフェル塔などを消灯

 
 フランスで、パリの名所であるエッフェル塔などを消灯するアピールが行われた。環境団体「地球のための協定」などの呼びかけによるものだ。
 
 1000万人の市民が5分間、電気の消費を中止すると仏での消費電力1.5%が節約できるらしい。これは大きな数字である。5分間なら誰でもできそうだ。
 
 電気に依存する生活を送っているのは、いま目の前にあるPCのみならず、多様化した電化製品やオートロックなどの防犯設備などさまざまなものがある。携帯電話を手放すことができないように、無駄な電気は使わないという考え方が必要なのだろう。
 
 イルミネーションはきれいだが、華美な装飾のない街もスッピン美人でまんざらでもない。数十年前の深夜といえば、街も人もぐっすり眠っていた。
 
 
☆ 過去に生きてはいけない、未来を夢見みてもいけない、今この瞬間に集中しなさい(仏陀)
 
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★ 反温暖化、エッフェル塔などを消灯(産経新聞・07/2/2)
 
 

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この木何の木?

 日立のコマーシャルで登場する大きな大木、これが伐採の危機にあったが、日立側が地元の所有者と宣伝で独占契約を結んだことが分かった。
 
 ハワイにいったとき、ガイドさんから「あの大きな木、みたことありますか?テレビのCMでやっているあの木ですよ」
 
 そう、紛れもなく「この木何の木、気になる木」の大樹であった。あまりの大きさに感動したものである。
 
 この大木はハワイのオワフ島にあり、オーナーの死去に伴って伐採の危機が浮上した。結局はオーナーの親族がこの大木のあるパークを買収し、広く開放することとなった。
 
 一本の木の伐採など、大きなニュースには成り得ない。それでも日本人から見たら「どこかで見たことのある木」であり、日立も放っておけなかったのだろう。どこの国でも、所有者の死に伴ってその土地の行方が赤の他人に移ることがある。それは仕方のないことだが、こういう些細なニュースから森林保護、環境保護の意識というのは根付くものである。
 
 大きな大樹は今も順調に育っている。ハワイに行ったときは必ず目にしておきたいものだ。伐採から逃れることのでき、自然に対して放棄することの無かった意識の集まりが青々としていることが根幹にあることに気付くだろう。
 
 
☆ 大きいなんて言葉、空には小さすぎるわ 。(ピーター・ヘッジス)
 
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★日立の大樹、CM独占契約結び伐採の危機脱出(サンケイスポーツ・07/1/31)
 
 

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本当のサンタクロース

 昨年の暮れは日本海側を中心に降雪量が被害をもたらした。雪の国の宿命とはいえ、自然災害の猛威は人間になんの猶予も与えてくれない恐ろしい存在だ。
 
 明日の天気は全国的にまずまずで、これといった大きなくずれもなさそうである。
 
 イルミネーションが全国を点滅させるこの時期は、街が活気に満ちている。人出で賑わう繁華街はボーナスを狙った年末商戦で大忙しだ。商いをやる人のみならず、ボランティアも忙しい。
 
 友人達はサンタクロースとなって、福祉施設を回った。お年寄りを相手にダンスを披露した。手を取って感謝されたり、涙を流されたりして「やってよかった」とのことである。
 
 感動というのは記憶として一生貯金されるものであり、人と人をつなぐ磁石の役割を担う。お金は使うと無くなるが、無形の財産というのは永遠に残る。
 
 
☆ 感動させる人も確かにえらいが、感動する心を持った人の方が、もっともっとすばらしい(ひろはま かずとし)
 
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★ 世界を巡るサンタクロース(本ブログ・05/12/25)
 
 

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