アメーバーブログを利用していた芸能人のIDとパスワードが流出した事件で、芸能プロダクション「ホリプロ」(東京・目黒区)の元契約社員の男(30)が3月13日、不正アクセス禁止法違反容疑で警視庁に逮捕された。
同庁ハイテク犯罪対策総合センターと渋谷署によると、逮捕容疑は今年の元日未明、タレントの藤本美貴さんのブログにIDとパスワードを使って不正に侵入して、芸能人445人分のIDとパスワード記載リストを張り付けた。その結果、ブログ閲覧者がそのリストをダウンロードできるようにした。
アメーバーブログを運営するサイバーエージェント(東京・渋谷区)の内部文書だった同リストだったが、誤って男にメールで送信されたのが原因だった。現在はID・パスワードとも変更されており、流出などの被害はない。
こうして原因を見るとささいなことであった。しかしメールの「送信ボタン」の怖さを改めて知る。送信相手が適切か、添付書類は間違いがないか、確認する作業が必要だ。米グーグルの運営するGmailがベータ版で提供している機能に「夜中にメールを送信する際は確認メッセージを出す」というのがあるが、そんな機能が標準で必要になるかもしれない。
そして痕跡が残るにもかかわらず、不正にアクセスをした男の目的は一体何だったのであろうか。男は調べに対し「大切なファイルを持っていることを誰かに知らせたかった」と供述している。あまりに稚拙な動機である。動機という言葉を使うのもためらいたくなる。
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★ 芸能人ブログID・パス流出、ホリプロ元社員逮捕(読売新聞・10/3/17)
タグ: 事件
石川県警生活環境課子供・女性安全対策室は4日、富山県警警備部の警部補(42)を軽犯罪法違反(つきまとい行為)の現行犯で逮捕した。
同日午後0時20分ごろ、金沢市のJR東金沢駅近くの歩道で、石川県内の女子生徒(18)の前に立ちふさがり、「車に乗らないか」などと言って3〜4分間つきまとった。現場を通りかかった同対策室の捜査員が警部補を逮捕した。
ストーカー犯罪がなくならないが、本件のように軽犯罪法違反で初期段階のストーカーを防ぐことはできないものか。ストーカー規制法で取り締まるとなると、状況がある程度進行した状態ではないと取り締まることが難しい。軽犯罪法違反のほうが検挙が容易であるし、警察に身柄拘束されることでストーカー行為に対して一定の抑止力を持つと考えられる。
軽犯罪法は、公衆の面前で大声を出して威嚇する、並んでいる列に割り込む、立ち小便をするなど、日常接しやすい軽微な犯罪を取り締まることを目的としている。ただし、同法を厳格に適用すると誰もが犯罪者になる可能性もあり、法の運用には慎重さを求められる。
しかしながら、ストーカー犯罪や虐待事案などの対応が後手に回る中で、職権で身体拘束できる意義は大きい。凶悪犯罪が軽犯罪法の前を通り過ぎて行っているようでもどかしいのである。
★ 警部補、女子高校生につきまとい容疑で現行犯逮捕(朝日新聞・10/3/4)
★ 富山県警警部補を現行犯逮捕 女子高生につきまとい容疑 石川県警(時事通信・10/3/4)
★ 軽犯罪法(法令データ提供システム)
和歌山県警交通指導課と橋本署は、道路交通法違反(速度超過)などの疑いで、同県紀の川市内の会社員の男(42)を逮捕した。男は容疑を認めている。
男は09年8月16日午前、同県かつらぎ町の高野龍神スカイライン(国道371号)で、制限速度が50キロであるにもかかわらず、138キロ超過の188キロで走行するなどした疑い。知人の国産バイク「ハヤブサ(1300cc)」で約20キロを走行した。
県警は「猛スピードで走っているバイクの動画がある」との通報を受け、この動画を警察庁科学警察研究所に鑑定依頼。同所が動画の風景の流れや走行時間などから速度を割り出した。その後、投稿者であるバイクの持ち主である知人を割り出し、運転していた男を突き止めた。
わざわざ違反である証拠をネットに公開する意図が分からないが、男は免許取り消しになり、バイクは押収されることになるだろう。いうまでもなく、一般道は高速走行に絶えうるように作られているわけではない。事故を起こさなかったことが幸いである。次回投稿することがあれば、同スカイラインを知らない人が旅情風景でも味わえるような動画のネット公開を希望したい。
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★ ユーチューブ投稿を解析、時速188キロばれた(読売新聞・10/3/5)
奈良県警捜査一課と桜井署は保護責任者遺棄致死の疑いで桜井市内の夫婦を逮捕した。保護する責任がありながら、長男(5)に充分な食事を与えずに餓死させた疑い。逮捕された母親(26)は調べに対して「夫婦仲が悪く、(長男が)夫に似ているのが憎らしくて虐待してしまった」と供述。父親(35)は「食事を与えていないことは知っていたが、見て見ぬふりをしていた」と供述している。三歳の長女は健康上の問題はないという。長男は警察官に発見されたときには、骨と皮の状態で紙おむつをされていたという。
2005年以降、夫婦は長男の乳幼児検診を受けさせていない。国や県の指導では、未受診が続いた場合は家庭訪問などで虐待の有無を確認する事が自治体に求められている。桜井市は電話と封書で計5回、受診を促したが虐待の兆候に気付かなかった。母親は「妊娠しており安静にしなければならないので受診できない」「介護など家庭の事情で受診できない」などと断り、市は疑問に思わずに家庭訪問等をしなかった。虐待を担当する児童福祉課は連絡を受けておらず、同課では「未受診を知っていれば、何らかの対策がとれたかもしれない。幼い命が奪われ、非常に残念でならない」とコメントしている。
絶えることのない虐待事案だが、関係職員が定期的に家庭訪問するといった対応は不可能であろうか。私の妹夫婦の住む自治体では職員が”家庭訪問”に訪れたという。いろいろ質問され、「子育ての悩みはないですか」、そして「死にたいと思ったことはないですか」とも聞かれたという。子育てに疲れて子供をあやめる母親もいる。こうした単刀直入な質問で顔色の変わる母親もいるはずである。
親子三世代で住んでいたのは昔の話し。相談できる人が身近にいなくなり、世帯が社会から孤立しがちである。個人主義、そして便利だが速すぎる世の中についていけない人たちも出てきている。夫婦仲が悪いこともありえることだ。しかし、周囲に子供を育て上げる環境が整っていれば助かった命である。
二人は法律によって裁かれるが、それに依ることなく、一生十字架を背負って生きていくことになる。亡くなった長男は薄れてゆく意識の中でも、両親が助けてくれると思っていたはずだ。この夫婦は長男が「ママ、パパ」と最初に口にしたことを忘れてしまったのであろうか。長男が最後に残した言葉は何だったのだろうか。この子に絶望という体験をさせた罪はあまりに大きい。
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★ 5歳児餓死:「夫婦不仲、子に矛先」逮捕の母供述(毎日新聞・10/3/4)★ 奈良5歳児餓死、母「夫に似ているのが憎らしかった」(読売新聞・10/3/4)
★ 食事与えず4歳男児死亡 虐待容疑で両親逮捕 埼玉(朝日新聞・10/3/4)
愛知県蟹江町字戸7の町道で2月28日午後11時25分ごろ、自転車で走っていたアルバイト女性(24)が路上に立っていた男に突然顔面を棒のようなもので殴られて転倒する事件が起きた。男は自転車の前かごからバッグを奪い、黒っぽい乗用車で逃走。女性の悲鳴を聞いた通行人の男性(23)が110番通報した。女性は頭蓋骨骨折と左眼球破裂などで全治2ヶ月の重傷。愛知県警蟹江署では強盗傷害事件として捜査している。
奪われたバッグには現金約18,000円入りの財布や携帯電話などが入っていた。男は茶髪で黒色ダウンジャケット姿だった。女性を抱きかかえて連れ去りを図ったが、女性が大声を上げたためにその場から逃走した。現場は夜間になると薄暗い道路だという。
前から気になっていたのだが、愛知県は事件報道が多い気がする。平成19年の刑法犯罪認知件数は、東京228,805、大阪216,303、愛知143,948、埼玉126,453、神奈川112,529、兵庫107,378、千葉105,185となっており、愛知県は3位に位置している。東京・警視庁の警察官数が約43,000人なのに対し、愛知県警は約13,000人であるから、事件対応に追われて忙しいことは想像できる。
蟹江署管内では平成21年5月2日、蟹江町蟹江本町(現:蟹江町城4丁目)地区にて、自宅で家族3人が何者かに包丁で刺されて死傷する強盗殺人事件が発生しており、現在未解決のままである。
自転車に乗っていただけで突然顔面を強打された女性の恐怖は想像を絶する。もう日本では夜間に出歩くことはできなくなってしまったのか。体感治安はこうした事件が起きることだけではなく、町の何ともいえない不穏な空気で察知することができる。我々もそれを成すべきなのかもしれないが、ここはそれを察知するレーダーを持ったプロである警察の方に尽力願いたい。負傷された女性に心よりお見舞い申し上げます。
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★ 頭骨折・眼球破裂..24歳女性、路上強盗に殴られ重傷(朝日新聞・10/3/1)
★ 女性の顔を棒?で殴り、バッグ強奪 男が逃走(読売新聞・10/3/1)
★ 愛知県警察 蟹江警察署
3月20日で悪夢の1日から15年という節目を迎える。12人が死亡、5千人以上が重軽傷を負った地下鉄サリン事件で、事件発生数日前に警察当局が「オウム真理教が何らかの捜査かく乱作戦に出る」という情報を得ていたことが明らかになった。
地下鉄サリン事件は東京・目黒の公証人役場事務長拉致監禁致死事件の捜査をかく乱させるために起こしたとされるが、こうしたオウムの事件について警察当局が事前に教団の動きを察知していたことになる。証言したのは国松孝次・元警察庁長官(72)で、地下鉄サリン事件被害者の会代表世話人の高橋シズヱさん(63)による事件関係者への取材の中で明らかにした。
元長官によると、地下鉄サリン事件の2日後の3月22日に、山梨県の教団施設に警察の強制捜査が入ることを予期したオウム側がかく乱作戦に出る情報があったとされる。しかし「(情報内容の)具体性はなく、サリンをまくということを予期してはいなかった。予防措置で警察官を派遣することは考えられなかった」とし、事前の対応が不可能であったことを明かした。
元長官も同月30日に都内のマンションを出たところを狙撃され、重篤な状態になったが一命を取り留めて公務に復帰、しかし狙撃犯は未だ捕まっていない。当時は他にも当時の警視総監らも狙撃対象にするという脅迫電話が報道側あった。この事件も今年に時効を迎える。
このオウムの一連の事件で日本の「安全神話」は崩れた。霞ヶ関周辺での緊急車両の集結はとても日本で起きている事態とは思えなかった。テロはゆがんだ思想を真実のものとしたいがために行われる蛮行だが、こうした過去に対して我々は「許せない」としてきた。そして未来を守るためには「許さない」という意思表示が必要である。
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★ 地下鉄サリン前に捜査かく乱情報 国松元警察庁長官が証言(共同通信・10/2/22)
鉄道撮影の鉄道ファンを捜査へ 大阪府警
「撮り鉄」と呼ばれる鉄道を撮影する鉄道ファンが捜査対象となる。大阪府柏原市のJR関西線で14日、鉄道ファンが線路内に入ってお座敷列車「あすか」を撮影しようとした。運転士が気付いて停止したが幸い大きな事故にはならなかった。この時にJR西日本の社員が立ち退くように説得して数人いた鉄道ファンは説得に応じた。この時は府警柏原署員も出動したが、列車を止める意図はなかったと判断して引き上げた。
しかし大阪府警柏原署では、列車のダイヤが乱れたことなどを重視、鉄道営業法違反(鉄道地内立ち入り)や、威力業務妨害、列車往来危険容疑などの適用も検討している。14日の時には午前10時半から1時間ほどにかけて約50人の鉄道ファンが河内竪上駅付近に集まり、うち数人が線路内に立ち入った。
敷地内に入れば不法侵入にもなりうる上、列車と接触すれば大変なことになる。鉄道事故は多数の乗客を危険にさらし、また迷惑をかけることになる。趣味も過ぎると命取りになることを考えなくてはならない。
列車は遊園地のアトラクションではない。多くの命を乗せたインフラの一つであることを肝に銘じて欲しい。想像力の欠如が楽しいはずの趣味を一転、犯罪に変えてしまうこともあるのだ。
★ 「撮り鉄」の”脱線”問題 大阪府警が捜査へ(産経新聞・10/2/20)
★ また「撮り鉄」?お座敷列車止める 滋賀(読売新聞・10/2/20)
★ 鉄ちゃんよ、”鉄道マニア”になれ。(本ブログ・10/2/15)
東京都世田谷区中町2の警視庁玉川警察署内で、傷害の現行犯で逮捕されていた男の容疑者(43)が、留置施設に向かう途中、連行していた同署刑事組織犯罪対策課の男性巡査部長(35)の拳銃を奪い2発発砲した。弾の1発が巡査部長の左腕に当たった。容疑者はその場で別の警察官らに殺人未遂の現行犯で逮捕された。巡査部長は病院に搬送されたが重傷。
容疑者は、世田谷区玉川の東急電鉄二子玉川駅前で通行人を殴ったとして、傷害の現行犯で逮捕され同署に連行された。当初から酒に酔っており、留置事務室内で調べをしていた時も暴れた。このため同署員6人が左右と後ろを固めていたが、突然容疑者が暴れ出し、巡査部長の腰の拳銃ホルダーから銃を奪取、床に一発発射し、もう一発が巡査部長の腕に命中した。
玉川署長は「一時的にせよ、銃を奪われたことは誠に遺憾」とコメントした。奪われた銃には弾が5発装てんされていた。
同署では08年12月、留置係の男性巡査長(27)が強盗傷害罪などで拘置中の男(21)から500万円を脅し取られる事件が起きている。男は巡査長が勤務中に携帯電話を使っていた内規違反をネタにタバコを吸わせるなど便宜を強要、「これまでの事をバラされたくなければ金を払え」と脅した。男は恐喝容疑で逮捕され、停職処分を受けた巡査長は後日辞職した。
08年の事件と今回の発砲事件とは全く内容が違うものである。ただ警察署内ということが気になる。複数の警察官で連行していたところからたまたま油断してしまったのかもしれない。”たまたま”は2回まで。たまたま銃を奪われて撃たれたが、たまたま助かったということになる。巡査部長の命が助かって何よりだ。
暴れる被疑者や酔っぱらいを日々扱うことが珍しくない警察官という職業。警察官だけではないが、大事に至らぬように常に気分の引き締めが大切である。
警察官の受難はこれまでにも発生している。
・82年10月、名古屋市内で愛知県警千種署員が車ではねられて拳銃を奪われた。犯人は72年から10年間に渡って男女8人を殺害した元消防士で、奪われた銃は、そのうちの行員男性殺害に使われた。元消防士は後に死刑執行。
・92年2月、東京都清瀬市の交番で警視庁東村山署の警部補(42)が刺殺され拳銃を奪われた強盗殺人事件が発生。09年に公訴時効が成立したが、銃が奪われたままとなっており、警視庁では情報提供を呼びかけている。
・05年5月、岐阜県多治見市で暴行を加えられた多治見署の巡査が実弾入りの拳銃を奪われた。岐阜県警は近隣県警にも協力を要請し、のちに日系ブラジル人2人を公務執行妨害などで逮捕。
・07年10月、福岡県田川市で自販機荒らしをしている男2人を発見、福岡県警田川署員3人が取り押さえようとしたところ、抵抗した1人が巡査部長の銃を奪って至近距離から発砲、巡査部長は重傷を負った。2人は無職の男と組員の男でその場で逮捕。
・08年6月、福岡県筑紫野市の駐車場で、福岡県警少年課の捜査員2人が暴力団組員4人に襲われ警察手帳を奪われた。後に道仁会系組員ら4人が逮捕された。
・08年6月、東京・秋葉原の歩行者天国で無差別殺傷事件が発生。交通整理をしていた警視庁万世橋署交通課の警部補が背後から刺されて重傷。他にも多数の死傷者を出した。容疑者の男は銃刀法違反で現行犯逮捕。
・08年12月、神奈川県南足利市内で暴走族を追跡中の神奈川県警松田署の男性巡査(30)が少年2人の反撃に遭い、羽交い締めにされて拳銃と手錠を奪われる事件が発生。県警では間もなく少年2人を公務執行妨害などで緊急逮捕。
・09年11月、三重県警鈴鹿署員が外国人3人に襲われて警棒を奪われた。署員はその際に2発発砲した。その後にブラジル国籍の男(22)を入管難民法違反(不法残留)で逮捕。男から銃弾が貫通したような傷が見つかった。
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★ 酔って署内で拳銃発砲、警官重傷 東京・世田谷(朝日新聞・10/2/13)
★ 東京・玉川署で男が拳銃奪い発砲、警官けが(読売新聞・10/2/13)