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初代ファミコン修理受付終了へ(2007.10.17)

 
 ファミコンを最初に買ったのは「マリオブラザーズ」がどうしてもやりたかったからだ。友人の家で初めて触れてのことだった。それまでは任天堂のゲーム&ウォッチやブロック崩しを自宅で楽しんでいた。シンプルなゲームからファミコンゲームへシフトしていった時代だった。
 
 そんな83年登場の初代「ファミリーコンピュータ」などの修理受付が終了となる報道を知って驚いた。通常電化製品の部品などは、メーカーが5年間保管しておく義務があり、それを過ぎれば修理などは困難になる。ただ、ファミコンは2003年まで生産され続けており、修理部品の調達は可能なことだったのだろう。
 
 カセットを抜き差しして通常ではない表示をさせる「裏技」も楽しんだし、キーボードをつないで当時はやっていたBASIC言語も面白かった。ゲームカセットはいくつ買ったか覚えていない。友人と遊べば、屋外での野球、屋内ではファミコンのベースボールで時間を過ごした。
 
 修理も大事だが、もう一つ大事な問題がある。2011年に地上デジタル放送が始まるが、地デジに対応するテレビでは、ファミコンは使えなくなる。これはファミコンがデジタルチューナーに対応していないことにある。ファミコンファンのかたは今あるアナログテレビを手放してはいけない。
 
 こうして一世を風靡したファミコンは静かに歴史を閉じようとしている。いわゆる”リセット世代”かもしれないが、ファミコンを囲んだ楽しい思い出だけはリセットしたくない。
 
 
☆ 床の上で自分の子供の電気機関車をいじくって三十分を空費することのできる男は、どんな男でも実際は悪い人間ではない(シメオン・ストランスキー) 
 
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★ 初代「ファミコン」などの修理受付終了へ(Iza・07/10/17)
★ 修理の参考価格(任天堂ホームページ
 
 

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日系ホテル売却 リトルトーキョー

 カリフォルニア州ベニスビーチ近くのジャパニーズレストランに行ったとき、日本人の店員さんに尋ねたことがある。「今度、リトルトーキョーに行こうと思うのですが、オススメはありますか?」店員さんは、「バブルの頃だったら活気づいていて面白かったですが、今は特に見る所もなくつまらないですよ」と。
 
 ちょっとがっかりしたので、行くのを断念してしまった。留学に同行していた男性も「このカップ麺を買いに行ったけど、これといって面白くはなかった」とのことだった。重ね重ねガッカリだ。日本はアニメなどが欧米で流行していることもあり、注目している外国人が多いが、”本家”日本と違い、日本文化を継承する日系人も減ってきているようだ。
 
 そんなリトルトーキョー至近にある日系ホテルが、現地の不動産投資会社に売却された。今後は日本文化を発信する建物を造る計画もあるという。考えてみるとアニメ大国の日本も、どこに行けばアニメと出会えるのかが漠然としている。日本文化を紹介する施設が日本をもっと盛り上げることに期待したい。
 
 海外に行って”日本”があったり、日本人がいたり、日本語で話しかけられると嬉しいものである。ところで”カップ麺を買った男性”いわく、リトルトーキョーは、道を一本外すと危険な所に出てしまうようなので、行く予定のあるかたはご注意を。
 
 
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★ 岐路に立つ「リトルトーキョー」 日系ホテル売却で日本色薄れ (産経新聞・07/10/13)
 

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夏休みの思い出

 産後に静養していた妹を訪ねて、静岡県に行った。そこには生後6日の姪っ子がいた。すやすや寝ているさまが実に可愛い。子供は好きだが、同じ血が通っている子というのはやはり別だ。目を開けてつぶらな瞳をパチパチさせるのも、手で顔を覆ったりするしぐさも、何もかもが自分の中で特別扱いだ。
 
 女子校時代、やんちゃをして親に叱られ、就職してからは遅い帰宅で心配をかけ、職場で知り合った男性と結婚した妹。そんな彼女も母親になっていたことが一番の驚きであった。1人の大人の女性が目の前にいたが、永遠に妹だ。
 
 ところで赤ちゃんはなんであんなによく眠るのか考えてみた。それはきっと、あのきれいな瞳を守るためであろう。これから目にすることになる沢山のことを映し出すきれいな鏡。それを磨いている大切な時期なのであろう。
 
 
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大ファンのひと、半井小絵さん

 
 気象予報士の半井小絵さんの大ファンだ。2004年にNHKニュース7で見てから一目惚れ。その年の秋にホームページを開設、掲示板も設けた。真偽の程は定かではないが、半井さんを知るというかたから「半井さんはお酒に強いですよ」と書かれたり、別のかたからは「○○という雑誌にインタビューが掲載されています。今月号ですね」と、荒らされることもなく10ヶ月が過ぎようとした頃だった。
 
 早大生なら知っている少人数制の英会話の授業がある。学部生・院生なら誰でも履修できる。夏期集中のこの授業をとっていたので、先生はなんという名前か、友人はいるかなど、メンバーを確認すべく専用サイトにアクセスした。
 
 そこにローマ字表記の半井さんのフルネームがあった。雑誌のインタビューで「環境問題について学んでいる」と読んだことはあったものの、具体的にどこで学んでいるかは分からなかった。一瞬、目を疑ったが、名前が名前だけに、同姓同名の別人がいるとも思えない。
 
 授業初日、4畳半くらいのブースに30分前に到着して気持ちを整えた。最初に他学部の女の子2人が来た。彼女たちは半井さんのことを知らなかったようなので状況を説明し、「別人かも知れない。でももし半井さん本人だったら、この消しゴムを倒すね」と縦長の消しゴムを立てておいた。
 
 
 そして、その立てた消しゴムを倒すこととなった。
 
 
 スタイリッシュな服装で颯爽と登場したのは、半井小絵さんご本人だった。
 
 まさか同じ大学組織で学んでいたとは驚きである。早大生は5万人。この英会話授業を履修する学生は年間3千人。その中の4人の学生の中で対面することができたのは宝くじに当たるほどの幸運だった。
 
 授業では「ペアワーク」というものがある。質問を互いにしあってそれに答えるというものだ。私はプライベートの暗い話をしたが、そこは大人の半井さん、目を背けることなく笑顔で聞いてくれた。次は彼女が話をする番だったが、講師が「Time is up」、半井さんが「I haven’t talk to him, yet !(まだ彼に話していない)」と言ったが「No,no,no,no」と言われる。少し自分のことを話しすぎた。半井さんの話が聞けなかった。
 
 授業が終わると、半井さんは「See you」と言って凄い勢いで去っていく。後ろ姿を見送っていて切なくなる。私人の半井さんから、公人の半井小絵さんに変身していったからだ。
  
 2週間後、その授業の最終日にホームページは閉鎖した。掲示板には予め”閉鎖”を告げたが、「NHKから圧力があったんですか?」とか「女性ですが、半井さんのファンだったので残念です」などと書かれた。もちろんNHKから圧力などない。そうではなく、ご本人に会ってしまったことで目的を達してしまったような、ちょっと言葉では言い表せない気持ちになり閉鎖を決めたのだ。まさかこんな体験を公表するわけにもいかなかったから。
 
 日経新聞の「夕&Eye」というコラムがあり、半井さんが早大大学院・アジア太平洋研究科で学んでいたことが書かれている。(7/27,8/3,8/10付)地球温暖化についての国際的政策論をまとめようと思っていたが、論文指導を受けた教授に「身近な現場が大事」と言われ、キャンパス生活が変わったという。
 
 それにしても、英語というのは素晴らしい。初対面で自分の大好きな人を呼び捨てにできる。
 
 そしてひとつ気がかりなことがある。半井さんは「みんな私の仕事が楽だと思っている」と言ってうつむいていた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
Hey, Sae! Did you enjoy the school life at Waseda University ?
 
Speaking of a hotter summer, I remember you.
That school building reminds me of the memory with you.
 
Just remember,
A big fan of you, I was,
I have been ,
I am ,
and I will be.
 
And also,
 
“bye for now” means “じゃあ、またね.”
  
 
 
 
 
 
 
 
 
☆ 台風警報なんてありません(半井小絵・台風が迫っていた前日、ネイティブ講師が「タイフー警報が出たら明日は休講です」と言ったときの言葉)
 
 
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※(2014/3/28追記)
当時レンタルしていた情報掲示板を見つけたので、スクリーンショットを掲載しておきます。
 
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顎関節症 痛み和らげるサプリ

 
 突然のアゴの痛みに何が何だか分からず、近所の病院を訪ねたことがある。
 
 「顎関節症ですね。うちでは診ることが出来ないので、大学病院の歯科口腔外科にいってください」。
 
 生活習慣病とされているこの病気は、ストレスなどが原因といわれているが、はっきりとした原因が分かっていない。歌手などがかかることがあるのもこの病気だ。症状としては、顎の痛みのために、口が大きく開けられず、食事もままならない。
 
 病院で話を30分ほど聞いたが、特に治療ということも行われずに、痛み止めだけ処方してもらった。この薬も100%効くものではなかった。
 
 三重大学などのチームが、同病気の痛みを和らげる効果のあるサプリメントを開発した。軟骨の再生作用がある成分と鎮痛・抗炎症作用があるという。
 
 診てもらった先生に聞いた。「歯科口腔外科の先生というのはあまり聞いたことがないのですが、珍しいのでは?」女性医は「近年、顎関節症というのは患者さんが増えています。決して珍しい診療科目でもありませんよ」。
 
 結局、病気は2週間ほどで自然治癒した。薬もそうだが、お風呂などで一定の間隔で顎をカクカク動かすなどの「リハビリ」をして治した。どんな病気でもそうだが、かかると生活が滞ることになる。生活が不便になって初めて、健康のありがたさを知る。病気になれば、こうした新薬のありがたさを知ることになる。
 
 
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★ 顎関節症:痛み和らげるサプリメント開発 三重大学など(毎日新聞・07/7/14)
 
 

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消える公園遊具

 高いところが苦手なので、ジャングルジムが怖かった。ゆりかごブランコは、女の子を乗せていかに速く動かすかが面白かった。ぐるぐる回る回転塔は速く回しすぎて気持ち悪くなった。
 
 各地で相次ぐ公園内の遊具事故。危険なものと判断されて昔からある遊具が撤去されている。その代わりに「コンビネーション遊具」なるものが登場している。滑り台やはしごなどが1つになった、アスレチック感覚のものだ。素材もゴムなどを利用した安全なものになっている。
 
 危険と認められてしまった遊具のどこが危険なのか。慣れ親しんだ世代としては分からないが、事故が起きている以上放置できないのであろう。
 
 ブランコを思いっきりこいで、その加速を使って前に飛び降りるということを見たりやったりした経験のある方も多いと思う。きまって失敗し、ケガをするこどもがたくさんいた。
 
 そうしたこどもに対して、「バカね、気をつけなさい」と親に注意され、またはそういうところを見て育った。今の親御さんは事故が起きると、こどもを注意せずに公園管理者を訴える傾向にあるようだ。これでは、公園が萎縮する。
 
 勇気を出して登った、ジャングルジムから見た夕日が綺麗だったのを覚えている。
  
 
☆ 子供はだれでもファンタジーの分かる魔法使いになる時期があるんだ (オトフリート・プロイスラー)
 
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★ 変わる公園の遊具 楽しさと安全 消えゆく定番(産経新聞・07/4/6)
 
 

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番号が覚えられない

 携帯電話がなかった頃、近所の女子大寮の前にある公衆電話には夜、列ができていた。すぐには終わらない長電話。手には何も持っていない。番号を知っている人にかけていたのだろう。
 
 思えば、よくかける番号は覚えていた。家の電話、友人、知人。強引な語呂合わせで何とか覚えた。またはプッシュホンの数字の並びで記憶した。
 
 携帯電話の時代到来し、そんなに番号を覚える必要性もなくなった。すべてはケータイ任せにすればいい。名前を呼び出せば相手には繋がる。100を超える番号を持ち歩けるのは大変便利だ。
 
 最近の調査で電話番号を覚えられない人が増えているという。簡単に保存できるケータイには、たくさんの番号が入っているが、覚える必要がないからそれで良い。しかし、奇妙なのが「自分の電話番号が分からない」「恋人の電話番号を知らない」ということだ。
 
 ケータイがなかった頃は、電話番号を相手と交換するのはちょっとしたイベントであった。それが異性であれば、特別な個人情報を得たような気でいた。番号はケータイ、漢字変換はPC、だんだん記憶しないで便利であるという現実が、記憶しなくても平気であると錯覚しつつある。
 
 ケータイがないときに限って、連絡したい人はいるものだ。電話番号は番号ではなく、その人に繋がるのだ。
 
 
☆ なたの電話帳を検索して、みんなに電話し、空港まで車で送ってもらえるよう頼んでみなさい。送ってくれる人が本当の友達だ。残りは悪い連中ではないが、ただ知り合いというだけだ(ジェイ・レノ)
 
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★ 8割が「電話番号が覚えられない」、5人に1人が「自分の携帯番号を覚えていない」―NTT-BJ調べ(RBBTODAY・07/6/28)
 
 

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あだ名が消える

 
 確かに昔は本名とはほど遠いあだ名が存在した。小太りだった私は「タヌキ」と呼ばれたこともあったし、高野君は歴史上の人物、高野長英から「ちょうえい」と呼ばれていた。土屋君は「どや」と呼ばれた。ペコちゃんと呼ばれた女の子もいた。
 
 あだ名を研究している椙山女学園大学教授・加藤主税さんは「ジーパンやマカロニといった、『太陽にほえろ!』式のあだ名が減っている。かっこよくないイメージが浸透しているようだ」と言っている。
 
 あえて名前から離れたあだ名を付ける、つけられることで友人間のコミュニケーションは親密になる。親しい間柄だけのコードネームのようなものであるからだ。最近はそうした古風なあだ名は衰退し、「ちゃん」「ちん」「っち」を名前のあとにつけるのが主流だ。
 
 昔のような特殊なあだ名はハンドルネームとなって、ネット上の世界に存在している。コミュニケーションが取られているようであっても、ネット世界から離れて実際に会うときは、ハンドルネームは使われない。ネットという、親密な関係を築ける副次的な場所ができても、それを実際に使わないのは人間関係を構築する上でもったいないような気がする。そしてちょっと奇妙だ。
 
 さらに奇妙なのは、ハンドルネームやあだ名が分かっていても、友人の本名を知らない、書けない、そうした若者が多くなっていることである。
 
 
☆ 多くの友を有する者は、一人の友をも得ず。(アリストテレス)
 
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★ 現代「あだ名」事情 「太陽にほえろ!」式は衰退(産経新聞・07/5/18)
 
 

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