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顧問の女子生徒を30回殴った教師

 「好きな男性がいる」と女子生徒に打ち明けられた男性教諭が立腹し、この女子生徒を30回以上も殴ったとして、鹿児島県警に傷害容疑で逮捕された。
 
 年の差があっても、好きになってしまうことは自然なことではあるが、やはり先生というのはそういうことをおおっぴらにしてはいけない職業である。放課後という、時間的に閉鎖されたところで、この男性教諭が女子生徒をそういう目で見ていただけなのかと思うと何とも切ない。
 
 友人は学生時代に分からないところを先生に聞きに行った。その先生は熱心で、昼休み返上で友人のために時間を割いてくれたという。先生とは本来、そういう「教えること」ではなく「教える姿勢」のプロである。
 
 先生は学校と名の付く建物の中では、少なくともこのプロでいてほしい。鹿児島の事件では、殴られた女子生徒から尊敬していた大人が一人いなくなってしまったことが残念である。
 
 
☆ 人間の幸せとは、金でも、地位でもない。天職についているという気持ちで元気に働いている満足感である(小島直記)
 
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★ 「好きな人いる」にカッ、教師が高3女子30数回殴る (読売新聞・05/10/7)
 
 

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キレる小学生

 
 小学校で校内暴力が増えている。児童がカッターを振りかざし、手当たり次第に物を投げつけたりするという。学級崩壊が全国各地で起きている。
 
 対教師への暴力といえば、中学・高校と「相場」が決まっていた。小学生が激高するとは想像を絶するが、それが現実というのが悲しい。
 
 識者の見解はさまざまだが、一つには感情を表現するのが下手になり、また子供なりのストレスを発散する場が減ったのが原因ではないだろうか。
 
 犯罪から子供を防ぐために、子供は外気から隔離された。隔離されたところは安全ではあるが、対人との空気の触れあいや肌の付き合いが減ってしまい、思いやりが形成されていない一部の子供達。
 
 親に叱られてがっかりすることがあっても、外に出て遊べば杞憂が晴れるのは昔の話のようである。そんなストレスの発散の場がない子供達は、対人空気の触れあいに不慣れな児童は、学校という場でキレる。
 
 キレた子供を押さえつける対処療法では問題は解決しない。崩壊しているのは子供の心自体ではなく、子供を取り巻く環境が崩壊しつつあるのかもしれない。
 
 「児」という字は、「幼い子供・かわいい物に付ける接尾辞」、「童」という字は、「物事のはっきり判断できない幼い子」を意味するそうだ。判断能力のない、幼くてかわいい子を豹変させてしまった社会の一部のよどんだ空気が、「児童」という言葉の意味すら崩壊させようとしている。
 
 
☆ 借り物の概念と教育で植え付けられた偏見を元にして、ありきたりの筋道に合った話をする大人の議論よりも、子供たちの予期しない質問から教えられるところが多いと思われます。(ジョン・ロック)
 
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先生

 30代に入ってから多くの「先生」と接することになるとは思わなかった。
 
 まず、大学入学したので当然最初の先生に会うはずだったが、大学の最初の授業の直前に病気の宣告をされ、先日エントリした心療内科の先生が最初の「先生」となった。
 
 大学ではそれまで自分が考えていた事が覆され、知識の浅はかさを知らされることとなり、先生ってのはすごいな、と考えたものである。
 
 習い事では二人の先生に出会い、大学とは違った専門的なイメージというものを教えられた。専門知識に長けている先生というのは、何を質問しても明快な答えが返ってきて、かつ納得できてしまうから不思議である。それは単に専門分野を学んだ先生だから、というだけではなく、「一本筋が通っている」ことが分かるからこちらも素直に納得ができるのである。
 
 それにしてもここに来て、いい先生ばかりに巡り逢うことができたのは幸運である。いい先生に出会ったら、あとは愚直なまでに純粋な生徒でいなければいけない。先生に限ったことではないが、いい人に出会ったのに「いい人だ」と気がつかなかったとしたら、それは大変愚かなことである。
 
 先生からの「ダメ出し」はまだまだ続く。
 
 
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ケータイ入試

 
 大阪電気通信大が今夏、カメラ付き携帯電話で撮った写真と文章を受験生からメールで送ってもらい、合否を判定する「ケータイ入試」を採り入れる。アニメ制作者やデザイナーを育成する学科が実施し、テーマは「つながる」。6枚の写真にそれぞれ文章をつけ、短い物語をつくる。後日、面接で作品を説明する。(asahi.com)
 
 カメラ付き携帯電話の普及と高性能化でこうした試みが実現するのだろう。感性を表現する方法はいろいろある。絵画、彫刻、音楽、写真、文芸、ダンス……。
 
 感性を体得するのは難しい。しかし一度体得した感性は無限の可能性を広げることになる。「ケータイ入試」で送られてくる作品はどんな感性を披露してくれるのだろうか。
 
 
☆ 誰もが芸術を理解しようとする。ならば、なぜ鳥の声を理解しようとはしないのか。人が、夜や花を、そして自分を取り巻く全てのものを、理解しようとしないで愛せるのはなぜだろうか。なぜか芸術に限って、人は理解したがるのだ(パブロ・ピカソ)
 
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★ ケータイ写真で合否判定 大阪電通大(asahi.com)
 
★ 大阪電気通信大学ホームページ
 
 

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求人数増加と資格試験

 2006年卒業予定の大学生・大学院生に対する全国の民間企業による求人総数が69万9000人と、バブル経済がピークに達しつつあった1989年の70万4000人に迫る水準に達したことが、民間調査機関のリクルート・ワークス研究所の調べで31日分かった。(共同通信)
 
 大学内では「単に学校卒業しただけではダメだ」という意識を持つものも多く、ダブルスクールや留学を考えたり、各種試験に挑戦するものも多い。司法試験挑戦者もいる。
 
 司法試験はよく知らないが、試験は難しいのだろう。以前、宅地建物取引主任者という試験を受けたことがある。そこで民法をかじったが、以下のような内容が出題される。
 
 不動産業A社に勤める善意(何も知らない)のBと悪意(悪いと知っている)のCとの間で土地の売買契約が成立した。そのあとに善意のDがその土地を購入した。その後、悪意のEとDとの間に売買契約が成立したが、EとDの契約は有効か。
 
という具合である。こうして登場人物が多岐にわたり、「誰が一番かわいそうな人か」を見つけるのが民法の試験の一つの考え方。
 
 問題を解いていて頭が混乱し、訳が分からなくなっていた。そして「一番かわいそうな人」は自分だと分かった。
 
 
☆ 大学は知識の宝庫だ。 新入生が少しだけ持ち込み、卒業生が全然持ち出さないから(L.ローウェル)
 
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★ 司法試験受験案内
★ 留学ネット
★ (財)不動産適正取引推進機構
 
 

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ブルーマンデー

 
 ゴールデンウイークまっただ中の月曜日、大学の授業があった。こんな時くらい休講にしてくれればよいのに、と考えるのだが理由がある。
 
 私の通う学部が今年度から「セメスター制(半期認定制度)」を採用し、授業数が必然的に減るので、休講は極力避ける傾向にある。
 
 ハッピーマンデー法の施行により、成人の日と体育の日がそれぞれ1月・10月の第二月曜日に、海の日と敬老の日がそれぞれ7月・9月の第三月曜日に変更されたことから、月曜日の授業が自動的につぶれることが増えた。
 
 ということで、カレンダーで赤く塗られていない月曜日は何としても授業が強行されるのである。自宅最寄り駅周辺は、遊びに来ている人たちでごった返していた。何となく悔しかったので、「世の中が休み中にも関わらず、授業に来たよ」という反抗の意味を込めて、ひげを剃らないで大学に行った。誰も迷惑しないのだけれども。
 
 
☆大文字ばかりで印刷された書物は読みにくい。日曜日ばかりの人生もそれと同じだ(ジョン・パウル)
 
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★ こよみのページ
 
 

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個人的なウェブログ

超個人的日記

 
 一週間が終わった。
 
 今週から大学が始まった。今年度はセメスター制(半期単位認定制度)になったことによって、現場は混乱気味だが、とにかく前期も後期も単位をしっかり取ろう。
 
 そんな私の時間割
 
月曜 言語学特論 言語心理学入門(演習)
 
火曜 秘密の日
 
水曜 インドネシア語初級 音楽1 日本語を磨く1
 
木曜 英語コミュニケーションC 法学原論 英語社会学(演習)
 
金曜 秘密の日
 
 こんな感じである。しかし、木曜の「英語コミュニケーション」だが、最初の授業なのにもかかわらず、寝過ごしてしまった。来週はちゃんと行こう。
 
 今年度は「言葉」に集中的に的を絞って履修した。言葉をもっと上手に扱えるようになりたいと思ったからだ。ブログをみていると、いろいろな言葉の使い方をされている人がいるが、効果的に人に伝えるにはどうしたらよいか、そんなことを考えたりしている。
 
 
☆食物を選ぶように、言葉も選べ(アウグスティヌス)
 
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大岡裁きで大学受験

 
 大学受験を理由に保釈を求めていた都内の男性被告(20)に対し、最高裁第二小法廷が試験前日に保釈許可する決定を出した。男性は受験できたが、不合格だったという。
 
 男性は今年1月、大麻取締法違反で逮捕され起訴された。弁護側は保釈を求めたが、地裁では請求は退けられていた。このため、弁護側は最高裁に特別抗告していた。
 
 決定理由の中で最高裁は「前科がない。家族と同居している。大学受験を目指して受験勉強中である。地裁決定を取り消さなければ著しく正義に反する」と述べた。
 
 この、「正義に反する」というくだりが少し気になる。男性被告は法の正義に反することをしてしまったのである。しかし、上記理由を勘案して、最高裁は男性被告を受験させることにしたのだ。
 
 男性被告は「興味本位で大麻に手を出した。不合格になったが、これで悔いは残らない。もう1年頑張ります」と話しているという。
 
 男性被告が受験したのは美術大学だという。彼が培ってきた感性を極めたくて大学で学ぼうとしたに違いない。この最高裁の「大岡裁き」をしっかり受け止めてほしいと思う。大麻などのドラッグに手を出せば、彼の培ってきた感性も、将来の可能性も台無しになってしまうからだ。
 
 罪には法律を犯す罪と道徳的な罪と2つある。言うまでもなく、大麻使用は前者、そして彼が犯した道徳的な罪は家族を悲しませたという罪である。
 
 
☆ 何でもないことは流行に従う。重大なことは道徳に従う。芸術のことは自分に従う。(小津安二郎)
 
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