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パト追跡の車が事故、二人死傷

 
 時々報道で目にするのが「パトカーが追跡していた車が、事故を起こす」というものだ。
そして「パトカーの追跡に無理があったのではないか」という意見がある。米国では、軽微な交通違反などは相手が逃走しても無理に追跡しないのであるという。
 
 警察は当然だが、その他の公務員も違法行為を発見したら、当局に通報しなくてはならないことになっている。これが法治国家が存在する意義とでもいえる。法治国家というのは、われわれが勝手に事を起こしてはならない、法に従ってそれをするのは責務である。
 
 ゆえに、「軽微な犯罪であれば、無理な追跡はやめたほうがいい」という意見は法治国家においてはあってはならないということになる。
職務質問時の対象者が軽微な違反を犯していても、その後の身体検査などで危険物や薬物が見つかることが多い。警察の追跡から逃走するのには、重大な犯罪を隠している者が少なくないのだ。
 
 福岡市西区内で、パトカーに追跡されていた乗用車が対向車と衝突。対向車に乗っていた男女が死傷した。逃げていた男は怪我をした。県警は男の回復を待って逮捕する方針だ。
 
 全く関係のない人が巻き添えになってしまった。警察も「逃がさない」というだけでなく、他の通行者に重大な影響を及ぼさないように留意する必要があるだろう。それは「逃がしてやる」ということではなく、最初に補足する際に進路をふさぐなり、予め応援を呼ぶという方法もあるはずだ。
 
 追跡の上の身柄確保には危険が伴う。不本意な犠牲者があってはならない。
 
  
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★ パトカー追跡の車が事故、巻き添えの軽乗用車の2人死傷(読売新聞07・8・11)
  
 
 

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冷静だった操縦室 全日空機の胴体着陸

 
 本日は、地に足の着いた話。
 「前輪が出ない」「タッチアンドゴーを実施したい」「胴体着陸を試みる」。
高知行きの全日空機が、前輪を出すことができずに胴体着陸を試み、成功した。
 
 前輪が出ないことが分かった機長は、「タッチアンドゴー」と呼ばれる、機体を瞬間的に接地させて衝撃で前輪を出すことを試した。しかし前輪は出なかった。残された手段である胴体着陸を決意。火災の被害を最小限に防ぐために空中を2時間ほど旋回し、燃料を使い切ったところで着陸に臨んだ。
 
 静かに降りる機体。ゆっくり前に傾く機体前部。火花を散らしながらも、火災になることはなく無事着陸は成功した。摩擦熱による出火を防ぐために消防が放水をする。10分後に乗客乗員60人は無事に機体から降りてきた。
 
 「日頃から訓練しているので大丈夫です」。
 機長は機内で胴体着陸をするアナウンスをすると、その5分前、2分前、1分前と、その都度乗客に知らせ、安心させた。優れた技術で着陸を成功させ、乗客をも安心させた機長はプロ中のプロだった。
 
 いざという時の冷静な判断に人々は救われる。機長のみならず、パニックになることなく冷静だった乗客の皆さんも機長を支えたのである。
 
 
☆ どんな困難な状況にあっても、解決策は必ずある。救いのない運命というものはない。 災難に合わせて、どこか一方の扉を開けて、救いの道を残している。(セルバンテス)
 
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★ 高知空港で全日空機が胴体着陸、乗客ら60人無事(読売新聞・07/3/13)
★ 機長「日ごろ訓練、大丈夫」 着陸直後、機内に拍手(朝日新聞・07/3/13)
★ 御巣鷹山の日本航空123便(本ブログ・06/8/12)
★ 日航機墜落ともうひとつ、(本ブログ・05/8/16)
★ 「これはもう、だめかもしれんね」(本ブログ・05/8/15)
★ 20年経った日航機墜落事故(本ブログ・05/8/11)
 
 
 

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宮本巡査部長 死亡(2007.2.12)

 
 東武東上線ときわ台駅踏切で、女性を助けようとして電車にはねられ、意識不明の重体だった警視庁板橋警察署地域課巡査部長、宮本邦彦さんが亡くなった。板橋署には国家公安委員長や安倍首相も弔問に訪れた。
 
 板橋警察署の管轄する地域は住宅密集地であり、地域住民と接する機会が多いと思われる。地域住民のために尽力し、地域住民が回復を願い、同僚が祈る気持ちでいた中で、巡査部長は帰らぬ人となってしまった。
 
 宮本巡査部長はいつものように出勤し、家族に手を振って別れたのだろう。そしていつもと同じように帰ってくるものだと思われていたのだろう。危険と隣り合わせにいる職業とはいえ、このニュースを読んで誰もこうした結末は願っていなかった。
 
 こういうニュースを聞く度に思うことがある。神様というのは迎えに行く人を間違えてはいないだろうか、ということである。それが自然死ではない場合にその思いが強くなる。
 
 貴重な日本人が天国に召された。心よりご冥福をお祈りします。
 
 
☆ 安全な道を選んで偉業を達成した人はいない。 (ハリー・グレイ )
 
★ 「日本人として誇りに思う」首相、巡査部長を弔問(産経新聞・07/2/12)
★ 回復願う声届かず…宮本巡査部長の死に深い悲しみ(産経新聞・07/2/12)
 
 

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東武東上線の事故(2007.2.11)

 東京・板橋区でおきた踏切事故で、自殺願望のある女性を引き留めようとした、警視庁板橋署の宮本邦彦巡査部長が女性と共にはねられた事故で、全国から警視庁や板橋署にお見舞いの電話やメールが多数届いているという。
 
 自殺願望のあった女性を一度は交番に入れたが、興奮した女性はすぐに飛び出して、遮断機の下りた線路内に進入した。急行の止まらない「ときわ台駅」にスピードを落としきれなかった急行電車が突っ込んだ。女性は腰の骨を折る重傷、巡査部長は頭蓋骨骨折で重体だ。
 
 救出作業の中で、同僚が「おい、宮本!宮本!頑張れ!」と声を張り上げていた。
 
 警察官の不祥事が多い中で、宮本巡査部長は警察法にある「個人の生命、身体及び財産の保護」を完遂した。普段は周辺住民の困りごとに親切に対応していた巡査部長の早期回復を願う地域住民は多い。
 
 一般論だが、警察官が殉職すると、二階級特進ということがある。階級社会の警察では勲章になることだろう。しかし、こうして瀕死の状態になった警察官にも、そうした特進制度があるべきだ。昇進試験だけでは測れないような任務を遂行したのは明白だ。
 
 そういう資格のある警察官かどうか。ときわ台駅前交番に届けられている無数の折り鶴やお見舞いの果物の数がそれを証明している。今は宮本巡査部長の早期回復を祈る。
 
 
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★「死にたい」女性が踏切へ、制止の警官ひかれ重体(読売新聞・07/2/7)
★ 「止まってくれ」必死の追跡の果て… 東武東上線事故(産経新聞・07/2/7)
★ 「がんばれ宮本巡査部長」全国から回復祈る声(産経新聞・07/2/10)
 
 

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子供たちに「自転車免許」

 最近、自転車を運転する人たちのマナーの悪さが目立つ。携帯を持っての前方無視、「止まれ」で止まらない、人混みの中をすれすれに疾走するなど、危険だと思った経験をされる人も多いだろう。
 
 今は自転車の運転教育を受けている人が少ないのだろうか。小学校の時に警察官が出向き、正しい自転車の交通マナーを教わったものなのだが。近所には交通公園なるものもあって、信号機や踏切があり、そのコースを自転車で走るのが楽しかった。
 
 ところで、自動車免許証そっくりの自転車の免許証を子供たちに交付する自治体が増えているという。本物の免許証と同じサイズで、子供たちは実技と学科試験を受ける。子供たちも「免許証」を手にして大喜びだそうで、持っていることで交通規範の自覚が生まれるという。
 
 歩道を歩いているときと、自転車に乗るとき、自動車に乗るときではそれぞれ視界が違う。徐々に別社会にいる意識を持っていなくてはならない。その意識が薄れたときに事故は起きる。
 
 タレントの風見しんごさんの長女が登校途中にトラックにはねられ亡くなった。この時に問題なのは、トラックの運転手が本来走ってはいけない時間帯にスクールゾーンを走行していたという事実である。道路の標示や標識を守ってさえいれば防げた。
 
 無知と無関心が街を走っていることの恐怖である。
 
 
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★ 児童に自転車免許“普及” 安全運転の自覚促す(産経新聞・07/1/18)
★ 風見しんご目の前で娘事故死(朝日新聞・07/1/18)
 
 

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飲酒運転をする方へ

 ここに一つの動画がある。飲酒運転をしたドライバーが起こした事故の被害者の女性だ。火に包まれた彼女は瀕死の重傷を負った。
 
 この動画のコメント欄には
 
「この彼女に神のご加護を」と多くの書き込みがある。
 
 もし、想像力のある方ならいますぐ「飲んだら乗るな」を。
 
 想像力のない社会には、酒類販売の禁止を。
 
 
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犬60匹 焼け死ぬ

 我が家に最初にきたペットが猫であった。かわいい猫であったが、いつの間にか家からいなくなってしまった。その後はずっと犬が家族となっている。死んでしまった犬たちも思い出深い。今いる犬たちのことを家族と話すと、昔の犬の話にもなる。
 
 我々よりも寿命の短い彼らは時代と共に去っていった。精一杯可愛がってあげても、死なれてしまうと何とも言えない無力感に襲われる。都内のペット霊園で当時可愛がっていた犬を火葬、お経が読まれたときは声を上げて泣いてしまった。
 
 幼い頃のペットとの同居は、生きているものとしっかり接する良い機会だと思っている。誕生、世話、死と、凝縮された生の歴史を考えることになる。世のペットブームがそうした考えを蓄えるきっかけになるといい。
 
 高松市内のペットショップから出火、全焼した中から店内にいた約100匹の犬のうち、約60匹が焼け死んだ。残りの犬は助けられたり、逃げてしまったという。エサを作っていたときの火の不始末が原因だ。店主はそのまま外出してしまった。
 
 彼らから自由を奪っている以上、人間は定期的に自由を与えなくてはならないだろう。大きく見れば、人間も地球というオリに閉じこめられているが、その中で自由を作っている。そして、地球という大きなオリに入っているのは人間だけではないということを知っておくべきだ。
 
 
☆ 「犬を探しています」という電柱の貼り紙をその犬が見るかもしれない(出典不明)
 
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★ ペット店火事 犬60匹余焼死(NHKニュース・06/10/25)
★ 岡山で犬13匹とハト160羽餓死 飼い主は拘置中(産経新聞・06/10/25)
★ シャチの「クー」、突然甘えっ子に 名古屋港水族館(読売新聞・06/10/25)
 
 

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ワゴン突っ込み16人死傷 埼玉・川口(2006.9.26)

 悲惨な事故が秋の交通安全運動の最中に起きた。
 
 埼玉県川口市で、園児の列にワゴン車が突っ込み16人が死傷した。園児2人が死亡、2人が心肺停止状態、4人が重傷だ。37歳の男が現行犯逮捕され、原因は「脇見運転」だという。
 
 新聞などに「殺される」「死亡」という文字があまりにも目立ちすぎていて、その悲惨な現場を想像することを忘れがちだ。目撃した主婦は泣き叫ぶ園児に「大丈夫だからね」と励まし、救急隊員が幼い子供達に人工呼吸する様子を見ていて涙が止まらなかったという。
 
 以前、長崎で小学6年生の女の子が同級生に刺殺されるという事件があったが、この時現場に駆けつけた救急隊員がその後、心的外傷後ストレス障害(PTSD)と診断された。凄惨な現場を数多く見てきていたであろう隊員でさえ、子供の悲惨な姿にショックを受けたのだろう。
 
 こうした事件・事故は間違いなく起きたことである。被害者はその身を守ることに限界があるから、運転者は加害者にならないように細心の注意を払わなくてはならない。運転免許証を持っている以上、プロのドライバーであることが前提となっていることを肝に銘じたい。
  
 
☆ 世界を造り替えることは出来ない。自分自身をすら、真の意味では造り替えられない。新たに造り直せるのは、行動だけである。( A.ウォーカー)
 
 
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★ 園児の列に車突っ込み16人死傷 埼玉・川口(産経新聞・06/9/25)
★ 埼玉の園児死亡事故、容疑者「テープ替えようと脇見」(読売新聞・06/9/25)
★ 酔っている言い訳・3(本ブログ・06/9/20)
★ 酔っている言い訳・2(本ブログ・06/9/18)
★ 交通事故に注意(本ブログ・05/10/25)
 
 本日でブログ開設2周年となりました。友人が始めたのが一昨年の9月22日。私はそれよりあとなので、今日にしちゃいました。
 
 今後とも、「言葉のリサイクル」をよろしくお願いいたします。
 
Nono
  
 
 

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