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別れの季節

 
 「サヨナラ」という言葉がアメリカでメジャーになった理由の1つに、日本人メジャーリーガーの活躍がある。「サヨナラホームラン」の時に、現地の実況が「SAYONARA!」という事が珍しくなくなった。それと「サヨナラ」という語感がきれいに聞こえるのだという。
 
 しかし実際に日本人が「さよなら」ということは少ない。人と別れるときは「じゃあね」「またね」「バイバイ」「お疲れ様でした」などが相場だ。「さよなら」というと永遠の別れを連想させる。昨年のこの時期は祖母と永遠の別れをすることになった。晩年は寝たきりで人の判別ができなくなっていたおばあちゃん。
 
 春というのは新しいことに挑戦できるいい季節であるが、人と別れるのにも適している。悲しい出来事はまとめてこの時期に起きたほうがいいと思うくらいである。気温が穏やかになり、桜やチューリップが町を彩ることで気が紛れる。時には困難と対峙し勝負をしなくてはならないときもあるから、一年に一回くらいは桜の花びらに身を任せていたい。
 
 そして新緑の季節が来れば、自分も新しく芽吹くような気がする。日本には四季があってよかったと感じる今日この頃である。
 
 
☆ おとなって、かわいそうだね。自分より大きなものがいないもの 。(ドラえもん)
 
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★ 惜別(本ブログ・04/9/26)
 

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好きだったお天気お姉さん

 昭和の頃の天気予報は今のようなCGを駆使したものではなく、手作りのお天気マークなどが使われることが多かった。気圧を言うときの単位も、現在の国際標準であるヘクトパスカルではなくミリバール。
 
 かつて好きだったお天気お姉さんがいた。その当時、TBSで21時前に放送する天気予報があった。この番組が始まるときの「ポッパッパッ」という音はまだ耳に残っている。音と共に登場するのが大好きだったお天気お姉さんである。
 
 気象予報士のいなかった時代にお天気を伝えるのは、アナウンサーや日本気象協会所属の気象解説者、あるいはこのお姉さんのようなお天気キャスターであった。今でこそバラエティあふれる気象予報士の布陣だが、当時は地味だったお天気キャスターの中で、ちょっとだけ変わった存在だった。
 
 他愛のないことであるが、予報が終わった後に「それではまた」といって、腰のあたりで”バイバイ”と手を振るのである。そんなことをするキャスターが他にはいなかったので、好んで彼女の天気予報を見るようになった。このお姉さんは現在も現役で競馬番組を担当されているのだという。
 
 このお姉さんの出ていた番組が夜だったこともあり、あの番組を思い出すと「もうすぐ寝なくちゃ」と思ったものだ。季節や時間を感じる思い出のお一人である。
 
 
☆ カメラの向こうに大好きな人がいると思いなさい。「ねえねえ聞いて。こんなことがあるのよ」という気持ちで話してごらん。うまくなくても、みなさんに伝わることばと表情になるはずだから。(吉村光夫・=ロングおじさん。デビュー当時のタレント・鈴木淑子に)
 
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シー・シェパードの調査捕鯨妨害

 
 日本の調査捕鯨は国際捕鯨取締条約により、科学調査のための鯨を捕獲する権利に基づき行われている。捕獲を伴い、その得られた鯨肉は有効利用が条約で義務づけられている。一般販売や給食などのに使われ、その収入は調査捕鯨の費用に使われている。
 
 こうして現実的に我々日本人が口にできる鯨の肉。国際捕鯨委員会や国際社会の監視の下に、行われている正当な行為である。ゆえに乱獲にならないように細心の注意を払って行われているのは当然だ。この捕鯨に反対する環境団体シー・シェパードやグリンピースなどの妨害活動が活発している。
 
 日本の調査捕鯨船にシー・シェパードの船から薬品入りのビンなどが投げ込まれた。海上保安庁の保安官らがケガをする事態になった。これに対し海保は威力業務妨害などの容疑で捜査を開始した。立件に向けて動くこととなる。
 
 日本は島国でもあり海洋産物に食文化を依存している。クジラもその対象となってきたが、国際社会の批判は厳しい。ただ、絶滅危惧種に指定されているのは他にもあるのに、なぜクジラだけ特別視するのか分からない。クジラが観光産業となっている部分の思惑も絡んでいるのだろう。
 
 いずれにせよ正しい主張があるのであれば、冷静にテーブルに着くべきである。船に向かって異物を投げるという実力行使はただのテロ行為にすぎない。環境保護団体が過激になってはその目的が揺らぐことにはならないか。
 
 
☆ 子供には魚を与えるより、魚の釣り方を教えろ。(西洋のことわざ)
 
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★ 今度は在英日本大使館に侵入 シー・シェパードの活動家(産経新聞・08/3/6)
 
 

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サクラの開花予報(’08/3/5)

 以前、東京の井の頭公園で夜に花見をやっていた。夜桜というのは綺麗であるがちょっと寒い。実に10年続いたこのイベントも最後の1回は昼間に行った。
 
 桜が好きなのは風が吹くとちらほら舞うところである。よい場所が取れなくても桜の花びらが風に舞い、その風情に酔うことができる。青空にピンク色がふわっと混じるのはこの時期限定の贅沢な時間だ。
 
 気象庁はソメイヨシノの開花予報を発表、東日本で平年並み、西日本ではそれより遅れるとのことだ。入学式の時期に満開になる可能性が高いという。最近のランドセルは色も種類が豊富なこともあり、桜のみならず大きな希望を背負った子供たちの声で街が賑やかになるだろう。
 
 
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★ サクラ開花予想を発表、東日本は平年並み・西日本は遅めか(読売新聞・08/3/5)

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激しさ増す開花予想競争

 桜の開花予想というのは楽しみであるが、気象情報が民間に開放されてから気象情報サービスは白熱している。気象予報士は気象庁から出されている気象データを基に天気を予報する。
 
 地域によっても予報士によっても異なるであろうし、その精度が求められる。ただ、注意報や警報は混乱をなくすために気象予報士が独自に出すことはできず、気象庁の役目となる。
 
 近年では気象庁の出すソメイヨシノの開花予想よりも、民間の気象情報会社のほうが精度が高いようだ。気象庁の全国に設けている観測地点が68なのに対し、ウェザーニュースは全国600地点の情報を精査するという。財団法人日本気象協会は気象庁と同じ地点からデータを精査し予報をするという。
 
 一昔前の天気予報と違って近年はその役割も充実してきた。単に天気を伝えるだけでなく、花粉の飛散予報、洗濯指数、夏になればビール指数なるものも登場する。
 
 毎朝テレビでは占いコーナーが充実しているが、天気予報のほうがその日1日の最良の生き方を決めてくれる気がする。例えば雨なら調子が悪いので気をつけよう、曇りならまあまあ、快晴なら最良の日。
 
 
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★ 今年の桜、早い?遅い?…激しさ増す開花予想競争(読売新聞・08/2/25)
★ 新しい季節(本ブログ・07/3/1)
 
 

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阪神・淡路大震災から13年 追悼の行事が全国で

  「神戸で震度6だって」。夜勤明け、交代する同僚から言われた一言に驚いた。家に帰ってテレビをつけてみると信じられない光景が広がっていた。13年前の今日の早朝、神戸沖を震源とする大地震が発生。平屋の多い長田区は火災が起き、高速道路は無惨にも歪んだ。繁華街である三宮周辺のビルは倒れ、地下は潰れた。
 
 数年前に訪れた神戸の街はきれいに再生していた。道路も建物も新しく、その新しさがかえって傷跡の深さを感じさせたのだ。神戸港付近にあるモザイクと呼ばれる観光スポットは多くの若者が夜景や海を楽しんでいた。神戸は生まれ変わったのかもしれない。
 
 6437人が亡くなった阪神大震災から13年が経つ。兵庫県内各地では追悼行事が行われ、祈りが捧げられた。二度と起きて欲しくない災害であるが、地震(噴火)で形成されたこの国で地震は切っても切り離せない。いざというときにどういう初動体制が取れるかというのは、自治体や消防のみならず、我々も考えておかなくてはならないことである。
 
 出勤時であれば混乱する、家に帰られなくなる、食べ物が無くなる、水が出なくなる、電気がつかなくなる、電話は通じなくなり人はパニックに陥る、最愛の人の安否が気になる。1.17は1年にあるうちで、一番最初の防災の日である。
 
 
☆ テロでは、5000人が死んだわけだけど、それを数だけで語ることは怖いこと。その一人一人に家族があるわけで、5000回のドラマがあるということを考えなきゃいけないんだ 。(ビートたけし)
 
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★ 阪神大震災から13年 夜も絶えぬ追悼の姿(朝日新聞・08/1/17)
★ 阪神大震災13年:「心重なる場に」 聖堂再建で交流促進、初めて迎えた追悼の日(毎日新聞・08/1/17)
★ 震災13年を前に兵庫県知事がコメント(産経新聞・08/1/17)
 
 

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石原都知事 東京の景観嘆く

 テレビのインタビューに出演していた石原都知事は、超高層ビルから街を見下ろし、「東京はゲロだね」と言った。乱立する建物に呆れてしまった様子だった。
 
 街というのは都市計画によっていずれは道幅の広い住みやすい街になる。しかしそれは何年、何十年後のことである。例えば道幅は最低でも4メートルないといけないが、それに満たない道も多い。細い道路に隣接する家が新築・改築されない限り道が広くなることはない。
 
 都知事が嘆いているもののもう一つの問題は建物のデザインである。分譲住宅は造られるが、見たところ個性的な物件というのは多くない。それでも最近はデザイナー物件も増えてきており、人生最大の買い物に個性を見いだす人も増えてきた。
 
 街に調和する建物作りを考える必要があるだろう。それならば、それも規制してみるのも一つの手段かもしれない。京都や飛騨高山、鎌倉の町並みのように情緒のあるもの。景観を損ねないように配慮されたポストや自動販売機だって街をデザインする材料になり得るのだ。
 
 
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参考=「江戸と比べりゃ、今はゲロ」石原都知事、東京の景観嘆く(産経新聞・07/11/20)
 
 

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コンビニ・量販店にもCO2排出権取引制度を 環境省

 以前コンビニでバイトをしていたとき、外に設置してあったゴミ箱に家庭ゴミが入れられることが多かった。「家庭ゴミは入れないでください」の貼り紙も虚しい。あるコンビニでは、あまりにも”不法投棄”が続き、挙げ句にやむを得ずゴミ箱を撤去した。
 
 個人情報の書かれた封筒や通販のカタログなどをそのまま捨てる者の神経も分からないが、ゴミ箱とコンビニは切っても切れない関係にある。コンビニというのはゴミを出す職種であるからだ。ほぼ100%の商品が持ち帰られることになるが、それはゴミが出るという前提の上に成り立っている商売だ。
 
 ゴミ全体で段ボールや紙といった梱包関係のゴミが8割ほどになる。これに加え、プラスティックやビンなどのゴミも加わる。ゴミだけではなく、24時間営業となれば、電気も使う。温暖化効果ガス削減目標を設定している環境省も、こうした業界に参加するよう促す方針を決めた。
 
 不特定多数が来店するコンビニや量販店で、具体的な削減目標を掲げることは困難かも知れないが、日本は京都議定書のリーダーでもある。2012年までに目標の6%減を達成させなくてはならない。ツバルやキリバスが水没の危機に切迫していることは以前書いた。何の落ち度もない小国を、産業繁栄の大義名分の元に沈めてしまっては、先進国の名がすたるではないか。そして日本も島国であり、小島を多く保有している。決して他人事ではないことを肝に銘じなければいけない。
 
 
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★ コンビニや量販店にも排出権取引制度を拡大へ 環境省(産経新聞・07/10/7)
 
 

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