早稲田大学の中央図書館は多くの蔵書を保有しており、専門書を探すのに苦労しない。本屋になければ、ここで見つけることができる。以前のエントリで本に線を引いたり切ったりする公立図書館の事を書いた。大学ではそうしたモラルの低下はないであろうと思っていた。
ところが全国の大学の図書館で、借りた本を未返却のまま卒業する学生が多いという。大学側はそれに対抗し、本の返却を卒業条件にするなどの措置をとるところが増えている。
早大でも未返却図書があれば、卒業証書を渡さないという措置に出た。
借りたら返す、空けたら閉める、点けたら消す、という当たり前のことができない者が多くなっている。報道では「強行策に訴える」となっていたが、強行策でも何でもない。これも当然の措置である。
一事が万事。こんな簡単なことも履行せずに、したり顔で「卒業しました」とは、4月からの社会人生活も甘く考えていることなのだろう。
本を返していない早稲田の学生さん、泥棒ですよ。
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★ 「本の借り逃げ、卒業させず」強硬策の大学相次ぐ(読売新聞・07/3/2)
★ モラルの低下(本ブログ・07/1/12)
★ 図書館で「切り抜き」「線引き」横行(本ブログ・06/12/12)
タグ: 犯罪
「金」目の盗難相次ぐ
数年前、フィリピンの地方都市で脱線事故があった。原因は「線路がなくなる」ということも考えられていた。線路などの鉄製品を売れば金になるから、という日本ではあり得ない話だと思っていた。
ところが、国内でステンレスやら銅製品やらの盗難が相次いでいる。
バッテリーやステンレス製の線香皿、タイルホイールに蛇口に車止め。アルミサッシ戸に、下水の側溝などなど。
背景には経済成長を遂げる国への密輸がある。こうした経済成長の裏には必ず暗い影が存在する。闇のすき間産業というべきものの繁栄がある。
犯罪の類は何でもそうであるが、一度経験してしまうと二度目の躊躇がなくなる。特に人をあやめる行為でもない窃盗はその規範意識が薄れやすい。テレビで万引で捕まっている人を見ていると、「払えばいいんでしょ」と逆ギレよろしく反省の色がない。
小さな罪がエスカレートして大きくなることは珍しくない。火の見やぐらの銅製の鐘も盗まれた。これで火事発生の周知が遅れてしまったら、盗人の罪はそれだけでは済まないという想像力が犯罪者には欠けている。
☆ 私は悪人です、というのは私は善人ですと言うことよりずるい。(坂口安吾)
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★ アルミサッシやパイプ、茨城・栃木でまた盗まれる(読売新聞・07/3/2)
マインドコントロール
自己啓発セミナーに参加した女性が、マインドコントロールによって金銭を払わされたとしてセミナー主催者などを相手に損害賠償を求めた訴訟判決に、東京地裁は被告に1500万円の支払を命じた。長時間の脅しや罵倒、それによって女性は判断力を失い商品購入を強いられて自己破産にまで至った。
人の思想を歪める行為は断罪されなくてはならない。特に私生活に土足で踏み込むような行為は個人の思想に対する暴行行為だ。こうした直接的な思想操作だけではなく、マインドコントロールをかけられているのか分からないような巧妙なものもあるので注意が必要だ。笑顔で近づいている善意とおぼしきものが、妙な商品購入につながっていることもある。
自己啓発というのは、他人から教授するものではなく、自らそれをすることに価値がある。自発的な啓発活動が自分を高めることになるのだ。長期に他人からうけるものではなく、瞬間的なきっかけであればそれでいいのである。
マインドコントロールというのは、多かれ少なかれ日常的に行われている。商談で取引先に納得して貰うための戦術もそれであるし、恋愛もそうである。
好きな相手を自分の空気の中に取り込むためのマインドコントロールは、全世界で億を超える回数が行われてきたことだろう。平和を訴える行為もマインドコントロールだ。こういうものなら、自分もコントロールされたいし、是非したいものだ。
☆ あのね、立派な人にならなくてもいいの。どうか、感じの良い人になって下さい。(3年B組金八先生)
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★ マインドコントロール断罪 ホームオブハート賠償命令(産経新聞・07/2/27)
★ 自己啓発セミナーの類(本ブログ・07/2/4)
酷い話しもあるものだが、ここまで社会的弱者を痛めつけて良いものだろうか。
詐欺の疑いで福祉機器販売会社社長が逮捕された。「金を出せば高い金利を出す」と手話を使って聴覚障害者にアプローチ。実に27億円を詐取した。
被害者も、社長の手話は自然で信じた、とのことで弱いものいじめはこのような場面にも設定されているものかと呆れる。
悲しいと思うことは、社長の兄が聴覚障害者であったため、社長は手話が得意であったという。相手を身振り手振りで騙しているときに、その兄の顔は浮かばなかったのか、ということである。
手話の習得というのは最低でも3年ほどかかるそうだ。特殊な技術を体得して詐欺までして、この話を社長の兄が知ったとき、やりきれない気持ちになるだろう。目は口ほどにものを言うというが、その目は聴覚障害者にとっての重要なコミュニケーションの瞳ではなく、詐欺師としての目だったことが腹立たしい。
☆ コミュニケーションを取る際に最も重要なことは、言葉に出されていないことを聞き取ることである。(Peter F Drucker)
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★ 聴覚障害者詐欺 被害は27億、270人(産経新聞・07/2/14)
自己啓発セミナーの類
以前、バイト先の先輩にいわゆる自己啓発セミナーのようなものに誘われたことがある。「こうすれば幸せになれる」「夢を実現させよう」というものである。参加は断った。
夢というのは、自らが腐心し、苦悩し、行動し、達成感の骨頂にあるものである。決して人から勧められたり、ましてや押しつけられたりするものではないはずである。
昔から○○商法などといった詐欺の被害者がいるが、楽して稼げる話などあるはずもない。周りを見ていただきたい。深夜残業で頑張っている人、休日返上で働いている人、体力を酷使してみんなが頑張って生きている。そんな人たちを見て感じるところはないのだろうか。
日本国憲法には国民に3つの義務を課している。教育の義務、納税の義務、そして勤労の義務だ。
妙なうまい話というのは、人のバイオリズムが落ちているすき間を狙ってやってくる。「儲」という字は「信者」と書く。怪しい商法で儲けようとしている者は、この勤労の義務を果たさずに、夢や幸せをあまりにも安値で売りさばいている。そういう「人」たちの「夢」はあまりに「儚」い。
☆ おまえさん、あんまりおまえさんが誰かを崇拝したら、ほんとの自由はえられないんだぜ(「ムーミン物語」)
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迷惑メール送信のサイト社長ら逮捕
日々受信される迷惑メールは200通近くなる。このやっかいものをどうにかして取り締まって欲しい、と思っていた。
昔は調べてみると国内からのものが多かったので、プロバイダに苦情のメールを送ったことがある。ところが最近は大半が中国からのものだ。打つ手が無くてイライラしていた。
こういうニュースを待っていた。
迷惑メール防止法違反の疑いで、都内の出会い系サイト運営会社社長らが逮捕された。千葉県警によれば中国に置いたパソコンを遠隔操作し、架空のアドレスを差出人として54億通ものメールを送信した、というものである。
1ヶ月で1億円以上もの利益を上げていたというから腹が立つ。自分の手を汚すことなく、素知らぬ顔で億単位のメールを送信していた者たち。罰則をもっと厳しくして、不要なメール送信を完全に止めて欲しいものである。
そして日本のみならず、関係国がこうした輩を許さない姿勢を取るべきだろう。「迷惑メールイコール送信元の国」というイメージを払拭すべく。
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★ 迷惑メール54億通? 出会い系サイト社長ら逮捕(産経新聞・07/1/16)
★ 特定電子メールの送信の適正化等に関する法律
もう教師や警察官が犯罪を犯しても驚くことが無くなった。一番モラルを持つべき立場の公職者がこれだと、モラルを守るべきなのは我々庶民なのだろう。犯罪に手を染めるときに躊躇が見られないのが昨今の事案の特徴だ。
バラバラ事件の類も、昔は一般の人が加害者になることは少なかった。裏社会に住む者の残忍な犯行と相場が決まっていた。その相場があやふやになると社会が暴落するのである。暴落を押さえてきたのは、物事の善し悪しを教える先生と、法を遵守させる警察官であった。
多くの公職者が一線で注力する中で、苦労を共にしているであろう同僚の顔は見えなかったか。当たり前のことを当たり前のようにすること。それを緊張感を持ってするのが社会に生きる人の責務だ。忘れてはならないのは、昭和の時代に公職者の犯罪は強く断罪されてきたことである。決して当たり前のことではなかったのである。
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★ 盗撮警官:ビデオでスカートの中、現行犯逮捕 奈良(毎日新聞・07/1/13)
★ 教師の逮捕、相次ぐ 新潟、静岡(朝日新聞・07/1/13)
★ 男性教諭が男子生徒にセクハラ 「スキンシップ」と釈明(産経新聞・07/1/13)
★ 初心を忘れた警察官(本ブログ・06/3/15)
★ 盗撮した先生(本ブログ・06/9/23)
口コミでひったくり防止
いつも行く美容院での美容師さんとの会話は楽しい。同じMacユーザーであることや、年齢が近いこともあって行くのが楽しみだ。先日は担当の人が休みで、そのときにいつも切っていただいているかたと話をした。
話のネタは大変そうだが、困るのが客からネズミ講だとか、宗教の勧誘をされることだという。「そんなことは自分で楽しむのは勝手だが、誘ってくれるな」とは同感。
大阪のひったくり全国ワーストワンという汚名を返上すべく、大阪府警が変わった作戦に乗り出した。お客さんと会話をする時間が長い美容師さんに、口コミでお客さんにひったくりの被害に遭わないように話をしてもらうというものだ。美容師さん対象に「勉強会」を開き、警察の防犯担当者がひったくり被害の予防策を教える。
窃盗罪であるひったくりは一瞬のことでもあり、現行犯以外の検挙が難しい。バッグは建物側に持って歩く、たすきがけにする、携帯で通話中は注意が散漫になるので要警戒、などがあるだろう。検挙に勝る防犯は無し、といえども被害者にならない空気を装うのも重要だ。
会話が弾むと時の経つのを忘れる。美容師さんがひったくり担当なら、銀行員は振り込め詐欺担当、居酒屋は飲酒運転防止担当といったところか。でも一番大切なのは、個人の危機管理意識。これが高ければ犯罪抑止効果は比例して結果に表れる。
年末は金品の強奪被害が多いので、ご注意を。
☆ 人の話を感心して聞ける人、それがいいんです。感心すると、海面に水がしみ込むように入ってくる。(竹内宏)
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★ 大阪府警が新たなひったくり対策 美容師さん“口コミ”作戦(産経新聞・06/12/16)