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ペット可の高級ホテルが増える 需要拡大

 うちの実家にはミニチュアシュナウザーのナナとペコという名前の犬が2匹いる。この2匹をつれてホテルに宿泊したことがある。ペット連れで宿泊できるというのは何とも楽しい。
 
 最初に泊まったのは山梨県内のホテル。近くに犬の動物園なるものが存在する。部屋はフラットな1DKという感じで広くて心地よい。ゲージがあり、そこにナナペコを入れておくのだが、もちろん部屋の中を徘徊させてもよい。ゲージを使うのは家族が食事に出るときである。「じゃあね、ちょっと待っててね」などと声をかけると「キャンキャン!」と悲痛な鳴き声を発するので、「外になんか行かないよ〜」という雰囲気を醸し出しながら、一人一人順番に部屋を出る。
 
 2つ目は群馬県草津温泉にある旅館。普通の旅館だが、ペット可旅館である。ここも一応ゲージがあるが、あまり意味はない。しかし通常の部屋をペット可旅館にするということには、犬やネコがそれだけ家族として浸透している証拠である。客離れが懸念される中での作戦なのだろう。
 
 3つ目は宮城県・松島の旅館。ここも畳敷きの一般的な旅館だが、ペットが大丈夫だ。考えてみると最近のペットは家族同様に扱われ、清潔に保たれているペットも多い。その辺りも考慮しての経営戦略なのかもしれない。
 
 ところで、この松島の旅館に泊まったときに事件が起きた。若い方のペコが夜中に行方不明になったのだ。夏でベランダの窓を開けていたこともあり、窓から逃走したのだ。ベランダは隣に避難用の壁があるが、下をくぐることは犬であれば容易だ。そして遠くから「ワンワン!」という鳴き声が聞こえる。「あれはペコじゃない!?」といって、非常階段を下りていくと、地上にペコがお座りをして待っていた。降りたはいいが、暗闇で不安になって動けなくなっていた。ペコを捕獲して「ペコの大冒険」は終わった。
 
 便宜上「ペット」と書いているが、もうペットという言い方が冷たく感じるほど家族の一員となっている。父はペコを「いたずらばかりして!いつか絞め殺してやる!」なんていうのだが、父が車で出勤したとき、ペコが車を追いかけて行ったことがあり、また、父がソファーで寝っ転がってテレビを見ながら寝ていると、どこからかペコが現れ、父の出っ腹の上で寝そべるのである。「フーッ」なんてため息をついて、父のお腹が上下に動く上で横になるのだ。きかん坊だが甘えん坊のペコ。
 
 高級ホテルでもペット同伴が可能な所が増えている。人間はペットとこんな素敵な所に泊まれて嬉しいと思う。でもペットはいつもと違う場所でも家族と一緒にいることができて嬉しいと思っている。
 
 
☆ 赤面する唯一の動物――それが人間である(マーク・トウェイン)
 
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★ 犬がいっぱい(本ブログ・04/9/29) 
★ 高級ホテルもペットOK「家族化」進み客層拡大(産経新聞・10/1/23)
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