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女子生徒が襲われる事件4件目 中年の男逃走 愛知・一宮(2010.7.1)

 30日午後、愛知県一宮市内の路上で、市立中学2年の女子生徒(14)が後ろから近づいてきた男に突き飛ばされて田んぼに落ちた。女子生徒は擦り傷をひざに負うけが。愛知県警では暴行事件として調べている。
 
 県警一宮署によると、男は30〜40歳くらいで、身長約170センチの小太り、黒の短髪、白のTシャツに黒の半ズボン姿だった。男は女子生徒の後ろから近づき、無言のまま左手で目を覆って、右腕を首に回すようにして田んぼに突き落とした。女子生徒は近くの民家に駆け込み、この家の主婦(30代)が110番通報した。
 
 同市内では1月と4月に女子生徒(15,17)が顔を殴られるなどし、6月には高校3年の女子生徒が男に刃物で切られる殺人未遂事件が起きた。同県豊田市では平成21年12月に、女子生徒がカバンを奪われて殺害される強盗殺人事件が起きている。以上の事件はすべて未解決だ。
 
 犯人の特徴が出ていることから、付近の防犯カメラの解析などが期待される。それと同時に事件を防ぐ手立てが必要である。一宮市によると、同市の犯罪発生件数は県内でワースト上位を占めているという。そのために、パトロール活動をするボランティアなども積極的に活動した結果、犯罪件数も減少傾向にあるようだ。
 
 事件が立て続けに起こっていることで、市民のかたの防犯意識も高まっていることであろう。”検挙に勝る防犯なし”が叶うことが一番だが、しばらくは住民のかたの緊張状態は続くことになるかもしれない。正体の見えない犯人は不気味である。そんな犯人検挙に効果的なのは、悪を憎むということである。憎むことで隙を与えることはなく、悪いやつよりも確実に強くなれる。そして強くなれば、街から悪漢どもを追い払うことができる。一宮の町に平穏な日々が訪れることを切に願う。
 
 
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★ 不気味な通り魔事件 過去の事件との関連は 女子生徒殺人未遂 愛知・一宮(本ブログ・10/6/13)
★ 女子狙う暴行、愛知・一宮で相次ぐ 半年4件、関連捜査(産経新聞・10/7/1)
★ また女子中学生が被害、襲われる事件相次ぐ 愛知・一宮(朝日新聞・10/6/30)
★ 愛知県警一宮警察署
★ 一宮市/ようこそ市長室へ/エッセイ/市民の力で犯罪を減らしましょう(平成20年・2月)
 
 

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浜名湖で中学生らの乗ったボート転覆、1人死亡19人救助 浜松

 18日午後3時半ごろ、浜松市北区三ヶ日町の「静岡県立三ヶ日青年の家」から、「浜名湖でボートが転覆した」と119番通報があった。警察と消防が駆けつけたところ、愛知県豊橋市立章南中学校の中学1年生18人と教師2人が乗っていたカッターボートが転覆していた。全員救助されたが、ボートの内側から見つかった西野花菜さん(12)は意識不明、その後搬送先の病院で死亡が確認された。
 
 豊橋市教育委員会などによると、生徒らは17日から2泊3日の予定で自然体験学習をしていた。1年生96人と教師6人が参加し、この日は県立三ヶ日青年の家の職員の指導のもと、午後2時過ぎから20人乗りのカッターボート4艇に分かれて訓練していた。全員救命胴衣を着用していたが、参加した男子生徒は「風が強く、波が荒くて怖かった」と語っている。
 
 静岡地方気象台によると、浜松市南部と湖西市には、大雨などの注意報が出ており、事故現場至近の観測点では、最大6.7メートルの風が吹いていた。この体験学習では、地方気象台の情報が警報ではなく注意報であったために決行したという。
静岡県警細江署と浜松市消防局では、天候が悪かったために事故が発生したとみている。県警では授業の運営に問題はなかったか、業務上過失致死も視野に捜査している。
 
 楽しいはずの体験学習が一転して惨事に変わってしまった原因は何だったのだろう。ボートの体験学習を決めるのに判断に誤りがなかったか検証が求められる。恐怖の体験をした女子生徒の一人は、「死にそうだった。自分のことで精いっぱいだった」と証言している。救助された生徒達の心のケアを優先しなくてはならない。今朝まで一緒だったクラスメートが亡くなったことを理解させるのは酷である。
 
 今晩は生徒のみなさんの心が寒くなりませんように。そして冷たい湖で息を引き取った西野花菜さんのご冥福をお祈りします。
 
 
★ 浜名湖で中学生ら20人乗ったボート転覆 1人死亡確認(朝日新聞・10/6/18)
 
 

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不気味な通り魔事件 過去の事件との関連は 女子生徒殺人未遂 愛知・一宮(2010.6.13)

 11日、愛知県一宮市で市内に住む高校3年生の女子生徒(17)が、男に胸など数ヶ所を刺された殺人未遂事件で、被害者が抵抗する際に生じる防御創(ぼうぎょそう)が無いことが分かった。
 
 通常、犯人に襲われるなどした場合、犯人ともみ合いになる際に被害者は何らかの抵抗をする。その際に犯人が確信的に傷をつけるものと別の擦過傷(さっかしょう=すりきず)ができるが、今回の事件ではそれがみられなかった。そのため愛知県警では、被害者が抵抗する間もなく襲われた可能性が高いと見て捜査している。
 
 一宮市内では1月と4月に、女子生徒(15、17歳)が左手にけがをしたり、顔を殴られるなどした通り魔事件が起きており、いずれも未解決のままになっている。また、事件現場から200メートル離れたマンションで血痕が見つかり、このため県警では事件との関連を調べている。
 
 一宮市の一連の事件とは別に、愛知県豊田市では平成21年12月、帰宅途中の女子高校生が襲われてカバンが奪われた上に殺害される事件が起きている。カバンは岡崎市内で見つかったが容疑者検挙には至っていない。この事件は捜査特別報奨金制度の対象だ。
 
 容疑者が大胆な行動をとったり、被害者との面識がある場合を除き、容疑者検挙には地道な捜査が強いられる。犯人が特定されていない状態が近隣住民にとって一番不安な状況である。捜査機関としては、どんな些細な情報でも欲しいところであるが、そうした情報が直接犯人につながる必要はない。犯人につながらなかったという結果が、消去法として犯人に一歩近づくものなのだ。
 
 今回の事件で被害者の生徒の受けた恐怖は計り知れない。何の罪もない高校生の命を危険にさらした罪は大きい。愛知県警捜査一課と一宮署特別捜査本部では情報提供を募っている。0586-24-0110まで。
  
★ 捜査にご協力を!一宮市八幡1丁目地内における女子高校生殺人未遂事件(愛知県警察)
★ 強盗被害者は頭蓋骨骨折、眼球破裂 愛知・蟹江(本ブログ・10/3/1)
★ 通り魔か、十数カ所に傷 愛知の女子高生殺人未遂(産経新聞・10/6/12)
★ 被害生徒、抵抗する間もなく襲われる? 愛知の高3死傷(朝日新聞・10/6/13)<
 
 

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御巣鷹の山を荒らすならず者、短冊や千羽鶴を荒らす 群馬県上野村

 85年8月12日に群馬県上野村の御巣鷹山に墜落した「日航ジャンボ123便墜落事故」が、今年の夏で25年の節目を迎える。航空機史上最悪の事故となったが、その墜落現場である「昇魂之碑」周辺が3年ほど前から荒らされる事態になっている。 
 
 ふもとから週に3回通う管理人の男性(67)によると、今年はスナック菓子をばらまいたり、中腹の駐車場で傘を燃やすなど十数件を確認したという。遺族の神経を逆なでするような心ない言葉の書かれた短冊もあった。
 
 遺族の悲しみに追い打ちをかけるような仕業である。嫌がらせや中傷というとネットでのものが多く取り上げられている。スマイリーキクチさんのブログが”炎上”したが、警視庁は18人を名誉毀損で検挙した。
 
 ネットではなく、面と向かった現実世界でも中傷はやまない。秋田県のある医師は村で唯一の診療医で、年間の休みは18日。急患に対応できるように診療所前に電灯を設置したところ「税金の無駄遣いをしている」。お盆返上で診察し、お盆休み明けの平日に休診すると「平日に休むとは何事だ」と中傷を受けた。医師不足なのは過疎地であればどこも同じだが、医師は村に辞意を伝えているという。
 
 都内の身体の不自由な女性はかつて郵便ポストに入っていた手紙を見て唖然とした。「福祉の援助を受けていてみじめでしょう。自分が情けないでしょう」という中傷する内容だった。
 
 人を中傷したり度を超えた行動に出る者に足りないのは想像力だが、その背景にある人としての情緒感覚や自分を平均的な感覚に支えるための知識が足りないのだ。
 
 日航ジャンボ機墜落事故では520人のかたが亡くなった。当初、事故原因はパイロットの操縦ミスではないか、と見られていたことから、日航関係者への中傷や嫌がらせも数多くあった。遺体安置所で罵声を浴びせられた日航乗務員遺族もいた。
 
 当初、御巣鷹の事故現場は山道すらなく、遺族が現場まで慰霊に来るのが困難な場所であった。後に慰霊碑ができて、地元の協力もあり山道が整備された。高齢化の進む遺族が年に一度訪れる悲しみの山道であり、ここを荒らすためにならされた道ではない。
 
 遺体の収容作業には多くの人員が投入された。自衛隊員、消防、警察、地元のかたたち。
 
 そびえ立つ樹木の上方を見て呆然とする自衛隊員。
 
 遺体をふもとの上野村に収容するはずだったが、断念してヘリで群馬県藤岡市まで運ぶ自衛隊員。
 
 遺体の搬送作業に従事した人たちは、しばらく白米を食べられなかった。
 
 こうしたことがなぜであるか。想像力のないものには到底分からず、いろいろな事故を起こす当事者となりうる者である。
 
 
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★ 御巣鷹、23年目の夏 jal123便墜落事故(本ブログ・08/8/12)
★ 御巣鷹山の日本航空123便 事故から21年(本ブログ・06/8/12)
★ 御巣鷹荒らし頻発、短冊や千羽鶴切り刻む(読売新聞・10/6/8)
 
 

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埼玉・熊谷のひき逃げ事件にチラシ印刷無償協力 過去に我が子を失った都内の夫婦

 
 1977年、東京都内で長女(9)をひき逃げで失った両親が、同じくひき逃げで子供を失った親御さんへ情報提供を求めるチラシの無償印刷をかって出た。現場の地図などが記載されたチラシは間もなく新聞の折り込みなどで配布される予定だという。
 
 印刷強力を申し出たのは、東京・文京区内で印刷会社を経営している夫婦。夫婦の長女は77年に都内でひき逃げされて亡くなった。犯人が逮捕されるまでの1ヶ月間、協力者とチラシ配りを続けたという。「娘の事件は周囲の強力のおかげで解決できた。その恩返しになれば」と語る。
 
 夫婦が協力したのは、埼玉県熊谷市内のひき逃げ事件。昨年9月30日午後6時50分ごろ、市立石原小学校4年生の小関孝徳くん(10)が、同市本石1丁目の市道で頭部をひかれて死亡しているのが見つかった。母親の代里子さん(42)は事件以降、同級生の母親らと現場周辺を通行する車両ナンバーをメモして熊谷署に提出したり、独自にチラシを配ってきた。
 
 
 私事だが、免許試験場で運転免許更新を済ませてきた。優良区分なので講習は30分。事故を未然に防ぐための啓発ビデオを見てきた。その中で、やはり子供を事故で失った母親のインタビューが流された。亡くなったのは小学生の男の子。現場に着いたときに「脳脱状態で死亡しているのが分かった」といい、しばらくは「台所にも立てないほど落ち込んだ」という。
 
 最近の事業仕分けで「交通安全協会」の発行する「教則本」が無駄ではないか、との指摘があった。理事長の年収が2,000万円とも聞くと呆れてしまうが、こういう機会があることで身を引き締めてハンドルを握らなくてはならない、そう思った。
 
 教則本もいいが、交通ルールは免許を持っている以上分かっていることだ。肝心なことは、そのルールを守らなければどんな悲惨な事故を作ってしまうか、そんなことの啓発活動のほうが大事である。教則本などの類は必要な人だけ持ち帰られるようにすればよい。
 
 交通事故は悲惨な現場であることのほうが多い。鉄のかたまりにつぶされ、ひかれてボロボロになった遺体というのは想像を絶するものである。そんな我が子の無念さを考える親御さんの、胸を締め付けられる思いというのは想像に難くない。犯人はつかまったが、ひき逃げする者を許せないという荻野さん夫婦の思いは一生続いていくだろう。悲惨な体験とはそういうものなのかもしれない。
 
 2人暮らしの親子を引き裂いた犯人はまだつかまっていない。犯人が素知らぬ顔をして生活しているのかと思うと腹が立つ。犯人が逃げている以上、これは事故ではなくて事件である。埼玉県警熊谷署では情報提供を募っている。(熊谷警察署:048-526-0110)
 
 
★ 熊谷市(平成21年9月)発生ひき逃げ事件(埼玉県警察本部)
★ チラシ無償で20万枚 亡き子思い捜査協力(読売新聞・10/5/23)
 
 
 

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口蹄疫問題、政府の危機管理機能の欠如を露呈

 東国原英夫・宮崎県知事は記者会見で声を荒げていた。「我々は全力でやっています。寝ずに!」「ケンカ売っているのはそっちでしょう」。時折涙を浮かべながらの知事の姿は、宮崎の畜産が壊滅状態になることを憂いてのことか、疲労困憊気味のように見えた。
 
 口蹄疫の問題は政府の危機管理のなさを露呈することになった。政府は半径10キロ圏内の豚、牛について、ワクチン接種後に殺処分することを決めた。九州南部出身の自民党議員は、ゴールデンウイーク前に対策を採っていれば被害拡大を抑え込めたとする。自民党の浜田靖一国対委員長は、「4月30日に対応策を練るために海外出張を取りやめたらどうか、と赤松農水省に申し入れたが、振り切って海外に行った」と語る。
 
 産経新聞では「問題の本質を見誤った鳩山政権」という記事を書いている。補償の問題ばかりで、防疫対策を軽視している」と斬る。さらには殺処分対象の牛や豚を埋める土地について、政府が「充分足りる」としているが、宮崎県知事は「絶対的に足りない」としており、政府と県の意思疎通が欠如している、とも指摘している。
 
 「たらればの話はしない」と、麻生前首相がよく会見で語っていたが、あのときにやっていれば・・という政府の失態は多すぎる。薬害問題にせよ、石綿アスベスト問題にせよ、そして今回の口蹄疫の問題。補償ありきで解決するのではなく、先を見通した対策を採るのが政治のプロではないだろうか。これではまるで、保険に加入しているから自動車事故を起こしても大丈夫、と言っているようなものである。そもそも軽々しく「補償」というが、これは税金でまかなわれていることを忘れてもらってはならない。先手を打っていれば、人や時間という貴重なコストも省けた。
 
 壊滅的な被害が宮崎県にのしかかっている。補償は当然だが、県との連携を密にして、この不気味なウイルスに対処しなくてはならない。指揮権発動できる強い権力というものは、こういうときに使うのである。鳩山政権がぶれているのは、この指揮権発動するタイミングを知らないことにある。
 
 
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★ 【口蹄疫】問題の本質を見誤った鳩山政権(産経新聞・10/5/20)
★ 「やむを得ない決定だ」宮崎県知事(時事通信・10/5/19)
★ 和子牛競り、搬入車に消毒剤 但馬牛産地でも(読売新聞・10/5/19)
★ 殺処分作業、農家雇用の方針 農水省、豚優先で処理急ぐ(朝日新聞・10/5/19)
★ 石綿被害:国に責任 26人への賠償命令 大阪地裁(毎日新聞・10/5/19)
 
 

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皇居が人気 都心にありながら自然いっぱい、そして無料

 
 昨年の夏に初めて皇居に行った。都民でありながら、ここに入れることも無料であることも知らなかった。一つ失敗したことは、ここには売店が2カ所あるものの、それ以外の場所で陽射しを遮ってくれるものはほとんど無い。日焼け対策をしていなかった私は肌がひりひりして大変であった。
 
 「皇居東御苑」は月曜と金曜日が休みである。大手門、平川門、北桔橋門から入場できる。ここでプラスティック製の札をもらうが、出るときに必要になるのでなくさないようにしなくてはならない。
 
 警視庁を正面に見える桜田門をくぐり、皇居を左に見ながら大手門に到着。大手門から入場すると左側に皇居警察本部がある。かつては警視庁の機関であったが、現在は警察庁直轄の機関だ。ちょうど剣道の訓練中であったようで、威勢の良い声が道場から聞こえており、垣根のすき間から外国人観光客がのぞいていた。
 
 御苑内は皇宮警察のパトカーが随時巡回している。苑内のベンチには灰皿が用意してあり、千代田区内の公共施設でありながら、喫煙者には配慮されていた。
 
 とにかく、竹木や草木がいろいろあるので、普段見ることのできない植物に出会うには無料で申し訳ないくらいだ。カメラの撮りどころが至る所にあるので、是非多くの写真を撮影したいところ。「諏訪の茶屋」というところがあるが雨戸が閉まったままになっている。ここは開いているところを誰も見たことがないのだとか。
 
 なお、苑内は防犯カメラが至るところにあるらしく、何か妙な行動を取ろうものなら、すぐさま皇宮警察官が飛んでくるので注意しよう。ちなみにカメラを発見することはできなかった。重ねて言うが、これからの季節は紫外線対策と熱中症対策をしてからのお出かけをおすすめする。ここを出たら、北は歩いて20分ほどで九段下、東側は20分ほど有楽町まで歩いて食事をするなどすれば楽しいだろう。
 
 
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★ 都心の穴場? 皇居入園者「9年連続」じわじわ増加(産経新聞・10/5/4)
★ 皇居東御苑 宮内庁
 
 

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深夜のコンビニampmでタクシー拾う 防犯と顧客獲得一石二鳥 熊本

 熊本のコンビニで、深夜の時間帯に地元のタクシーが1台常駐する取り組みが始まっている。深夜は従業員を多くおけないコンビニと、流しよりも効率的な客獲得のメリットのあるタクシー会社との連携が地元で注目をあげている。
 
 警察庁によると、09年に全国で起きたコンビニ強盗は897件、うち熊本県内は5件発生した。昨年強盗被害に遭い、従業員が負傷した熊本市内の「ampm熊本秋津新町店」に「肥後タクシー」が1台を客待ち常駐させている。 
 
 同店オーナー(60)は、経営面から従業員を増やせないために、「監視の目が増え、店員や客に安心感を与えている」と話す。熊本県警では「防犯上、深夜時間帯は、できるだけ複数の目による監視が望ましく、タクシーとの協力関係は妙案ではないか。警察は今後も地域と連携しながら、市民の安全確保に努めたい」と話す。
 
 かつて、コンビニの終夜営業が「地球温暖化によくない」として、時短営業になるのではないかという話があった。しかしコンビニ業界は反発。その理由として、深夜早朝の配送が無くなれば、交通量の多い昼間に走らせることになり、効率も悪く温暖化阻止にはならない、という点に加え、地域に根ざしたコンビニが防犯拠点となっていることを挙げた。
 
 最近のコンビニは「いらっしゃいませ!」と元気に声を上げている。これも犯罪抑止の一つの方法である。暗い店内よりも明るい店内のほうが犯罪者は犯罪を躊躇することであろう。
 
 セブン・イレブンジャパンによると、駅で始発待ちをしていた女性が男性に絡まれ、駆け込んできたので朝まで店内で過ごしてもらった、老夫婦が「体調を崩した」と訴えたので、近くの病院まで道案内をした、などの例がある。若い女性が駆け込む事案が非常に増えている。
 
 熊本のような例があれば、コンビニ目当てで来る客、タクシー目当てで来る客という新しい常識ができそうだ。人の目ほど防犯に役立つことはない。コンビニにいませんか?目を合わそうとしない不審な人間が。
 
 
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★ タクシー拾うならコンビニ店で! 深夜でもOK(くまにちコム・10/4/28)
★ 深夜のコンビニだけでなく、包括的な電気使用対策を(本ブログ・08/6/21)
★ 自転車のお巡りさん(本ブログ・07/10/10)
 
 

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