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「判決15年」

 昔といちいち比較してしまうのは、それだけ昔は平和で安泰だったことを知っているからである。「女子中学生が売春」ともなれば、昭和の時代では社会面のトップ記事であった。
 
 子供が大人の欲望のはけ口になっている。小学生女児らに暴行をし、その様子をDVDに収めて販売した男に懲役15年の判決が出た。子供たちの受けた精神的な苦痛や恐怖は想像を絶する。一度受けた苦痛は取り除くのに大変な時間を要する。
 
 失った時間を取り戻すのには事実上不可能だが、それを埋める手段がないこともない。しかし、心身に受けた苦痛の体験を埋めるには過酷過ぎる。
 
 そうした脳の老化を伴った大人に子供を近づけてはいけない。懲役15年の判決が出たことで、男らは社会から隔離される。被害者も嫌な体験からいち早く離脱していい青春時代を送って欲しい。
 
 そして、安易に知らない大人に近寄ってはいけないのである。世の中、きれいな大人ばかりではないからである。
 
 
☆ 三十歳の男が十五歳の娘を誘惑したとする。名誉を失うのは娘のほうです。(スタンダール)
 
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★ 児童ポルノ:無職男に地裁・家裁合計15年判決 奈良(毎日新聞)

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