カテゴリー
ニュース

被害額「3銭」 駅コンセントで携帯充電の女性摘発(2008.9.10)

 
 神奈川県警相模原署は窃盗容疑で女子大学生(20)を摘発した。女性はJR相模原駅構内のコンセントに充電器を差し込み、電気0.015ワットを盗んだ疑い。被害額は「3銭」だという。女性は「悪いことだと分かりました」と反省し、書類送検のない微罪処分とした。 
 
 ファーストフード店内でもときどき見かけることがあるが、店内外のコンセントを無断で使い、携帯の充電やPCの電源を使えば窃盗罪になる。過去には自動販売機の電源を勝手に抜いて、携帯の充電に使っていた高校生が検挙されたこともある。今年の夏には隣のアパートの部屋の外にあるコンセントから延長コードを使って勝手に電気を使っていた男が逮捕されている。
 
 窃盗罪というのは目に見えるものだけでなく、こうした電気やクーラーなどの冷気ですら勝手に取り込めば罪となる。ガスや水道も財物とみなされるので勝手に使うことは御法度だ。他の窃盗というと、電気メーターを改造して数字を改ざんしたものも窃盗罪に問われた。パチンコの台を不正に操作して多く玉を出す行為も窃盗罪になる。
 
 他に、例えば友人に本を盗まれたとして、その本をこっそり取り返したらそれも窃盗になる。盗むという行為に対してこの犯罪は構成要件をなすというわけだ。スーパーの保安係の活躍を見ていると、万引きした者というのは随分と逆ギレするパターンが多い。「払えばいいんだろ!」と反省する気がない。薄利多売で商売をしている店にとっては死活問題だ。
 
 それにしても「3銭」の窃盗被害の通報を受けて、処理終了するまでにかかったエネルギーはいくらぐらいになるのだろう。
 
 
 
 

カテゴリー
ニュース

女性の皆さまご注意を 性犯罪、福岡がワースト1(2008.9.7)

 福岡県警察本部によると県内の性犯罪が多発しており、昨年の強姦や強制わいせつ事件(未遂含む)は564件に上り、10年前の2倍にもなった。今年上半期の強姦被害は人口10万人あたり1.3人で、全国で最悪の数字となった。
 県警博多署が強盗強姦容疑で逮捕した男(28)は一人暮らしの女性に忍び込む手口を供述。県警は防衛策をリーフレットにして啓発に力を入れている。
・ ワンルームマンションの無施錠の部屋を狙った。
・ 一軒一軒ドアノブを回して確かめた。
・ オートロックマンションも塀を乗り越えて侵入した。
 これは男の供述だ。オートロックマンションが必ずしも安全ではないことが分かる。福岡に限ったことではないが、自宅で襲われる場合に犯人はカギをかけていない部屋に侵入する。無理矢理こじ開けてまで入ることはほとんどないため、帰宅したらすぐにロックする心構えが肝心だ。
 熟睡中に無施錠の窓から侵入されることも多い。窓はカギをかけるか、暑いときなどは補助ロックなどを使えば5〜10センチほど窓を開けたまま寝ることも可能だ。
 性的被害は物盗りなどとは違い、犯人と数分間一緒にいることになる。被害者の恐怖は計り知れないが、泣き寝入りする被害者も多いと見られており、実際の被害者はこの3〜5倍になると県警はみている。
 スキがあるように見せない工夫が必要だ。なるべく明るい道を選んで通る、同じ道は使わない、携帯をいじりながら歩かない、夜間の一人歩きはしない、エレベーターは非常ベルが押せる位置に乗る、など実践してターゲットにならない工夫が必要だ。
 友人の女子大生が自宅マンション前でナンパされたことにショックを受けていた。「家に来るまで後をつけられたと思うと恐い」という。彼女の家は駅から近くて明るい通りを通って帰るが、それでもこうした体験は多い。つけられていると思ったら近くのコンビニやお店などに飛び込むのもいい考えである。ケダモノと化している男達の餌食になり、取り返しのつかないことにならないようにご注意を。
 帰宅したら、すぐにカギをかけて下さい。
 
 
☆ もし世界を変えたければ、自分自身を変えることから始めよ。(フィリピンの格言)
☆ 人気blogランキング(国内ニュース)に登録しています。クリックのご協力をお願い致します。
★ 性犯罪:福岡、全国ワースト1 10年前の2倍--今年上半期・強姦事件(毎日新聞・08/9/3)
 
 

カテゴリー
ニュース

振り込め詐欺 現金引き出し役の写真公開 千葉県警

 千葉県警察本部は、県内で発生した振り込め詐欺事件で現金を引き出した男の写真を公開した。振り込め詐欺事件での写真公開は初のケースとなる。県警では「アルバイト感覚で若者が犯行に加わっている現状に警鐘を鳴らしたい」としている。男は20代前半のようである。
 
 全国の警察本部で把握している振り込め詐欺事件の被害額はすでに100億円を突破しており、ATM付近での携帯電話の禁止、ATMで顔をマスクなどで隠して操作するのをやめてもらう、そういった対策が施されるようだが被害が後を絶たず、打てる手段は何でもやってしまおうという警察の意気込みが感じられる。
 
 前にも書いたことだが、容疑者の写真を積極的に公開すべきではないだろうか。凶悪な事件となると公開されるようであるが、そうでもない限り容疑者は情報の一部として文字の羅列でしか把握できない。氏名が公表されても今ひとつピンと来ないところがある。
 
 この写真のように、公開されることでこちら側も事件を認知する感覚が大きい。ネットも含めた情報があふれると、事件が本当に発生している感覚が薄れてくる。一つ一つの事件の容疑者の写真が公開されれば、犯罪の抑止力になりうるかもしれない。
 
 容疑者段階での顔写真の公表は人権問題と絡んでくる可能性がある。それが誤認逮捕などであればなおさらだが、その時は報道機関が訂正すればよいと思う。テレビでも新聞でも強力なネットワークはこういうことに力を発揮すれば、正義というのは廃れることがないような気がする。
 
 振り込め詐欺の被害者は社会的弱者が多い。コツコツと貯めたお金があっという間に闇に消える。振り込め詐欺のみならず、日本での犯罪は割に合わない、そう犯罪者に思わせるべく、積極的な犯罪報道に期待したい。
 
 
☆ 人気blogランキング(国内ニュース)に登録しています。クリックのご協力をお願い致します。
 
★ 「振り込め」で写真公開=全国初、4件引き出し役ー千葉県警(時事通信・08/7/16)
 
 

カテゴリー
ニュース

落書きと日本人

 「2ちゃんねるは便所の落書きだ」と最初に言ったのは筑紫哲也さんだという。でも私のほうが早い。98年頃、「東芝クレーマー事件」というネット上の騒ぎ(「祭り」という)があり、そこに書き込みをした。ところが「反撃」を食らって頭に来た私は「こんな便所の落書き・・・」というフレーズを使った。2ちゃんねるがまだ分類化されていないころのお話。
 
 イタリア・フィレンツェ市内、サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂に落書きをした女子大学生が厳重注意の処分を大学から受けた。そして他の大学生、高校の野球部監督も処分を受けた。少し厳しい気もするが、名前を書いての堂々の犯行の告白は放っておくべきではないだろう。旅行をすると開放的な気分になるのは分かるが、たとえ周りが落書きをしていても、真似してよい合理的な理由がない。
 
 ところで、ツアー会社「エクスペディア」のアンケートで、ベスト・ツーリストとして日本人が堂々の一位を獲得していた。以下順位及び詳細。
 
 総合順位 1. 日本人 2. イギリス人 2. ドイツ人 4. スイス人 6. オランダ人 詳細としては、「行儀のよい旅行者」、「礼儀正しい旅行者」、「ホテルで静かな旅行者」、「苦情の少ない旅行者」で一位となっている。
 
 こんなに評価がよいとは知らなかったが、これは誇れることである。日本製品のみならず、日本人そのものに評価があるのは素直に嬉しいところだ。人間の素行はなかなか誤魔化せるものではない。見ている人はちゃんと見ているのだ。
 
 しかし近年の日本では落書きが酷く、どこの商店街でも対応に苦慮している。海外から来た人たちが日本の街を見てガッカリするようなことはあってはならない。していることは犯罪であると知らしめる必要があり、断固とした措置が必要だ。
 
 最近の落書きは手の込んだものが書かれているようである。最近、「へのへのもへじ」を見ることはなくなり、すっかり過去のものになってしまったようだ。
 
 
☆ えーい 紙をまっくろけにぬりつぶしちゃえ。なんとかなるだろう。物語はここから始まるのだ (手塚治虫)
 
☆ 人気blogランキング(国内ニュース)に登録しています。クリックのご協力をお願い致します。
 
★ 99年「東芝クレーマー事件」の男、窃盗容疑で逮捕 福岡(本ブログ・09/7/3)
★ 旅行者のイメージ調査結果発表(08/7/3)エクスペディア)
★ 落書きの呆れた日本観光客について(レコードチャイナ
★ 「SANTA」の落書き犯逮捕(産経新聞・07/11/28)
 
 

カテゴリー
映像写真

♪ ミラクルサイクリング ♪

 
 シンガーソングライターは、24歳で大麻を経験し、26歳でコカイン、30歳からは覚せい剤を使っていた。5月2日、東京地裁で被告の初公判が開かれた。罪名は覚せい剤取締法違反。2005年の2回目の逮捕のとき、1回目があったことが公になりファンにショックを与えた。今回は実に3回目の逮捕であった。
 覚せい剤は使用すると脳が萎縮してくる。当然のことながら萎縮した脳は元には戻らない。幻覚やのどの渇き、不眠などの症状が出る。長期の常用で指を使った計算が出来なくなる、一日中独り言を言う、または犯罪などの奇行に走る者もいる。依存度が高いことから再犯する者が後を絶たず、彼もそうであった。そして5月8日に懲役2年の実刑判決が出た。
 薬物はいけない、といってもどんな悲惨な結果が待っているかを知ることは少ない。インターネットにテレビにラジオ、情報化社会の波に垣間見える情報は、新しい情報の波に飲み込まれてしまい、”言葉だけ満ちてる”感じがする。
 
 
彼をだいすきという段ボールいっぱいのファンは東京地裁にも駆けつけた。華やかさの欠けた彼を見て、どうなっちゃってんだよ、と思ったファンも多かったはずだ。イケナイコトカイ?いけないことだよ、バイブルにも書いてあるし、学校じゃそのことでもちきりだ。危ないことなんかやめてさライブで会おうよ。そしていつか青春を振り向いたときに美しく心にともせるように、激しく健気な頃のpeach timeを取り戻してSTEP UP↑して欲しい。もう劣等感ぶっとんじゃうくらいに、はっきりもっと勇敢になって欲しい。あの娘、どんな顔するだろう、そう想像できる?そしたらハレンチな罪はもう犯さないだろう。
 
 3度も裏切られた。ファンをやめようと思う。
 
 でももし彼が生まれ変わることがあるのなら、友人のふりをしてあげよう。
  
 
☆ 家でシーツとかたたんでいると、俺って一生懸命、って感じがするんです。そういう自分が大好き(岡村靖幸)
 
☆ 人気blogランキング(国内ニュース)に登録しています。クリックのご協力をお願い致します。
 
★ 今日から始まります。薬物乱用防止「ダメ。ゼッタイ。」普及運動
 
 

カテゴリー
ニュース

試金石

 傷害の疑いで都内に住む会社員の少年(18)が逮捕された。職場の先輩男性に日常生活のことを注意され立腹、男性のウイスキーのボトルに排水パイプ洗浄剤を混入し、それを知らずに飲んだ男性に全治1週間のケガをさせた疑い。「薬品を飲ませて懲らしめようと思った」などといっている。
 
 秋葉原通り魔事件で逮捕された加藤容疑者も家庭や職場の不満を挙げており、それが凶行に繋がった。誰でも雇用形態や職場に不満を持つことは珍しくないうえ、家族に不満のある場合もある。しかし不満の矛先が他人への襲撃につながらないことは当たり前のことである。
 
 我々は自分の幸福を追求する権利を持っている。幸福追求権は公共の福祉に反しない限り尊重される。誰にも阻まれることはない。平和があるのは、自分を含めた周囲が法令によって動いていないこと、それを意識していないときである。静かな紳士協定がそこにはある。しかし平和は、人がその紳士協定を破った場合に効力が無くなる。
 
 犯罪は、人の精神を殺し、時間を殺し、平和を殺す。犯罪者が更生できるとすれば、自分の精神を殺していない場合である。自分の精神をも殺してしまった場合の矯正はもはや不可能である。
 
 冒頭の事件は被害者が幸い軽傷であるが、小さな事件がエスカレートすることは指摘されていることである。そういう人間を作らない環境作りが必要だが、問題なのは、そういう犯罪を起こす人間が誰か分からないことにある。問題を起こしそうな人間に出会ったとき、逃げずに対処できるかも人間であるための試金石だ。
 
 
☆ 人気blogランキング(国内ニュース)に登録しています。クリックのご協力をお願い致します。
★ 先輩のウイスキーに洗浄剤混入、少年を逮捕 生活態度注意され逆恨み(産経新聞・08/6/18)
 
 

カテゴリー
ニュース

宮崎勤死刑囚ら3人、死刑執行

 「ギニーピッグ」というビデオがあった。女性を拉致して薬物を注射、その後に体を切り刻むという内容である。ある漫画家に送られてきたビデオの再現という設定で、もちろんビデオは特撮であり本当の殺人現場を映したものではない。ただ、本編最後に流れるクレジットのバックに流れる映像が気になった。あれはなんであろう…。
 
 このビデオが一躍有名になったのは、昭和63年から平成元年にかけて東京と埼玉で発生した「連続幼女殺人事件」である。逮捕された宮崎勤死刑囚は幼女を殺害し、遺体の骨を砕いて焼くなどして捨て、また、幼女の遺骨を遺族に送りつけ犯行声明を送付するなどした。当時は「骨を砕く」という表現が残酷すぎるとして、報道各社は該当箇所を別の言い方に置き換え、または割愛した。
 
 家宅捜索で見つかった本や猟奇的なビデオの1つが「ギニーピッグシリーズ」。この類のビデオは一斉に非難を浴びてレンタルビデオ屋などの店頭から姿を消す。
 
 宮崎勤死刑囚について精神鑑定がなされたが、「人格障害があっただけで精神障害はなく責任能力はある」、「統合失調症だが刑事責任を免れる部分は少ない」、「多重人格で完全な責任能力はない」という3通りの鑑定書が出されることになった。最終的には「責任能力あり」と最高裁で判断され、死刑判決が確定する。精神鑑定が3通りに別れたように、精神状態を客観的に判断する難しさが浮き彫りとなった。
 
 そして今日、法務省は宮崎死刑囚を含む3人の死刑執行を発表した。東京拘置所で2人、大阪拘置所で1人である。宮崎勤死刑囚は最後まで反省の言葉を口にすることもなければ、事件について開き直ることもなかった。それが一番気になることである。なんで4人の幼い子が殺されなければいけなかったのかが分からない。
 
 昭和が終わりを告げて平成になったころの凶悪事件はこうして裁かれた。
  
 
 
☆ 人気blogランキング(国内ニュース)に登録しています。クリックのご協力をお願い致します。
 

 
★ 幼女連続誘拐殺害の宮崎勤死刑囚ら3人の刑執行 (産経新聞・08/6/17)
★ 宮崎勤幼女連続殺人事件(事件回廊)
 
 

カテゴリー
ニュース

死刑は反対 ~秋葉原の無差別殺傷事件~ 

 東京・秋葉原での無差別殺傷事件で逮捕された男の容疑者(25)は、犯行に使ったナイフ以外にもう一本ナイフを所持していた。起床してから犯行に及ぶまでの間、携帯サイトの掲示板に実況中継のごとく頻繁に書き込みをしていた。
 
 「秋葉原で人を殺します 車でつっこんで、車が使えなくなったらナイフを使います みんなさようなら」「途中で捕まるのが一番しょぼいパターンかな」「いい人を演じるのには慣れている」「秋葉原ついた」「今日は歩行者天国の日だよね?」「時間です」などとなっている。
 
 犯行を決意したのは2、3日前。レンタカーを使って静岡から東京に来るまで、強い殺意が覆ることはなかった。これらを考えると計画的犯行であり、捕まれば極刑になりうることは分かっていたはずである。
 
 3月に茨城県土浦市「荒川沖駅」で起きた8人殺傷事件の被告(24)は、「死にたいが自殺は出来ない。複数殺せば死刑になると思った。誰でもよかった」と供述しているうえ、7年前の大阪教育大学付属池田小事件で死刑を執行された男や、奈良小1女児殺害事件の男、鹿児島県でタクシー運転手を刺殺した自衛官など、「死刑願望」のある犯人の起こした事件が実に多い。
 
 被告が死刑を望んでいるのであれば、それをしないほうが被告に対する刑罰になりうるのではないか。すなわち、一生をかけてその罪を償わせるのである。罪を犯した人間に対する極刑は、死をもって自由を奪うことではなく、生きているままの状態で自由を奪うことである。
 
 死刑が犯罪の抑止力になるなどと思っていたが、間違っていた。「この国では重大な犯罪を起こせば一生刑務所の中です」と言った方が凶悪犯罪の抑止力になるに違いない。生きている人の魂を奪っておいて、自分は死にたいだなんて考えが甘い。凶悪犯罪を犯した者に、生きたいとか死にたいとか選択する権利はない。
 
 
☆ 死のうと思っていた。今年の正月、よそから着物を一反もらった。お年玉としてである。着物の生地は麻であった。これは夏に着る着物であろう。夏まで生きていようと思った。(太宰治)
 
☆ 人気blogランキング(国内ニュース)に登録しています。クリックのご協力をお願い致します。
 
★ 【秋葉原通り魔事件】「秋葉原で殺す」 当日早朝、携帯サイトに書き込み(産経新聞・08/6/9)
 
 
 

モバイルバージョンを終了