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アマチュア無線局は開局を 東北地方太平洋沖地震(平成23年3月14日)

緊急情報 7030キロヘルツ。安否情報7043キロヘルツ。NHK情報
 
 
 
 
 

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死者・行方不明者千人超える 岩手・陸前高田市は壊滅状態 東北地方太平洋沖地震(平成23年3月12日)

 11日午後2時46分に発生した東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)では津波の被害が甚大となった。宮城県警によると、仙台市若林区荒浜で200~300人の遺体があるのが警察官の目視で確認された。多くは水死であるというが、途中の道が寸断されており、最終的な確認はできていない状態。この地震では死者が千人を超える見通しとなった。
 
 警察庁によると12日午前4時現在、死者178人、行方不明者584人、負傷者は947人。全国27都府県の警察から広域緊急救助隊約2千人が出動した。
 青森県八戸市では2.7メートルの津波が押し寄せ、大型漁船は陸に押し上げられ、車や家が飲み込まれ甚大な被害との情報が入っているが詳細が把握できない状態であるという。
 
 岩手県では陸前高田、釜石の両市と山田町が壊滅的な被害を受けている。岩手県警が上空から観測したところ、陸前高田市は市街地の約半分が波にのまれ、間もなく市街地が確認できなくなったという。山田町では市街地全域が水没したとの情報もある。陸前高田市に隣接する大船渡市でも中学生を含む48人が行方不明になっていたが、中学生23人の無事が確認された。
 
 総務省消防庁によると、岩手県陸前高田市がほぼ壊滅状態と発表した。同市消防本部と全く連絡が取れない状態であるという。同市の人口は約2万3千人。
 
 宮城県内では三陸沿岸の街が相次いで津波に襲われた。宮城県警によると、午後4時に6メートルの津波が到来、県は「気仙沼市は広範囲にわたって水没しているようだ」とし、被害状況がつかみきれていない模様。3階建ての宮城県警南三陸警察署では庁舎3階まで海水が押し寄せたという。
 
 仙台市若林区内で200~300人の遺体が見つかったのに加え、区内の約1200世帯が全て津波被害にあったとみられ、名取市でも津波から逃げ遅れたと見られる人の遺体が多数ある模様。
 
 防衛省によると、福島県南相馬市では1800世帯で壊滅状態との情報が入っている。
 
 福島第一原子力発電所1号機について、東京電力は12日未明に原子炉格納容器の圧力が高まっているとして、容器内の放射能を含む上記を放出作業を検討していることが明らかになった。実施すれば外部の放射能が出る可能性があるが、「その量は微量のものであり、住民の皆さんの安全は確保されている」と枝野官房長官が会見で語った。(12日午前3時26分現在)
 
 政府は12日午前5時45分、福島第一原子力発電所の半径10キロ以内の住民に避難指示を出した。
 
 総務省消防庁によると、青森から静岡までの12都県で少なくとも150件の火災が確認された。
 
 北海道から四国まで多くの地域で大津波警報、九州・沖縄地方で津波注意報、日本海地域では津波注意報が出た。(午前3時24分現在)
 
 12日午前3時59分ごろ、新潟県十日町市で震度6弱、群馬県中之条町、新潟県上越市で震度5強、長野県北部栄村で震度6強を記録した。
 
 
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国内最大規模、東北地方太平洋沖地震 M8.8と気象庁 死者20人以上、行方不明者数十人(平成23年3月11日)

 
 メートル単位の津波があるなんて。
 
 気象庁は14時46分ごろ発生した地震を、「東北地方太平洋沖地震」と命名、M8.8と国内最大規模であることを発表した。同時に震度6弱を記録した茨城県でも激しい揺れを記録した。数百キロに及ぶ断層が動いたとされ、史上最大規模の地震となった。
 
 枝野官房長官は、交通機関が動いていない状況で帰宅すると、二次的な被害に遭いやすく、食料やトイレで困惑し、歩道などはラッシュ並みの混雑が予想されるので、職場など安全なところで避難して欲しいと呼びかけている。 
 
 現在、電話がつながりにくくなっており、使用できるのはメールなどの回線が比較的空いている。インターネットラジオサービスである「radiko」は現在使えない状態になっている。通信を連続的に行うことが考えられるからであろう。不要不急の通信通話をやめて電源を切っていた方がよい。
 
 警察庁によると、今回の地震の死者は20人以上、行方不明者は30人以上となった。負傷者は90人以上にのぼる。死者が確認されたのは、岩手、宮城、福島、茨城、栃木、千葉の6県。
  
 NTT東日本は公衆電話を無料にした。首都圏では通話が集中し、規制をかけている。
 
 NTTは災害用ブロードバンド伝言板を設置した。こちらをクリック。
  
 JR東は、東北と関東エリア全ての列車の運転を中止すると発表した。駅周辺なども混雑しており、バスやタクシーもつかまらない状態が続いており、JR新宿駅周辺で3時間待っているという男性は「体力に気をつけて帰宅する」とNHKの取材に語っている。
 
 枝野官房長官が菅総理に代わり、が原子力対策措置法に基づき、「原子力緊急事態」を宣言。冷却システムの電源がダウンし確保されていない。最悪の事態を想定した宣言。現時点では放射能漏れなどの被害はない。
 
 福島県などの行政施設も被害を受け、県は近くの自治会の建物に対策本部を移した。県庁の中にある福島県警も損傷を受け、福島署に機能を移した。
 
 
 
 

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人の喜怒哀楽を動かすインターネット

 北アフリカ・リビアの国民は経済的に困窮していたわけではない。以前に見たインタビューで、ある男性は「カダフィ大佐のおかげで贅沢な暮らしをしている」と語っており、それ以上に人々を苦しめた言論統制や自由の剥奪が爆発した形となった。
 
 中東・北アフリカで発生した民主化運動で重大な役割を果たしたのはインターネットであり、Facebookやツイッター、メールであった。次々とデモを呼びかける国民。端を発したのはエジプトであったが、瞬く間に自由を求める声は各国へ飛び火した。この地域だけではなく中国にも飛び火し、ネット上での呼びかけに中国公安当局は神経をとがらせている。中国では年間1万以上の暴動が国内で発生しており、潜在的に政府高官の汚職や生活への不満が存在している。
 
 ニュージーランドでは大地震が発生し、26日の時点で145人の死者が出たことが明らかになっている。地震発生当時、がれきの下にいた日本人留学生から日本の家族や友人に「生きている」「苦しい」などといったメールが送られた。Facebookでは「何でもいいからいきとって」といった応援の声が寄せられている。
 
 京都大学の入試で試験中に「Yahoo!知恵袋」に携帯で入試問題を投稿、誰かがそれに答えるという不正が発覚した。「Yahoo!知恵袋」は日常などの素朴な疑問を投稿し、誰かがそれに答えるというサイトであり、同様のサイトはいくつも存在する。同大の入試で”カンニング”をしたのは「aicezuki」のハンドルネームを名乗っており、同志社大学の入試でも同一ハンドルネームでの書き込みが確認された。
 
 情報発信が報道機関や一国の政府だけではなく、一個人が簡単にできるようになった。「自由を」と声を上げる国民、「助けて」と声を上げる若者、いずれも携帯電話を片手に命がけで行動したのである。そして不正のためにネットを使った愚かな者。仮にその者が合格して大学に入ったところでいずれつまずくことになる。
 
 今回の入試不正は何の罪に問われるか。漏れるはずのない問題を試験中に漏洩させているのだから偽計業務妨害罪に問われる可能性がある。
 
 社会に出るということは常に携帯電話を持っていられることではない。人の価値というのは何も持ち合わせていないときにどんな行動に出られるかにある。それは危険を目の当たりにしたときにはっきりする。公明正大に生きている者は最初に手を差し出す。しかし何かに負い目のある者は後ずさりさえもできない臆病者のままである。
 
 
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Yahoo!知恵袋に投稿され、解答されたページ↓
chiebukuro
★ 数学「途中計算もよろしく」英語は6分後返答 京大入試(朝日新聞・11/2/27)
★ 不正に気づいた回答者「あなたを特定します」(読売新聞・11/2/27)
★ 入試問題流出 大量投稿、どうやって?(産経新聞・11/2/27)
 
 

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口蹄疫問題、政府の危機管理機能の欠如を露呈

 東国原英夫・宮崎県知事は記者会見で声を荒げていた。「我々は全力でやっています。寝ずに!」「ケンカ売っているのはそっちでしょう」。時折涙を浮かべながらの知事の姿は、宮崎の畜産が壊滅状態になることを憂いてのことか、疲労困憊気味のように見えた。
 
 口蹄疫の問題は政府の危機管理のなさを露呈することになった。政府は半径10キロ圏内の豚、牛について、ワクチン接種後に殺処分することを決めた。九州南部出身の自民党議員は、ゴールデンウイーク前に対策を採っていれば被害拡大を抑え込めたとする。自民党の浜田靖一国対委員長は、「4月30日に対応策を練るために海外出張を取りやめたらどうか、と赤松農水省に申し入れたが、振り切って海外に行った」と語る。
 
 産経新聞では「問題の本質を見誤った鳩山政権」という記事を書いている。補償の問題ばかりで、防疫対策を軽視している」と斬る。さらには殺処分対象の牛や豚を埋める土地について、政府が「充分足りる」としているが、宮崎県知事は「絶対的に足りない」としており、政府と県の意思疎通が欠如している、とも指摘している。
 
 「たらればの話はしない」と、麻生前首相がよく会見で語っていたが、あのときにやっていれば・・という政府の失態は多すぎる。薬害問題にせよ、石綿アスベスト問題にせよ、そして今回の口蹄疫の問題。補償ありきで解決するのではなく、先を見通した対策を採るのが政治のプロではないだろうか。これではまるで、保険に加入しているから自動車事故を起こしても大丈夫、と言っているようなものである。そもそも軽々しく「補償」というが、これは税金でまかなわれていることを忘れてもらってはならない。先手を打っていれば、人や時間という貴重なコストも省けた。
 
 壊滅的な被害が宮崎県にのしかかっている。補償は当然だが、県との連携を密にして、この不気味なウイルスに対処しなくてはならない。指揮権発動できる強い権力というものは、こういうときに使うのである。鳩山政権がぶれているのは、この指揮権発動するタイミングを知らないことにある。
 
 
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★ 【口蹄疫】問題の本質を見誤った鳩山政権(産経新聞・10/5/20)
★ 「やむを得ない決定だ」宮崎県知事(時事通信・10/5/19)
★ 和子牛競り、搬入車に消毒剤 但馬牛産地でも(読売新聞・10/5/19)
★ 殺処分作業、農家雇用の方針 農水省、豚優先で処理急ぐ(朝日新聞・10/5/19)
★ 石綿被害:国に責任 26人への賠償命令 大阪地裁(毎日新聞・10/5/19)
 
 

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大津波警報を気象庁が謝罪 チリ地震に関連(2010.3.1)

 南米チリで発生した地震に関連して、日本の気象庁は「大津波警報」を17年ぶりに発令した。しかし結果として「予想が少し過大だった」として会見で謝罪した。同庁の地震津波監視課長は「警報が非常に長く継続し、不便をおかけした」とし、「どうしたらもう少し高い精度の予報ができるか、いろいろな角度から解析を進めていく」と述べた。
 
 過大予報でよかったと思う。過小予測で甚大な被害が出るよりも、多少大げさのほうがよいのだ。「なんだ、大した事ではない」のほうがよい。
 
 一般的な海の波は、風が海面をさらってできるための一時的な波であり、その力は小さい。しかし津波の場合は、波の発生源が風ではなく海底プレートであるために、海面のみならず、海全体が波となるためにその威力は予想以上となる。20センチの津波で足下がすくわれて被害に遭うことになる。
 
 宮城県気仙沼市内が冠水したのを見て驚いた。わずかな津波でも町が飲まれてしまうのだ。今のところ人的被害がないのが幸いである。今日から暦の上では春であるが、春は天候が荒れやすくもある。穏やかな日を願いつつ、自然の猛威に気をつけたいところである。
 
 
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火事場の馬鹿力は潜在能力 中学生、火災現場から幼児救出 大津(2010.2.25)

 25日は全国的に気温が上がった。いつもアメリカンコーヒーを飲むが、今日はアイスコーヒーを注文し、ガムシロップだけを入れてアイスコーヒーの透明度を楽しんだ。コーヒーというともっぱらドトールへ行くことが多い。そんなドトールコーヒー創業者の記事を目にした。
 ドトールコーヒー名誉会長の鳥羽博道さんは、「『火事場の馬鹿力』というのは本当です。中学生のころ学校近くの民家で火事が発生しました。私たちはサッカーの練習を放り出して手伝いに走りましたが、家の前でご主人が大きなタンスを担いで出てくるのに出くわしました。私は『これだ!』と思いました。人間は危機に瀕すると、普段なら絶対にできないことができるのです」と語っている。危機意識を常に持っていたことで現在のドトールがあると述べている。過去の不況の中の営業もそれで乗り越えてきた。
 
 そうした「危険と隣り合わせ」の仕事に就いている人、またはそう認識して仕事に就いている人というのは失敗を回避できる潜在能力を持っているのである。一つの先見性ともいえる。しかし思いもよらない事態を目の当たりにしたら、人間はどんな行動をとるであろう。特に、「危険と隣り合わせ」の仕事をしていない人である。
 
 25日午後3時半ごろ、大津市国分の無職男性(72)方から出火、木造2階建ての家屋が全焼する火事があった。たまたま現場を通りかかった、市立北大路中3年生の4人が火災に気付いた。女子生徒2人が携帯電話で119番通報をするなどし、森健太朗君(14)と山本昂佑(こうすけ)君(15)が男性宅1階にいた孫の姉妹2人(8歳と5歳)を救出し、隣家で仮眠中だった女性(83)にも火事を知らせた。
 
 滋賀県警大津署によると出火当時、姉妹は留守番をしていた。同署などで出火原因を調べている。森君は「すぐに土足で入った。(姉妹)2人は火事に気付いていないようで、外に出たら泣いていた。無我夢中だった。無事でよかった」と話し、山本君は「気付いたら体が動いていた。人助けに協力できてよかった」と話した。森君は男性宅の飼い犬にかまれて軽傷。その犬も最後に助けた。
 
 この報道を読んで、ここで「勇気」という言葉を使うのはやめた。「がむしゃら」「わきめもふらず」「むがむちゅう」、そんな言葉のほうが北大路中の4人には合っているような気がする。若い人たちにはむしろそっちの言葉のほうがかっこいい。22日には京都市内でも高校生2人が火災から男児を救出した。バンクーバーのみならず、日本国内でもメダルラッシュではないだろうか。
 
 
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★ 高校生、火事から夫婦救出 消防総監感謝状(本ブログ・08/12/25)
★ ひったくり警官、高校生が”逮捕” 岡山(本ブログ・09/6/6)
★ 火事が多発 従業員は避難誘導することができるのか(本ブログ・09/11/23)
★ 中3生ら連携し、女児2人救出 民家火災、下校途中に 大津(時事通信・10/2/25)
★ 列島は春の陽気、大阪・堺で23.9度(読売新聞・10/2/25)
★ なぜドトールはセルフサービスの立ち飲みに気付いたか 社長の仕事術(プレジデントロイター・10/2/25)
 
 
 

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節目の年に伝えなくてはならない15年前【阪神・淡路大震災】

 95年1月17日午前5時46分、兵庫県南部を震源とする「兵庫県南部地震」が発生した。いわゆる「阪神・淡路大震災」である。1日が稼働する早朝を襲ったこの地震で5,500人以上のかたが犠牲となった。事態が掌握され、全国に速報となったのは午前6時半ごろだった。テレビで見る神戸市内はまるで戦場のごとく高速道路は倒れ、古い家屋の多かった長田区は甚大な被害が顕著となった。
 
 マグニチュード7.2。この災害で指摘されたのは政府の危機管理意識の希薄さだった。自衛隊の出動は遅れ、ライフラインは寸断して被災者の生活はマヒ状態となった。震災後も市民の生活は穏やかではなかった。独居老人の孤独死が報告されたほか、心のケアの大切さが課題となった。
 
 今年の1月12日、中米ハイチでは20万人以上が犠牲となる大地震が発生した。そこでは山積みにされた多数の遺体が屋外で異臭を放ち、人々は略奪を繰り返した。崩壊した刑務所からは3千人以上の囚人が逃げ出した。夜間は発砲音が鳴り止まず、警察機能もマヒしたままだ。人口の半数近くとなる450万人以上が1日1ドルで暮らす貧困国を襲った地震の恐怖である。
 
 地震国である日本にいる限り地震から逃れることはできない。備えが必要なのは非常袋などの物質的な物の他に心理的なものもある。いざというときにどんな行動を取るかで生死を分けることになる。そのことだけは忘れないでおきたい。こうした”余裕”の論調も日本だからなのかもしれない。暴動も起こすこともなく、整然と配給に列を作った日本人に対して欧米諸国のマスコミは賞賛していたことを思い出した。悲惨な歴史に鎮魂の祈りを永遠に。
 
 
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★ 阪神大震災から15年 通信・放送各社、「震災」意識したサービス提供(産経新聞・10/1/15)
 
 

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