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叱る親、叱らない親

 小さい頃、外でぐずっていると「じゃあもう知らない、そこにずーっといなさい。お母さんはもう帰るから」と本当に遠くまで行ってしまい、ごめんなさいごめんなさい、と泣きながら追いかけた記憶があります。
 
 先日、電車内で小さな男の子2人が不機嫌らしくて大声で泣いていました。お母さんは小声で注意。「うるさいから静かにしなさい。泣くんだったら迷惑だから次で降りるよ」。
 
 結局、予定通りの駅で降りたようですが、どうせなら前の駅で引きずり出しても降ろすべきだったのでは。または言うこと聞かないんであればバシッとひっぱたくとか。
 
 それより以前に、車内でお父さんが小学生の男の子を凄い勢いでひっぱたいていました。「何度言ったら分かるんだ。なんで叩かれたか分かっているのか。『ごめんなさい』だよな?」
 
 あまりの迫力に車内は緊迫。私が思わず謝ろうかと思ったほど。
 
 男の子は呼吸もみだれて泣きながら「ごめんなさい」。
 お父さんは「もう泣くな。男の子なんだから泣くなよ」
 
 公の場で子供をひっぱたくことができるのは親の特権。子供は公の場で晒し者になり恥をかくことで成長していく。公共の場で叱る親もいれば、家庭内でしつけと称した虐待がやまない昨今。
 
 
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★ 長男虐待死:夫婦を傷害容疑で逮捕 群馬県警渋川署(毎日新聞)
★ 虐待される命(本ブログ・05/6/19)
 
 
 

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ニュース

「判決15年」

 昔といちいち比較してしまうのは、それだけ昔は平和で安泰だったことを知っているからである。「女子中学生が売春」ともなれば、昭和の時代では社会面のトップ記事であった。
 
 子供が大人の欲望のはけ口になっている。小学生女児らに暴行をし、その様子をDVDに収めて販売した男に懲役15年の判決が出た。子供たちの受けた精神的な苦痛や恐怖は想像を絶する。一度受けた苦痛は取り除くのに大変な時間を要する。
 
 失った時間を取り戻すのには事実上不可能だが、それを埋める手段がないこともない。しかし、心身に受けた苦痛の体験を埋めるには過酷過ぎる。
 
 そうした脳の老化を伴った大人に子供を近づけてはいけない。懲役15年の判決が出たことで、男らは社会から隔離される。被害者も嫌な体験からいち早く離脱していい青春時代を送って欲しい。
 
 そして、安易に知らない大人に近寄ってはいけないのである。世の中、きれいな大人ばかりではないからである。
 
 
☆ 三十歳の男が十五歳の娘を誘惑したとする。名誉を失うのは娘のほうです。(スタンダール)
 
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★ 児童ポルノ:無職男に地裁・家裁合計15年判決 奈良(毎日新聞)

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個人的なウェブログ

かわいい着信

 
 結婚した女性の友人から着信履歴が残っていた。珍しい、何の用かと思いかけてみると、「電話はしていないよ」との返事。そして友人は、
 
「あっ、うちの子がたぶんかけちゃったんだよ。ごめんねー」
「ああ、じゃああと5年くらいしたら、もう一度電話するように言ってくれる?」
 
 私の名前はNono。よくもまあ携帯の電話帳から私を探し当てたものである。
 
 別の日に別の結婚した友人女性から着歴が。またかけ直すと、
 
「えーっ、私電話していないよ。あっ分かった!うちの子がNonoちゃんにかけたんだよ。ごめんね。いままだ宇宙語しか話せないからさぁ」
 
「ああ、じゃあ、とりあえず5年後くらいにもう一度電話するように言っておいて」
 
 別の家から同じ「間違い電話」が二度もあった。それにしてもなぜ私にかけてきたのだろう。しかし残念なのは、電話かけてきた子というのは、いずれも女の子ではないということ。
 
 
☆ 世の中には二通りの男の子がいる。ひとつは、天文学者になりたい者、もうひとつは、宇宙飛行士が好きな者だ(『ジュラシックパーク3』)
  
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その他

ドラえもん最終話?再び

 ドラえもんの最終回を作ってしまった、当時愛知県在住の大学生のホームページがあった。その話を本ブログでも紹介した。当時は話題になったものである。著作物を勝手に貼り付けるのは気がひけたので、メールを送ろうと思ったのだが、数年前まで開設してあったHPも、その後の私の追跡では「すでにHPは存在しない」という結論に至った。
 
 そんな中、この話のまんが版(?)が出ている。
 
 まずは本ブログの「ドラえもん最終回」を読んでいただいた上で、その「まんが版」をどうぞ。
 
※原作者の当時愛知県内の大学生だったかた、お礼を言いたいので、もしこれをお読みであれば、コメントかメールを頂戴したく思います。
 
 
☆ のび太君を選んだ君の判断は正しかったと思うよ。あの青年は人の幸せを願い、人の不幸を悲しむことの出来る人だ。それが人間にとって大事なことなんだからね。彼なら間違いなく君を幸せにしてくれると僕は信じているよ (しずかちゃんのパパ・嫁いでいく娘へ『ドラえもん』 第25巻)
 
 
★ 本ブログ「ドラえもん最終回(?)」(04年11月20日)
★ ドラえもん最終話『のび太くん・・』(注:当時愛知県内大学生とは無関係と思われます) 
 
 

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ニュース

子供を守るという意識

 幼稚園の時、近くに住む同級生が集合して、幼稚園の送迎バスを待っていた。そこは道は狭いが交通量が結構ある。そこで友達と追いかけっこしていた私は自転車に「はねられた」ことがあった。
 
 鼻血は出るし、頭がガンガンして、泣きながら母に付き添われて帰った記憶。その「事故」をきっかけに、送迎バスはうちの至近距離にある公園に路線変更してくれた。
 
 茨城でまた子供が犠牲になった。こういう事件を防ぐ手段としては、もはや親御さんや学校の送迎バスでもないとダメなのでは、と感じる。
幼稚園児の数に比べると、小学生の数は多いから、一概にバスでさばききれるかというと問題があるが、車がある家庭であれば送迎するのも一つの考え方ではないだろうか。
 
 昔から子供を狙う犯罪はあった。しかし多くは身代金目的誘拐で、今のように性的嗜好の偏った者による犯罪は少なかった。ピンクレディが全盛期だった頃、彼女たちのグッズが飛ぶように売れていた。このグッズを「あげるから、ついておいで」という誘拐未遂事件が多発したことがあり、彼女たちがテレビで子供に「ついていかないようにね」と呼びかけていたこともある。
 
 そして今、「ついていかないように」と言われても、防犯ブザーを持たされても、判断能力、身体能力が大人に比べて低い子供達に全てを委ねるのには限界がある。前述のように送迎するか、親御さんが無理であれば、友達の親、近所の人、社会が連携して子供を守らなければ、この手の事件は減らない。
 
 報道によれば、不審な人物が、車が、目撃されていたという。結果論だが、この時にとりあえず通報されていれば、職務質問によって事件が防ぐことが出来たのかもしれない。
 
 懐古主義ではないが、昔はタガが緩んでいた。人権意識も乏しい時代。それでものんびり生活できたのは、日本人という国民性もあったのかもしれない。この手の犯罪が米国式に似通ってしまってきている以上、タガが緩んでしまってはいけない。子供には緊張感のないのびのびとした成長を願いたい。その代わり、我々大人が緊張して子供達を守らなくては、日本の将来を見放すことになる。
 
 
☆ 子供には小言を言う人より手本になる人のほうが必要だ(ジョセフ・ジュベール)
 
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★ 栃木・茨城県警察合同捜査本部 殺人死体遺棄事件に関する情報提供のお願い(栃木県警察本部)
★  栃木小1殺害:臨時保護者会 高まる地域の不安(毎日新聞)
 
 

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幼い子供が、また

 広島市安芸区の事件。無惨な状態で見つかった小学生児童。この子の下校中に着ていた服装を、広島県警がイラストで公開した。イラストを見ると、どこにでもいそうな小学生の服装である。
 
 どこにでもいそうな普通の子供達が、罪の重さの認識に躊躇のない人間に命を奪われる。そんな理解を超える事件が後を絶つことがない。子供達はどうしたら、この悪の手先から逃れることが出来るのだろうか。
 
 身長1.2メートル、体重20キロ。7回目のクリスマスを迎えることが出来なかった幼い命である。
 
 
☆ 世界の運命を暴力によって踏みにじる事をさせないたった一つの方法は、自分自身、あらゆる暴力を肯定しないことだ(マルタン・デュ・ガール)
 
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★  あいりちゃん服装イラスト、県警が公開(読売新聞)
 
 

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キレる小学生

 
 小学校で校内暴力が増えている。児童がカッターを振りかざし、手当たり次第に物を投げつけたりするという。学級崩壊が全国各地で起きている。
 
 対教師への暴力といえば、中学・高校と「相場」が決まっていた。小学生が激高するとは想像を絶するが、それが現実というのが悲しい。
 
 識者の見解はさまざまだが、一つには感情を表現するのが下手になり、また子供なりのストレスを発散する場が減ったのが原因ではないだろうか。
 
 犯罪から子供を防ぐために、子供は外気から隔離された。隔離されたところは安全ではあるが、対人との空気の触れあいや肌の付き合いが減ってしまい、思いやりが形成されていない一部の子供達。
 
 親に叱られてがっかりすることがあっても、外に出て遊べば杞憂が晴れるのは昔の話のようである。そんなストレスの発散の場がない子供達は、対人空気の触れあいに不慣れな児童は、学校という場でキレる。
 
 キレた子供を押さえつける対処療法では問題は解決しない。崩壊しているのは子供の心自体ではなく、子供を取り巻く環境が崩壊しつつあるのかもしれない。
 
 「児」という字は、「幼い子供・かわいい物に付ける接尾辞」、「童」という字は、「物事のはっきり判断できない幼い子」を意味するそうだ。判断能力のない、幼くてかわいい子を豹変させてしまった社会の一部のよどんだ空気が、「児童」という言葉の意味すら崩壊させようとしている。
 
 
☆ 借り物の概念と教育で植え付けられた偏見を元にして、ありきたりの筋道に合った話をする大人の議論よりも、子供たちの予期しない質問から教えられるところが多いと思われます。(ジョン・ロック)
 
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虐待される命

 
 3歳女児虐待で21歳母逮捕。大阪市。約1カ月前に同居、交際の34歳男も逮捕。硬膜下血腫で一時意識不明に。姫路では袋に入った生後間もない赤ん坊の死体も見つかった。(産経新聞)
 
 3歳と言えば可愛い盛りであろう。色々なものに興味を示してきて「どうして?」と親に聞く好奇心からこの子供達の成長が始まる。
 
 犬を散歩していると、子供が無邪気に寄ってくる。「あっ、ワンワンだ!」しかし、うちの犬は無愛想ですぐ吠える。「ワンワン怒ってるよ~」と、ちょっとかわいそうである。
 
 人間以外の命に興味を示し、人間が命の中で高等な動物だと分かる時がいつか来る。やがて彼らは異性に恋をし、自分の命の高揚を体で感じるに違いない。
 
 無抵抗な命をおざなりにする大人の悪行が後を絶たない。お腹を痛めたはずの子供。新しい命の誕生は彼らにとって何だったのか。
 
 
☆ 1、 乳児はしっかり肌を離すな 2、 幼児は肌を離せ 手を離すな 3、 少年は手を離せ 目を離すな 4、 青年は目を離せ 心を離すな(『子育て四訓』)
 
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