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創刊相次ぐ「大人」向け雑誌

 
 ゆったりした人生を提案する大人向けの雑誌が創刊ラッシュだ。特に近く定年を迎える団塊の世代のかたへの雑誌は、趣味を特化したものになっている。
 
 テレビの情報は時間に追われ、ネットのそれは文字の洪水に追われるが、雑誌は自分の時間に合わせて取り入れることのできる情報源だ。写真や丁寧な取材に基づいたレイアウトは好評を得ることになるだろう。
 
 勿論、こうした雑誌はリタイア世代だけの特権ではない。比較的若い世代でも雑誌を手にする人は多い。どうしてもゆっくり情報との時間の共有を味わいたいという、そうした考えは誰とて同じはず。
 
 一つのものに特化した雑誌というのは昔からあったが、ネットや古本買い取り業の出現で出版社は苦境に立たされた。こうした状況に目を向けて、出版社も趣向を凝らす時が来ているのかもしれない。
 
 
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★ 「大人」向け雑誌 創刊相次ぐ(読売新聞・06/11/1)
 
 

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都知事への予告文はウソくさい

 
 石原都知事に自殺予告の手紙が届いたそうだが、これはうそ臭い。文科省に届いた最初に一通は「予告」といっても、本心は「助けてください」と言っているように思えた。
 
 これだけ連日の報道がなされると、「模倣犯」が出てくる可能性は高い。
 
・いじめを受けていた
 
・都知事の「自殺予告は愉快犯だね」の発言を見聞きした。
 
・都知事に自殺予告を書くためにハガキを手にする。
 
・実際に手紙を書く。
 
・ポストに投函する。
 
 本当に「行動」に出ようと思っている人が、わざわざここまでの過程を踏むとは思えない。死ぬ前に胃薬を飲むほど不自然なことだ。いたずらの自殺予告は断じて許されない。
 
 実際に「行動」に出た子供たちの前日は、
 
「お母さんの作ってくれる鍋はおいしいね」と言った子。
 
「カラオケに行きたい」と、好きなアニメソングを歌って楽しんでいた子。
 
「お父さん、ケーキ買ってきてくれないかな」「明日は焼き肉がいいな」と、次の日が誕生日だった子。
 
と、あまりにも日常過ぎて家族も気づいてあげることが出来なかった。
 
周りにとって不本意な死が、日常に近づいていたことに誰も気がつかなかったのだ。
 
 
☆ 負けても終わりではない。やめたら終わりだ。(ニクソン)
 
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★ <自殺予告>石原知事発言で追い詰められた 高2からはがき(毎日新聞・06/11/14)
 
 

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千葉県の新しいロゴ


 
 千葉県が著名なデザイナーに依頼して制作した県のロゴを公開しました。
 
 賛否両論の声が吹き荒れています。
 
 デザインのことは分かりませんが、昭和の時代のパソコンゲームタイトルの文字を彷彿させます。
 
 人でも何でも長所短所があります。素人なりに、それを考えてみました。
 
【短所】
 
ロゴ、デザインとして認識してもらえるかどうか疑問。
 
【長所】
 
外国人には分かりやすい。
 
 
☆ この世の大きな脅威は、何でも変えたがる人々…あるいは何も変えようとしない人々である。(Nancy Astor)
 
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★ 千葉県新ロゴに「どこが洗練だ!」の声続々(アメーバニュース・06/11/9)
 
★ 新しい千葉県ロゴの作成について(千葉県庁)
 
 

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都知事「自殺予告は愉快犯」

 石原都知事は「自殺予告」が文科省に届いた問題に触れ、「大人の文章だね。愉快犯っていうか。今の中学生にあんな文章力はない」という見方を示した。「自殺なんか、予告して死ぬなって。甘ったれているというか」「ファイティングスピリットがなければ、一生どこへ行ってもいじめられるんじゃないの」などとした。
 
 こらえ性がないとされるのは、昨今の若者気質かもしれない。ただ、学校というハコの中の出来事というのは、閉鎖的で陰湿だ。暴力は「いじめ」という言葉で隠蔽され、恐喝は「たかり」という言葉に置き換えられている。
 
 子供同士のケンカの類は昔は簡単に片付けられていた。「いじめ」という言葉になっており、その悲惨さが分かりにくいのも子供のケンカ、そういう解釈がまかり通っているからかもしれない。
 
 学校というハコを社会というハコに置き換えれば、暴力も恐喝も犯罪だ。大人なら逃げる術をいくらでも知っているが、学校と家の往復しかない子供たちに「逃げろ」といっても、どうすればよいか分からないだろう。
 
 いじめる側の気質も変わってきている。昔であれば、いじめる限度というのを知っていた。一本筋の通っていたこともあった。しかし、今の若者は限度を知らない。1体1ではなく、集団で暴力を浴びせる。「いじめた」とは言わずに「知らない」と平気でウソをつく。被害者がこれに堪えろ、ということは時代錯誤だ。ただ、都知事はこの問題の最後で「陰湿なのは、教師がいじめること」と批判している。
 
 「いじめる側が悪い」が半数以下、というアンケート調査も公表されている。暴力を肯定することになったら、この国で何を否定していいのか分からなくなるではないか。
 
 
★ 石原都知事記者会見(東京都公式ホームページ・知事の部屋(上部11/10よりご覧下さい))
 
★ 慎太郎知事「愉快犯」…文科省に届けられた「自殺証明書」11日期日(スポーツ報知・06/11/11)
★ いじめ調査:やる方が「悪い」は半数以下 希薄な罪の意識(毎日新聞・06/11/7)
 
 

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ゴロゴロバッグ(キャリーバッグ)の憂うつ

 キャスター付きのトラベルバッグを「トロリーバッグ(キャリーバッグ)」というそうだ。ショルダーだと、なで肩には辛い、デイバッグタイプだと肩が凝る。周りにゴロゴロバッグを使う人が増えてきたので購入してみた。
 
 購入して4ヶ月くらいが経って、気がついたこと。
 
1. 荷物が重くても大変便利で、もっと早く買えばよかったと後悔。
 
2. 雨の日はちょっと厄介。
 
3. トロリーバッグの存在に気がつかない人が、ぶつかってけつまずく「事故」が何度も発生。
 
 総じて便利なトロリーバッグですが、3の「事故」が一番の悩みです。
 
 これを解決すべく、マウンテンバイクなどに付ける「CATEYE」を購入。バッグの取って部分に付けることにしました。これは赤色や白色ライトなどを点滅させることで、周囲に注意喚起できるんです。
 
 実際に、点滅させているときの「事故」はゼロです。
 
 それまでは、比較的若い方がぶつかってきたので、大きな事故にはなっていませんが、お年寄りや小さな子供がぶつかって転倒にでもなったら大変です。実際に大けがをする礼が多発し、消費者センターでは注意喚起しています。
 
 勿論、上手く操作して人にぶつからないようにして歩いていますが、後ろで勝手にぶつかってくれてしまう方もいるので、そうなると手の打ちようがないのです。人混みの中では引きずらないで手に持った方が安全なようです。
 
 でも、とても便利なトロリーバッグ、皆さんもいかがですか。
 
 
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★ キャリーバッグでの事故(国民生活センター)
★ キャリーバッグ 便利に潜む危険(東京新聞・10/1/26)
 
 

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いじめをとめる先生

 小学校の林間学校の時、一人の男の子がバスの中で容姿についていじめられていた。その時の先生はしらんぷり。気づいていないものだと思っていた。その夜、男の子の部屋に遊びに来た女の子が、そのまま悪ガキの一部に「軟禁」された。すぐに解放されたが、これに担任の先生は怒った。
 
 「全員一列に正座しろ」
 
「女の子に手を出したものは手を挙げろ」
 
 恐る恐る手を挙げる数名の男子児童。
 すぐに何発かのビンタが飛ぶ。
 
「バスの中で○○君の悪口を言っていたものは手を挙げろ」
 
 また数発のビンタが飛んだ。
 
 先生はバスの出来事を知っていた。
 
 どの学校の先生も多かれ少なかれ、いじめの問題が存在していることは分かっているはず。それに対して実際に動いてくれるかどうかで、いじめの被害者が助かるかどうか分かれる。
 
 メディアの多くで「死なないで」「悩まずに相談して」のメッセージを見かける。一人でも多くの子供たちを救うことができたらいい。そして併せて発信して欲しいメッセージがある。「いじめる側へのメッセージ」だ。人の命をもてあそぶものを減らして欲しい。いじめを知っている周りの子供たちも、どんどん先生や親に報告して欲しい。
 
 でもやはり、差し迫った危険を回避することが先だ。現場を当てにできなくなった児童・生徒は文部科学省に最後の賭けに出ている。八百長ではなく、大人たちの真剣勝負が望まれる。
 
 
☆ 死は人間卒業、自殺は人間廃業です(淀川長治)
 
☆ 人生を越えた何かがあるとき、人生は美しくなる(J.ドルメッソン)
 
☆ あなたはきっと、光も時間も追い越して走るときが来ます。それを忘れないで(映画 『銀河鉄道999 エターナルファンタジー』)
 
☆ 遠慮しないで生きてたら良い事あるよ(t.A.T.u.)
 
☆ 今はまったくさえない日々だが、いつかそれは古きよき日になる(ジェラルド・バーザン)
 
☆ 打ち倒す者は強いが、起き上がるものはもっと強い(フランスのことわざ)
 
☆ 愚かな人に嫌われることを喜びなさい。彼らに好かれることは侮辱でさえあるから(フィリックス・レクエア)
 
☆ 逆境の日も楽しかった。それを乗り越えて、逆境を見返したときは、なお愉快だった(吉川英治)
 
☆ 転んだ人を笑うな。彼らは歩こうとしたのだ(米倉 誠一郎)
 
☆ あなたが虚しく過ごした今日という日は、昨日死んでいった人が、あれほど生きたいと願った明日(趙 昌仁『カシコギ』)
 
 
 
 
★ 先生の一言にボロボロと涙が=落語家・柳家喬太郎さん(毎日新聞・06/11/6)
★ やがて気付く日のため(読売新聞・06/11/7)
★ 生徒のいじめ動画がネットに…学校は知りながら放置(産経新聞・06/11/9)
★ いじめ自殺予告、都が緊急アピール「相談する勇気を」(読売新聞・06/11/8)
★ 文科相にまた自殺予告手紙、女子高生名乗り渋谷の消印(読売新聞・06/11/9)
★ いじめ・メッセージ/1(その1)=作家・あさのあつこさん(毎日新聞・06/11/9)
★ やらせ質問:タウンミーティング 定着一転、存続の危機(毎日新聞・06/11/9)
 
 

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改札発電、4年前に小学生が発案

 先月、改札を通る乗客の重みを利用した発電のアイディアが、東京駅で実験として始まった。床に敷いたシート状になっている「圧電素子」と呼ばれるものを振動させて発電する仕組みだ。ターミナル駅は人が多いが、中でも改札は人が必ず集中するところ。「電気の素」は集まりやすいのだろう。JR東日本と慶應大学が共同開発した。
ところがこのアイディアを、4年前に都内の小学6年生が発案していたことが分かった。現在、都立校1年の女子生徒は「夢が実現した」と喜んでいるという。
 
 当時行われていた「第3回サイエンスビジョン・コンテスト(読売新聞主催)」にこのアイディアを応募し、見事グランプリに輝いた。JRはこの事実を知らず、先月の実験にこぎ着けた。「小学生が同じ事を発案したとは驚きだ」とJR。女子生徒は「子供の夢は実現するんだと感激した。今後もいろんなアイディアを」と意欲に満ちている。
 
 実際の発電量は「東京駅の全ての改札にシートを敷いても、100ワットの電球を十数分間つける程度」(JR東日本)とのことで、実現にはまだまだ時間がかかりそうだ。
 
 わずかなアイディアが大きな発明に繋がることは多い。ノートやPCモニタに貼って使われる「ポストイット」も元々は強力な接着剤を開発する課程での「失敗作」だった。
 
 アイディアは無数に散らばっていると思うが、それに気付くことは難しい。発明の類は無心でいるときが浮かびやすいそうである。凡人ゆえに発明の才覚はないので、リサイクルするのが精一杯というところ。圧電素子シートのアイディアは、小学生がまず小さい光を点灯させたのである。
 
 
(上記エントリは06年11月7日の読売新聞夕刊から一部引用しています)
 
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★ 改札通る乗客の“重み”で発電、東京駅で実験始まる(読売新聞・06/10/16)
 
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いじめ自殺「予告」 文科省に届く

 二十歳の青年の主張するところや怒りの沸点というのは、往々にして間違っていることが多い。若者特有の正義感というものが働く。しかしそうした主張をすることで大人に成長していく。
 
 たちが悪いのは、そうした若者をひきずって大人になってしまった場合である。大人が逆ギレをし、大人が万引きをし、大人が子供の見ている前で赤信号を渡る。
 
 人というのは考える足だと言われるが、考えることを放棄したら四本足の下等動物と大差が無くなる。いや、もしかすると社会を混乱させない四本足の動物のほうがシンプルに進化しているのかもしれない。
 
 文部科学省に「いじめが原因で自殺する」という内容の手紙が届いた。差出人は男の子と見られるという。文科省は消印を手がかりに、該当する全国39市町村の教育委員会に調査を指示した。
 
 発展途上の若者は謙虚でいることが大切だ。好奇心があったら聞けばいい。聞いて分からなかったら努力する。努力してもだめなら従ってほしい。
 
 もし命を絶っても、加害者側はいつか手紙の差出人のことは忘れる可能性がある。
 
 そして残された家族は一生悲しみに暮れることになる。一生だ。
 
 謙虚でいたためにいじめられた、先生に相談してもだめだった、我慢するように努力した。だから従って欲しい。嫌ならば学校から逃げてください。嫌な学校で死を選ぶよりも、そこから逃げて命を守ることの方が大切なことです。死は生きていくのに必要な選択肢ではなくて、自然と訪れることなのです。
 
 昭和生まれが、平成生まれの君たちの訃報を聞くのは非常に悲しいのです。
 
 
☆ 言葉というものがあるのを初めて悟った日の晩、ベットの中で私は嬉しくて嬉しくて、この時はじめて早く明日になればいいと思いました 。(ヘレンケラー)
 
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