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あなたは自分を押したことがあるか 自分の衝動は急には止まれない

 
 
 本ブログのアクセスを見ていると、2009年1月19日に書いた「引きこもりからロックバンド 欧米進出の『ガガーリング』」のアクセスが増えていることに気付いた。そして投稿に貼り付けられている広告を見ると「うつ病」関係と「ボイストレーニング」関係の2つが貼り付けられていた。内容にあっていて興味深い。
  
 ロックバンド「ガガーリング」のボーカル・マイムさんはうつ病を患っていたが、ローリングストーンズのライブを見に行き、自分も歌ってみたいと一発奮起し頂点まで上り詰めた。現在は実家に戻り、旅館の若女将として違う人生を歩んでいるとのことである。
 
 うつ病とボイストレーニングという広告であったが、もっとふさわしい広告はないものかと考えた。しかし広告は広告。必ず人を導く魅力のあるものだけとは限らない。
 
 マイムさんの事を書いているときに気がつかなかったが、私もふさぎ込んでいたことがあり、治りかけたころにボイストレーニングを受けに行ったことがある。マイムさんと似通った部分があった。私はマイムさんのように人を感動させたい、とまでは思わなかったが、暗いトンネルから抜け出すのに光の道筋を手に入れたかっただけなのだ。3年通ったおかげでカラオケに行くのが苦ではなくなった。
  
 
 もし心の病に倒れている人がいたとしたら、必ずしもマイクを握る必要はありません。みんな辛いこと隠してる。大人になると、悲しみも喜びも大きく受け止めることになります。大きな悲しみを受け取ってしまったら、それよりも大きな喜びを受け取るために、小さな一歩を踏み出して、そっと、声を張り上げましょう。それならできますよ。
 
 
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★ 引きこもりからロックバンド 欧米進出の『ガガーリング』(本ブログ・09/1/19)
 
 

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スティービーワンダーが”パクリ”だと騒がれる 大御所なのに

  
 キリンの缶コーヒーのCM「FIRE」に使われている歌がパクリであり、知らない外国人が歌っているという疑惑が起きているそうだ。
  
 ”パクられ”元は、日本のロックバンド「ONE OK ROCK」(ワンオクロック)である。ボーカルのTAKAは森進一・森昌子元夫妻の長男として知られている。
 
 ”パクられた曲”というのは「To Feel The Fire」であり、元々キリン側が”パクった”外国人に作曲を依頼し、その彼が手がけたものである。それをワンオクロックがカヴァーしているのである。
 
 ワンオクロック側は当然どういういきさつのある曲なのか知っていることだろう。しかし、米国大御所ミュージシャンであるスティービーワンダーを”知らない外国人”とし、彼の存在を知らない若者がいることが驚きである。ましてや原作者がパクったと言われるとは。
 
 原因というのは、スティービー氏の日本のテレビ露出が減っている事もあるが、音楽そのものがついでに聞かれるような、生活の中で取り立てて時間を割かれる存在ではなくなっている事による。
 
 一曲一曲と丁寧に対峙するという時間が減り、アーティストの顔が見えないのである。
 
 ワンオクロックは4人組の日本のバンド。対するスティービーワンダー氏は生まれつきの全盲であり、その中でピアノを演奏し作曲活動をしたのちにミュージシャンとして大成した。グラミー賞受賞など活躍多数。「Part time Lover」「I just call to say I love you」などのヒットソング、USA for Africaとして参加した、「We Are The World」は有名である。
 
 


 
★ STEVE WONDER(UNIVERSAL MUSIC JAPAN)
★ ONE OK ROCK official website
★ 知らない外人が「ワンオク」をパクッた!? スティービー・ワンダーを聞いたことない若者たち(J-CAST・14/10/31)
 
 
 
 

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桜塚やっくんが残したもの 事故から1年

 
 山口県美祢市の中国自動車下り線、美祢インターチェンジ〜美祢西インターチェンジ間は運転の難所と知られてきた。現場は大きなカーブが連続。その上上りや下り坂が連続するのだという。しかしここ1年で事故が半減する効果が出てきているという。
 
 管理するNEXCO西日本は、カラー舗装を整備したり看板で注意喚起するなど対策を実施した。また、山口県警も取り締まりを強化した。その結果、今年9月までの事故件数は前年比42件減の32件で死亡者はいないという。
  
 ドライバーの会社員男性(42)は、「有名人が亡くなった事故だったので今も記憶に残っている。今まで以上に安全運転をするようになった」と語る。
 
 亡くなった有名人とは「桜塚やっくん」(当時37歳)である。いつも走っている道で有名人が亡くなる事故というのは記憶から離れにくい。
 
 多くの有名人、そして一般の人が自分の意思に反してこの世を去った。その現場は実に我々の身近に存在する場所である。きれいに施されているアスファルトや土の上でかつて起きた事故を忘れずにいたい。
そして「有名人が亡くなった場所」という意識のもと、そこを通過する人が気を引き締めることがあるならば、桜塚やっくんの残したもの、その印というのはいつまでも残る。本名斎藤恭央さん、合掌。
 
 
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★ 桜塚やっくん交通死:事故から1年 防止策で事故数半減(毎日新聞・14/10/4)
 

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非恋愛型のストーカーが増えている

 俳優さんというのは、一人で笑う芝居をするときには面白い事でも思い出しているのだろうか。 
 
 ドラマ「相棒」の再放送を見ていてぞっとした。本シリーズでは、ストーカーが関係している話がいくつかあるが、中でもシリーズ5の12話「狼の行方」で、木下ほうかさん演じる「神崎哲哉」のストーカーが恐ろしい。
 
 ストーカーの定義というのはいうまでも無く、曲がった恋愛感情が抑制できずに嫌がらせを恋愛対象者に押しつける行為である。脅迫、つきまとい、暴行などの犯罪行為をする。
 
 「神崎」のストーカー行為は典型的であるが、一人で泣いているシーン、そして太陽を背に一人で高笑いしているシーンはストーカーの悲哀と狂気を感じさせる恐ろしい部分である。
 
 埼玉県桶川市で発生したストーカー殺人事件を機に制定されたストーカー規制法であったが、その後も痛ましい事件が続いている。警察の対応がもどかしい部分も否めない一方で、捜査着手後に被害者が萎縮してしまい告訴を取り下げるケースもあるという。また、つきまとい行為などが「気のせいだった」ということもあるそうだ。
 
 そうなると捜査する側の士気も失われる。時間と人員をかけて捜査したのに、被害者側が非協力的であれば何もかもが無駄になってしまう。しかしそうはいってもゆがんだ恋愛感情で異性を追い回す輩は減らない。痛ましい事件になる前に手を打つ必要がある。
 
 大阪府警察本部が平成24年に受理したストーカー相談受理件数は1423件である。全てをすぐに対応するのは難しいので、府警ではチェック項目を設けて危険度の高い事案から捜査に着手する。
 
 近年では「非恋愛型ストーカー」というのが増えているのだという。「クローズアップ現代」によれば、従来のストーカー規制法で取り締まりに対象になるのは、「恋愛感情を抱くこと」が条件であった。つまり、恋愛感情のない嫌がらせ行為は同法での取り締まり対象にならないのである。
 
 同番組によれば、なぜ「恋愛」がキーワードになっているかといえば、対象を拡大してしまうと正当な理由であちこちに出没するような報道関係者なども捜査対象になりうるからだという。しかし番組に出演していた専門家は「正当な理由があれば処罰されないのであるから、恋愛感情だけに限定しない方が良い」と語っていた。
 
 非恋愛型ストーカーの場合は、状況に応じて軽犯罪法違反(つきまとい行為の禁止)、都道府県迷惑防止条例違反、脅迫罪、名誉毀損罪、暴行罪、傷害罪、不法侵入などの法令を適用する事も可能であり、裁かれうる行為である。相手の身柄を拘束する事は一定の阻止力を与える上で効果的である。
 
 恋愛型にしろ、非恋愛型にしろ、警察や法律事務所に相談する事が必要であるが、警察官も弁護士も人間である。感情的に一方的に話をされても分からない。日頃から証拠を記録するなどして、第三者が見ても何らかの事件として立件できそうな状況を用意しておくべきである。
 
 パワハラやセクハラの被害者も録音や録画したりして証拠を残す。しかしそうした行為がいつもできるとは限らないので、自分宛に事実を記したメールを送って証拠に残すのが手っ取り早い。メールは日時が記録される。場所と内容と客観的な事実を残しておくのである。
 
 そして、告訴の意志を固めたら警察などに相談しに行くべきであるが、危険性の高いときは遠慮なく110番通報が良い。制服の警察官が来てくれる事だけで心強い事もあるだろう。
 
 ストーカーの原義である、stalkという単語は「忍び寄る」という意味と「大手を振って歩く」という対極的な意味がある。悲哀と狂気に気付かないこの身勝手な行為には司法の裁きと加害者側への根本的なカウンセリングが必要だ。これ以上、被害者を出さないための対策が急務である。
 
 
★ 宿泊施設で受けていた嫌がらせ(本ブログ・2017/5/1)
★ 郵便局で受けていた嫌がらせ(本ブログ・2017/4/28)
★ 全国警察相談電話 「♯9110」 
★ ストーカー規制法の「つきまとい等」の具体的事例(宮城県警察本部)
★ 大阪府警察 平成24年施策評価実施報告書(大阪府警察本部)
★ 現行法では罰せられない「非恋愛型ストーカー」とは 対応策を弁護士が解説(エキサイトニュース・14/8/28)
 

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【動画】ストリートミュージシャンが歌っていたら、本人登場!

 
 ストリートミュージシャンがギター片手に歌っていると、なんとオリジナルのボーカリストが偶然通りかかり、一緒に歌うというハプニングです。ミュージシャンも驚きです。何というサプライズ!
 
 オリジナルのボーカリストの名前は、Jimmy Somervilleさんで、Bronski Beatや、The Communardsのボーカリストです。
  
 Communardsの”Never Can Say Goodbye”のPV大好きです。彼の高音は魅力的だし、ユニゾン(同じダンスを踊る)を大勢で踊ると楽しそうですね!
 

 

 

 

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今日の短歌・42

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 アイドルの
  
 基本は笑顔
  
 ゴールなく
  
 つくり続ける
  
 加藤玲奈
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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★ (AKB的人生論)加藤玲奈 自分の笑顔つくっていく(朝日新聞・14/5/2)
 

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「鶴瓶の家族に乾杯」ゲストは加藤茶 鹿児島・北九州市

 
 認知症の初期症状に「物忘れ」がある。通常は老いに応じて「ど忘れ」をすることは誰にでもある。しかし問題のある物忘れは、物忘れ自体を忘れてしまうことである。
 
 人は今言ったことを覚えている(即時記憶)、例えば1週間前のことを覚えている(近時記憶)、大昔のことを覚えている(遠隔記憶)があり、問題のある物忘れは、「即時記憶」「近時記憶」という比較的近いことを忘れてしまうのだそうだ。
 
 その一方で、昔のことは覚えていることから、昔話ばかりをするようになったら危険であると専門家は語る。現在の医療では早期発見が大切であるが、治る認知症もあるので専門家による正確な診断が必要だ。
 
 
 9日のNHK「鶴瓶の家族に乾杯」は、加藤茶(以下「カトちゃん」)が自身の名前である「茶」にちなんで、笑福亭鶴瓶と茶畑(鹿児島県北九州市知覧地区)に足を運んだ。
 
鶴瓶「大丈夫ですか?」
茶「まあまあ大丈夫です」
鶴瓶「ちょっと反応遅いですよ、もっと速く反応してください」
茶(すぐに)「分かった!」
 
 いつものカトちゃんは誰に何も言われなくてもテンションが高いが、放送を見る限りはこれまでのカトチャンとは少し違う。笑うのだが表情は少し硬く、言葉も流ちょうに出ていないように感じる。
 
 もしも、カトチャンが少々患っていたとしたら。誰しも年齢を重ねるし、病気がちになることもある。高齢化社会の現在進行形であるから、誰にでもカトチャンのような状況が起こりうるのである。
 
 鶴瓶とカトチャンが訪問したところの人たち、つまり一般の人たちがとても盛り上げていた。鶴瓶も現場で大いに盛り上げており、見ていて楽しかった。
 
 つまり、自分が少々患うことがあったとしても、周囲の人たちが温かく見守ることで、決して悲観的にならなくてもよいのではないかという希望である。
 
 医療は日進月歩。日本は長寿大国になったのだから、長寿の人たちが安心できるような新薬の開発に期待したい。年をとっても過去を振り返らずに、明日でも来週でも1年後でも未来を語ろう。
 
 来週も「鶴瓶の家族に乾杯」はカトチャンとの旅の後編が放送される。番組のナレーターは久米明さんで、なんと90歳。カトチャン、まだまだテレビに出てください。こういう旅番組も、とってもいいですね!
 
 
 
 
 
※ 冒頭医療解説参考:認知症(痴呆) 一宮洋介著 日本医学館
 
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アイドルの受難

 83年3月28日、沖縄市営体育館で開催されていた「松田聖子スプリングコンサート」で暴漢がステージのアイドルを襲った。襲われたのは「渚のバルコニー」を歌っていた松田聖子。37センチの薄い金属板を持った男が歌っていた松田聖子に襲いかかった。聖子は3回頭部を殴られて一時気絶。すぐに病院に搬送され、前頭部に軽い打撲傷と診断された。男は観客や警備員に取り押さえられ、駆けつけた沖縄県警沖縄署員に傷害容疑で緊急逮捕された。
 
 男は聖子のファンで埼玉県入間市に住む19歳の少年で通院歴があった。「聖子のファン。有名になりたい」「この事件を全国に放送してくれ」などと話していた。一晩で退院した聖子は「沖縄の皆さんにお返しの公演をしたい」とコメントしたが、その後24年間は聖子が沖縄を訪れることはなかった。襲われる直前の聖子の驚いた表情が忘れられない。(※)
 
 この月は、芥川賞作家の高橋三千綱さんが東京・NHK内で俳優の男に刺されて怪我をする事件、オール阪神巨人の巨人さんが元組員にビール瓶で頭部を殴打される事件も起きている。
 
 コンサートなどによるファンとの距離が近くなるイベントで、芸能人が被害に遭うことはこれまでも起きてきた。AKB48のイベントでも、独り言を言ったり握手した手を放さない者がいるなど、不届き者が時々現れていたという。
 
 岩手県滝沢市で開催されていたAKB48の握手会イベント会場で、AKBのメンバー2人(共に10代)と男性警備員(20代)が突然乱入してきた男に携帯用のノコギリで襲われた。3人は怪我を負ったが命に別状はない。殺人未遂容疑で岩手県警盛岡西署に逮捕された無職の男(24)は「人を殺そうと思った。誰でもよかった」などと供述している。
 
 この事件を期に、握手会はやめるべきであるかどうかが議論されている。当のアイドルたちがどう思っているかである。ファンとの交流の一環である握手会の類いを続けたい、というのであれば運営側は警備体制を強化して続けるべきである。
 
 ファンにとってはAKBのみならず、こうした握手イベントやライブというのは、有名人と距離を近くして交流できる唯一の機会だ。こうした意味の理解できない暴力で、楽しいイベントが軒並み中止になってしまうのはとても悲しいことだ。
 
 襲われたメンバーはまだ10代の女の子だ。怖い思いをしてしまっているのだから、他のメンバーを交えての心のケアが優先される。同じく負傷した男性警備員の素手で刃物を取り上げた行為は勇敢であった。擦過傷に骨折という大けがとはいえ、命が取られなくて本当によかった。
 
 アイドルは心を熱くし、豊かにしてくれる潤滑油のような存在だ。無抵抗な若い笑顔を襲った凶行は許すことができない。AKBのメンバーが、再び明るい笑顔でファンの前に登場する日が来ることと、襲われた3人の早期回復を切に願う。到来する梅雨の不快さすら、吹き飛ばしてくれそうな、アイドルたちの笑顔をもう一度。そして「誰でもよかった」などという愚者が近づかないよう、女の子たちを守る抜本的な対策を。
 
 
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★ 乙女たちの一票(本ブログ・13/6/9)
※ 参考 1983年(昭和58年)3月29日 朝日新聞23頁「聖子さん殴られ気絶」
 
 
 

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