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警察犬、覚醒剤を車内から発見-東京 警察犬制度を支える民間犬

 職務質問中に乗用車で逃走し、歩行者らをはねたひき逃げ事件で、逮捕された廃品回収業者の男(44)の車内から覚せい剤が見つかり、警視庁中央署は覚せい剤取締法違反の現行犯でこの男を再逮捕した。
 
 男は8日に東京都中央区八丁堀の路上で、車を停車させていたときに警察官の職質を拒否、そのまま車で逃走した。途中で男性(41)らに軽傷を負わせるひき逃げ事件を起こした後に江東区内で身柄確保され、自動車運転過失傷害の容疑で逮捕されていた。
 
 同署での覚せい剤の尿検査で陽性反応が出たため、警視庁鑑識課の警察犬が車内を捜索、運転席の下から微量の覚せい剤を発見した。男は「俺のものじゃない。警察犬が置いた」と供述しているという。
 
 アホか。
 
 薬物事案の多発を受けてのことだろうか、それとも容疑者が隠し持っていた薬物が後になって車内から見つかる事案があることからだろうか、警視庁は警察犬での捜索もしているようだ。もちろん警察官も目視で不審物の確認をするのだろうが、微量の覚せい剤となると早期発見が難しい。覚せい剤陽性反応が出ている以上、物証を押さえたかったことなのだろう。
 
 警視庁など大規模警察本部の鑑識課には「直轄犬」がいることは前に書いた。それ以外の地域では、民間委託の形で”非常勤”での警察犬が出動する。民間人の善意があって成り立っているこの制度であるが、近年は飼い主の高齢化、住宅環境の変化などで大型犬を飼う人が減っており、この警察犬制度を見直す時期が来ているらしい。
 
 警察犬は必ずしも大型犬である必要はないが、犬種の特性を生かして捜査活動に従事するようである。和歌山県警では今年、ミニチュアシュナウザー(オス・3歳)が警察犬として活躍することになった。意外な犬種で驚いたが、県警では「能力があれば犬種は問わない」としている。なお、警察犬の臭気選別能力は判例でもお墨付きである。
 
 うちにも同じ犬種がいるが、どうも警察犬としては活躍できそうにない。ただし、緊急走行するパトカーが近くを通ると、サイレンに反応して「ワオーン」と遠吠えをする。警察犬として育てるべきなのだろうか。
 
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★ タレント犬、警察犬 人に仕える犬たち(本ブログ・09/4/16)
★ ひき逃げの乗用車内から覚せい剤 所持容疑の男は『警察犬が置いた」警視庁(産経新聞・10/4/20)
★ 体重6キロ、日本一小さい?警察犬「くぅ」ちゃん誕生(朝日新聞・10/1/18)
★ 警察犬の出番 倍増(朝日新聞・10/4/14)
 
 

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ペット100匹の死体、山林に不法投棄か 埼玉・飯能

 埼玉県飯能市内の山林でペットだったとみられる死体約100体が見つかった。埼玉県警飯能署ではペット葬儀業者らによる不法投棄とみて、廃棄物処理法違反容疑で捜査を始めた。県で通報に基づいて現地を調べたところ、多数の犬や猫の死体が見つかった。白骨化したものや野生動物に食い荒らされたりした死体が発見され、中にはリボンや服を身につけたものもあるという。
 
 飯能市では道路から現場である崖下に遺棄されたものとみて、カメラを設置して監視を強化する。「日本ペット訪問火葬協会」では、「当協会ではあり得ないが、引き取った死体を供養せずに捨てる業者が一部にあると耳にする」としている。
 
 ペットの火葬・埋葬業者は増えている。規制する法律がなく、処理や料金を巡るトラブルが起きることもある。中には死体を引き取り、車の荷台で焼却し始めたところで高額料金を請求、飼い主が拒むと生焼けの死体を返すと脅す業者もいた。
 
 法規制が無いのが不思議である。ペットが家族の一員となっている現状からすれば、こうした事例が発生する前に消費者庁が考えなくてはならない問題である。同時に、評判などから大切な亡骸を預ける業者を選ばなくてはならない。それが大切な時間を一緒に過ごした家族に対する愛情である。
 
 
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★ 山林にペット100匹の死体、業者が不法投棄か(読売新聞・10/4/6)
★ ペット火葬で悪質業者横行(本ブログ・07/11/17)
 
 

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愛犬チロの飼い主に死刑判決 さいたま地裁

 「まず理由から言い渡しますので、そこに座ってください」。
 08年11月に発生した元厚生事務次官宅連続襲撃事件で、殺人、同未遂、同予備、銃刀法違反の罪に問われた男性被告人(48)の判決公判がさいたま地裁で行われ、伝田喜久裁判長は男性被告に死刑を言い渡した。
 
 裁判では被告の犯行の態様や計画性に加え、結果の重大性を指摘。「生まれ変わったらまた殺す」などと述べていることから「矯正は不可能」であり、死刑を躊躇する特別な理由はないとした。犯行動機である「保健所に殺処分された愛犬チロのあだ討ち」自体が重大事件を引き起こす動機として正当化できるわけがない、とした。
 
 被告は犯行後に霞ヶ関の警視庁に出頭した。弁護側は「自首に当たる」としていたが、これも否定されることとなった。出頭すること自体が犯行の計画に入っており、これを認めることは合理的な司法判断とはいえないとした。
 
 最初の被害者であり、退官後の第二の人生を過ごそうと考えていたY夫妻に降りかかった悲劇。夫が刺されるのを見て、自分にもナイフの刃が向けられた奥さんの恐怖は察するにあまりある。恐怖の中で意識が薄れていく被害者の無念さを考えれば死刑選択は当然だといえる。第二の被害者で重傷を負った、東京・中野区のXさんの妻(73)も後遺症に苦しみ、極刑を望んでいたという。
 
 被告は即日控訴した。
 
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 山口県下関市で、殺処分5時間前に飼い主が現れ、救われた犬がいる。同市内に住む女性が飼っている、雑種で3歳の「アイ」である。
 
 アイは2月下旬に路上でケガをして鳴いているところを、私立早鞆(はやとも)高校1年である冨田由実さん(16)に見つけられた。ひき逃げされたとみられている。動物愛護管理センターに犬を引き渡したが、「飼い主や里親が現れなければ、約2週間後に殺処分される」と聞いた。
 
 冨田さんは「なぜ人間はひき逃げなんてできるん。ひかれた犬をさらに殺すなんてできるん」と思い、友人に話した。冨田さんに共感した級友が犬の飼い主捜しを始めた。犬について知っている人がいたら教えてください、というメールは次々に広がった。チラシも作り、そのチラシを目にした女性がセンターに名乗り出た。それが殺処分される5時間前だった。女性は「アイがいなくなって夜も眠れなかった。本当に感謝しています」と話す。
 
 
 アイをかわいそうと思った冨田さんとその友人、「夜も眠れなかった」という飼い主の女性。人や動物の魂を愛おしいと思うことはこういうことである。アイの発見から2週間で事なきを得た話である。
 
 その一方で、被告は34年もの間、”復讐”だけを考えて生きてきた。”チロ”を失った気持ちは同情するが、第二のチロを出さないような努力はいくらでもできたはずである。冨田さんのような発想をしようとしなかった、ただの怠慢ではないか。
  
 
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★ 【元厚生次官ら連続殺傷 判決(上)】「まず理由から」小刻みに頭を震わせる被告は裁判長の言葉に・・(産経新聞・10/3/30)
 

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開花宣言の空 空が絵になるとき

 
 東京の桜が開花したそうなので近所を歩いた。近くの高校はまだ咲いていないし、公園の桜も期待はずれだった。場所によって咲いているところとまだつぼみのところとあるようだ。公園は多くの人で賑わっており、犬と散歩をする人たちも多い。
 
 犬というと、ミニチュワシュナウザーという種の犬が2匹いる。ペコはきかん坊だが甘えん坊。早朝に散歩に連れて行こうとすると、まだ眠くて行きたくないのか「ウーッ」とうなって威嚇してくる。仕方ないので、年長のナナだけを連れて行くことにした。
 
 いつものルートを回って散歩終了。ここでナナは一眠りするはずなのだが、ペコが続いて散歩に行こうとすると、一緒に行こうとした。いま散歩から帰ってきたばかりのナナに見られる最近の症状はこれだ。つまり、散歩をしたことを忘れてしまっているのだ。結局もう一度、ナナはペコと早朝の散歩に出かけた。
 
 最近は犬でも人間同様の病気にかかる。ストレスから不安定な状態になる犬もいるし、不安のあまり自分の脚を出血するまで噛んでしまう犬もいるそうだ。ナナはもともと臆病な犬であったが、意味不明の鳴き声を上げたりすることがある。いつもおどおどしているナナも幼いころは元気だった。当時飼っていた犬にケンカを売るくらい元気だった。しかし12歳ともなると衰えは出てきてしまうのだろう。何となく心配なナナである。春の陽気に身を任せて気分が良くなればいいと思う。
 
 それにしてもきれいな青空だ。青空だけ切り取って写真を撮りたいが、それでは絵にならない。空が絵になるときは2つある。1つは背景としてのそら。そしてもう1つは、巣立ちをしようとする鋭気が大空に飛び立つ瞬間のそらである。
 
 
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ペット可の高級ホテルが増える 需要拡大

 うちの実家にはミニチュアシュナウザーのナナとペコという名前の犬が2匹いる。この2匹をつれてホテルに宿泊したことがある。ペット連れで宿泊できるというのは何とも楽しい。
 
 最初に泊まったのは山梨県内のホテル。近くに犬の動物園なるものが存在する。部屋はフラットな1DKという感じで広くて心地よい。ゲージがあり、そこにナナペコを入れておくのだが、もちろん部屋の中を徘徊させてもよい。ゲージを使うのは家族が食事に出るときである。「じゃあね、ちょっと待っててね」などと声をかけると「キャンキャン!」と悲痛な鳴き声を発するので、「外になんか行かないよ〜」という雰囲気を醸し出しながら、一人一人順番に部屋を出る。
 
 2つ目は群馬県草津温泉にある旅館。普通の旅館だが、ペット可旅館である。ここも一応ゲージがあるが、あまり意味はない。しかし通常の部屋をペット可旅館にするということには、犬やネコがそれだけ家族として浸透している証拠である。客離れが懸念される中での作戦なのだろう。
 
 3つ目は宮城県・松島の旅館。ここも畳敷きの一般的な旅館だが、ペットが大丈夫だ。考えてみると最近のペットは家族同様に扱われ、清潔に保たれているペットも多い。その辺りも考慮しての経営戦略なのかもしれない。
 
 ところで、この松島の旅館に泊まったときに事件が起きた。若い方のペコが夜中に行方不明になったのだ。夏でベランダの窓を開けていたこともあり、窓から逃走したのだ。ベランダは隣に避難用の壁があるが、下をくぐることは犬であれば容易だ。そして遠くから「ワンワン!」という鳴き声が聞こえる。「あれはペコじゃない!?」といって、非常階段を下りていくと、地上にペコがお座りをして待っていた。降りたはいいが、暗闇で不安になって動けなくなっていた。ペコを捕獲して「ペコの大冒険」は終わった。
 
 便宜上「ペット」と書いているが、もうペットという言い方が冷たく感じるほど家族の一員となっている。父はペコを「いたずらばかりして!いつか絞め殺してやる!」なんていうのだが、父が車で出勤したとき、ペコが車を追いかけて行ったことがあり、また、父がソファーで寝っ転がってテレビを見ながら寝ていると、どこからかペコが現れ、父の出っ腹の上で寝そべるのである。「フーッ」なんてため息をついて、父のお腹が上下に動く上で横になるのだ。きかん坊だが甘えん坊のペコ。
 
 高級ホテルでもペット同伴が可能な所が増えている。人間はペットとこんな素敵な所に泊まれて嬉しいと思う。でもペットはいつもと違う場所でも家族と一緒にいることができて嬉しいと思っている。
 
 
☆ 赤面する唯一の動物――それが人間である(マーク・トウェイン)
 
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★ 犬がいっぱい(本ブログ・04/9/29) 
★ 高級ホテルもペットOK「家族化」進み客層拡大(産経新聞・10/1/23)
★ 犬と旅行OK宿 ペット可宿泊 一覧(PET PORT)
 
 

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動物を殺す動物

 ゴリラの一部に子殺しをする習性のある種がいる。メスから雄の赤ちゃんゴリラを奪っていく。母ゴリラは抵抗するが、雄ゴリラが乱暴して赤ちゃんゴリラを奪ってしまう。奪うとどうするかといえば、これを殺してしまうのだ。頭からかぶりつき、手足全てを食い尽くし、骨までしゃぶってしまう。
 
 なぜこんな事をするのかと言えば、「交尾」のためであるという。赤ちゃんゴリラを奪われたメスゴリラは発情し、雄ゴリラの思惑通りに交尾ができる。そして自分の子供を作るためであるといわれる。この映像を見たときはショックを受けたが、人間には理解のできないことを動物はすることがあるものだ。
 
 そして温暖化の影響といわれているが、ホッキョクグマが共食いを始めた。ロイターによると、雄のホッキョクグマが共食いをし、子グマの頭部を運ぶ写真が撮影された。こんな話は聞いたことがないが、温暖化の影響で氷原が減少し、生きにくくなっている証拠である。
 
 今年の10月に、兵庫県尼崎市内の警察署の職員が、拾得物として届けられたネコを故意に逃がしたとして処分された。理由は「飼い主が現れなかったら殺処分されてかわいそう」というものだったが、その後にネコが発見されたという報告はない。
 
 その尼崎市内の犬のブリーダー(繁殖業者)がビルの屋上で200匹の犬を違法に飼育していたことが明らかになった。狂犬病予防法に基づく犬の登録などをしていなかった。驚いたことに、そのうちの50匹を10年近くにわたり、尼崎市が引き取って処分していたことが明らかになった。近所住民から犬の鳴き声の騒音被害を訴えられていたが、行政の行為は業者を正すことではなく、黙認した上で”老犬”を処分することだった。
 
 尼崎市が年間で殺処分する犬のおよそ9割がこの業者からの引き取りだという。市では今後この業者からの引き取りを中止するとしている。
 
 動物には理解できないことを人間はすることがある。あどけない犬たちの行く末、つまりしっかりと飼われていくのか、それとも飼われない犬たちはどうなるのか。日本も欧米などのように「受注生産」したほうがよい。これでは殺すために繁殖させているのと同じである。言葉がどんなに発達しても、人間のやることは時に野蛮な動物と大差がないことに愕然とするのである。
 
 
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★ 違法に犬200匹飼育、老犬は尼崎市が処分(読売新聞・09/12/10) 
★ ホッキョクグマが共食い始める 気候変動の影響で(産経新聞・09/12/10)
★ 犬が教えてくれたこと ペットブームの残酷(毎日新聞・08/4/17)
 

 
★ 警官が土佐犬に発砲、射殺 愛知・稲沢(本ブログ・09/1/11)
★ 米兵 子犬を崖から投げる(本ブログ・08/3/7)
 

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猟犬5匹、岩穴から6日ぶりに無事救助される 熊本


(画像はイメージで、GUYさんによるものです。フォトライブラリーより)
  
 熊本県宇城市の山中で、猟犬5匹が岩穴に落ちて救出が難航していたが、21日に5匹が無事に救助された。痩せているものの、元気な様子だ。
 
 今月15日、イノシシ猟のために放された8匹のうち、猟犬5匹が戻らなくなったことを心配した猟友会のメンバーが、首輪につけた発信装置を基に、5匹が岩穴に落ちているのを発見した。しかし岩穴の形状から救助は難航、落ちた穴から救出するのは困難であり、周りを掘削すると岩盤が崩落する危険もあり、日没になると救助活動は打ち切られていた。
 
 穴に挿入したテレビカメラに映る犬の姿は元気がなく、暗闇の中で不安そうな様子であった。21日になって、20人が細くなった穴を拡張する工事を進め、午後1時45分、最初の1匹目が穴から出てきた。痩せてはいたが、用意された水をおいしそうに飲んでいた。飼い主の村井さんは「今日が限界」と言っていただけに喜びもひとしおという感じで「皆さんには感謝でいっぱいです」と語った。
  
 山は慣れているはずの猟犬たちも、複雑な地形までは探知できなかったようだ。犬は一人ぼっちが大嫌いな動物で、歴史的にも人間に仕えてきた。長い間、暗闇の中で寂しかったに違いない。それでも同じ仲間がいたのが救いである。ワンちゃんたち、よかったね。
  
 
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★ 穴に落ちた猟犬5匹、無事救出される 熊本(日テレNEWS24・09/11/21)
★ 猟犬5匹が岩穴から出られず 救助作業難航(日テレNEWS24・09/11/20)
 
 

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「処分かわいそう」拾得ネコ逃がした警察職員訓戒処分 兵庫・尼崎(2009.10.7)

 兵庫県尼崎市内の警察署会計課に勤務する30代の男性職員が、拾得物として預かった迷いネコを故意に逃がしたとして、県警から所属長訓戒の処分を受けた。放されたネコは見つかっていない。
 
 職員は「飼い主が見つからないと処分されてしまいかわいそう。ネコの命を助けたかった」と話している。
 
 県警によると、4月8日に男児(9)が首輪のついたネコを交番に届けた。連絡を受けた職員は「飼い主が数日間見つからなければ、動物愛護センターで処分される。ネコを逃がせば家に帰るはず」と考え、交番の警察官に対して猫を拾われた場所に戻すように指示。拾得の経緯を記した書類も破棄した。
 
 ところがその翌日、飼い主が「ネコを探している」と交番を訪れたことでネコが逃がされていたことが判明。所轄署でネコのポスターを作って近所に配るなどして捜したが、現在も行方不明のまま。
 
 県警監察官室は「ネコの命を救いたいとはいえ、不適切。公文書の破棄も問題。飼い主のことを考えて慎重に扱うべきだった」としている。
 
 拾得物を管理すべき警察職員が、勝手にそれを”なかったことにした”行為は問題である。殺処分されるネコのことを考えたとはいえ、非難されることは免れない。現在も見つかっていないだけにネコの行方を案じてしまう。首輪のついたネコを見つけた尼崎市民のかた、最寄りの交番に届けてください。
 
 尼崎市によると、市動物愛護センターでは、年間約700匹の子猫が殺処分されている。「猫を飼うときには終生飼養が飼い主の義務であり、不幸を繰り返さないためにも不妊・去勢手術を受けさせてください。事故やケガ、伝染病防止の観点から室内での飼育をおすすめします」などと呼びかけている。
 
 ネコを逃がした職員は考えるべきだった。職員と同じように、心配して署を訪ねるかもしれない飼い主と、交番に届けた9歳の男の子の気持ちを。
 
  
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★ 猫の飼い主の皆様へ(尼崎市)
 
★ 犬猫殺処分ワースト1返上へ 福岡県が本腰(本ブログ・09/3/10)
 
 

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