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”山場CM”は不愉快

 以前、「ガチンコ」という番組を見ていてイライラしたことがある。「衝撃の結末が!」とテロップ・ナレーションの後にCMが入るのである。かなりじらされた挙げ句、CM明けには直前までながした部分を繰り返し、「衝撃の結末」までいくのに結局5分くらいは待たされたのではないか。
 
 演出も大げさで、パン(カメラを左右に振る)が多かったり、急にカメラも”寄ったり”して見づらかった。1時間番組というのは正味45分だが、この手の番組は30分もないのではないか。
 
 慶應大学の榊教授の調査に寄れば、山場に来てCMに入るものを”山場CM”と定義し、それについて調査した結果は「不愉快」と感じる視聴者が86%いた。山場CMの商品にも「好感が持てない」という結果になった。
 
 こうした内容の番組を見せられるとかなりのストレスである。ある意味において、時間を空費させられると感じることが多く、冒頭の番組は結局見なくなった。
 
 そう考えればCMのないNHKは作り方の中味が濃い。酷い演出もない分、安心してみていられる。民放の番組の制作者のかた、手を抜いてはいませんか?正味45分なら、ちゃんと45分見せて下さい。
 
 
☆ 新聞に「低俗な番組を放送するな」と投書する人は、わざわざ選んで低俗番組を見る。(マーフィーの法則)
 
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★ 「正解はCMのあと」は逆効果 視聴者86%「不愉快」(朝日新聞・07/11/6)
 
 

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口笛で発声練習

 
 歌を上手く歌うためには表現や滑舌などもあるが、呼吸法がその大半を占める。俗に「腹から声を出す」というが、これがまず基本。その次は腹にためた空気をきれいに出してやる必要がある。歌っていて喉が痛くなるのはお腹から空気が出ていない「のど声」によるものだ。これでは30分ももたない。
 
 お腹にためた空気をきれいに出す方法は、空気を細く、一点に集めて出すことにある。これにより、声に艶が出る。
 
 効果的な練習の1つが口笛だ。口笛がきれいな人は上記条件を満たしていることが必要だからだ。頬の筋肉をほどよく緊張させることも非常に効果的。
 
 最近この口笛がブームになりつつあるという。口笛を収録した着メロやCDが売れているというのだ。きれいな口笛は聞いていて気持ちの良いものだ。これはきっと、人間の聴覚で心地よい周波数帯なのかも知れない。
 
 トランペットやエレキギターに魅了されることもある。それは我々人間が赤ちゃんの時に泣いていた”音”に似ているからなのだそうだ。
 
 
☆ 音楽は空気の詩である(ジョン・パウル)
 
 
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★ エアギターの次は口笛ブーム到来?(オリコンスタイル・07/5/16)
 
 

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Back to the 30’s

 毎日新聞社のサイトを見て驚いた。30年代の写真が並んでいるのだが、その中に「国会議事堂と洗濯干し」というタイトルが付いた写真がある。文字通り国会議事堂前で洗濯物が干されているのである。今では到底考えられない光景だが、当時は近くに人が住んでいたのだろう。
 
 今では見ることの出来ないバラックが並んだ写真。無くなってしまった都電が走っている日本橋付近。日比谷公園上空から見た皇居外苑と丸の内ビジネス街、欧州風の建物が並びなかなか情緒がある。超満員のビアホールの写真はカラーであり、ネオンがきれいだ。
 
 当時から密集した東京の街並みだが、現在のような高層建築物が少ないこともあり空が広い。「都市化が進む東京都下北多摩郡」はカラー写真。キャベツ畑の遠くに建築中の平屋建てが見える。この年代の生まれではないが、東京は畑が多かった。都区内西部で育ったこともあり多くの畑を見て育った。信じられないことに牛舎も近くにあった。
 
 ふと、踏み入れたことのない30年代に行ってみたくなった。温暖化は考えなくても済むであろうし、メンタルヘルスで悩む人もきっと少ない。カラスは夕方にしか現れず、子供は安心して遅くまで屋外で遊ぶ。交通戦争があるかもしれないが、空気清浄器が必要なほどではないだろう。
 
 決して懐古主義ではない。都会に長く住んでいると忙しい流れに乗るのも楽しいものだ。その一方で時の流れがゆっくりしていて秒針に急かされることのない空気にも憧れる。昭和30年代の写真たちが色あせて見えなかったのは気のせいだろうか。
 
 
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★ 昭和:30年代中心にブーム 火付け役の映画続編も公開(毎日新聞)
 
 

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退化した”ケータイ世代”

 先日、10年前に受信したメールのバックアップが見つかった。昔は意外な人とやりとりをしていたものだと再認識。そして当時のメールというのはどれも長文であった。これは当時の通信事情によるもの。今のようにブロードバンドではなかったので、メールを送るとなると気合いを入れて書いたものだった。
 
 大学に身を置いていると若い世代からメールをもらう。ある日「なんでメール返信してくれないんだよう」と嘆いたところ、「だってNonoさんのメールは長いから」と返ってきたことは衝撃的だった。メールはある程度長い方が喜んでくれるものと思っていたので、絵文字顔文字を駆使して一生懸命作ったものなのに、否定されてしまった。
 
 考えてみると、携帯やPCに来るメールは短文化が進んでいる。せっかく文字数が数千も送受信できるのに、ショートメッセージ並みのメールが多い。いや、ポケベル並みといってもいいかもしれない。
 
 当たり前だが携帯電話というのは電話だ。この電話を使いたがらない人もかなりいる。仕事上ではフル活用するが、そうでないと”ショートメッセージ”が届く。はっきりいってショートメッセージに返信するのは面倒だ。電話のほうが速い。
 
 以前住んでいた所の近くは女子寮があり、夜ともなると公衆電話に長蛇の列ができ、彼氏や友達と話すことを目一杯楽しんでいたように見えた。最近の電話は高機能の一途をたどっているのに、電話を使いこなせない若者が多くなっているような気がする。
 
 くだんの若い世代は「電話で話すのは苦手」とも言っていた。ネットやメールで繋がっているような錯覚に陥ってはいないだろうか。コミュニケーションの基本は話すこと。友人との繋がりがあるようで、孤独な若者が多い気がする。
 
 
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危機管理能力

 これまで米軍岩国基地の米兵が事件を起こすことは聞いたことがなかったが、広島市内で19歳の女性が米兵4人に集団で暴行された。この件について、広島県知事は「未成年が盛り場にいるということがどうかと思いますが、大変遺憾で許されない。強く(事件に)抗議したい」などと述べた。
 
 社会に出ると、自分の身は自分で守らなくてはならない。社会は完全には保護してくれない。そうなると、世の中で何が起きているのかを把握しておく必要がある。それはニュースを読んだり見たりして、自分が事件に巻き込まれないように予め想像力を働かせておくことが必要だ。
 
 それをなさなければ、常に自分を危険にさらしておくことになる。場当たり的に対処するのは難しい。前もって心の準備をしておけば事件に巻き込まれることは少なくなる。広島の事件では加害者が悪いのは言うまでもないが、被害者も相応の注意を払えば事件に遭うことはなかった。
 
 世の中は理不尽な事件・事故も多い。防ぎようがないこともある。君子危うきに近寄らず、自分を守ってくれる保険となるのは、他でもない自分自身であることを肝に銘じたい。そうすれば巻き込まれなくてもよい危険は最小限回避できるのである。
 
 
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★ 「深夜に盛り場にいるのもどうか」広島知事 米兵事件(朝日新聞・07/10/22)
 
 

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読めない名前 響きを優先

 
 「虹色」「星彩」「騎士」でそれぞれ「そら」「きらら」「ないと」と読むそうだ。これは実際に出生届として出された名前の数々だ。少し前なら海外でも通用するという「翔」(しょう)「優」(ゆう)などが流行ったが、今では響きを優先させる親御さんが多いのだという。
 
 以前、高校に宇宙とかいて「ひろし」と呼ぶ同級生がいてびっくりしたが、「こすも」と読ませる親御さんもいるようだ。戸籍法施行規則では使える漢字に制限がある。しかし読み方までは決まりがないのだそうだ。
 
 「悪魔ちゃん」が名前の届けを拒否された事例が東京であったが、特に公序良俗に反するものでなければ、自治体は原則として受け入れるのだそうだ。子供の将来を考えて一番最初に決めなくてはならない大仕事。1つしかない名前、親御さんの想いがいつか子供に通じることもあるだろう。
 
 もしかすると、これで漢字ブームのひとつでも起きる予感もするが、大変な点を挙げれば「一二三」と書いて「わるつ」と読めない点であり、漢字変換ができないことにある。
 
 
☆ 祖父がどういう人だったかは知らない。それより彼の孫が何者になるかに私ははるかに関心がある。(Abraham Lincoln)
 
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★ 読める?「七音」「雪月花」 響き優先、今時の名前(朝日新聞・07/10/11)
 
 

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表現の重要さ

 大学の授業で、表現に重きを置いて教育が行われつつある、ということを知った。演出家である先生は、人とのコミュニケーションが重要である医大生にも、表現のワークショップを施しているという。医師というとぶっきらぼうに患者と話す側面もある。本来ならば信頼関係が重要な部分でもあるのに、そこが不足している医師も少なくない。
 
 フィンランドの国語の教科書では、単元の最後に感想をまとめさせるのではなく、「表現してみましょう」という項目があるようだ。本当の理解というのは、表現できてこそ培われるのかも知れない。
 
 表現する場は社会では多い。商談や”先生”と名の付く職業の人は特に人を説得させる技術が必要だ。ここでは表現をするというある種の演技が組み込まれる。
 
 日本人はイエス・ノーをはっきりさせないと言われてきた。それは日本語特有の文法に根付いているものとも思えるが、最近はそうでもなくなってきている感がある。ただ、欧米に比べるとまだまだ回りくどい言い方が支配的だ。「で、結局何なの?」とイライラすることも多い。
 
 プロポーズというのは人生における究極な表現の場のひとつだ。これはきっと、演技という表現枠からはみ出したときに、真に相手を説得させることになるのだろう。
 
 
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★ 【断 藤本憲一】フィンランドに学べるか!?(産経新聞・07/10/3)
 

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0.5秒で一目惚れ フロリダ州立大学研究チーム

 
 まだセミがかろうじて鳴いている昨今だが、暑くて賑やかな夏から涼しい季節に移ることで、落ち着いた気分になれる時期だ。そして秋ともなれば人恋しい季節である。思いを馳せる人に気持ちが急接近することもあるだろうし、それほど身近に感じない人ですら気になるかも知れない。
 
 フロリダ州立大学心理学者・ジョン・マナー氏の研究チームによれば、人々は興味をそそられる顔を見ると、0.5秒以内に注意を集中し、魅力的な人か仲間か否かを判断する傾向であるという。
 
 この研究に則って言えば、人というのは本能的な部分において、結構デジタル的な判断をするものである。そういえば、街ですれ違った異性に興味を感じるのも、そうでないのもほんの一瞬だ。
 
 人は第一印象で判断されやすい。1分間で成人男性のまばたき回数は20回、女性は15回といわれている。女性のほうがわずかではあるが、意識的に異性を注視しているのかもしれない。そうなると、世の殿方は見た目に磨きをかけたほうがいいようだ。幸いにして秋は服装が替わる。この気候変化のどさくさに紛れて、イメチェンを図るにはよい季節である。
 
 
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★ 一目ぼれに必要なのは0.5秒=米研究(ロイター・07/9/19)
 
 
 

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