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金八先生は必要か・2

 きっと3回目があるだろうと思っていた。北海道で2人の女性教諭が男子生徒と関係を持ち懲戒処分となった。そして今度は三重県で、24歳の女性教諭が中学2年の男子生徒と性的関係を持ち懲戒免職となった。
 
 三重県教育委員会によると、教諭は男子生徒から学校生活について相談などを受けていた。今年の1月ごろから頻繁にメールをするようになって交際を始めた。今夏に2回、教諭のアパートなどで性的関係を持った。県青少年育成条例違反の疑いもあることから、県教委は三重県警に相談している。教諭は「いけないことと分かっていたが好意を持ってしまった。生徒と保護者に申し訳ない」としている。
 
 大阪府の橋本知事が、公立学校での携帯持ち込みを禁止する方針を固めていることに対し、賛否の声が上がっている。「子供の登下校中に事件に巻き込まれたら不安」などという声もある一方で、生徒からも「辞書代わりに使っている生徒もいる。必要ないと思う」という声もある。授業中にメールをする行為は「テレビを見ながら授業を受けているようなものだ」という声もある。
 
 そして教師が生徒と不適切な関係を持つのに携帯電話が暗躍している。相談事があるのなら、決まった時間に決まった校内の場所ですればよいことだ。メールがあることにより、場当たり的な空間が保たれるだけで、時間管理能力や対人能力が廃れる可能性すらある。無くて済んでいた物であるし、あんな高価なものを持ち込んでいることが不思議なことだ。
 
 ”メールで熱心に指導”している先生がいる一方で、自身の処理能力を超えてしまい心の病に倒れる先生が増えている。特に40代後半から50代のベテラン教員が多い。全教員のおよそ3%ほどが病気になり休職しているか服薬しながら教壇になっている状態であるという。
 
 以前ここで「金八先生は必要か」と書いた。実際にはあり得ない先生だが、考えが変わった。金八先生は必要である。それは生徒のためではなく、ふしだらな教師に喝を入れ、斃(たお)れそうな先生に活を入れて寄り添うためである。それにしても不祥事を起こす先生は、どうして先生であろうとしないのだろう。
 
 
☆ 最も良い教師とは、子供と共に笑う教師である。最も良くない教師とは、子供を笑う教師である。(A・S・ニール)
  
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★ 公立校教員:ベテランの挫折増加 孤立深める(毎日新聞・08/12/25)
★ 中2男子と性的関係、24歳女性教諭を懲戒免職・・三重(読売新聞・08/12/26)
★ 橋本知事の携帯持ち込み禁止 河村官房長官、鳩山総務相が賛意表明(産経新聞・08/12/5)
★ 教え子と性的関係 大津(本ブログ・07/5/25)
★ 金八先生は必要か (本ブログ・07/11/3)
★ 懲りない先生たち(本ブログ・08/7/31)
 
 

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ストーカー被害者に緊急通報付き携帯貸与 岡山県警

 
 岡山県警察本部は、緊急通報機能を備えた携帯電話50台をストーカー被害者に無償貸与すると発表した。GPS(全地球測位システム)機能を備えており、被害者の位置を特定できる。県警が通信会社などと共同開発したシステムで、全国でも初の試みとなる。
 
 緊急通報ボタンを押すと、被害相談を受理した警察署と本人の現在地を管轄する署に通報が届く。署のパソコンには被害者の位置情報と相談内容が表示される。県外からの通報でも、署の日本地図システムに位置情報が表示され、管轄する都道府県警と連携できるという。これとは別に、盗難車照会や、メールによる一斉手配に機能を加えた「警察官バージョン」も導入し、500台を交番勤務の警察官や白バイ隊員に配備する。
 
 ストーカー被害は少なくない。過去には埼玉県桶川市で、事前に警察に相談してあったのにもかかわらず、女性が男に殺害され、男は北海道で自殺しているのが見つかった。警察の捜査怠慢が追求されることになった。
 
 ストーカーから身を守るために、私設のガードマンや興信所に調査依頼することもあるが、金銭的に誰でも利用できるわけではない。やはり身近な存在である警察が心強いことになる。
 
 そういう意味で、岡山県警の「通報機能付きケータイ」は注目を浴びることになるだろう。事件になっていないストーカー行為も多く存在する。女性は被害に遭わないように、できるだけ一人で深夜に帰宅しない、明るいところを通るなどの対策が必要だ。通話しながら歩くというのは非常に”カモ”になりやすいので注意が必要だ。決して変質者に自分をさらさないように。
 
 
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★ 岡山県警:緊急通報機能付き携帯、ストーカー被害者に貸与(毎日新聞・08/12/17)
 
 

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悪に便宜図る公務員たち

 堺市にある大阪刑務所の複数の刑務官が、服役中の暴力団関係者に便宜を図った見返りに金品を授受していた疑いが浮上した。大阪矯正管区などが調査しており、事実が判明次第処分する。
 
 受刑者が外部の人間と連絡を取れるようにする「ハト行為」をした見返りに、受刑者から金品を受け取ったという内部告発があった。さらに、受刑者が「要求を聞かなければ金品の授受を外部にばらす」と刑務官を脅していたという疑いもあるという。
 この刑務所では昨年6月に刑務官が受刑者に処遇で便宜を図り、見返りに現金30万円を受け取った収賄容疑で大阪地検に逮捕されている。
 
 また今月には、警視庁玉川署留置係の男性巡査長(27)が強盗傷害罪などで拘置中の男(21)から500万円を脅し取られる事件も起きた。巡査長が勤務中に携帯電話を使っていた事を”ネタ”にタバコを吸わせるなど便宜を図り、「これまでの事をバラされたくなければ金を払え」と脅したというものである。男は福岡県大牟田市の被告で、警視庁に恐喝容疑で逮捕された。容疑を否認している。
 以前には徳島刑務所で、刑務官が複数の受刑者に暴行される事件も起きた。福岡では男性巡査長(45)が出会い系サイトで知り会った女性に絡み、暴力団員から暴行された後に現金を脅し取られた事件も起きている。
 
 本来、威厳や強い権力があるはずの公務員が悪党からいいように利用され、恐喝までされている。玉川署の事件では、制服警官が署内で恐喝されているという異常な事態だ。こうした法の執行官が弱体化していないだろうか。
 
 2007年に団塊の世代が大量退職した。経験豊富な警官や刑務官は、どんな事態に遭遇してもうまく収拾を図った。徳島刑務所の事件でも、かつては受刑者を威圧し、うまくトラブルを乗り切るベテランがいた。しかしそんな大先輩たちが退職し、まとめ役が少なくなり、現場は不穏な空気を読めなくなってきているのであろうか。
 
 法の執行官の年齢が問題ではない。毅然とした姿勢が一般人より特に求められる仕事だ。それに携わる者はそのプライドさえ忘れなければいい。警棒や拳銃が人を威嚇するするのではない。制服を着た法の番人はそれだけで威圧効果がある。その効果を維持するためには強い危機意識と規範意識が求められる。
 
  
☆ 真の勇気は、第三者の目撃者のいない場合に示される。(ラ=ロシュフーコー)
 
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★ 刑務官が受刑者に便宜か 大阪刑務所(産経新聞・08/12/12)
★ 拘置中に警官から500万、恐喝容疑で21歳無職を逮捕(読売新聞・08/12/3)
★ 暴力団やりたい放題!警官を暴行&恐喝(スポニチ・08/10/21)
★ 受刑者が刑務官に暴行 徳島刑務所(本ブログ・07/11/28)
 
 

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大学に大麻汚染 壊れる大学生の規範意識

 2001年当時、早大文学部キャンパスでは、校舎内の至る所に灰皿があり、屋外はもちろん、灰皿のあるところであればどこでも喫煙ができた。翌02年には校舎内の一部が喫煙所となった。03年になると校舎では灰皿は消えて屋外の喫煙所のみ喫煙が可能になった。生協にあったタバコの自販機も姿を消した。
 
 その後も非喫煙者からの意見を考慮し、人がよく通る動線上から喫煙所は消え、喫煙スペースは数えられるだけになった。本部のある早稲田キャンパスなど、他のキャンパスも恐らく同様であろう。
 
 喫煙者からすれば喫煙スペースが減ったとはいえ、構内で一服できることはありがたい。外に出ればそこは公道。大学のある新宿区では、公道での喫煙を区の条例で禁止している。歩きタバコをしている人に区の委託職員が注意している光景を見たことがある。
 
 こうした状況も嫌煙権が幸福追求権の1つとして考えられるようになったからであり、02年に施行された健康増進法もそれを後押しすることになった。時代の流れである。飲食店で分煙されているところがあるが、煙や臭いを100%遮断することができない以上、愛煙家が肩身の狭い思いをするのは当然だ。
 
 ところが昨今、大麻に手を出した大学生が多数逮捕された。逮捕された学生の中には、「オランダについての講義で大麻に興味を持った」と供述する者もいた。オランダでは、一定量の個人所持に限って合法とすることで、それより害の強いドラッグの使用者が減ったという。 
 
 日本で大麻が違法とされているのは、記憶力や理解力、集中力の低下を引き起こし、精神疾患を引き起こす恐れがあるとされているからだ。以前、大麻を経験したことのある男性に話を聞いたことがある。彼曰く、「運転中に信号の色が何色か分からなくなった。これはまずいと思い、車を停めてしばらく休んだ。あれ以降、やめた」とのことだった。
 
 大麻はタバコやアルコールに比べて依存度も害も少ないという意見がある。ヨーロッパでは日本ほど厳しくない国もあり研究もされている。そうした既成事実にに則った意見かもしれない。
 
 大学生が大麻で捕まることがなぜ問題か。法を犯すという意識が1つ崩れれば、規範意識の崩壊が容易に生じやすい。薬物で脳に異常を来すことよりも、正常な脳をもってして、誤ったルールを良しとする思考になるのが恐い。そうしたことに憂慮し、率先して社会正義のために立ち上がるのが本来の大学生たる姿であるはずである。
 
 
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★ 大学生の大麻摘発、03年度以降10校で43人…読売調査(読売新聞・08/11/9)
 
 

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公立図書館で窃盗が横行

 
 近所の図書館に借りていた本を返しに行った。カウンターで係員が渡した本をぱらぱらとめくる。何故こんな事をしているかといえば、本に下線を引いたり、写真など一部のページを破ってしまう者がいるからだ。目の前でそんなチェックをされるのはいい気分ではないが、そういった事情なので仕方がない。
 
 読売新聞は全国の道府県庁所在地、政令市、東京都および23区にある、約570の公立図書館で行方不明になっている本の冊数および、被害金額を調べた。それによると、2007年に行方不明になっている本などはおよそ28万冊におよび、金額にすると約4億1千万円にものぼることが分かった。防犯カメラや防犯ゲートを設置しているところもあるが、各自治体の財政事情もあり、根本的な有効策は見いだせていないのが実情だ。
 
 行方不明になっている本の多くは無断で持ち出されていることが多いと見られている。また、本の表紙だけを残して中味を全て抜き取ってしまうという手口も横行している。レシピ本や芸能人の写真などが多く掲載されている本が狙われやすいという。さらには、持ち出された本が捨てられているという事例もあり、近くの商店前の路上に段ボールに入った本80冊が見つかったり、駅のゴミ箱に捨てられているのが清掃員に発見されたりしている。
 
 昨年ある図書館で、中年女性がバッグに雑誌を入れたまま館外へ出ようとしていたため職員が呼び止めた。女性は「本が知らないうちにバッグに落ちた」といい、「盗んだ証拠でもあるのか」と激高し、職員が謝罪した。
 
 返却された本が水に濡れて使い物にならない状態になっていたため、返却に来た中年男性に弁償を求めると、「まだ読めるだろう。税金を払っているのに何故弁償しなくてはいけないんだ」と「逆ギレ」され、職員が謝罪した。
 
 全国の図書館ではこうした事例が頻発し、定期的に廃棄する本の中には、およそ半分が意図的に汚損された本である図書館も多い。言うまでもなく、公立の図書館というのは公の場所であり、その利用は利用者の性善説によって成り立っている。「公の施設は利用が安いかタダ」という意識が違う方向に暴走していると言わざるを得ない。図書館の職員は「最終的には市民のマナーに頼るしかない」と嘆く。しかしここまでくると、マナー云々というよりもむしろ犯罪である。
 
 たいした病態でもないのに救急車をタクシー代わりにする、ウソの通報でパトカーを呼び出す、公共の施設に落書きをする。公共サービスというのは本当に心強い存在であり、それを享受できるのはとても贅沢なことである。我々は、役人の無駄遣いを指摘することは多い。しかし、一般市民の中に紛れ込んで、公共物を汚損、または盗んでいる”税金ドロボウ”がいることも知るべきである。
 
 
☆ 本は何度も何度も開ける事のできる贈り物だ(ギャリソン・キーラ)
 
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★ 28万冊いずこに…全国公立図書館で不明、被害4億円超す(読売新聞・08/11/9)
★ 図書館で「切り抜き」「線引き」横行(本ブログ・06/12/12)
  

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振り込め詐欺の音声公開 青森県警察本部

 
 大学に入ったのが30歳のころだった。在籍していた学部は社会人学生が多く、若い現役生もいたが、比較的年配の学生も少なくない。7年間いた中で、他学部の学生と同じ授業を受ける機会が何度かあった。
 
 普通、自己紹介するときに年齢は言わない。大抵は「○○学部○年生の・・」と所属学部と学年を言えば足りる。「5年生」のとき、この「5年生」を強くアピールすることで、年齢を聞かれることはなかった。ついでに「来年は6年生になる予定です(笑)」と言ってしまえば、大学1年生+4年+アルファくらいの年齢だと推測してくれる。
 これは「すり込み」という技術だ。5年生であると認識してもらい、「来年は6年生」と畳みかけることでそれ以上”疑惑の眼差し”で見られることはなく、1年間”ため口”で話し掛けてもらうことが出来た。見た目が比較的若く見られる部分があったのは幸運だったが、年齢を聞かれる前に学年をアピールすることで誤魔化すことが出来た。
 
 振り込め詐欺の被害が無くならないのも、この「すり込み」の技術が幅をきかせているからだ。普通、自宅の電話が鳴って「あぁ、オレだけど」と言われれば、最初の時点で自分の息子だと思いこんでしまう。それが離れて暮らしているのであればなおさらだ。最初に息子だと刷り込まれれば、その後に「会社の金を使い込んだ」「事故を起こして示談金が必要」という滅多に起こりえない話も信じてしまう流れになる。被害者が「声も口調も息子に似ていた」ということがあるが、電話という100%明瞭な音声とは言い難いやりとりの中で、パニックを共有していれば、心理的に我が子と思いこんでしまう。
 
 振り込め詐欺が許せないのは、過ちを犯した自分の子供ですら助けたいという親心に揺さぶりを掛けていることだ。会社の金を使おうが、痴漢で捕まろうが、金で解決できるなら助けたいと思うのが親というものだ。そこにつけ込む犯罪は許すことが出来ない。
 
 青森県警はホームページ上で、実際に振り込め詐欺に遭遇した男性が録音したテープを公開した。これは未遂に終わっている。最初から男性は「怪しい」と思ったことから録音をしていたようだ。これを聴くと「教師である娘が生徒にケガをさせた」という「県教委」、「校長」、そして「弁護士」が登場する。口調だけで判断すれば、本当にあったできごとだと錯覚してしまいそうだ。さらに社会的地位や身分のある肩書きが名を連ねて登場すれば、”我が子の不祥事”を前提に話されることにより、平身低頭になって信じてしまうことだろう。
 
 犯人側も個人情報は握っていると思う。しかし”我が子”本人ならば、家族でしか知り得ない秘密の質問が効果的だ。現在や過去の恋人の名前、同僚の名前、趣味の話、そして干支は本人でないとすぐに出てこないことが多い。
 
 「オレオレ詐欺」ではなく、青森の例のような場合は、いったん電話を切って、自ら電話番号を調べて県教委の○○さんを呼び出せばいい。校長であれば、学校に電話すれば分かることだ。そもそも公的機関が電話で「現金を振り込んでくれ」という話自体が通常ありえない。おかしいと思ったらすぐに確認を。
 
 
★ 「息子が大変」…行員が1時間説得も振り込め被害(産経新聞・08/10/27)
★ 「こんな電話は要注意」振り込め詐欺の音声公開 青森(朝日新聞・08/10/29)
★ 生活安全部オレオレ詐欺音声公開 青森県警察本部(音声はこちらから聴くことが出来ます) 
 
 

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振り込め詐欺を撲滅せよ

 あたかもビジネスのような被害額の多さ。年々「振り込め詐欺」の被害は増えている。そんな中、警視庁は現金自動出入機の防犯カメラに写った「出し子」と呼ばれる現金引き出し役の画像を公開した。画像は4月初旬〜6月中旬に、都内葛飾区や台東区などのコンビニなどで現金を引き出した男ら2人。
 出し子の画像公開は通常は令状を取ってからのことで、異例の措置といえる。今年には千葉県警が出し子の画像を公開し、逮捕にこぎ着けたことがある。警視庁捜査2課では、「現金引き出し時が、容疑者が顔を見せるほぼ唯一の機会」とし、情報提供を呼びかけている。
 情報提供は、振り込め詐欺ホットラインへ(03-3501-2967)。 
 振り込め詐欺撲滅月間が10月から始まっている。警察庁では「事後的な検挙だけでは多発する犯罪は抑えられない。やはり、発生を抑止する対策を講じる必要がある」として、同庁、金融庁監督局長、全国銀行協会会長との3者会談を設け、ATM対策を中心に犯罪を許さない「環境作り」を進めることにした。
 
 全国の被害の2割以上が集中する東京都では、警視庁が無人店舗を中心に、約1000カ所のATM周辺に機動隊員らを配置し、高齢者への声かけに加え、不審者への職務質問を徹底するという。目標は被害発生の半減。
 この作戦は都内江東区の深川署管内で試行したところ、被害が激減したことなどから導入された。約1万人の民間ボランティアにも協力を求めるという。金融機関でもATM対策が始まっている。山陰合同銀行(松江市)は、通話中の携帯の電波を認識すれば、警告灯を点滅させて注意を呼びかけ、行員が駆けつけるシステムを採用した。
 
 振り込め詐欺グループも摘発逃れの工夫を凝らしているという。アジトは2、3ヶ月で移動し、鍵を管理者らに無断で付け替える、出前を取っても部屋の中の様子を見られないよう外で受け取る、といった具合だ。
 
 このため、警察当局は通常の詐欺捜査に当たる刑事部の警察官はもとより、アジトの摘発ノウハウなどがある公安部員も動員し、詐欺集団の摘発に臨んでいる。
 被害者は「振り込め詐欺のことは知っていた」というが、「騙されていることには気がつかなかった」ということが多い。高齢の方と距離を遠くして住んでいる方は、もう一度本人確認の方法、連絡方法、親子じゃなければ分からない話題を話してみる、などの対策を講じたほうが良さそうだ。
 振り込め詐欺で代表的な「オレオレ詐欺」のみならず、還付金詐欺や、振り込ませずに自宅まで取りに来るものもある。ちょっとでもおかしいなと思ったら、躊躇することなく110番した方がよいだろう。
 手配写真をよく見てください。近くにいませんか、こういう人相のワルいやつが。
 
 
☆ 一流の人は一流の人を雇う。二流の人は三流の人を雇う(Leo Rosten)
 
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★ 振り込め詐欺の「出し子」はこの男たち 警視庁(朝日新聞・08/10/1)
★ 振り込め詐欺:百回企て成功ゼロ 未遂で4人組逮捕 東京(毎日新聞・08/10/2)
★ 「振り込め詐欺撲滅月間」初日に被害4件 警視庁「恥忍んで」発表(産経新聞・08/10/2)
 
 

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5歳の女児が遺体で発見 千葉・東金

 午後0時半ごろ、千葉県東金市東上宿の資材置き場に、着衣を身につけていない女児がプレハブ小屋に背をもたれた状態で倒れているのを男子中学生(13)が見つけた。女児は心肺停止状態で、県内の病院にヘリコプターで搬送されたが死亡が確認された。
 千葉県警によると、東金市内の女性看護師(37)の次女(5つ)と判明。母親が夜勤で勤務先の病院に連れて行き宿泊、翌日の21日に女児は友達の家に行くために1人で病院を出たが、そのまま行方不明になり母親が県警に届け出た。女児の遺体には外傷などがなく、現場から100メートルほど離れたマンション駐車場内に女児の衣服と靴が袋に入った状態で見つかった。女児はこれまでも友達の家に1人で行ったことがあるという。
 今日の関東地方は終日雨が降っている状態であり、その中での遺体発見となった。被害にあった女児は泣いたかもしれないが、涙も泣き声も雨に消されてしまった。子供が被害者になる事件は続くことが多い。模倣犯を出さないためにも、早期検挙が望まれる。 
 
 千葉県警捜査1課は状況から死体遺棄事件と断定、東金署に捜査本部を設け80人体制で捜査を始めた。死因特定のための司法解剖を22日に行う。
 
 
★ 5歳女児変死:路上に全裸状態で 遺棄で捜査 千葉・東金(毎日新聞・08/9/21)
★ 福岡小1殺害:他の場所で犯行か 現場周辺子供の足跡なく(毎日新聞・08/9/21)
★ 発見現場に尿反応なし、殺害場所の特定急ぐ 福岡・小1男児殺害(産経新聞・08/9/21)
★ 携帯、電源切らずに林に投げ捨て? 福岡・男児殺害(朝日新聞・08/9/21)
★ 小1男児発見のトイレ裏は死角、発覚遅らせる工作か(読売新聞・08/9/21)
 
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