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夫婦で毎月千円を寄付 24年

 文化勲章授章式が皇居で行われ、5人の方が勲章を手渡された。高温工学・溶接工学の荒田吉明さん(82)、日本画の大山忠作さん(84)、日本経済論の篠原三代平さん(87)、小説家の瀬戸内寂聴さん(84)、音楽評論の吉田秀和さん(93)だ。
 
 高齢なのにもかかわらず、足取りがしっかりされているのは驚いたと共に、何かに打ち込んでいる人というのは年を取ることに騙されているようだ。
 
 大山さんは「好きなことをやってきただけ。あと何年できるか分かりませんが、このまま続けます」。瀬戸内さんは「命の続く限り小説を書いていきます」と会見で述べた。
 
 「天の使い」という差出人が24年間、栃木県鹿沼市社会福祉協議会に毎月千円を寄付していたが、この度、同市内の女性が名乗り出た。今年8月で278回の寄付になったが、今後続けていくことが困難となり、300回までの残り22回分をまとめて寄付したという。事務局から渡された預託証には、協力してくれた旦那さんの名前も記されているという。
 
 同じ事を続けていくことは、途中に困難も待ち受けていることだろう。半ばで挫折することもあるかもしれない。決して容易ではないことを続ける大切さというのを、人生の先輩方が教えてくれた気がする。
 
 やめようか続けるべきかを迷うことがある。それは自分がそれを好きかどうかに大きく依存することになるだろう。続けることで1人2人にでも貢献できたとしたら、それは幸せなこと。
 
 
★ 「天の使い」、夫婦で寄付300回 毎月千円を24年(朝日新聞・06/11/4)
★ 吉田秀和さんら5人、皇居で文化勲章の親授式(読売新聞・06/11/3)
 
 

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オノ・ヨーコ「いじめに負けないで」

 
 来日中の故・ジョンレノンの妻、オノ・ヨーコさんが日本国内で起きている「いじめ問題」に言及した。
 
 ジョンレノンをビートルズから引き離した、として当時は「世界全体からいじめられた」「(いじめは)非常に程度が低いこと。他に面白いことができればいじめることに面白さを感じなくなる」。いじめの被害者には「一生懸命になれることを探すことが大事。頑張ってください」とコメントしている。
 
 いじめが社会問題化してから、いじめ防止対策に取り組んでいる学校もあるが、悲しい事件は後を絶たない。昔は「いじめられる側にも非がある」などといった見当違いの意見も出ていた。いじめを制圧できない者の短絡的な意見だった。
 
 そして「いじめ」というとどうも生ぬるい感覚が拭いきれない。直接的・間接的暴力がいじめである。以前のエントリで「ストーカーなんて『変質者』で十分だ」という主旨の事を書いた。ひらがなで「いじめ」とくくるよりも「暴力」という認識を持った方がいい。いじめというのは暴力沙汰なのである。
 
 人をいじめる原因は、いじめる側が自分を先に優位に立たせる防御策なのかもしれない。一時期は加害者が優位に立っても、後からついてくる人もいなければ、何も残らないのが「暴力」である。なぜなら、民主的に解決した方がいい、心の中でそう思っている人のほうが多数派だからだ。
 
 命を絶とうと考えている人がいるならば、近くにいる「オノ・ヨーコ」さんを必死になって探してください。まずやらなくてはいけないのはそういうことです。
 
 
☆ 目を閉じれば生きるのは簡単。目にするモノは誤解だらけ。(ジョンレノン)
 
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★ ヨーコさん:いじめに負けないで!(毎日新聞・06/11/3)
 
 

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崩れる「公」意識・2

 昨日のエントリで書いたように、公の場にいる意識というのは大切なものだが、このネット上も同じである。
 
 仮にここで犯罪予告でもしようものなら、後ろに手が回る結果となるだろう。
 
 ネット上に何か情報を上げるということは、世界に発信しているという意識を常に持っていなければならない。
 
 JCASTニュースに「就職活動で気をつけよう ブログのやばい書き込み」という記事があった。人事担当者は名前をGoogleなどで検索し、採用するにふさわしいかどうかの参考にしている、という内容だ。
 
 気になるのはこの記事の最後にある一文だ。「ブログの発信は自己責任。就職に際し『危ない内容だ』と思ったら削除するのが賢明、ということだ」とある。
 
 警告のつもりで書いたのは分かるが、本来ならば「やばければ削除」ではなく、「やばい内容」はネットという公の場に最初から出さないことである。それがルールでありマナーである。自戒も込めて。
 
 
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★ 就職活動で気をつけよう ブログのやばい書き込み(JCASTニュース・06/10/30)
 
 
 

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崩れる「公」意識 家から一歩外に出たらそこは・・

 高校の必修科目の未履修問題は数万人規模に影響が及ぶ大問題に発展した。内申書の改ざんまで発覚し、信じられない。大学の推薦試験の対応も「大学任せ」になっている節が見られる。履修漏れのある高校長が自殺した。
 
 連日のいじめ問題では学校側が「いじめ」をいじめとなかなか認めない。
 
 子供だけのみならず、教員が上司によるパワハラで自殺する事件も起きている。
 
 ソフトバンクモバイルは「番号ポータビリティ」の出鼻をくじく結果となった。派手な広告の割には処理体制が整っていなかった。
 
 岐阜県庁の裏金は、長崎県庁にも派生した。福島の贈収賄事件では元県知事が逮捕される事態に発展、和歌山でも談合が発覚している。
 
 前にも書いたが、狭い空間にいると、非常識が常識となって蔓延しがちである。誰かが声を上げれば、トラブルは防げるものである。そうしなければ、公の意識は崩壊し、公共の場がそうではなくなってしまう。
 
 公共の場を美しくするためには、個人の公共に対する美意識が必要だ。
 
 歩道に自転車を一台停めても一般に困る人はいないだろう。しかし、車いすや松葉づえの人には大きな障害物となっていることを忘れがちである。
 
 自宅から一歩外に出れば、そこは公共の場であることを忘れがちなのである。
 
 
☆ 人は転ぶと坂のせいにする。坂がなければ石のせいにする。石がなければ靴のせいにする。人はなかなか自分のせいにしない(ユダヤの格言)
 
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★ 欲を優先させた者たち(本ブログ・06/1/18)
★ 女性教諭が自殺、パワハラ訴える文書残す 鹿児島県(朝日新聞・06年10月31日)
★ 高校長自殺:自宅近くの山林で首つり 履修不足の説明会後(毎日新聞・06/10/30)
★ 岐阜中2自殺:クラブ内で日常的にいじめ 友人が証言(毎日新聞・06/10/31)
★ 会見迷走、いじめの有無で二転三転…岐阜・中2自殺(読売新聞・06/10/30)
 
 

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NHKの7時28分の恋人

 NHKニュース7の気象情報を担当している、半井小絵(なからいさえ)さんという気象予報士がいる。気象予報士の人は多いと思うが、全国で最も有名な人といっても言い過ぎではないだろう。
 
 そんな彼女が最近「半井小絵のお天気彩時記」(かんき出版)という本を出版した。「春の章」の「新学期は天気も心もすがすがしく」というページに、
 
 「この季節、つい『さわやか』という言葉を使いたくなりますが、厳密に言えばそれは間違いです。俳句では『さわやか』は秋の季語なので、この時期は「すがすがしい」が正解です」「視聴者には俳句をたしなまれる方も多く、春に『明日はさわやかな陽気です』なんて言うと、たちまち『間違いですよ』とご連絡があるからです」。こうした言葉に注意を払って毎日原稿を作っているそうだ。
 
「焼きそばが好き」
「頑張れば夢は叶う」
「フィリピンには力がある。経済も人も」
 
 ネット上では彼女の容姿などについてずいぶんと酷い書き込みがある。出る杭は打たれるの例えで仕方ないかとは思うが、彼女の名誉のためにファンとしていいたい。
 
 努力を惜しまなかった人は聡明で綺麗であり、「さわやか」「すがすがしい」のどの言葉をあてがっても自然であり、「春の章」の似合う素朴な人なのである。
 
  
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★ 大ファンの人、半井小絵さん(本ブログ・2007/8/16)
★ 半井小絵さん(ひとインタビューFLASH版・朝日新聞「どらく」・06/10/25)
 
 
 

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来年のチューリップ

 マンションの大家さんに入り口でお会いした。入り口の植え込みにチューリップの球根を植え込む作業をしているという。
 
 「来年の3月には色とりどりのチューリップが咲きますから楽しみにしていて下さいね」
 
 考えてみると、チューリップの球根を見るのは小学校以来のことかもしれない。派手であり、開花予報まで伝えられる桜が好きなので、春になると上ばかり目がいきがちであるが、足下のチューリップも忘れないようにしたい。
 
 図画の時間に、背の低い目線は画用紙に桜ではなくチューリップを書いていた。自分の目線を成長と共に少しずつ上に向けてきた。
 
 上ばかり見ているので、足下をすくわれるのは大人の悪いところかもしれない。
 
 来年のチューリップの開花を忘れないようにここに記しておこう。
 
 
☆ 天使とは、美しい花をまき散らす者ではなく、苦悩する者のために戦う者のことだ(ナイチンゲール)
 
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★ オランダ生まれ、虹の花びら「レインボーローズ」(読売新聞・06/10/28)
★ チューリップの花言葉
★ 関東のタンポポ(本ブログ・06/5/11)
★ 桜咲く!?(本ブログ・06/9/24)
 
 

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飲酒運転をする方へ

 ここに一つの動画がある。飲酒運転をしたドライバーが起こした事故の被害者の女性だ。火に包まれた彼女は瀕死の重傷を負った。
 
 この動画のコメント欄には
 
「この彼女に神のご加護を」と多くの書き込みがある。
 
 もし、想像力のある方ならいますぐ「飲んだら乗るな」を。
 
 想像力のない社会には、酒類販売の禁止を。
 
 
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警察官3人刺される 東京・練馬(2006.10.27)

 近所の交番にある相談をしに行ったときに警察官と世間話になった。
 
「この市内では事件が多いのですか?」
「多いよ。特にひったくり。最近は物騒だから、こんなものをつけているよ」
 
 と、お腹を叩いて防刃チョッキの存在を教えてくれた。ただでさえ重装備なのに、夏場はこのチョッキも重いことだろう。
 
 東京・練馬区内で、路上で暴れている男が通報で駆けつけた警視庁石神井署員3人に刃物で切りつける事件があった。首や顔を切られた警察官は1人が重体だ。3人とも防刃チョッキをしていたが、1人はすき間のある脇腹を刺された。男は署員に発砲を受け、殺人未遂などの現行犯で逮捕された。
 
 今年、全国警察官の被疑者に対する発砲事案は、昨年の16件をすでに上回っている。制服の警察官であればその姿だけで威力を示しているものだが、それにもかかわらず警察官に抵抗、襲撃する者が増えているという現状だ。
 
 警察官職務執行法の改正が今年に行われたことも、けん銃使用がふえた理由であろう。それまで銃の使用は警察官が身の危険を感じたときなどに限られていたため、使用に躊躇する傾向があった。発砲後の上司への書類報告なども煩雑だったという。
 
 「日本の警察官は撃たない」という認識を払拭すべく改正された法律。銃の使用は現場の警察官に判断に一任される。
 
 荒れているマルヒ(=被疑者)と対峙するには常に危険が付きまとう。被疑者が警察官に対して抵抗する意思を示し、警察官がそれに認識したときに両者は緊張する。今回逮捕された男は下着姿で暴れていた。「普通ではない」被疑者を取り押さえた警察官3人はギリギリまで銃の使用を控えたのである。
 
 
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★ 警官3人刺され重軽傷、容疑の男逮捕 治療で釈放 東京(朝日新聞・06/10/26)
 
 
 

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