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NTTドコモ、PHS販売終了へ

 95年の6月に量販店で携帯電話の販売をしていた。翌7月にはPHSが登場。この頃は、携帯電話会社(キャリア)が、NTTドコモ、IDO(現au)、東京デジタルホン(現vodafone)、そいてTUKAであった。PHSはNTTパーソナル(現NTTドコモ)、DDIポケット、ASTELの3社であった。
 
 一般の人は「ちょっと勇気出してケータイ買ってみようかな」という時代であった。そこにPHSも参入し、現場は混乱したものである。まず、携帯電話も当時はアナログ電波が主流で、デジタルのそれは使えるエリアが少なかった。ゆえに、アナログとデジタルの違い、携帯電話とPHSの違いの説明に四苦八苦した。
 
 PHSは携帯電話に比べて、通話料が安いし軽くてよい、ということだったが、当時は移動中は使えないとか、使用エリアが限られていたので、販売員も「一応品物はありますが、使えませんよ。」と、お客さんに言い切っていたほどであった。
 ちなみに当時、一般の人に買われていたのがIDOの携帯だ。端末は1台2万円台で、通話料が6秒10円で、東京デジタルホンやTUKAよりも使用エリアが広い、というものだったのに対し、NTTドコモの携帯電話が通話料4秒で10円(大して変わらないが)、端末の値段がなんと10万円という時代だった。ドコモを買っていく人は主にビジネスマン、お金持ってそうな人、怪しい外国人とか危険な人種、であった。
 
 そうして現在、である。携帯電話は多機能になり、通話料も安くなったことからPHSの存在は危うい。そんな中、NTTドコモが4月末をもってPHSの新規申し込みを終了する、と発表した。今年の7月で10周年だが、これも一つの時代の流れなのだろう。
 
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