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Taspo狂想曲

 
 たばこを吸わない人には全く無関係な話なのだが、Taspoの普及がいまいちらしい。カードを作る手続きが煩雑なのが原因で、タバコ屋さんの中は売り上げが激減して廃業を余儀なくされたところもあれば、対面販売が期待できるということでコンビニなどはホクホク顔だ。
 
 ところで自動販売機でたばこ1つ買うのにカードが必要なことが面倒だ。たばこを切らしたら小銭を握りしめて近くの自販機に行けば済んでいたことが、これからはTaspoをいちいち持って行かなくてはならない。
 
 Taspoを作るのに、身分証のコピーやパスポートサイズの証明写真を用意しなくてはならない。運転免許証やパスポートを作るのと違って全く気合いが入らない。未成年の喫煙防止という趣旨は分かるが、なぜこのタイミングに数千億円のシステムを構築しなくてはならないのだろう。
 
 嗜好品といえば、もう一つ酒がある。福岡市職員の飲酒事故を契機に飲酒運転厳罰化が叫ばれるようになったが、一向に飲酒運転は減らない。呼吸臭で酒気帯びを探知する車の開発がなされているという。こちらも業界をあげて取り組むべきことであろう。酒にしろタバコにしろ、味わい方を一歩間違えれば他人に多大な迷惑をかけるということを痛感する。
 
 申請していたTaspoが届いた。顔写真に16桁の会員番号と有効期限、名前がカタカナで記してある。あぁ、なぜ機械にかざすカードに顔写真が必要なのだろう。そして証明写真の顔はどうしていつも冴えないのだろう。
 
 
☆ ワインを飲んでいる時間を無駄な時間だと思うな。 その時間にあなたの心は休養しているのだから(ユダヤの諺)
 
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★ タスポ・ショック思わぬ余波 笑うコンビニ、泣くタバコ屋さん(産経新聞・08/6/2)
 
 

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シートベルトと野口英世

 
 1日に施行された改正道交法で、観光バスやタクシーの乗客もシートベルト着用が義務づけられた。バスガイドさんも走行中のシートベルト着用義務がある。これにより、これまでの「右に見えますのが東京タワーでございます」といった案内は、立ってすることができない。
 
 ところで、バスガイドさんというと思い出すことがある。小学生の時の林間学校で福島県に行った際、バスガイドさんが「野口英世の歌(文部省唱歌)」を披露してくれたことである。
 
♪磐梯山の動かない 姿にも似たその心 苦しいことが起こっても つらぬき遂げた強い人♪
 
 記憶に間違いがなければ、メロディは以下のようになる。音の長さ(符割)は音楽知識が貧困なため記載不可。
 
ばん だい さんの うごか ない す が たにもにた そ の  こころ
ソソ ドド ソミド ミファソーラソ ソーレードシラソド ミファソーミレレド
 
くるしい こ とが おこっても やりぬきとげた つよいひと
レレレファ ミレドド ラシドレソ ソソドドシドラ ソラソソド
 
 歌の2番、3番は以下のようになる。
 
♪優しく母をいたわって 昔の師をば敬って 医学の道を踏み極め 世界にその名をあげた人♪
♪波路も遠いアフリカに 日本の誉れ輝かし 人の命救おうと 自分は命捨てた人♪
 
 英世は1歳の時にいろりに落ちて左手に火傷を負い、指がくっついたままになるが、後に手術をして医学への道を志すようになる。野口英世の功績については異論もあるようだが、確実に言えることは若くして医学のほか英語・仏語などを学び、世界各国に渡ったことであり、行動的だったことである。
 
 黄熱病原を研究していた時に、自ら黄熱病ウイルスに冒された野口英世は51歳で他界した。その道のプロでも注意しなくては誤ることがある。プロの運転する車に乗っても、シートベルトが身の危険を軽減してくれるなら、面倒だと思わずに着用を心がけたい。
 
 
☆ 果敢であれ。最初たれ。他と異なっておれ。(Ralph Waldo Emerson)
 
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★ 今日から後席ベルト義務化 バスガイドは× 戸惑う観光業界(産経新聞・08/6/1)
★ 野口英世アフリカ賞、ゆかりの地近くに記念碑(読売新聞・08/5/29)
★ 野口英世の歌(古関裕而-歌い継がれるメロディ)
 
 

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サザン、無期限活動停止へ

 
 スッパ抜いたのが東京スポーツだったから「うそだろう」と思っていたが、サザンオールスターズが30周年を迎える今年いっぱいで活動を休止すると発表した。ホームページによれば、「30周年を大きな節目として捉え、各々がそれぞれのペースと自分自身に見合った環境の中で、音楽活動はもとより今後の人生そのものをより一層充実したものにさせていただきたいという、かねてからの思いを尊重した結果であります」とある。
 
 この話題が出る前にちょうどサザンのDVDを観ていた。2003年に全国で行われた「SUMMER LIVE 2003」だ。1万円ほどしたこの商品はDVDとしては高価なほうであるが、どうしてもライブが観たかったので買った。北は札幌から南は沖縄まで、サザンらしい楽しいライブはファンを魅了している様子がよく分かり、何といっても楽しそうである。
 
 2000年に桑田佳祐の故郷である神奈川県茅ヶ崎市で初めて「茅ヶ崎ライブ」を行った。この時は有志が実現に向けて5万人の署名を集め、駅周辺の商店街などもサザンの横断幕を掲げて盛り上げた。当時の市長もライブの実現にむけて奔走した。会場になった茅ヶ崎公園野球場は、国道134号線沿いにあり地元警察も出動し交通整理に当たるほどの混雑となった。この状況はマスコミ、とりわけ通常取り扱わない一般紙社会面でも取り上げられるほどであった。
 
 2003年の横浜国際競技場で行われたライブ中に、桑田佳祐は茅ヶ崎の前市長である添田高明さんに触れた。「前の市長であった添田高明さんがちょうど三日前に亡くなりました。茅ヶ崎ライブの実現に向けてご尽力いただきました。ご冥福をお祈りします」。このこと以外にも「25周年というと、たくさんの人と出会っていろいろ教わった。これからもそつのあるプロ集団ではなく、音楽ファンとして活動していきたい」とファンの前で話した。
 
 サザンが凄いなと思っていたことが1つある。複数人で構成されて、これだけ息の長いバンドは他にないということだ。長く続けていればスランプもあるかもしれない。それでも支えになるのは音楽に対する他ならぬ情熱、そしてステージに立てばお客さんの笑顔が見られることであり、ミュージシャン冥利に尽きるに違いない。そして前述の茅ヶ崎ライブ実現に向けて動いてくれた人たち。こうしたことを考えれば簡単に解散するわけにはいかないであろう。
 
 充電を終えてひょっこり復活しても、飾り気のないメンバーだから違和感がない。それにぜひ期待したいと思う。
 
 
☆ 一夜にして成功するには、20年の歳月を要する(Eddie Cantor)
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★ ショック・・サザン活動休止へ デビュー30周年節目に(産経新聞・08/5/19)
 
 

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ばい菌だらけのPCキーボード

 
 前の職場で複数人が利用するコンピュータがあった。しかし、キーボードやマウスなどを前の人が使った状態で再び使うとちょっと勇気が要る。マウスは握るとしっとりしているし、キーボードもそういう感じがするのだ。他人が使った状態も気になるが、自分も手にじっとり汗をかくことからアルコール除菌ウエットティッシュを買った。これはスッキリして気分がいい。
 
 自宅でもこのティッシュを利用している。自分一人しか使わないが、この梅雨の時期は使うと気分がいい。キーボードには今のコンピュータを買ったときに同時に購入したキーボードカバーを使っている。ときどき石けんで洗っている。なぜか「A」のキー部分だけが汚れるようで、カバーが変色している。それでも、飲み物や食べ物をこぼしても安心であるし、キーボードは買ったときの状態できれいだ。
 
 便器をなめるよりも手のひらをなめたほうが汚い、という話を聞いたことがある。いろいろなところに接触することの多いのが手だというのは納得する。イギリスの消費者情報誌「ウイッチ?コンピューティング」で「パソコンのキーボードはばい菌の楽園かもしれない」という調査結果が出たそうだ。調査によれば便器の5倍もばい菌がひしめいていたキーボードもあったそうだ。
 
 手食文化のある国の人たちは食べる前に必ず手を洗うようだ。我々は清潔に気を使っているという感じがするが、考えてみると、ファミレスに行き着席してから手を洗いに行くことの少ない事に気付く。手を汚なくしたままで過ごしているのかもしれない。ドラッグストアで石けんが安売りされていたので買った。シンプルな匂いと手洗いあとの素朴な感覚が懐かしかった。
  
   
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★ PCキーボードは便座より不潔? ばい菌、英誌が調査(朝日新聞・08/5/11)
 
 

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映画の字幕 業界が苦慮

 
 映画の字幕、つまり翻訳する人というのは大変だと思う。通常の通訳であれば、一字一句ニュアンスを大切にしながら訳していく正確さが求められるであろうが、映画の場合は字数が限られている。限られた字数の中で言葉を並べなくてはならない。
 
” This is a long long story. You got a few minutes ? ”
 
 ある映画の一コマでこれを字幕では「話せば長くなるけど、聞く?」と訳してあった。
 
 戦争映画で兵士Aが兵士Bにいう。
 
A ” You got it ? “ (狙いは?)
B ” I got it.” (バッチリさ)
 
 1980年代の映画で、男が車を女の子に見せびらかし、
” This is 80’s ” (最新型さ)
 
 意味をくみ、かつ、流れを妨げないように字数を気にしながら訳さなくてはならない字幕の世界。ところが最近、映画業界が字幕を作るのに四苦八苦しているという。若者が「漢字が読めない」「中学レベルの歴史認識もない」という理由だ。例えば「ソ連ってなんですか」「ナチスって何ですか?」という感想が来るらしい。
 
 漢字にはふりがなを、字数は出来るだけ短く、といった対策を施しているという。そして吹き替え版も有効策なのだという。吹き替え版はどちらかというと、字幕を追うことが出来ない子供や年配者などに人気がある。しかし若者の映画離れにならないように苦肉の策が続いているようだ。
 
 吹き替えも結構だが、俳優自ら声を発しているものはやっぱり迫力が違う。ある映画で電話の受話器を取って安否不明者の名前をため息混じりに呟くシーンがある。吹き替え版で聞いてみると、ため息混じりではなく、何事もないように名前を呼んでおりガッカリした。
 
 一時は落ち込んでいた映画の興行成績もシネマコンプレックス(複合映画館)の普及で良好のようである。テレビで観るのと違うのは、音と大きな画面の迫力が違うからである。それを損なわないための字幕作りに映画会社の模索は続く。
 
 
☆ 文章の中の、ここの個所は切り捨てたらよいものか、それともこのままのほうがよいか、途方にくれた場合は必ずその個所を切り捨てなければならない。いわんや、その個所に何か書き加えるなど、もってのほかというべきであろう。(太宰治)
 
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★ 映画字幕で業界が四苦八苦 若者の知的レベル低下が背景か?(産経新聞・08/5/10)
 
 

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16歳グラビアアイドル、巨漢の痴漢を撃退

 かつて女子高校生だった友人が夜道で痴漢に襲われた。しかし次の瞬間には犯人の男はうずくまった。空手の心得があった彼女が投げ飛ばしたのである。犯人は慌てて逃走、彼女は「待てこのヤロー」と追いかけたが見失った。その後警察に行ったが、「深追いは危険なのでやめてください」と言われたらしい。
 
 16歳のグラビアアイドルが東京の山手線内で痴漢を捕まえた。駅で降りて逃げようとした体重100キロほどの巨漢に正拳突き、そして下段回し蹴りを決めて周囲の協力も得たところで警察に突き出した。彼女の名前は倉持結香。
 
 空手の友人の例は極端であるが、倉持結香も撃退の心得がなければ出来なかったことだろう。なぜ彼女が巨漢を撃退できたかというと、極真空手の有段者であるマネージャーに特訓を受けていたからだという。それまで幾度となく痴漢被害にあっても泣き寝入りしていたそうだ。
 
 ところで16歳の女の子が100キロの男を素人の空手で倒すことが出来るのだろうか。普通、目の前にいる女子生徒が正拳突きしてくるとは思わない。男は無防備状態であったがゆえにパンチとキックで崩れ落ちたのだ。制服姿の子に攻撃されてパニックになったに違いない。
 
 痴漢の逮捕は現行犯でないと難しい。逮捕された男は警察もマークしていた男だった。山手線は殺人的な混み方をするが、被害が表面化するのは僅かな数であろう。倉持結香のブログには「過剰防衛ではないか」というコメントがあった。痴漢であれ強姦であれ、女性が誘惑でもしてこない限り、犯人の男のほうが悪いに決まっている。被害者である女子生徒の女の子を責めるのはおかしな話だ。そうした歪んだ物の見方が、ゆがんだ性犯罪を助長している。いい大人が手鏡に盗撮に鼻息を荒くしている気味の悪い世の中である。
 
 
☆ なるほど、あの娘は美しい。しかし、美しいと思うのはお前の目なのだよ。(クセノフォン)
 
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★ 倉持結香です。「痴漢を捕まえた」(08/4/14・倉持結香の【ユカ専用ブログ】)
 
 
 

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その他

ブログを書く人の気持ち

 
 以前このブログにコメントを頂いた、時事通信社の湯川鶴章さんのブログで「(記者という)こんなに面白い仕事で給料までもらっていいのか」と書いてあった。記者という仕事は朝早く、時には深夜まで、体力資本で大変ではないかと漠然と思っていた。
 
 でもブログを書いていて、ちょっとその気持ちが分かるような気がするときがある。経験を基にブログを書くときだ。書いていて楽しいし、文章にも迫力がある気がする。経験で綴っているので、他者には真似ができないという点でもちょっとした優越感に浸れる。なるほど、記者の仕事というのは取材して話を聞いたり体験したりすることで、他者と差別化が図れるのだ。
 
 体験しているから嘘がない。新聞や本といった紙メディアが概ね信頼できるのは、その部分において、言い放しで無責任部分が垣間見えるネットと差別化が図れるところだ。
 
 しかし報道各社にもブログにも残念ながら誤報や虚報が存在する。これを排除するためには、書き手のモラルはもちろん、読み手のモラルをも意識して書かなくてはならないことであろう。真摯な姿勢が文章には表れる。それがなされたとき、産経新聞社の猪谷さんのいう「小さくガッツポーズ」は、書き手のみならず、読み手にもそうさせるはずだ。
 
 
☆ 退屈なテーマなど無い。退屈な物書きがいるだけだ(H.L.Mencken)
 
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★ 湯川鶴章のIT潮流 ネットは新聞を殺すのか「おわりに」
★ 【勿忘草】記者とブロガーの境界(iza・08/4/13)
 
 

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大場久美子、パニック障害とうつ病経験を告白

 
 大場久美子というと「コメットさん」を思い出す。コメットさんの隣に住んでいた女の子役が”元カノ”だったこともあり、複雑に印象深いドラマだ。その大場久美子がパニック障害とうつ病を患っていたことを明らかにした。この類の病気が老若男女問わず多くなっているのはどうしてだろうか。
 
 自動車を運転している人間が、安全に操作できる速度の限界が時速40キロメートルだという。それを超えると、突発的な事態に遭遇したときに対処できる力が人間にはない。すなわち、運が作用することになる。
 
 我々の社会がスピード重視になってしまった。時間をかけて実る仕事もあるが、それだけではなくなった。速度超過した人間の心身はまさに運に左右されることだろう。その結果、負荷のかかってしまった身体に無理が生じて心の病気になってしまうのかもしれない。
 
 誰でも仕事でミスをしたり恋人とケンカしたとなれば落ち込む。この「気分不快」という状態は通常一晩眠ればやり過ごすことが出来ることだ。しかし落ち込み状態が長期に渡り、体に異状が出てくると心の病になることがある。
 
 周りの理解が得にくいのがこの類の病気の難点だ。患者にとって辛いのは、病気そのものに加えた周りの病気に対する無知である。真の理解者が一人いるだけでも違うものだ。人を本当に心配するというのは実に労力の必要なことである。「心配している」と言うだけでは、患者に負荷がかかるだけであることを知っておかなければならない。
 
 
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★ 大場久美子「パニック障害&うつ」を告白・・・自傷行為も(ZAKZAK・08/4/7)
 
 

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