先月、改札を通る乗客の重みを利用した発電のアイディアが、東京駅で実験として始まった。床に敷いたシート状になっている「圧電素子」と呼ばれるものを振動させて発電する仕組みだ。ターミナル駅は人が多いが、中でも改札は人が必ず集中するところ。「電気の素」は集まりやすいのだろう。JR東日本と慶應大学が共同開発した。
ところがこのアイディアを、4年前に都内の小学6年生が発案していたことが分かった。現在、都立校1年の女子生徒は「夢が実現した」と喜んでいるという。
当時行われていた「第3回サイエンスビジョン・コンテスト(読売新聞主催)」にこのアイディアを応募し、見事グランプリに輝いた。JRはこの事実を知らず、先月の実験にこぎ着けた。「小学生が同じ事を発案したとは驚きだ」とJR。女子生徒は「子供の夢は実現するんだと感激した。今後もいろんなアイディアを」と意欲に満ちている。
実際の発電量は「東京駅の全ての改札にシートを敷いても、100ワットの電球を十数分間つける程度」(JR東日本)とのことで、実現にはまだまだ時間がかかりそうだ。
わずかなアイディアが大きな発明に繋がることは多い。ノートやPCモニタに貼って使われる「ポストイット」も元々は強力な接着剤を開発する課程での「失敗作」だった。
アイディアは無数に散らばっていると思うが、それに気付くことは難しい。発明の類は無心でいるときが浮かびやすいそうである。凡人ゆえに発明の才覚はないので、リサイクルするのが精一杯というところ。圧電素子シートのアイディアは、小学生がまず小さい光を点灯させたのである。
(上記エントリは06年11月7日の読売新聞夕刊から一部引用しています)
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★ 改札通る乗客の“重み”で発電、東京駅で実験始まる(読売新聞・06/10/16)
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年: 2006年
いじめ自殺「予告」 文科省に届く
二十歳の青年の主張するところや怒りの沸点というのは、往々にして間違っていることが多い。若者特有の正義感というものが働く。しかしそうした主張をすることで大人に成長していく。
たちが悪いのは、そうした若者をひきずって大人になってしまった場合である。大人が逆ギレをし、大人が万引きをし、大人が子供の見ている前で赤信号を渡る。
人というのは考える足だと言われるが、考えることを放棄したら四本足の下等動物と大差が無くなる。いや、もしかすると社会を混乱させない四本足の動物のほうがシンプルに進化しているのかもしれない。
文部科学省に「いじめが原因で自殺する」という内容の手紙が届いた。差出人は男の子と見られるという。文科省は消印を手がかりに、該当する全国39市町村の教育委員会に調査を指示した。
発展途上の若者は謙虚でいることが大切だ。好奇心があったら聞けばいい。聞いて分からなかったら努力する。努力してもだめなら従ってほしい。
もし命を絶っても、加害者側はいつか手紙の差出人のことは忘れる可能性がある。
そして残された家族は一生悲しみに暮れることになる。一生だ。
謙虚でいたためにいじめられた、先生に相談してもだめだった、我慢するように努力した。だから従って欲しい。嫌ならば学校から逃げてください。嫌な学校で死を選ぶよりも、そこから逃げて命を守ることの方が大切なことです。死は生きていくのに必要な選択肢ではなくて、自然と訪れることなのです。
昭和生まれが、平成生まれの君たちの訃報を聞くのは非常に悲しいのです。
☆ 言葉というものがあるのを初めて悟った日の晩、ベットの中で私は嬉しくて嬉しくて、この時はじめて早く明日になればいいと思いました 。(ヘレンケラー)
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東京の警官殺害、時効まで100日
東京の東村山市内を車で走っていると、東村山署が見えた。何でも平成元年に新築された庁舎だという。その3年後に同署管轄の最北端にある交番で悲劇が起きた。
東京・清瀬市の旭が丘派出所で警察官が刺殺され、拳銃と実弾5発が奪われた事件は来年のバレンタインデーで時効を迎える。今年になってからもけん銃マニアの情報や不審者の情報が43件寄せられているという。逮捕に繋がる有力情報には懸賞金300万円が支払われる。
事件当初に心配されていたことは、二次被害が起きるかもしれない奪われたけん銃の存在だった。幸いなことに使われた形跡はない。しかし奪われた大越晴美警部補(42)の命の存在は、同僚警察官や地域住民にとって無形の悲しみが残っている。
当時の派出所という呼称は後に馴染みのある「交番」に替わった。交替で番をするからその名が知れ渡っている。周辺住民の代わりに番をしてくれた警部補の無念を晴らしてもらいたい。
逃げ得など存在しない。そして、逃げている犯人の人生に今後何の得もない。時効が完成しても、警察官の銃を持っていれば銃刀法違反の状態が一生付きまとう。時効という存在は、犯人をもう一度あぶり出すチャンスであると信じたい。
☆ 臆病者は数の力を喜ぶ。しかし、勇敢なる精神をもつ者は、一人で戦うことを誇りとする。(マハトマ・ガンジー)
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★ 東京・清瀬の警官殺害、時効まで100日…捜査を強化(読売新聞・06/11/6)
★ 広報けいしちょう あの事件は今「無念のバレンタイン」(警視庁東村山警察署)
★ 警察官殺害 けん銃強奪事件(警視庁)
★ 悪魔の詩 翻訳者殺害、時効まで2週間(本ブログ・06/6/25)
★ 15年、時効成立(本ブログ・05/12/19)
★ ある受刑者の最期(本ブログ・05/8/26)
★ 未解決の事件(本ブログ・05/2/21)
「前科」回避 未履修問題
一般に、軽微な交通違反を犯すと通称「青切符」が切られ、反則金を納付することになる。反則金のことを罰金と勘違いしやすいが、罰金というのは裁判所から出される刑の種類の一つであり、禁固刑や懲役刑などと同じいわゆる「前科」がついてしまう。反則金としているのは、国民の大半を「前科者」にしないためであろう。
必修科目を履修しなかった問題は、卒業認定取り消し(罰金)ではなく、補修を講ずること(反則金)で収拾の方向に向かった。必修単位(違反点数)はなんとかなりそうであり、多くの未履修の生徒を前科者にしなくて済んだ。
しかしどうもしっくりこないのは、やはり真面目に履修していた生徒との間に不公平感が生じるからであろう。渋滞の高速道路をみな我慢するが、路肩を強行突破する者がいることを時々見かける。未履修問題は路肩を走ってはならないことを知らされていなかった生徒を救済するしかなかった。
責任の所在も難しい。いつから行われていたのか、教師か、学校か、教育委員会か。過去の生徒はどうなる、今の二年生はどうする、といった具合に一度ルールが崩壊すると混乱状態になる。
「交通ルール」を無視させた側の責任は大きい。なお、無免許運転、飲酒運転、ひき逃げなどは、反則金ではなく罰金になる。度が過ぎると「前科」がつくことを忘れてはいけない。
☆ 苦いものを味わったことのない人間は、甘いものがどんなものであるか分からない。(ドイツの諺)
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★ 未履修問題、今回限りの特例 文科省が通知(産経新聞・06/11/2)
夫婦で毎月千円を寄付 24年
文化勲章授章式が皇居で行われ、5人の方が勲章を手渡された。高温工学・溶接工学の荒田吉明さん(82)、日本画の大山忠作さん(84)、日本経済論の篠原三代平さん(87)、小説家の瀬戸内寂聴さん(84)、音楽評論の吉田秀和さん(93)だ。
高齢なのにもかかわらず、足取りがしっかりされているのは驚いたと共に、何かに打ち込んでいる人というのは年を取ることに騙されているようだ。
大山さんは「好きなことをやってきただけ。あと何年できるか分かりませんが、このまま続けます」。瀬戸内さんは「命の続く限り小説を書いていきます」と会見で述べた。
「天の使い」という差出人が24年間、栃木県鹿沼市社会福祉協議会に毎月千円を寄付していたが、この度、同市内の女性が名乗り出た。今年8月で278回の寄付になったが、今後続けていくことが困難となり、300回までの残り22回分をまとめて寄付したという。事務局から渡された預託証には、協力してくれた旦那さんの名前も記されているという。
同じ事を続けていくことは、途中に困難も待ち受けていることだろう。半ばで挫折することもあるかもしれない。決して容易ではないことを続ける大切さというのを、人生の先輩方が教えてくれた気がする。
やめようか続けるべきかを迷うことがある。それは自分がそれを好きかどうかに大きく依存することになるだろう。続けることで1人2人にでも貢献できたとしたら、それは幸せなこと。
★ 「天の使い」、夫婦で寄付300回 毎月千円を24年(朝日新聞・06/11/4)
★ 吉田秀和さんら5人、皇居で文化勲章の親授式(読売新聞・06/11/3)
オノ・ヨーコ「いじめに負けないで」
来日中の故・ジョンレノンの妻、オノ・ヨーコさんが日本国内で起きている「いじめ問題」に言及した。
ジョンレノンをビートルズから引き離した、として当時は「世界全体からいじめられた」「(いじめは)非常に程度が低いこと。他に面白いことができればいじめることに面白さを感じなくなる」。いじめの被害者には「一生懸命になれることを探すことが大事。頑張ってください」とコメントしている。
いじめが社会問題化してから、いじめ防止対策に取り組んでいる学校もあるが、悲しい事件は後を絶たない。昔は「いじめられる側にも非がある」などといった見当違いの意見も出ていた。いじめを制圧できない者の短絡的な意見だった。
そして「いじめ」というとどうも生ぬるい感覚が拭いきれない。直接的・間接的暴力がいじめである。以前のエントリで「ストーカーなんて『変質者』で十分だ」という主旨の事を書いた。ひらがなで「いじめ」とくくるよりも「暴力」という認識を持った方がいい。いじめというのは暴力沙汰なのである。
人をいじめる原因は、いじめる側が自分を先に優位に立たせる防御策なのかもしれない。一時期は加害者が優位に立っても、後からついてくる人もいなければ、何も残らないのが「暴力」である。なぜなら、民主的に解決した方がいい、心の中でそう思っている人のほうが多数派だからだ。
命を絶とうと考えている人がいるならば、近くにいる「オノ・ヨーコ」さんを必死になって探してください。まずやらなくてはいけないのはそういうことです。
☆ 目を閉じれば生きるのは簡単。目にするモノは誤解だらけ。(ジョンレノン)
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★ ヨーコさん:いじめに負けないで!(毎日新聞・06/11/3)
崩れる「公」意識・2
昨日のエントリで書いたように、公の場にいる意識というのは大切なものだが、このネット上も同じである。
仮にここで犯罪予告でもしようものなら、後ろに手が回る結果となるだろう。
ネット上に何か情報を上げるということは、世界に発信しているという意識を常に持っていなければならない。
JCASTニュースに「就職活動で気をつけよう ブログのやばい書き込み」という記事があった。人事担当者は名前をGoogleなどで検索し、採用するにふさわしいかどうかの参考にしている、という内容だ。
気になるのはこの記事の最後にある一文だ。「ブログの発信は自己責任。就職に際し『危ない内容だ』と思ったら削除するのが賢明、ということだ」とある。
警告のつもりで書いたのは分かるが、本来ならば「やばければ削除」ではなく、「やばい内容」はネットという公の場に最初から出さないことである。それがルールでありマナーである。自戒も込めて。
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★ 就職活動で気をつけよう ブログのやばい書き込み(JCASTニュース・06/10/30)
崩れる「公」意識 家から一歩外に出たらそこは・・
高校の必修科目の未履修問題は数万人規模に影響が及ぶ大問題に発展した。内申書の改ざんまで発覚し、信じられない。大学の推薦試験の対応も「大学任せ」になっている節が見られる。履修漏れのある高校長が自殺した。
連日のいじめ問題では学校側が「いじめ」をいじめとなかなか認めない。
子供だけのみならず、教員が上司によるパワハラで自殺する事件も起きている。
ソフトバンクモバイルは「番号ポータビリティ」の出鼻をくじく結果となった。派手な広告の割には処理体制が整っていなかった。
岐阜県庁の裏金は、長崎県庁にも派生した。福島の贈収賄事件では元県知事が逮捕される事態に発展、和歌山でも談合が発覚している。
前にも書いたが、狭い空間にいると、非常識が常識となって蔓延しがちである。誰かが声を上げれば、トラブルは防げるものである。そうしなければ、公の意識は崩壊し、公共の場がそうではなくなってしまう。
公共の場を美しくするためには、個人の公共に対する美意識が必要だ。
歩道に自転車を一台停めても一般に困る人はいないだろう。しかし、車いすや松葉づえの人には大きな障害物となっていることを忘れがちである。
自宅から一歩外に出れば、そこは公共の場であることを忘れがちなのである。
☆ 人は転ぶと坂のせいにする。坂がなければ石のせいにする。石がなければ靴のせいにする。人はなかなか自分のせいにしない(ユダヤの格言)
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★ 欲を優先させた者たち(本ブログ・06/1/18)
★ 女性教諭が自殺、パワハラ訴える文書残す 鹿児島県(朝日新聞・06年10月31日)
★ 高校長自殺:自宅近くの山林で首つり 履修不足の説明会後(毎日新聞・06/10/30)
★ 岐阜中2自殺:クラブ内で日常的にいじめ 友人が証言(毎日新聞・06/10/31)
★ 会見迷走、いじめの有無で二転三転…岐阜・中2自殺(読売新聞・06/10/30)