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この木何の木?

 日立のコマーシャルで登場する大きな大木、これが伐採の危機にあったが、日立側が地元の所有者と宣伝で独占契約を結んだことが分かった。
 
 ハワイにいったとき、ガイドさんから「あの大きな木、みたことありますか?テレビのCMでやっているあの木ですよ」
 
 そう、紛れもなく「この木何の木、気になる木」の大樹であった。あまりの大きさに感動したものである。
 
 この大木はハワイのオワフ島にあり、オーナーの死去に伴って伐採の危機が浮上した。結局はオーナーの親族がこの大木のあるパークを買収し、広く開放することとなった。
 
 一本の木の伐採など、大きなニュースには成り得ない。それでも日本人から見たら「どこかで見たことのある木」であり、日立も放っておけなかったのだろう。どこの国でも、所有者の死に伴ってその土地の行方が赤の他人に移ることがある。それは仕方のないことだが、こういう些細なニュースから森林保護、環境保護の意識というのは根付くものである。
 
 大きな大樹は今も順調に育っている。ハワイに行ったときは必ず目にしておきたいものだ。伐採から逃れることのでき、自然に対して放棄することの無かった意識の集まりが青々としていることが根幹にあることに気付くだろう。
 
 
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★日立の大樹、CM独占契約結び伐採の危機脱出(サンケイスポーツ・07/1/31)
 
 

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数字の心理

 東京のLEC東京リーガルマインド大学が、専任教員173人と公表しておきながら、106人の勤務実態がないことが分かった。勤務していないのが1人だったら問題ではなかったか。
 
 世界最高齢の男性が亡くなり、その後2番目の長寿女性もなくなった。115歳と114歳だった。人は何年生きれば幸せか。
 
 気象庁の3ヶ月予報、34月は平年並みだという。暖かいと嬉しいが、暖冬は各地のスキー場や漁猟に大きな打撃を与えている。
 
 2006年に懲戒処分を受けた警察官数が361人になり、前年比で20人の増だという。1人だったら記事にはならなかったか。
 
 「離婚から300日以内に誕生した子は前夫の子」という民法の規定により、現在の夫の子供が前夫の子供になってしまった事例。301日なら、途端に本来の夫の子になる。
 
 数字は大切な記号として生活に根付いている。売り上げ目標、学校の成績、所有資産の総額や株価。杓子定規に解釈するのは数字のせいだが、この数字が無くなるととりつく島が無くなってしまう。
 
 小さな数字に一喜一憂するのは生活の根底にある心理。しかし、大きな数字の流れには無頓着になりがちだ。「今年は○○をがんばろう」と1月に誓っても、もう2月であることに、はたと気付く。世界の人口が爆発的に増えてもその実感はなく、いつも自分、すなわち「1」にしか興味がないのである。
 
 数字は増えたり減ったりするが、それは数字という記号の持つ性格を知っているだけで、本当は並んでいるだけのことを冷静に考えられないでいる。
 
  
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★ 勤務実態ない教員が106人、LEC大学に改善勧告(読売新聞・07/1/25)
★ 世界最高齢 115歳男性死亡(産経新聞・07/1/25)
★ 3カ月予報:3~4月気温は平年並み 気象庁(毎日新聞・07/1/25)
★ 警察の懲戒20人増 業務上の処分が増加(朝日新聞・07/1/25)
★ 民法772条:出生届不受理でNPOが法務省などに陳情(毎日新聞・07/1/25)
 
 

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ニュース

ねつ造テレビ局に放送免許は必要か

 放送法第3条の中に、「報道は事実を曲げないですること」とある。
 
 「あるある大事典」のデータねつ造問題は、納豆からレタス、あずきなどさまざまなでたらめが明らかになっている。
 
 こういう放送局に免許を与えておいても良いものだろうか。自動車運転免許証を持っている者が重大な違反を犯せば免許を剥奪される。同様に放送局も一定期間免許を取り上げられるくらいの罰則がなければ、緊張感を持った取材や放送が期待できなくなる。
 
 納豆業界に良くも悪くも影響を与え、視聴者を欺いた無責任な電波局に犯罪報道やら、政界の闇など伝える資格があるのかは疑問だ。下請けが作った番組であっても、入念なチェックをするのが上層部の役割。自浄作用が働かないくらいなら、局としての営業を自粛したほうがいい。
 
 放送局も視聴率のためにスピード違反を犯した。伝えている側にその意識が欠落していた。視聴者の前を暴走して自損事故を起こしてしまったのである。運転手が下請け、車の所有者は放送局だった。
 
 
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日本人 働き過ぎか否か

 元日は多くの店が閉まっているが、ファミレス、コンビニ、そしてファーストフードなどは開いているところもある。正月そうそう大変である。個人の成果主義が定着しつつある今、それに見合う給料もある所、心身の困ぱいに反比例する手取額の所もある。
 
 ホワイトカラーエグゼンプションの導入が検討されている。これは労働時間ではなく、成果時間に対して賃金を支払うという考え方である。賛否があるが、長期労働時間を強いられる可能性もあり、これを盾に実質的なサービス残業が増えることも予想される。
 
 ただでさえ過労で休職する人が多い中、全ての人に当てはめる制度ではないかもしれない。この制度を導入するかどうかを選択制にすべきである。
 
 日本が倒れそうになると政府は本腰を入れるが、日本人が倒れそうになっても支えてくれないのが福祉後進国の現状だ。経済の発展はお金ではなく、それを作り出す人のちからであることをこの国は見て見ぬふりをする。
 
 
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盗難防止装置付き車の盗難に、損保不払い

 
 イモビライザーという盗難防止装置がある。キーを差し込むと、キーから出された電波を車内のアンテナが認識して車が動く。盗難防止に強い威力を持つ。
 
 この装置が搭載された車が盗まれて、盗難保険の支払を求めた顧客に対し、損保側が「保険金詐欺だ」などとして支払を拒んでいるケースが多発しているという。「イモビライザー搭載車が盗まれるはずがない」というのが損保側の主張だ。多くは訴訟になり、損保側が敗訴している。装置の搭載車でも、レッカー車で盗んだりすることが判明しているからだ。大阪府警に窃盗団グループが摘発された際、この装置搭載車でも盗みが可能であることが発覚している。
 
 顧客に対して詐欺師呼ばわりは失礼千万だ。こうした車は高級車であることが多い。ゆえに、保険額も高い。損保側の不勉強は否めない。
 
 そもそも、「盗まれるはずがない」というのであれば、それに盗難保険を商品として設定していることがおかしな話である。
 
  
☆ 他人はあなたに反対なのではなく、自分に賛成なだけです(ジーン・ファウラー)
 
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★ 盗難防止装置つき車の盗難、不払い損保の敗訴相次ぐ(読売新聞・06/11/17)
 
 

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創刊相次ぐ「大人」向け雑誌

 
 ゆったりした人生を提案する大人向けの雑誌が創刊ラッシュだ。特に近く定年を迎える団塊の世代のかたへの雑誌は、趣味を特化したものになっている。
 
 テレビの情報は時間に追われ、ネットのそれは文字の洪水に追われるが、雑誌は自分の時間に合わせて取り入れることのできる情報源だ。写真や丁寧な取材に基づいたレイアウトは好評を得ることになるだろう。
 
 勿論、こうした雑誌はリタイア世代だけの特権ではない。比較的若い世代でも雑誌を手にする人は多い。どうしてもゆっくり情報との時間の共有を味わいたいという、そうした考えは誰とて同じはず。
 
 一つのものに特化した雑誌というのは昔からあったが、ネットや古本買い取り業の出現で出版社は苦境に立たされた。こうした状況に目を向けて、出版社も趣向を凝らす時が来ているのかもしれない。
 
 
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★ 「大人」向け雑誌 創刊相次ぐ(読売新聞・06/11/1)
 
 

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崩れる「公」意識 家から一歩外に出たらそこは・・

 高校の必修科目の未履修問題は数万人規模に影響が及ぶ大問題に発展した。内申書の改ざんまで発覚し、信じられない。大学の推薦試験の対応も「大学任せ」になっている節が見られる。履修漏れのある高校長が自殺した。
 
 連日のいじめ問題では学校側が「いじめ」をいじめとなかなか認めない。
 
 子供だけのみならず、教員が上司によるパワハラで自殺する事件も起きている。
 
 ソフトバンクモバイルは「番号ポータビリティ」の出鼻をくじく結果となった。派手な広告の割には処理体制が整っていなかった。
 
 岐阜県庁の裏金は、長崎県庁にも派生した。福島の贈収賄事件では元県知事が逮捕される事態に発展、和歌山でも談合が発覚している。
 
 前にも書いたが、狭い空間にいると、非常識が常識となって蔓延しがちである。誰かが声を上げれば、トラブルは防げるものである。そうしなければ、公の意識は崩壊し、公共の場がそうではなくなってしまう。
 
 公共の場を美しくするためには、個人の公共に対する美意識が必要だ。
 
 歩道に自転車を一台停めても一般に困る人はいないだろう。しかし、車いすや松葉づえの人には大きな障害物となっていることを忘れがちである。
 
 自宅から一歩外に出れば、そこは公共の場であることを忘れがちなのである。
 
 
☆ 人は転ぶと坂のせいにする。坂がなければ石のせいにする。石がなければ靴のせいにする。人はなかなか自分のせいにしない(ユダヤの格言)
 
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★ 欲を優先させた者たち(本ブログ・06/1/18)
★ 女性教諭が自殺、パワハラ訴える文書残す 鹿児島県(朝日新聞・06年10月31日)
★ 高校長自殺:自宅近くの山林で首つり 履修不足の説明会後(毎日新聞・06/10/30)
★ 岐阜中2自殺:クラブ内で日常的にいじめ 友人が証言(毎日新聞・06/10/31)
★ 会見迷走、いじめの有無で二転三転…岐阜・中2自殺(読売新聞・06/10/30)
 
 

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ETC突破 運送会社社長逮捕

 社員に「ETCを突破しろ」と命令した運送会社社長(36)が道路整備特別措置法違反(教唆など)で逮捕された。
 
 ETCは便利だが、新たな事故の温床になっているとも言われている。ETCカードの入れ忘れ、期限の切れたカードをそのまま使用してゲートが開かずに衝突。また、慌てて急ブレーキをかけたことによる、後続車の追突、そして料金所強行突破である。
 
 新しい機械システムを甘受する一方、一部の人間はその技術に対抗しようとする傾向がある。
 
 ピンクチラシは迷惑メールに姿を変え、携帯電話は盗撮の道具となり、ワープロはパソコンとなって便利になったがスパイウエアやウイルスをも生み出した。振り込め詐欺や麻薬の売買では違法に入手された携帯電話が暗躍する。個人情報の持ち歩きは紙からDVDなどのメディアの普及で数百万人ものデータを片手で持ち歩けるようになった。
 
 自由と身勝手をはき違えた者の暴走は止まらない。その意識の低い者は自らが社会のウイルスとなって繁殖していく。逮捕された運送会社社長に命令された社員も強行突破したとして逮捕されている。「嫌です」と断れば、悪のウイルスに感染せずに済んだものを。
 
 生きていく上での美意識を持っていなければ、誰でも社会の病原体になりうる可能性が多い。機械は愚直なまでに作業を完遂させる。一部の者は機会を愚かなまでに退廃させる。
 
 
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★ ETC:強行突破させた運送会社社長を逮捕 静岡県警(毎日新聞・06/10/12)
 
 

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