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来春から早大生

 
 福原愛さんと斉藤佑樹くんが早大に進学が決まった。多くの有名人が在籍する大学だが、あまり無用な騒ぎにならない配慮が必要だ。
 
 彼らは決して安くはない学費を払って学びに来る。それを妨害する権利は何人たりともないわけだ。過去にも在籍していたある芸能人は、ほとんど登校することなく退学してしまった。登校時の騒ぎがなければもしかしたら卒業できていたかもしれない。
 
 以前在籍していた吉永小百合さんの時代は、トップ女優であったのにもかかわらず、皆温かく見守っていたそうだ。有名人ではなく、一人の学生として温かく接してあげられればよい。
 
 それに、その道で活躍している人というのは文武両道な事が多い。イチローも東大に入れるほどの学力があるといわれていたし、中田も流暢なイタリア語を話す。有名人に気を取られていると、あっという間に先を越される結果になるのでご注意を。
 
 
☆ 知識には二つのタイプがある。一つは物事を知っていること。もう一つはそれをどこで見つけるかを知っていることである。(Samuel Johnson)
 
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爆笑問題×東大

 深夜、テレビをザッピングしていたら爆笑問題が出ていた。場所は東京大学駒場キャンパスだ。東大の先生がたと「教養とは何か」といった内容でのシンポジウムだ。
 
 爆笑問題の太田光が言っていたのは、
 
1.「大学の先生は社会との接点がないので、守られている」
2.「東大で学んでいれば安心という姿勢は間違い。東大を疑った方がいい」
3.「東大の研究著書など読んでも分かりにくい。表現力がない。立花隆さんの方が分かりやすく面白い」
 
といったことだ。
 
 学問というのは道楽だと思っていたので「1」の太田発言は昔なら賛成していたが今は違う。その社会との接点を削ってまでする道楽のおかげで、新薬が開発されたり、文化の深層部分が解明されたり、そして「3」の分かりにくい研究著書を分かりやすくしてくれる。
 
 「2」には賛成。教養は受動的な姿勢でなく、常に攻撃的であるべきだからだ。受け身の姿勢で学ぶのは高校までだ。
 
 「3」だが、一般的な語彙を用いて文を書くのは平易で理解されやすいが、端的に専門的なことについて語るとき、専門用語を用いた方が早い場合がある。このバランスが難しいのだが、専門的であればあるほどマニアっぽい文体になってしまうのは仕方のないことであろう。
 
 太田光がほとんどしゃべっていて、先生方に対して失礼な発言もあったが、よくいろいろ考えているものだと感心した。学生の質問にも真摯に答えていた。
 
 チンパンジーの研究をしている教授がいた。「チンパンジーはすぐ切れる。しかし、人間はお節介なほど他人に優しい部分がある」。
 
 イモリの研究をしている教授は、「人間の遺伝子はイモリの40分の1しかない。イモリは人間にはない進化した部分を持っている」。手足を切っても再生するイモリ。その遺伝子研究を人の医学に応用すべく研究しているという。
 
 果たして我々人間は自分たちで思っているほど高等な動物なのだろうか。他の動物は平和に暮らしているが、時に人間は歴史に汚点を残すほど暴走する。そんな人間を他の動物はどんな教養を持って見ていることだろう。
 
 教養とは、知的好奇心を尊い、慕って、一生追い求める恋の対象のようなものである。
 
 
☆ 学校で教えることも必要だけれども、教えているのは過去のことなんだ。ほんとに問題なのは、未来なんだな。(本田宗一郎)
 
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921「痛」のメール

 メールは指先でその考えや思いを伝えることができる便利なものである反面、衝動的に送ってしまう危険もはらんでいる。送ってしまって「失敗した」ということのないように気をつけなくてはいけない。
 
 神奈川県内の53歳の教諭が教え子の女子生徒に921通ものメールを送ったとして懲戒免職になった。「抱きしめたい」「おやすみなさい、愛しています心から」「2人で社会から逃亡するしかない。2人で死のう」という内容だから驚きだ。
 
 教え子が先生に恋心を抱くことは不自然なことではない。その逆も然りである。ただ、家庭の次に上下関係を教わるところが学校である。先生というのは怖い存在であり、尊敬できる存在であり、頼りになる存在であるべきであろう。
 
 プロの教師であるのに、メールを送信するときに生徒の顔は見えなかったのか。相手は生身の人間であることを絶対に忘れてはならない。
 
 
☆ 人生にはただ三つの事件しかない。生まれること、生きること、死ぬことである。生まれるときは気がつかない。死ぬときは苦しむ。そして生きているときは忘れている。(ラ・ブリュイエール)
 
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★ 53歳男性教諭、教え子に「愛してる」メール921通(産経新聞・06/3/28)
 
★ 顧問の女子生徒を30回殴った教師(本ブログ・05/10/6)
★ 顔文字(笑)(本ブログ・05/11/24)
 
 

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白石さん効果

 
 インターネット上で無名の人が一躍脚光を浴びることが珍しくなくなった。今年度の話題をさらった1人が「生協の白石さん」であろう。
 
 大学生協にある学生の書く「ひとことカード」に、ほとんど冗談だと思われるリクエストがかかれる。白石さんはこうした要望に対して「真摯に」答えた。その絶妙なやりとりがネット上で公開され、それが出版されてサイン会も開かれたことは記憶に新しい。
 
「愛は売っていないのですか」
 
「どうやら、愛は非売品のようです。もし、どこかで販売していたとしたら、それは何かの罠(わな)かと思われます」
(以上、asahi.com・06/3/11より)
 
 大学生協東京事業連合の採用説明会に前年を上回る学生が参加したという。白石さんのような温かい人が働いている職場を、ということらしい。
 
 ネットは情報が渦巻いているが、逐一上がってくる情報に混乱したりなんでも鵜呑みにすることは危険が伴う。早さを追求するあまりに、放り投げられた情報が暴走することがあるからだ。
 
 ひとことカードのやりとりはなんともアナログではあるが、書いて掲示するという方法は信憑性が高い。大震災の時、ライフラインが寸断されて、被災者の頼りになったのは掲示板であった。
 
 サイン会では「みなさんをがっかりさせると悪いので」と、メディアに顔を伏せた白石さん。大学全入時代に、構内の生協を狭き門にした立役者である。
 
 
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★  生協の採用説明会に学生3割増 「白石さん」人気で(asahi.com・06/3/11)
 
 

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日本になじめない外国人

 大学で日本語ボランティアをしている。先日その留学生たちと飲んだ。
 
 ナンパが好きだと周りからからかわれているイタリア人男子留学生に、
 
「日本で彼女を作らないの?せっかくだから作ったらいいのに」
 
と聞いたが、その男性は、
  
 「もう日本には半年ほどしかいないので」との答えだった。うーん、真面目だなぁ。そんな彼は持田香織が好きなのだそうだ。
  
 授業中に宇多田ヒカルの「First Love」を披露してくれた台湾人女子留学生。
  
「歌が上手いね。台湾には日本の文化が入ってきているんでしょう?」
と聞くと、
  
「いっぱい入ってきています。カラオケはOK(『オケ』から)と呼ばれています」
  
とのことだった。小柄で可愛い彼女は「日本でよくナンパされる。新宿は怖い」という。特に「色が黒い人(ホストを意味していると思われる)が怖い」というから、絶対に付いていかないで、とアドバイス。
  
その後、カラオケに。洋楽ばかり歌うので、私も負けじと選曲。
 
♪ What a feeling
♪ I like Chopin
♪ Sk8er boi
♪ Have a nice day
♪ Kokomo
  
 みんなノってくれて嬉しかった。そして退出時間の午前5時。彼らは気にせずドンドン選曲。しかし、不慣れな国でのストレスがあるのか、絶叫しノリノリの彼等を見ていたら、「Time is up」(時間切れ)とは言えなかった。
 
 言葉の壁で苦労している外国人も多いと思う。自治体によっては無料で日本語講座を開いているところもある。外国人がなじめるような環境を整えるべきであるし、また来日する外国人も日本はどういう国かを調べてくるべきである。
 
 なじめない部分にだけは同情するが、滋賀の事件も広島の事件も闇に葬られる必要のない子供が犠牲になった。こうした心理は絶対に理解しない。許さない。
 
 
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いただきます

 
 驚いた。「いただきます」を言うか言わないかという話題が出ている。
 
 きっかけはラジオ番組での母親の「給食費を払っているから、子供にいただきますといわせないで」というものである。
 
 幼い頃、食べ物が満足に食べられない国があることを教わり、日本は豊かで何でも食べられる。その事に感謝して食べるように、そう教えられた。いただきます、は自然と出るようになる。
 
 ありがとう、いただきます、ごちそうさまでした、は感謝の気持ちが口をついて出る言葉。そのことを対サービスだから、強制はするなというのは気持ちが悪い。
 
 感謝の意を表すのに、お金の有無は関係ない。私はさっき松屋で「ごちそうさまでしたー」を言ってきたばかり。他の国にはあまりない「いただきます」という表現。こういう素晴らしい表現まで殺したくはないという考えは古いのだろうか。
 
 そもそも、ご飯を充分に食べられない国もこの星にはあるわけで、「いただきます」を言う言わないという議論も贅沢な話ではある。
 
 
☆ 教えることのできない子供というものはない。あるのは子供達にうまく教えられない学校と教師だけである(M・アドラー)
 
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★ 「いただきます」って言いますか?「給食や外食では不要」ラジオで大論争(毎日新聞)
 
 
 

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個人的なウェブログ

黄昏学部、「第二文学部」

 
 大学の飲み会で50名ほどが集まった。
 
 会の冒頭に私の通う大学最後の「第二文学部社会人入試合格」されたかたが挨拶した。
 
 再来年度に、第一文学部は新「文学部」としてその流れを継承するが、第二文学部は「文化構想学部」という名前になり、今の第二文学部とは異なるシステムになる。昼夜開講制とはなるものの、実質的に夜間学部である第二文学部は数年後には消滅する。
  
サブカルチャーのような独特な授業や、授業で言っていることは凄いのに
 
一瞬にしてお湯が氷になるような冷め切ったギャグを飛ばす英語の先生。
 
「出すもの出せば単位は保証します。無理して出席することもありませ
ん」という先生。
 
大学の先生なのに素直に耳に入ってくる言葉を選んで話す先生。
 
頑固な私の考えを一蹴し「それは違うよ」と冷静に情報提供してくれた先生。
 
出席も授業もレポートも甘えを一切許さない先生。
 
学生の質問に声を荒げて「病気の人に励ましはいけません」と言った心理療法の先生。
 
 こういった「やみ鍋」的な学部がなくなると思うと何とも寂しい。
  
 それにしても昨日は寒かった。気象庁は暖冬だと言っていたのを訂正し、「20年ぶりの寒い冬」と訂正した。こんなこと気象庁に言われなくても、第二文学部の学生のほうがとうに分かっている。
 
 全国の夜間なかた達、風邪などひかぬよう。
 
 
☆ 本当の贅沢は一つしかない。それは「人間関係」という贅沢だ(サン・テグジュペリ)
 
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★ きょうも日本海側で大雪 新潟の停電、深夜も続く(産経新聞)
 
 

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塾講師は法学部生

 京都での信じられない出来事。犯人の男で大学生(23)は法学部の学生であった。法を守る立場を目指していたはずの男の卑劣な反抗。そして、また何ら落ち度もない子供が犠牲になった。
 
 この学生は強盗致傷で逮捕歴があり、今年3月まで停学処分を受けていた。
 
 何故、その時に退学処分にしなかったのだろうか。
 
 成人に達したら、過保護な扱いは必要ない。「こんなことをすれば、どうなるか」を教えてこそ教育ではないか。
 
 退学になって、「もう一度やり直そう」と思ったときに、過去の過ちと冷静に対峙できるのである。しかし、この手の事件を起こす者に反省する機会など与えたくない。
 
 歪んだ思いこみが、起きなくてもいい事件を起こしてしまった。
 
 
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★  〈京都小6〉ショックと怒り(毎日新聞・05/12/10)
★  学長からの緊急声明(同志社大学)
★  法学部長からの緊急声明(同志社大学)
 
 

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