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日本語の便利なオノマトペ、擬音語擬態語擬声語

  
 擬音語・擬態語の事をオノマトペ(onomatopueia)という。ワンワン、ドンドン、パクパクといった繰り返し語や、ツルッ、パクッ、ポンという言葉である。「(星が)キラキラ」は英語だと”twinkle”で済んでしまい、日本語の感覚だと味気ない。日本語ではこうした語が豊富であるがため、日本語を学ぶ外国人はかなり苦労するだろう。
 
 食べ物の味や食感を表すにもオノマトペは活躍する。「もっちり」「とろとろ」「ふわふわした」などに加え、オノマトペではないが、「とろけるような」「こしのある」といった表現は日本語でおよそ800あると言われており、英語表現だとせいぜい200とされる。
 
 大阪で交通事故が起きる。目撃者が警察官に、「車が向こうからガー来て、バーンぶつかって、ダー逃げた」などと擬音語が多く、事故捜査する警察官が苦労するという話を聞いた。ユーモラスではあるが、時に弊害となり得るオノマトペだ。
 
 しかし医療現場では「胃がきりきり痛む」「傷口がずきずきする」という表現は日常的に問診する上で使用されている。こうした表現が無いと状態を伝えるのは困難である。
 
 11日のNHK「クローズアップ現代」ではオノマトペを取り上げており、人がオノマトペを使うときは脳が活性化されていることを報じていた。スポーツの現場でも、膝を折り曲げる時に「グイといけ!」という言葉を使う監督のことが紹介され、「グイ」を使わないと、大変長い日本語での説明になるという。
 
 オノマトペは便利だと思う反面、憂うべき側面もある気がする。正確な言葉が存在するのに、それを使えずにオノマトペばかり乱用使う懸念だ。カタカナで書かれた文字、発せられる言葉というのは時に感覚だけで使われる。それは幼児が車を「ブーブ」と言うのと似ている。幼児はそれで良いが、大人がはっきりした言葉遣いをせずに感覚だけに頼って伝えているとしたら表現として頼りない。
 
 政治家が最近よく使う言葉に「きっちり」というのがある。どれだけ「きっちり」物事を実行してくれているのかいつまで経っても歴史が証明してくれない気がする。雄弁な政治家は過去の物になり、実体も無く、感覚に頼って言葉が一人歩きしてはいないだろうか。「アベノミクス」が単なる擬音語で終わりませんように。
 
 
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宝くじ:当選番号教える詐欺に警戒を 幸運と不運

  
 最高当選額1等8億円のロト7が2口、同じ売り場から出たと話題になっている。香川県観音寺市の売り場の話である。ロト7は1から37までの数字のうち、異なる7つの数字を選ぶ方式。別人が7つの数字を偶然選んだとは考えにくく、同一人物が2口、すなわち16億円を手にしたのではないかと話題になっている。
 
 新潟県南魚沼市内で、70代の女性が電話で「宝くじロト6の当選番号を事前に教えるので350万円を支払って欲しい」と連絡を受けて325万円を振り込む詐欺事件があった。新潟県警は「不審な電話がかかってきたら、家族や警察に相談して欲しい」としている。
 
 宝くじの当選番号は、当選番号を決める抽選会が公開で行われており、事前に当選番号が決まることなど起こりえない。うまい話というのはこの世に存在しないので、そうした怪しい話があったら警察に通報する必要があり、またうかつに振り込むことなどはしないことだ。
 
 それにしても高額当選をした人というのはどんな生活を送っているのだろう。周りに当選者がいないので何とも言えないが、家のローンを一括で返済したり、新たな事業に投資したりしているのだろうか。
 
 数字選択式にしろ、通常の宝くじにしろ、当たるかどうかは運次第。運というのは人それぞれに振り分けられている。宝くじのような大きな幸運を手にしなくても、事件や事故に巻き込まれない生活を送っているとしたら、それは目に見えない幸運が降りかかっているのかもしれない。
 
 我々は目に見える幸せを求めているが、本当の幸せや幸運とは、もしかするとすでに手に入れているのかもしれない。
 
 
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★ 「当選番号事前に教える」詐欺相次ぐ(NHKニュース・13/6/4)
★ ロト7で16億長者か 同じ売り場から8億2口(スポーツ報知・13/6/4)
 
 

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発音するとかっこいい英単語・20

 20回目となりました。半角ハイフンの前の語にアクセントが来ます。
 
 
minutes ミ-ニッツ 
議事録。お馴染みの「分」という意味意外のものがあるのがこの単語。発音を「マイヌゥ-ト」とすると、「鉱山」の意味。
 


 
novel ノ-バル 
小説。ノーベルというよりも、上記のような発音の方がネイティブに近いです。
 


 
kinetic キネ-ティク
動的な、運動上の、実践・戦闘に関わる
 


 
volatile ボ-ラトゥル
不安定な
 


 
ripple effect リプル・イフェクト
波及効果。rippleが「波紋」といった意味で、create a ripple、または、cause controversyで「波紋を呼ぶ」
 


 
austerity policy(measures) オステ-リティ・ポリシィ(メジャーズ)
緊縮策
 


 
voluntary questioning ボランタリ・クエスチョニング
任意の事情聴取
 


 
circumustance evidence サーカムスタンス・エビデンス
状況証拠
「状況証拠」という日本語がどうもかっこいい気がします。
 


 
quantitative target クオ-ンタテイティブ・ターゲット
数値目標
別の言い方としては、numerical goal (target) ニューメ-リカル・ゴール/ターゲット といういい方もあります。
 


 
quay キー
発音に注意。これで「波止場」「岸壁」という意味になります。
 


 
 今回はこの辺で。それではまたね。
 
 
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★ 発音するとかっこいい英単語・19(本ブログ・12/10/28)
 
 

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「待ち時間」調査 時間の使いかた

  
 シチズンホールディングス(東京)が、6月10日の「時の記念日」を前に、「待ち時間」に対する意識調査をした。
 
 総合病院では30分でイライラする人は32%、通勤電車は5分で26%、ランチタイムの飲食店の待ち時間は「10分」で73%、テーマパークの人気アトラクションは1時間で57%でイライラするという。ただ、いずれも10年前の調査に比べて気長に待てる人が増えたといい、待ち時間にスマートフォンを利用している影響があるのではないかと同社は分析している。
 
 ちなみに当ブログ、一つのエントリを書くのにかかる時間は書く内容も構成も決まっている場合は10分程度で書けるが、とっかかりも見つからない場合は1時間を超える。
 
 アクセス解析で当ブログに来ていただいているかたの「滞在時間」を見ると、だいたい1分程度である。昔は字数を考えて書いていた。最近は気にしていないものの、600字程度を1分で読破される事が多いようだ。
 
 仕事のできる人というのは、往々にして時間の使い方がうまいといわれる。仕事が苦手な人というのは「時間のなさ」を言い訳にするから、「忙しい」を連発する人の言動を注視するといい。本当に忙しい人は「忙しいのに!」といいつつも、人の注文を請け負う場面が見られる。
 
 ときどき、「早く週末にならないかな」「早くクリスマスにならないかな」という台詞を聞くことがある。そうすると、それまでの日数をおざなりに過ごすのでは無いかと少々心配である。これから時間の使い方が上手な皆さんの考え方は、「早く明日にならないかな」くらいがちょうど良い。今日の残りの時間を有意義に使いましょう。
 
 当ブログを読まれるのは1分足らずではありますが、はっきりした時間に表れない、そんな余韻を残せるブログにしたいと思っています。
 
 
 ☆ 今日という日は、残りの人生の最初の日。 (Today is the first day of the rest of your life./Charles Dederich=米国麻薬中毒患者救済機関設立者)
 
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★ スマホ:普及がいらいら解消に一役?「待ち時間」意識調査(毎日新聞・13/5/31)
★ 時の記念日(本ブログ・06/6/3)
 
※ 今月も言葉のリサイクルをお読みいただきありがとうございました。
 
 

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最近の流行はフラットデザイン

  
 最近のWEB上での流行デザインは「フラットデザイン」だ。いち早く採り入れたのがスマートフォンのWindowsフォンであると推測できる。デザインの特徴としては、華美な装飾を排除し、影が付くようなことも無く、平面的でシンプルなものである。Google+(グーグルプラス)のサイトなどでも確認することができる。
 
 シンプルだけではない。そのアイコンをクリック、またはタップすることでどこのページに飛ぶのかが一目瞭然である必要がある。
 
 思えば、インターネット初期の頃はアイコンの類いはフラットデザインだった。それに影をつけたり、動かしたりして立体的にみせることにデザイナーさんは力を注いだに違いない。
 
 しかしスマホの普及により、シンプルで直感的な操作ができることが求められるようになる。小さな画面ではその方がわかりやすいからだ。
 
 幼い頃、物心が付くようになる前から、我々はお絵かきをするようになり、平面のイラストに慣れ親しんできた。フラットデザインの流行は、そうした子供の心を忘れていない大人心をくすぐる一面があるに違いない。 
 
 そして時は経ち、二次元上の表現では飽き足らずに実物に近い三次元を追求するようになる。三次元の追求は、イラストだけにとどまらない。音楽はかつてレコードやCDといった平面の物として捉えられてきた。その後はCDの売り上げは減少するも、ライブやコンサートといった”三次元”、つまり目に見える立体的な活動の収益が上がってきた。
 
 流行は巡る。イラストはまた立体的な物を追うようになり、音楽も目に見える”平らな物”に魅力を求めるのかもしれない。
 
 
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★ Windows Phone(日本)
 
 

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バーベキューの時に好かれない行動をする男女

  
 いきなり強引ですが、バーベキューの季節ですね。バーベキューが楽しい季節ですね。そうですよね。昔、灼熱の海岸でバーベキューをやったのですが、余りに暑くて誰も食事にほとんど手をつけなかった記憶があります。絵としては若さみなぎる光景でしたが、暑い日中ではなく夕暮れ時にすべきだと思いました。
 
 バーベキューをすると、人がどのように動くのかは大変興味深いところです。そんなとき、他人から余り好まれない行動を挙げていきます。
 
 ● 買い物 ●
 
 事前にスーパーなどに行く場合、誰かにお任せするのではなく、積極的に買い出しに参加することです。メインディッシュに口を出せなければ、デザートや飲み物、バーベキューをするのに必要な物を率先して提示、捜索することが必要。
 
 ● 到着 ●
 
 駐車場や最寄り駅から食材やバーベキュー道具、キャンプ用品など重いものはかなりあるはず。率先して運ぶことが必要です。本当に思いものは男性が持てば良いですが、その時も「持とうか?」ではなく、「持ちます」といって強引にかっさらっていく積極性が必要です。だって前者だと、「いいよ」と断られるのが日本人。
 
 ● 外見 ●
 
 こんな人見たことありませんが、あまりに小綺麗な格好をしていく人。状況的に汚れる可能性が高いので、それに応じた格好をすることが必須です。何しに来たのよ。
 
 ● 着火 ●
 
 バーベキューといえば火おこしですが、こうした作業も率先してやりましょう。燃えやすい枝などを火おこし隊員に渡すだけでも良いのです。
 
 ● 調理 ●
 
 切って焼くだけのバーベキューでも、誰が何を切るか重要です。包丁の使い方に慣れていなくても、野菜や食器を洗うくらいのことはできるはず。メインで動いている人に一言聞いて積極的に料理に参加しましょう。バーベキューでは料理のうまい人が煮たり焼いたりを計画している場合もあります。分かる人に聞いて参加しましょう。ここまでで何もしない人って何してるのかね。
 
 ● 乾杯 ●
 
 ここまでで何もしない人も乾杯の音頭くらいはとれるはず。幹事の労をねぎらって、適当な理由をつけて乾杯をしましょう。
 
 ● 酒 ●
 
 お酒をつぎましょう。隣にいる人や、メインで動いていた人に。飲めない人も最初くらいは応じるものです。
 
 ● その他 ●
 
 あまり経験がありませんが、この期に及んで携帯ばかりいじっている人、トイレや炊事場が汚いだの文句を言う人、ここまできて結局何ら手伝いをしない人、そもそも会費を払わない人、など出てくる可能性は多いわけですが、楽しいことというのは、自ら参加するから生まれる時間です。虫がイヤだとか細かいこというひとは最初から不参加であった方が皆幸せです。
 
 また、あまりに手ぶらで来るのも残念な人たちです。あったら便利だと思うような小物を持参した方が喜ばれるでしょう。後片付けを積極的にするか否かでも人の生活や性格も垣間見ることができます。あとになって「そんな人参加していたっけ?」と思われないように動きましょうね。
 
 こんなハウトゥー、なくても分かりそうなものですが。
 
 
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★ バーベキューの時に男性からうけない振る舞い(女子力アップcafe Googirl・13/5/17))
 
 

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”イイネ!”と”どうでもイイネ!”は紙一重

  
 先日「Facebookのイイネ!は時間の無駄”と書いた。”イイネ!”自体はそれほど無駄では無いかもしれないが、イイネをするためにタイムラインと睨めっこしていることが無駄なのだ。
 
 アメリカでフェイスブックをやめた人の回答で「他人のディナーを見るのに飽きた」とうものがあった。確かに他人の食事の写真を見せられても、何ら感動は無い。どうせなら、その食事のレシピでも付記された方が生産的である。
 
 面白いと思うのが、ミクシィ時代は”マイミク”であったにも関わらず、プロフィールに本名を出していない人が結構いた。しかし、フェイスブックに移行した瞬間に水を得た魚のごとく、”どこにいる””誰といる””何をしている”というようなプライバシーがこれでもかというほどにタイムラインを埋める。
 
 こうなった理由は、ミクシィがどちらかというと招待制で始まった閉ざされたウエブスペースだったのに対して、フェイスブックは自分で登録して、友達を探すという積極的で開かれたものである部分が強い。実名登録を基本としているところも、その流れを後押しした。 
 
 こうした流れの中に、フェイスブックの”イイネ!”があるわけだが、これが少々怪しい。slacktivism(スラックティビズム)という言葉をご存じか。社会活動をしたわけでは無いのに、自己満足的に社会運動めいたことをする行為であり、類義語にclicktivism(クリックティビズム)がある。”イイネ!”の一票で社会を変える、変えた、クリック一つで人の命を救った、そんな感覚だ。
 
 クリック一つで世の中は変わらない。人差し指の運動が世間を動かすのではなく、当然ながら人が動いて社会が変わる。
 
 ”イイネ!”は1つの指標になり得るが、本心でどう考えられているか分からない。thumb up(サム・アップ/賛成する)よりも、コメントやメッセージが届いた方がSNSは楽しい。あとついでに、食べ物の写真が多い人は、摂食障害などを引き返すという研究結果を米国の専門家が警告しているので注意が必要だ。
 
 ”イイネ!”と”どうでもイイネ”は紙一重である。この世に氾濫する”イイネ!”のうち、どれだけ虚構の人間関係維持に役立っているのか、興味深いとは思わないだろうか。
 
 
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ネットで多く調べられた言葉

  

 謹啓 当ブログの進捗状況は好ましくない。それは瑕疵のないように、法令を遵守すべく留意しながら執筆しようと思っているからである。 敬白

 
 「大辞泉」編集部は日本人が過去一年間にネットで調べた言葉のランキングを発表。一位から順に「進捗」「瑕疵」「遵守」「謹啓」「留意」がトップ5になったという。
  
 言葉は調べれば意味が分かる。本当に知るべきはその文の大意であり真意だ。空気を読むなどという不可解な行動をとるよりも重要なことである。
 
 例えば、「窓を広くとるためにはペットボトルを片付ける必要があった」とか、「洗濯機の横に芳香剤を置いた」とか、「なけなしのレタスとトマトとキュウリにぽん酢とマヨネーズを添えた」などという文に出会ったときに、どんな前後関係が推測できるか考える必要がある。
 
 会話において、言葉のやりとりの欠如がもたらす不幸は多い。それは柔軟な想像力が欠如しているに他ならない。大事な言葉は調べよう。その言葉、大事なときにぜひ運用しよう。読解できないのは不幸、調べないのは怠慢、運用しないのは罪である。
 
 
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★ ネット辞書で調べた言葉の第1位は「進捗」 「大辞泉」編集部調べ(サーチナ・13/5/17)
 
 

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