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「鶴瓶の家族に乾杯」ゲストは加藤茶 鹿児島・北九州市

 
 認知症の初期症状に「物忘れ」がある。通常は老いに応じて「ど忘れ」をすることは誰にでもある。しかし問題のある物忘れは、物忘れ自体を忘れてしまうことである。
 
 人は今言ったことを覚えている(即時記憶)、例えば1週間前のことを覚えている(近時記憶)、大昔のことを覚えている(遠隔記憶)があり、問題のある物忘れは、「即時記憶」「近時記憶」という比較的近いことを忘れてしまうのだそうだ。
 
 その一方で、昔のことは覚えていることから、昔話ばかりをするようになったら危険であると専門家は語る。現在の医療では早期発見が大切であるが、治る認知症もあるので専門家による正確な診断が必要だ。
 
 
 9日のNHK「鶴瓶の家族に乾杯」は、加藤茶(以下「カトちゃん」)が自身の名前である「茶」にちなんで、笑福亭鶴瓶と茶畑(鹿児島県北九州市知覧地区)に足を運んだ。
 
鶴瓶「大丈夫ですか?」
茶「まあまあ大丈夫です」
鶴瓶「ちょっと反応遅いですよ、もっと速く反応してください」
茶(すぐに)「分かった!」
 
 いつものカトちゃんは誰に何も言われなくてもテンションが高いが、放送を見る限りはこれまでのカトチャンとは少し違う。笑うのだが表情は少し硬く、言葉も流ちょうに出ていないように感じる。
 
 もしも、カトチャンが少々患っていたとしたら。誰しも年齢を重ねるし、病気がちになることもある。高齢化社会の現在進行形であるから、誰にでもカトチャンのような状況が起こりうるのである。
 
 鶴瓶とカトチャンが訪問したところの人たち、つまり一般の人たちがとても盛り上げていた。鶴瓶も現場で大いに盛り上げており、見ていて楽しかった。
 
 つまり、自分が少々患うことがあったとしても、周囲の人たちが温かく見守ることで、決して悲観的にならなくてもよいのではないかという希望である。
 
 医療は日進月歩。日本は長寿大国になったのだから、長寿の人たちが安心できるような新薬の開発に期待したい。年をとっても過去を振り返らずに、明日でも来週でも1年後でも未来を語ろう。
 
 来週も「鶴瓶の家族に乾杯」はカトチャンとの旅の後編が放送される。番組のナレーターは久米明さんで、なんと90歳。カトチャン、まだまだテレビに出てください。こういう旅番組も、とってもいいですね!
 
 
 
 
 
※ 冒頭医療解説参考:認知症(痴呆) 一宮洋介著 日本医学館
 
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