マスコミが発表する事件の記述で不思議なものがある。「東京都迷惑防止条例の容疑で現行犯逮捕」というくだりだ。
「容疑」とは疑いがある状態のことなので、通常は捜査当局が捜査をして「恐らくはこいつが犯人であろう」ということで容疑者を捕まえる。
一方「現行犯逮捕」というのは、人の目前で犯罪が行われ、その場で補足されることをいう。要するに容疑も何もなくほぼ100%犯人であるという前提である。
もしかすると、警察が現場確認をしていないから「容疑」という報道発表になるのかもしれないが、○○容疑で現行犯逮捕という表現は不思議でならない。
ところで現行犯逮捕に限っては、警察などだけではなく一般人にも逮捕の権限がある。例えば、ひったくりにあった被害者が「泥棒!」と叫んで、通行人が協力して犯人を取り押さえたりする例が一般人のできる「現行犯逮捕」だ。
現行犯逮捕してみたら警官だった、という話しも珍しくない世の中である。
☆ もし強盗に出会ったら、他の憶病者達と一緒に並んでいなさい。あなたの勇気は、もっと自分の得になる時のために取っておいたらいい。(O.ヘンリー)
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★ 「容疑 現行犯逮捕」の検索結果(Google・06/9/16)
カテゴリー: ニュース
小学5年生だった頃、ちょっとワルの男の子、K君がいた。廊下で隣のクラスの男児に暴言を吐いていた。「この落ちこぼれ!」と。
そこを通りかかったK君の担任は年配のベテラン女性教師。「言って良いことと悪いことがある。謝れ!」。するとK君は、「うるせえな、このクソババア」といって、女性教師の足を1回蹴飛ばした。
その後のホームルームで女性教師は「私の足は大根足だから蹴られてもどうってことはないけど、K、悪いと思うのなら今謝りなさい」と諭し、結局K君は「すみませんでした」と謝った。
K君が謝ったのはやはり、悪いことを言った(した)という自責の念ともう一つ、それを許さないというクラスの空気があったことだからだろう。彼が謝れるような空気をみんなで作っていたのである。そして先生は怖い存在であったし、子供は常にしかられる対象であった。
数年前に開いた同窓会ではそんなこともすっかり忘れて、今もお元気な先生とK君が談笑していた。こうして再会できたのも信頼関係が存在したからである。
最近、小学生の校内暴力が深刻さを増している。指導に限界を感じた教師が休職、退職を余儀なくされている。教室の机を蹴り続ける児童に「何かを蹴らなければ気が済まないのであれば、私を蹴りなさい」といった女性教師に躊躇することなく蹴り続ける兵庫県内の男子児童。
この子達が大人になったとき、誰が「私を蹴りなさい」と言ってくれることだろうか。
先生達の児童に施すしつけには限界がある。それは仕事だからだ。しかし家庭内のしつけには終わりがない。それは絆だからだ。子供はあちこちを見て成長していくが、その視線の先を親御さんも一緒に見つめる必要がある。
☆ 学校で学んだことを一切忘れてしまった時に、なお残っているもの、それこそ教育だ。(アインシュタイン)
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★ 惜別(本ブログ・04/9/26)
福原愛さんと斉藤佑樹くんが早大に進学が決まった。多くの有名人が在籍する大学だが、あまり無用な騒ぎにならない配慮が必要だ。
彼らは決して安くはない学費を払って学びに来る。それを妨害する権利は何人たりともないわけだ。過去にも在籍していたある芸能人は、ほとんど登校することなく退学してしまった。登校時の騒ぎがなければもしかしたら卒業できていたかもしれない。
以前在籍していた吉永小百合さんの時代は、トップ女優であったのにもかかわらず、皆温かく見守っていたそうだ。有名人ではなく、一人の学生として温かく接してあげられればよい。
それに、その道で活躍している人というのは文武両道な事が多い。イチローも東大に入れるほどの学力があるといわれていたし、中田も流暢なイタリア語を話す。有名人に気を取られていると、あっという間に先を越される結果になるのでご注意を。
☆ 知識には二つのタイプがある。一つは物事を知っていること。もう一つはそれをどこで見つけるかを知っていることである。(Samuel Johnson)
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ライトを付けないドライバー
「デスノート」を描いた漫画家が銃刀法違反で捕まった。車の中からアーミーナイフを発見された。パトロール中の警察官がライトの切れた車を職務質問してのことだった。
職務質問するにはそれなりの理由がある。たかだかライトと思う向きもあるかもしれないが、欠陥のある状態を放置して車を運転することは通常はほとんどない。特に日本人であればきれいな車体を走らせたいと思うところだ。
それを気にせず運転している者は往々にして心がすさんでいる事が多い。それは酒気帯びであったり薬物を使用していることもあるからだ。だからそうした状態を取締り側は不審に思うことになる。
自転車の無灯火を取り締まるのも、事故防止の観点と、盗んだ自転車を運転している可能性を否定できないからだ。
車を運転していて、傷だらけの車を見たらご注意を。その車の運転手は非常に危険です。そして危険人物はライトを付けないでいるというシグナルを発しているのです。
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★ 「デスノート」作画担当者を逮捕 ナイフ所持で(産経新聞・06/9/7)
組織にいると、自らの言動を客観的に見られなくなってしまうことがある。大きな組織にいたとしても、それが小さなものに見えてしまうのは何とも残念である。
岐阜県で総額17億円もの裏金がつくられていた問題は、そうした意識が欠落していてできた結果だ。ましてや公金である。県政を円滑にするはずの元締め組織がこれでは直轄機関の市町村は迷惑この上ないことだろう。県内の市町村には「税金はもう納めない」という抗議が集まっているそうだ。
教壇に立っていれば先生はプロに見える。制服を着ていれば警察官はプロだ。しかしながら不祥事が止むことがないのは周知の事実。これは公務員に限ったことではなく、民間でも同じ事だ。通じるであろう常識が通じなくなったら危険信号がともっていると思って間違いがない。
その道のプロというのは尊敬に値するが、プロも職業のそれである前に、人としてプロである自覚がなければ必ずほころびが出ることを忘れてはならない。
☆ ずるをして勝つよりも、名誉のために失敗する方がよい。(Sophocles)
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★ 裏金問題、岐阜前知事が陳謝 自身分の返還を表明(朝日新聞・06/9/8)
総務省 ネットの「ウソ発見器」開発へ
総務省がネット上にある、ウソや間違いらしい情報を見分ける「ウソ発見器」なるシステムの開発に乗り出すことになった。
ネットは便利であるが、本のように査読を通っていないために、真偽の程は怪しい部分もある。個人が自由に発言できるネット空間は世論を情報操作するのにはもってこいという部分がある。これを識別しようというものだ。
ネットでニュースを読んでいると「○○のブログ炎上」とか、「ネット上で騒然」という特有の言い回しが登場する。何を持ってして「騒然」と断定しているのかは疑問だ。新聞サイトも「狂言」とは言わずに「自作自演」という言葉遣いをしているのには閉口する。記者達もすでにネット空間に染まっているのだろうか。
噂の類というのは真偽を見極める冷静さが必要だ。冷静さを欠くと、ウソの情報に踊らされることになる。ネットだけならともかく、災害時に役立つのはこの冷静に情報を読み取る力だ。
総務省の「ウソ発見器」は2010年までの開発を目指している。しかし、これとて機械がやることであるから100%の判別は不可能と思われるが指針とは成り得るだろう。これが全てではなく、受け手自身が全ての指針とならなくてはいけない。
☆ 安全な道を選んで偉業を達成した人はいない。 (ハリー・グレイ )
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★ ネット情報「ウソ発見器」 総務省が開発へ(朝日新聞・06/8/26)
★ マスコミの言葉遣い(本ブログ・06/1/25)
増える公務執行妨害事件
大阪・大東市の府道で「ローリング族」騒音の苦情通報を受けて府警四条畷署員が現場に向かった。パトカーが車両を追跡すると、一台がバックしパトカーに体当たりした。運転していた男を公務執行妨害の現行犯で逮捕したところ、仲間の男が現れ、署員の体から手錠のカギを奪い、仲間の手錠を解錠し逃走した。
今年に入って警察官が被疑者に向けて発砲する事案が急激に増えている。警察官に抵抗、襲撃するというのが一般の感覚からすると理解ができないが、警察官が容疑者に甘く見られている部分があるのではなかろうか。
その一因となりうるのがいわゆる「警察24時」の類の番組。テレビ用に放映されている映像はならず者が観れば「警察は甘い」との印象を抱かせかねない。実際の警察官はもっと厳しく接しているはずである。
例えば、あるアーケード商店街に週末になると原付暴走族が暴走していた。見かねた管轄署はある日作戦を決行する。暴走族が出てくる商店街出口に多数の警察官を配置。警察官全員、竹刀を手にしている。彼らが暴走してきたところを、気勢を上げ竹刀でめった打ちである。逮捕するのでもなくひたすらめった打ち。こうした法律すれすれのことも行われているのが現実だ。
犯罪者の警察官や犯罪に対する意識が妙に強固になっているところが不気味である。
★ 「ローリング族」大暴れ 仲間の手錠外し逃走 1人逮捕(朝日新聞・06/8/27)
★ 公務執行妨害が増加、「精強な警察」へ装備強化(FBニュースアーカイブス2005#3)
★ 警官の拳銃使用は慎重に(東奥日報・01/12/3)
弱者を狙う卑劣な犯罪
大阪府高槻市で車いすを使用している男性(71)が自宅で絞殺されているのが見つかった。大阪府警は殺人事件として捜査本部を設置した。
「昔はよかった」と言いたいのは、平成になるまでは社会的弱者を狙う犯罪はほとんどなかった。少年がお年寄りからバッグをひったくろうものなら、「すさんだ心、卑劣な犯罪」とマスコミが断罪してきた。
タガが緩んでいるのが犯罪者なのだが、振り込め詐欺の被害者の多くが年配のかたであるように、加害者の意識が一昔前にあったスジというものがなくなった。被害の程度は関係なく、無差別な犯罪が増えた。
年功序列もなくなり、実力主義、男女雇用機会均等などでの女性の地位向上。こうしたことも昭和の頃になかった犯罪を誘発する心理が働いているのかもしれない。そうした成果主義や地位向上自体はよいとしても、犯罪者側の意識もまた、ターゲットを平等に扱うようになっているのではないだろうか。
権利を重要に扱うことに不慣れな者が照準を定めることなく無差別発砲の様相を呈している。権利の向上は素晴らしいことであるのに、犯罪者の意識のすき間が容赦なくその人格をも否定する。歪んだ考えが既成事実化することの恐ろしさ、である。
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★ 半身不随71歳男性、絞殺される 大阪・高槻(毎日新聞・06/8/20)
★ 卑劣な犯行(本ブログ・04/11/3)