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酔っている言い訳・3

 
 一昨日のエントリーでメディアリテラシーという言葉を使ったが、今度は朝日新聞の記者が飲酒運転で摘発された。
 
 飲酒運転に限らず報道関係者の不祥事は珍しくないが、これでは世論に訴えかける業界人としての力が消失していく。これでもか、というほどにモラルを世間に投げかける記者が、暴投してしまってはだれも率先してキャッチャーにはなってくれない。
 
 現時点ではこの記者は異動にはなったが、懲戒処分は受けていないようだ。
 
 未成年のする過ちは大人がただせ。大人の過ちは社会が正せ。
 
 
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★ 飲酒運転で朝日記者を摘発 山梨県警(産経新聞・06/9/20)
★ スカート盗撮のテレビ局(本ブログ・06/5/19)
 
 

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酔っている言い訳・2

 メディアリテラシーという言葉がある。情報を読み書きできる力のことだが、連日のように飲酒運転の報道がなされているにもかかわらず、こうした記事が減る傾向がない。勿論、福岡での幼児三人死亡事故を受けてマスコミが徹底して書いていることだろうが、飲酒運転者はこうした情報をどう捕らえているのだろうか。
 
 常習的に車内に缶ビールを置いて運転する者、「少しくらいなら大丈夫」とタカをくくっている者、「飲酒運転がばれるのが怖かった」と言って検問中の警官をはねて逃げる者。こうなると事故でななく事件だ。
 
 飲酒運転の末、対向車に衝突し相手を死亡させてしまった知人がいる。彼は衝突直前に見えた被害者の驚いている顔が忘れられなくなり、夢にも事故現場がよく出てくるそうだ。
 
 千葉県には交通事故専門の刑務所があり、最長で5年を過ごすことになる。「私は出所すれば人生を幸せにやり直すことができるが、被害者の方からはそれを奪ってしまった」とテレビのドキュメンタリーで告白していた受刑者の言葉、我々をも知っておかなくてはならない。
 
 
☆ テロでは、5000人が死んだわけだけど、それを数だけで語ることは怖いこと。その一人一人に家族があるわけで、5000回のドラマがあるということを考えなきゃいけないんだ 。(ビートたけし)
 
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★ 交通事故ニュース一覧(Yahoo!ニュース)
★ 佐賀の男児ひき逃げ、男を逮捕(本ブログ・06/5/24)
 
 

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首都圏で大規模停電(2006.8.14)

 
 昭和60年11月、私は通学中の電車内の異変を感じていた。ダイヤが乱れ、下り方面であるにもかかわらず、車内は大混雑。「これは間に合わない、遅刻だ」。そして学校に到着すると、教室にはほとんど生徒がいない。
 
 担任の先生が「今日はダイヤが大幅に乱れているので、休校にします」。帰りの電車はさらに大混雑。帰宅してニュースを見てみると、過激派が国鉄(現:JR)の主要通信ケーブルを切断、国電(当時の通称)と乗り入れしている私鉄、営団地下鉄(現:東京メトロ)、都営地下鉄などが完全にストップ、主要駅周辺は電車を待つ出勤途中の人であふれた。当時はこの事件を「国電同時多発ゲリラ事件」といっており、「テロ」という言葉は使われていなかったようだ。
 
 そうした記憶があったので、今回の首都圏での大規模な停電は「テロか」と一瞬疑った。お盆休みで混雑している都内の主要駅や施設は軒並み機能停止、道路信号も消えて警察官が交通整理する事態になった。
 
 とりあえず、テロでもなくこれといった人的な被害がなかったのは幸いではあるが、人が集まるところというのはちょっとしたライフラインの寸断で簡単にマヒをする。略奪行為もなく、この部分は日本的ですくわれた。
 
 電力に頼って生活していることを思い知らされた事故ではあるが、こんな簡単なきっかけで我々の生活は乱れてしまうのである。。災害に備えて、普段の心構えをもう一度確認しておくべきであるが、夏休み中のスキをつかれた事故であった。
 
 
☆ 左手は右手ほど器用ではない。だが、だからこそ右手より役立つことがある。 (パウル・クレー)
 
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★ 首都圏で大規模停電、139万世帯に影響(産経新聞・06/8/14)
★ 国電同時多発ゲリラ事件(Wikipedia)
 
 

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御巣鷹山の日本航空123便 事故から21年

 「埼玉県内の山頂で火の手が上がっている模様です。現在、埼玉県警秩父署員が現場に向かっています」
 85年8月12日夕方に消息不明となった日本航空123便は翌朝、群馬県上野村の御巣鷹山で原形をとどめない形で見つかった。520人が犠牲となった史上最悪の航空機事故の発生から21年になる。
 それ以降、国内では大きな航空機事故は記憶している限り起きていない。交通社会から受ける恩恵は多いが、時々それが悲報となって伝わるのは心苦しい。事故はちょっとした油断やミスから、無関係な人を多く巻き込むことになる。
 ちょっとしたミスが遺族のかたに与えたものは、520を基数とした無限倍数となって一生ついて回る悲しみの数である。
 
 
☆ 人生は往復切符を発行していません。ひとたび出立したら再び帰ってきません(ローラン)
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★ 日航機墜落事故から21年 遺族ら灯籠流し(産経新聞・06/8/11)
★ 20年経った日航機墜落事故(本ブログ・05/8/11)
★ 日航機墜落ともうひとつ、(本ブログ・05/8/16)
 
 

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エレベータの事故 シ社製(2006.6.7)

 むかしエレベータの保守点検会社の社員のかたに話を聞いたことがある。エレベータというのは法律で定期点検が義務付けられているが、実際にエレベータが壊れることはほとんど無い、と。
 
 だから東京・港区のシンドラー社製エレベータの事故は信じられなかった。それも、箱を吊しているワイヤーが切れた、といった素人でも分かりやすそうな事故ではなく、扉が開いている最中に、人が出入りしているときに動き出してしまったという信じがたいものである。
 
 同社製のエレベータの不具合は全国でも報告されており、「異音がする」「閉まらない」「開かない」「停まらないで昇降を続けた」という実態だ。こうした事態に対し、シンドラー社は公的なコメントを出さないでいる。一昨日のエントリでも書いたが、会社というのは法律に則って存在しているのであり社会的責任がある。人の命を奪っておいて、あまりにも無責任な対応に驚くばかりだ。
 
 エレベータの事故など考えたこともない。それだけ当然の存在で重要なものなのだ。マスコミから逃げている同社からも異音が聞こえてきているようでならない。
 
 
☆ なぜベストを尽くさないのか?(ハイマン・リッコーバー)
 
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★ エレベーター事故:「シンドラー社」など6カ所を家宅捜索(毎日新聞・06/6/7)
★ エレベーター事故:製造会社、説明会出席を拒否 住民怒る(毎日新聞・06/6/7)
 
 

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運転士の意見、分かれる

 暮れに悲報。山形県内でJRの特急が脱線した。行方の分からないかたの捜索、原因究明が急がれるが、この路線を使う運転士のあいだで、意見の食い違いが見られる。
 
 ある現役運転士は「風が吹いても怖い場所ではない」といい、あるOBは「恐ろしい場所だった」という。現役とOBの証言に違いがあるのは、異常気象よろしく、暖冬がここ数年続いてきたからではないだろうか。
 
 今年の冬は20年ぶりの寒さ。強風も吹き荒れている。運転士の意見に温度差があるとすると、こうした天候を長いこと体感したか否かという事も考えられる。
 
 「怖い」と言ったOBの証言が真実であるとすると、それを上に報告していなかったかが気になる。
 
 懸命の救出活動がつづいている。激寒の地で発見されていない人を早く救い出して欲しいと切に願う。
 
 
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★ 羽越線脱線4人死亡 「突風原因」強まる JR東、観測態勢など強化へ (産経新聞)
 
 

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子供を守るという意識

 幼稚園の時、近くに住む同級生が集合して、幼稚園の送迎バスを待っていた。そこは道は狭いが交通量が結構ある。そこで友達と追いかけっこしていた私は自転車に「はねられた」ことがあった。
 
 鼻血は出るし、頭がガンガンして、泣きながら母に付き添われて帰った記憶。その「事故」をきっかけに、送迎バスはうちの至近距離にある公園に路線変更してくれた。
 
 茨城でまた子供が犠牲になった。こういう事件を防ぐ手段としては、もはや親御さんや学校の送迎バスでもないとダメなのでは、と感じる。
幼稚園児の数に比べると、小学生の数は多いから、一概にバスでさばききれるかというと問題があるが、車がある家庭であれば送迎するのも一つの考え方ではないだろうか。
 
 昔から子供を狙う犯罪はあった。しかし多くは身代金目的誘拐で、今のように性的嗜好の偏った者による犯罪は少なかった。ピンクレディが全盛期だった頃、彼女たちのグッズが飛ぶように売れていた。このグッズを「あげるから、ついておいで」という誘拐未遂事件が多発したことがあり、彼女たちがテレビで子供に「ついていかないようにね」と呼びかけていたこともある。
 
 そして今、「ついていかないように」と言われても、防犯ブザーを持たされても、判断能力、身体能力が大人に比べて低い子供達に全てを委ねるのには限界がある。前述のように送迎するか、親御さんが無理であれば、友達の親、近所の人、社会が連携して子供を守らなければ、この手の事件は減らない。
 
 報道によれば、不審な人物が、車が、目撃されていたという。結果論だが、この時にとりあえず通報されていれば、職務質問によって事件が防ぐことが出来たのかもしれない。
 
 懐古主義ではないが、昔はタガが緩んでいた。人権意識も乏しい時代。それでものんびり生活できたのは、日本人という国民性もあったのかもしれない。この手の犯罪が米国式に似通ってしまってきている以上、タガが緩んでしまってはいけない。子供には緊張感のないのびのびとした成長を願いたい。その代わり、我々大人が緊張して子供達を守らなくては、日本の将来を見放すことになる。
 
 
☆ 子供には小言を言う人より手本になる人のほうが必要だ(ジョセフ・ジュベール)
 
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★ 栃木・茨城県警察合同捜査本部 殺人死体遺棄事件に関する情報提供のお願い(栃木県警察本部)
★  栃木小1殺害:臨時保護者会 高まる地域の不安(毎日新聞)
 
 

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交通事故に注意

 
 交通事故のニュースが各メディアで毎日のように報じられる。
新聞では、重大な事故でなければその扱いは小さい。小さいが、事故は発生したら報じられる必要があるだろう。クルマは運転するだけでなく、歩いていても近くを通ることから身近な存在だ。
 
 免許を取るまで気がつかなかったことだが、歩道を歩いているときの「歩道社会」と「車道社会」というのは全く別の世界だ。
 
 歩くことに技術はいらないが、クルマのそれには技術が必要。技術だけでなく、注意力、集中力なども必要になる。歩行者から見るクルマと、クルマから見る歩行者は違って見える。時に暴走車が歩行者を襲う事故は悲惨を極める。また、クルマの運転をしない歩行者の道路法規無視も危険である。
 
 友人の警察官がまだ成り立ての頃、「Nonoさん、交通事故だけでは死なないでください」と言っていたのが印象深い。交通被害者のむごい最期が忘れられないに違いない。
 
 紅葉の季節の運転、山の彩りに目を奪われすぎないように気をつけたい。
 
 
☆ 一番車にはねられやすいのは、ちょうど一台の車をよけた直後だ。(ニーチェ)
 
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★ 東名逆走4人死傷 静岡、無免許ワゴン車と衝突(産経WEB)
 
 

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