
10月16日は米国やカナダで全国上司の日(National Boss’s Day)だったそうだ。起源は会社経営をしていた父のためにパトリシア・ベイ・ハロキスさんが提唱。ボスにプレゼントを贈ったり、昼食に招待するのだという。日本では1988年(昭和63年)からデパート業界が実施しているそうだが、あまり馴染みがない気がする。
実践ビジネス英語10月号のテキストに、”ご一緒にお仕事ができてラッキー”というテーマで話が進んでいる。内容は職場の上司に部下が感謝の意を込めてランチに誘う話だ。この中で「セイジ」が、「あなたは自分の部下全員の能力を開発することの大切を、強く信じています」と話す。それに対して上司は「それは私の主要な責務だと思っています。どんなビジネスでも人が最も重要な資源なのです」と応える。
さらに、「自分だけが注目を受けず、部下たちの方を立てる」、「自分の成功を部下たちを分かち合う」、「新たに挑戦することを恐れない人」、「仕事にプレッシャーがあるのに、積極的に人付き合いをし、音楽やスポーツも楽しんでいる」と続く。
日本もバレンタインデーやホワイトデーが流行っているように、ボスの日も認知度を上げれば良い。年に一度のこの「査定」の日にどれくらいの社員が動くか興味深い。上司の労をねぎらい、一緒に会食をするなんて素敵な時間である。
こういうやりとりが職場内で行われれば、ブラック企業もパワハラもセクハラも、それに起因するメンタルヘルスも改善への一歩を踏み出すに違いない。「半沢直樹」の人気が出たのはブラック企業に勤める人が見て爽快感があったことが理由の一つに違いない。
人が人を考えて指示を出し、それに忠実に業務遂行する。利潤を追求する歩みはこうした考え方が始業時間から始まっている。
たまたま見た刑事ドラマがあった。上司の警部である課長(地井武男)が責任をとって辞職することとなった。部下である主任刑事(沢口靖子)が目を赤くして、静かに歩み寄る。
「はい、でも残念です、尊敬する上司がいなくなるなんて」
「いや、おまえ、尊敬だなんて、照れくさいよ」
「いいえ、課長のこと、心の底から尊敬してました、私だけでなく、みんな、」
静かにうなずく課長。
「では、行ってきます」
そういうと、主任刑事は敬礼をしてパトロールに出かける。警部は彼女の後ろ姿を見て敬礼をするのである。
分かれるのがとても惜しい上司がいたこと、涙した部下でいたこと。とても寂しい別れに、二つの魂が揺れている経験。
上司と部下の良好な関係というのはタイムカードを押して帰宅した後も続く。退職した後も続く。その人たちの人生の色を塗り替えるほど、良い影響を永遠に残し続けるのである。
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★ 10月16日 今日は何の日~毎日が記念日~
★ 実践ビジネス英語(NHK語学番組)
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月: 2013年10月
大型の勢力を保った台風26号は伊豆諸島の大島(東京都大島町)を襲った。16日17時時点で亡くなったかたが16人、行方不明になったかたが41人となった。
火山灰に覆われた島の地質も影響しているという。本来、水を浸透させる成分を帯びているのが火山噴出物なのだが、この許容量を超えると一気に流れやすくなると専門家話す。大島には川がない。今回土石流となったのは沢であった。
伊豆大島というと、1986年に噴火した活火山である三原山を思い出す。噴火した三原山から溶岩が流れ出たため、全島避難が行われた。その際には今回の土石流のような溶岩が流れた痕と似ていた。
このような状況で、地元の大島町役場は避難勧告や指示を住民に呼びかけなかった。全住民には防災無線が直接受信できる装置が配布されているが役に立つことはなかった。これに対して大島町役場は、「普段から住民には危険を感じたら自主避難をするよう呼びかけていた。だから特に避難の呼びかけはしなかった」としている。
しかし気象庁は、未明に電話で役場の防災担当者に注意を呼びかけていたほか、地元の警視庁大島署が役場に「避難勧告を出して欲しい」と要望していたという。
相手が自然となると対応が難しい部分はある。しかし大型の台風が来ることは知っていたことである。自治体は防災情報を直接受け取り、それを精査できる立場にある。避難指示がだめでも避難勧告くらいは出せなかったのか悔やまれる。
東京消防庁によると、大島町で被害を受けた建物は283戸にのぼるという。警視庁特殊救助隊や警察犬、東京消防庁のハイパーレスキュー隊が出動し、行方不明者の捜索が始まっている。早く一人でも多くのかたが救出されることを願う。
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★ 東京都大島町公式サイト
★ 警視庁大島警察署
★ 伊豆大島被害、警察や消防の救助体制は?(日テレニュース24・13/10/16)
★ 「土砂が一気に襲ってきた」伊豆大島13人死亡(読売新聞・13/10/16)
「ファッションセンターしまむら苗穂店」(札幌市東区)の女性店員に土下座をさせた強要容疑で、介護職員の女(43)=札幌市白石区=が北海道警東署(札幌)に逮捕された。女は購入したタオルケットに穴があいていたとクレームをつけ、2人の女性店員に土下座をさせ、その場面を携帯電話で撮影し簡易投稿サイト「ツイッター」に投稿した。女は「土下座や約束をさせたが強要はさせていない」と容疑を否認している。従業員が同署に被害届を出していた。
「餃子の王将金沢片町店」で来店した男数人が店内で全裸になって座るなどしたとして、石川県警金沢中署は、威力業務妨害と公然わいせつ容疑で、風俗店経営の男(39)と店長の男(38)の2人を逮捕した。店内には数人の客がおり、従業員が制止したがやめなかった。その様子を写真に撮影し、インターネット上に投稿した。「店から了承は得ていた」などと話しており容疑を否認している。王将フードサービスが刑事告訴していた。
しまむらの件だが、「強要していない」のであれば、写真撮影してネット上に投稿するまでに考えが及ぶはずがない。商品に瑕疵があればそのことだけで店に抗議すればよいのであり、交通費まで請求したり写真撮影までする”制裁”は許されない。立場が客と店員というだけで、店員を見下す行為はただのクレーマーであり、女の言動に何ら整合性がない。
餃子の王将金沢片町店は事件を受けて閉店した。仮に王将が了承していたとしても、不特定多数が訪れる店内で全裸になっていい理由はないので、公然わいせつが適用されるであろうし、営業が妨害されていることが明白なので威力業務妨害も成立する。
このところ、アルバイト店員が冷蔵庫に入ったり、食材をふざけて使ったところを撮影してツイッターに投稿する事案が増えている。インターネットが世界に向けて発信されていることの意識が希薄でしかないところが情けない。遊び半分なのかもしれないが、経営者側からすれば客や株主に対する背信行為に他ならず、その損害は計り知れない。
100歩譲ってふざけてやったことだとしても、何故それを写真撮影する必要があるのか理解に苦しむ。一連の騒ぎが収まるまでに、どれだけのコストを法人が払わなくてはならないかということは、損害賠償請求されたときに遊びでは済まないことを痛感するだろう。
ちなみに、「半沢直樹」も土下座にこだわった。しかしあれは強要罪にはならない。なぜならあれは互いに前もって約束していたことだからである。
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★ 札幌東署:しまむら店員に土下座させる 強要容疑で女逮捕(毎日新聞・13/10/7)
★ 「餃子の王将」で裸、客2人逮捕 店の業務妨害容疑 画像はネット公開(産経新聞・13/10/7)