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3人心中被害者出したヤミ金幹部の時効成立 大阪・八尾市の恐喝事件で大阪府警

 大阪府八尾市で03年6月、清掃作業員夫婦ら3人が、ヤミ金業者の取り立てを苦にして電車に飛び込み心中した事件で、大阪府警に恐喝容疑で指名手配されていた、ヤミ金融グループ元幹部・K容疑者(30)の公訴時効が22日午前0時に成立した。大阪府警は近く大阪地検に書類を送って捜査を終える。
 
 大阪府警など警察当局は、これまでに59人を出資法違反容疑などで摘発したが、K容疑者の消息だけはとうとうつかめなかった。
 
 一連の事件の捜査は首謀者である男の公訴時効を迎えたことで終結する。非常に歯がゆいが、捜査当局に期待するとすれば、今後同様の被害者が出ないようにヤミ金業者の摘発に尽力してもらいたいということだ。
 
 刑事事件としては裁けなくなったが、民事裁判として不法行為に基づく損害賠償請求を遺族はすることができる。この場合、請求側が不法行為を知ってから20年以内に告訴する必要がある。
 
 この容疑者には別の嫌疑で捕まえて欲しい。こうした輩はまた似たような犯罪に手を染めることだろう。時効を迎えられて「ラッキーだった」くらいにしか考えていないはずだ。犯罪者であり続ける限り幸運など続くものか。
 
  
★ 取り立て苦の3人心中、ヤミ金元幹部の時効成立(読売新聞・11/6/22)
★ 恐喝:ヤミ金元幹部の公訴時効が成立 主婦ら3人心中(毎日新聞・11/6/22)
 
★ 3人心中被害者出したヤミ金幹部、容疑者への時効迫る 大阪・八尾(本ブログ・11/6/10)
 
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「トイレ掃除ができない」 観光人材育成研修脱落者相次ぐ 愛知

 愛知県が緊急雇用対策として10年度に実施した「観光地域作り人材育成事業」で、雇用した6人中、5人が脱落し、研修終了者が1人しかいなかったことが分かった。中途退職した5人の中には「観光に役立つ人材を育てると説明されたのに、トイレ掃除や駐車場の誘導をやらされた」と語った人が複数いた。県の担当者は「見解の相違だと思うが、誤解を招いたら申し訳ない」と話す。
 
 参加者は昨年6月から今年の3月まで座学研修35日間と、県観光協会や旅行会社、ホテルなどで観光業務を体験する実技研修56日間で構成された。参加者には月給20数万円が支払われた。
 
 観光といっても業務は多岐にわたることがあろう。ツアーコンダクターは、引率している客が病気になれば常備薬を提供するか、症状が重ければ病院の手配もしなくてはならない。つまり、自分で率先して動かなければ客を満足させることはできないうえ、事故に繋がる恐れもあり、先を読んだ行動が求められる。駐車場の誘導も、車の動きを読むことで客を危険から遠ざける重要な意味があったはずだ。
 
 座学や実技ではそうした事に対応できる一環としての育成事業であったはず。いろいろな観光業務の状況が想定される中で、駐車場の誘導やトイレ掃除が中途退職の理由だとすると少々寂しい。自分で動くよりも提示された仕事を黙々とこなす方が遙かに楽であるからだ。
 
 与えられた仕事が小さな事であっても、淡々とこなす、”淡々の境地”を獲得して欲しかった気がする。本当に「トイレ掃除」がいやで脱落したのだとすれば、そうした人はこれまでに自ら率先して掃除をしたことがない人である。率先して他の仕事もすることもきっとないのであろう。これでは頼りない。
 
 トイレは毎日お世話になるところなのに、掃除を嫌うというのはただのわがままである。利用したいが自分の手は汚したくない、という人間性が垣間見える。
 
 トイレ掃除をやったよ、べっぴんさんになったよ、という体験談には興味がなかったようだ。
 
  
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★ 愛知県:トイレ掃除いや! 観光人材育成研修、相次ぎ脱落(毎日新聞・11/5/15)
★ トイレ掃除に学ぶ会:トイレ磨いて心もキレイに 橋本・紀見小/和歌山(毎日新聞・11/5/7)
★ 徹底検証!トイレをキレイにすると本当に “いいこと”がある!?
“トイレをキレイにしている人”は「モテ度」や「年収」が高い!(ライオン・11/2/3)

★ トイレのおそうじ法(タケ・ホープの清掃サービス)
★ 掃除のアルバイトはプライドを捨てる?(本ブログ・09/9/15)
 
 

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「被災地見学者」殺到で通行許可証発行 宮城・亘理町

 宮城県の亘理町は被災現場を通行する際に提示する「通行許可証」の発行を始めた。最近になって県外ナンバーの車が増え、はしゃいで”記念撮影”などしている者もいるという。こうした車の出現で、ようやく通行可能になった被災現場に渋滞が生じ、がれきの撤去や遺体搬送、物流車両の通行に支障が出ているという。
 
 阪神・淡路大震災(兵庫県南部地震)の時にも同様のことが起きた。神奈川県三浦市内の旅行会社が「被災者を助けよう」とし、被災地を見学するツアーを企画。大型バスが焼失した町を横目に通過するなどの企画だったが、「非常識」との非難を浴びて中止となった。
 
 亘理町では依然として行方が分かっていない人が54人いる。亡くなったかたは238人だ。行方不明者のかたが近くで横たわっているかもしれないというのに、この不届き者め。
 
  
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★ 東日本大震災:「見物人」増で車両規制、通行証発行 宮城県・亘理町(毎日新聞・11/4/6)
 
 

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移動基地局車でサービス提供 ドコモ、au、ソフトバンク 東北地方太平洋沖地震(平成23年3月24日)

 被災地である岩手県と宮城県で、携帯各社が移動基地局車を使って携帯電話接続サービスを行っている。(3/31更新)
 
【NTTドコモ(対象はFOMAのみ)】
岩手県大槌町: 大槌高校周辺、安渡小学校周辺、大槌町多目的広場周辺、ケアプラザおおつち周辺
岩手県釜石市: 釜石市役所周辺、栗林小学校周辺、
岩手県宮古市: グリーンピア三陸みやこ周辺
岩手県山田町: 山田南小学校周辺
岩手県陸前高田市: 特別養護老人ホーム高寿園周辺、学校給食センター周辺、下矢作多目的研修センター周辺
宮城県女川町: 運動公園総合体育館周辺
宮城県東松島市: 防衛省航空自衛隊松島基地周辺
宮城県石巻市: 市立牡鹿病院周辺、大須小学校周辺、相川保育所周辺、小渕浜周辺、石巻赤十字病院周辺、石巻雄勝総合支所周辺、万石浦中学校周辺、渡波小学校周辺
宮城県気仙沼市: 本吉町周辺
宮城県南三陸町: 入谷小学校周辺、南三陸町役場周辺
★ 無料衛星携帯電話サービス・無料携帯電話サービス・無料充電サービスコーナーの設置場所(NTTドコモ)
★ 災害用伝言板(NTTドコモ)
 
【au】
岩手県大船渡市: 大船渡市役所
岩手県大槌町: 大槌高等学校
岩手県山田町: 山田高等学校 
岩手県陸前高田市: サンビレッジ高田
宮城県南三陸町: 志津川中学校
宮城県女川町: 女川運動公園
宮城県気仙沼市: 本吉町基地局付近(同市本吉町)
宮城県石巻市: 鹿妻小学校
★ 災害用伝言板(au)
 
【ソフトバンク】
岩手県宮古市: 宮古小学校
岩手県陸前高田市: 米崎小学校
岩手県山田町: 山田南小学校
宮城県石巻市: 蛇田
★ 災害用伝言板サービス
 
【ウィルコム】
★ 災害用伝言板
 
【イー・モバイル】
★ 災害用伝言板(イー・モバイル)
 
★ Google Person Finder
 
 
 
 

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金沢の傷害事件は”被害者”大学生の狂言だった 「自分で刺した」(2011.1.19)

 金沢市もりの里の歩道で18日夜、徒歩で帰宅途中の金沢大学4年の男子学生(22)が「男に刺された」事件があったが、その後の調べで男子学生の狂言だったことが分かった。男子学生は「単位が足りず卒業できない。就職も決まっていない。自殺するつもりで自分で刺したが、失敗したので人に刺されたことにした」などと話している。石川県警金沢中署では軽犯罪法違反(犯罪の虚偽申告)容疑で書類送検する方針。 
 
 同署によると、学生の話には刺された場所や状況などに曖昧な点があったため問い詰めたところ狂言だったことを認めた。「うそをつき通せないと思った。反省しています」と話しているという。
 
 かつてない就職氷河期であり若者の就職率は低迷、就職活動を重ねている若者の、「一体何の仕事をしたいのか分からなくなった」という言葉が印象的だった。
 
 大学全入時代となり、高校から大学に進学する若者が増えている。不況の折、新卒者を受け入れたがらない企業があるが、新卒者のライバルとなっているのが海外からの就職組である。母国語の他に英語や中国語ができる優秀な学生が日本に集まっている。そんな彼らも日本の若者のライバルとなっている。
 
 つまり、今の雇用状況で楽に就職できている若者は多くはない。事件を起こしたの男子学生は単位が無く卒業できない、就職も決まっていない、という理由で狂言を働いたが、この程度の理由が犯罪に及んでよい理由にはならない。この”事件発生”のために、付近の住民がどれだけ恐怖におののいたか考えたことがあるのだろうか。行動が稚拙で甘すぎる。
 
 不安なことは1つや2つ持っていた方が良い。何も不安を考えることなく生活していれば落とし穴に落ちる。男子学生も今は不安でも、それを打破できる転機が必ず来る。転機を来させるような努力を無我夢中で脇目も振らずにやったらいい。周りを見れば、たった一人の孤独な就職浪人ではないことに気付くはずである。
 
  
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★ 通り魔:「就職無く自分で刺した」大学生の自作自演 金沢(毎日新聞・11/1/19)  
★ 「刺された」金沢大4年生は自作自演か 県警捜査(産経新聞・11/1/19)
 
 

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東京・目黒の老夫婦殺傷事件 犯人は左利き?目的は?

 東京都目黒区上目黒の無職の男性(87)が刺殺され、妻(81)が負傷した事件で、犯人は500メートル離れた東急東横線・東京メトロ日比谷線の中目黒駅方面に逃げた可能性が高くなった。犯人と見られる男は近所の防犯カメラに映っていたが、急いで逃げるような様子はなく淡々と歩いていた。
 
 事件現場となった自宅から約200メートル北東にかけて路上に血痕が点々と残っていたこともあり、この血液をDNA鑑定するなどして犯人を絞り込む。
 
 亡くなる前に男性は「男と面識がない」と言っていたほか、妻も「知らない男だった」と話していたことに加え、男性自身が誰かとトラブルになるようなことはないという元同僚らの証言もある。
 
 しかし犯人は最初にカマを使って男性に襲いかかったが、通行人が男からカマを取り上げると、男は左手にナイフを持ち馬乗りになって男性を執拗に切りつけていたことから、何らかの逆恨みがあったのではないかとも推測できる。その際、男は左手にナイフを持ち男性を刺していた。男子絵の右腹部に傷があることから犯人は左利きであった可能性もある。
 
 男の特徴は身長160センチくらいの小太りで、50代から60代とされていたが、40代後半の可能性もあるといい、警視庁目黒署捜査本部ではビラを配るなどして情報提供を呼びかけている。
  
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★ 【目黒夫婦殺傷】住民駆けつけ 鎌取り上げた後もナイフで再び襲う(産経新聞・11/1/11)
★ 東京・目黒の夫婦殺傷:電車以外で逃走か 中目黒駅の防犯カメラに姿なし(毎日新聞・11/1/12)
★ 血痕点々200メートル、駅へ逃走か 目黒老夫婦殺傷(読売新聞・11/1/12)
★ 男の口から「殺す」 目黒夫婦殺傷、遭遇した男性語る(朝日新聞・11/1/15)
 

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苦しまないで逝く祈願ツアーが人気 人生幕引きの拠り所とは【終活】

 年を取ることで人生の幕引きについて考えることがある。「苦しまず安らかに逝きたい」という願いを叶えてくれるという全国の寺院には連日、ツアー客が押し寄せる。
 
 奈良県斑鳩(いかるが)町の吉田寺(きちでんじ)は「ぽっくり往生の寺」と呼ばれている。山中眞悦(しんえつ)住職(56)は「寿命が延びたからこそ人生の質、生き方について真剣に考える人が増えたのではないか」と語る。多いときには100人以上の団体客が本堂に上がり、本尊に手を合わせる。
 
 不景気といえども、物質的な豊かさには恵まれている日本。そうした先進国では内面的な豊かさをも時間をかけて求める傾向にあろう。それでは内面的な豊かさとは何であろう。
 
 人生は時間との勝負であり、対峙している誰かと常に向き合っている。生活は1秒1秒の積み重ねの上に成り立っている。それが1日を形成する元になっている。同じ1日を過ごすのであれば、嘆くことよりもむしろ、1秒を豊かにかみしめるような時間経過を楽しみたい。時は進んでいるのだから、後ろ向きな考えは意味を持たない。
 
 時に誰かは、怒り、嘆き、悲しみ、喜ぶ。そんな誰かに対して何らかの行動をとれるかどうかに人の価値はある。他人が認める価値ではない。そしてその誰かというのは自分自身のことである。
 
 水に青空を映し、紅茶に夕焼けを映し、常に遠くに待っている何かを想う瞬間を大事にしたい。今日の東京は快晴であった。あんな空に吸い込まれるのであれば逝くこともまんざらではない気持ちになる。ただ、雲がかかったり雨が降ったりするから不安になるのだ。ぽっくり逝くことともうひとつ、最期に見える空が青く透きとおっていますように。
 
 
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★ 苦しまず、ぽっくり逝きたい 高齢者の祈願ツアー人気(朝日新聞・10/12/4)
★ 結婚指輪つぶし最後の共同作業 「離婚式」人気(読売新聞・10/12/4)
★ 自分が好き?嫌い?都が小学生に「自尊教育」導入(本ブログ・09/3/11)
 
 

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尖閣映像流出 長引く任意聴取の海上保安官はどうなる

 「自分が流出させた」と告白した第5管区海上保安本部・神戸海上保安部の海上保安官(43)の任意の事情聴取が長引いている。警視庁と東京地検が合同で捜査を始めて間もなく名乗り出た海上保安官はこの後どうなるのであろう。容疑が固まれば「逮捕」としていた捜査側であるが、一筋縄ではいかなようだ。
 
 罪の構成要件を固めて本人の供述の裏付け捜査が必要になる。特に今回は映像をアップロードしたという事実は固まっているようだが、国家公務員法の守秘義務違反での捜査。秘密なのか否かが焦点となり、警察と検察でも見解が二分している。犯人しか知り得ない秘密の暴露などがなければ、後に否認に転じた時に公判が維持できない可能性もある。
 
 世論も専門家も意見は賛否二分している。石原慎太郎・東京都知事は「愛国者を罰するのは間違い」とし、橋下徹・大阪府知事は「本人には気の毒だが、公務員は政治家の決定に従うべき。そこが崩れたら政治行政は成り立たない」と語る。
 
 法を犯せば罰せられるのは当然である。捜査当局が判断することは、この嫌疑に見合う行為を海上保安官が行ったかということであり、逮捕して起訴することで公判を維持できるかを勘案しなければならない。
 
 もし海上保安官を逮捕したならば、後に不起訴とすることだ。中国船長を無罪放免とした時と天秤にかけ、それを釣り合わせること、正義と大義を両立させる冷静な手段である。それにしても海上保安官も警察官も検察官も同じ司法職員である。捜査当局の士気が上がらないように感じるのは気のせいか。
 
 明らかに違法行為を行った中国漁船を”無罪”にし、それを公開した海保職員が犯罪者になろうとしている。同じ国内法でも一方は国境を守る海保が検挙し、その映像を公開した自国民である職員を2つの捜査機関が検挙しようとするのは海外から見れば奇妙に映るに違いない。
 
 
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★ 【海保職員「流出」】長引く取り調べの理由とは?「準備不足」と「世論感情」と(産経新聞・10/11/11)
★ 映像流出事件、任意捜査も検討 逮捕の可否、検察も割れる(共同通信・10/11/12)
 
 

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