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名前を書けない友人

 
 今週は自分の名前について、出来事が2つあった。
「だいすけ」というのが私の名前。
 
 「だいすけ」と言ったら、どんな漢字を思い浮かべるでしょうか。
経験則で思い浮かぶのは「大輔」「大介」「大助」あたり。
変換してみると、他にも色々な「だいすけさん」を発見できます。
  
 私の名前は「大輔」です。
 
 先日、若い友人が、私の名前「輔」の字を書けないという場面に遭遇した。正直ビックリです。「おいおい」と苦笑してやり過ごしましたが、珍しい名前ではないし、昔は荒木大輔、今は松坂大輔(共にピッチャー)のおかげで、定期的に「大輔」は有名になるのです。
 
 確かに、学校では若い人にはあだ名で呼ばれており、それは勿論嬉しいこと。しかし、付き合いが始まって半年。これまで電話やメール、ネット上などは勿論、実際にもよく会うメンツなのに、友人の名前を書けないというのはどういう事でしょう。
 
 もう一つは「だいすけ」ではないが、「輔」がつく名前を彼氏に持つ女の子。
この子と彼氏も半年の付き合い。しかし、その子も「輔」が書けなかった。それどころか、「●●●●(彼氏のあだ名)ってなんて名前だっけ?」と逆に聞かれる始末。10秒ほどで思い出したが、どういう感覚で彼氏と付き合っているのか、呆れてしまった。
 
 ゆとり教育を誤って甘受した若い人たちの一部は、声は上げるけれども、それがネット上やメールの上だけだったり、その漢字変換もスペースキーに頼っているとしたら、一体誰と本気で話ができるのだろう。恋心を伝えるのも自分の言葉ではなく、仮想空間で変換キーの助けがなくてはできないのでしょうか。
 
 ゲームのキャラクターではあるまいし、あだ名やハンドルネームしか覚えられないのなんてゴメンです。そんな仮想空間でしか人と交流できない彼らは「井の中の蛙」ですが、この「蛙」も読めない若い人が多いという、お寒い実態。
 
 「大輔」って、そんなに難しい漢字でしょうか。
 
 
☆ 過ちを後悔しながら過去に生きるのは辛い。私は過去にはいない。私の名は「私だった」ではない。問題や不安を抱えて未来に生きるのも辛い。私は未来にいない。私の名は「私だろう」ではない。しかし、この瞬間に生きるのは困難ではない。私の名は「私」だ(ヘンリー・メリコスト)
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強い雨に降られて

 
 昨夜は雨に降られた。傘を持たずに外出していたので、コンビニで久しぶりに500円の傘を買うことになった。大きな荷物を持っていたこともあり、コンビニの傘は小さすぎてあまり役には立たなかったが、強い雨を直接身体に浴びることもなく帰宅した。
 
 ここのところ雨がちょくちょく降るが、昨年のことを考えると、この時期としては理想的な天気が続いているように感じる。昨年は多くの台風が日本列島に上陸し、大きな被害をもたらした。台風の前には、それとは別の大雨が町を飲み込んだ。
 
 自然の猛威を目の当たりにして、我々ができることは少なすぎる。その無力感に呆然とする。できることは、起きたときに慌てないための心構えと目に見える準備であろう。現在近づいている台風20号が大きな被害を出さないことを祈る。 
 
 あと1週間経つと、10月23日。昨年のこの日に、新潟県中越地方を震源とする震度6強の地震が起きた。日曜の夕方は大きなニュースに揺れたのである。
 
 
☆ 我々は神から幸いを受けるのだから、災いをも受けるべきではないか(旧約聖書)
 
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円楽さん、入院

 
 人気番組「笑点」の司会、三遊亭円楽さんが脳こうそくで入院した。
前司会者の三波伸介氏(故人)のあとを継いで、20年になるという。
 
 思えば幼い頃、日曜の夕方といえば家族で夕食を食べる時間。観る番組と言ったら、笑点だった。漫才ブームにバイオリズムがあっても、この番組だけは安定した視聴率を誇り、落語界の一端を担っている番組と言っていいだろう。
 
 こうした長寿人気番組の司会者というのは大変である。円楽さんは腎臓を患って週に数回、人工透析をしている。円楽さんのみならず、笑点のメンバーは高齢であるものの、その衰えを全く感じさせない。
 
 笑いには毒があるという。チャップリンも自分の滑稽な姿を見せることで観客を魅了する。我々はどこか人を小ばかにすることで、笑う。小ばかに見せることで、笑わせる。芸人のプロ達は、小ばかに「魅せる」ことで笑わせる高度な技術を持っている。
 
 円楽さんから病気の毒が早く抜けますように。
 
 
☆ 人の夢の話をニコニコ聞ける人は、その人自身が夢を持っている人だ(中谷彰宏)
 
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連続発砲、容疑者逮捕

 和歌山と大阪の高速道路上で発生した発砲事件。容疑者が大阪府警に捕まった。前を走っていたクルマが遅いことに立腹、エアガンを撃ったというものである。
 
 この事件が起きてから、全国でも散発的にエアガンを使った暴行事件、器物損壊事件が相次いでいる。模倣なのか、偶然なのかはよく分からないが、いずれの事件も被害者が大事に至っていないということが救われる。
 
 しかし、クルマを運転しているだけでこんな目に遭ってはたまらない。エアガンといえども、目に当たれば失明の危険はあるし、殺傷能力を備えた改造モノもあるという。
 
 ガンマニアと呼ばれる人たちがいる。趣味の範囲であれば、そして違法でなければ当然問題がない個人の領域である。自分の趣味は家の中で。一歩外に出れば、そこはもう公の空間であり、ルールが存在することを忘れてはならない。
 
 
☆ 井戸に唾を吐く者は、いつかその水を飲まなければならない(ユダヤ格言)
 
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顧問の女子生徒を30回殴った教師

 「好きな男性がいる」と女子生徒に打ち明けられた男性教諭が立腹し、この女子生徒を30回以上も殴ったとして、鹿児島県警に傷害容疑で逮捕された。
 
 年の差があっても、好きになってしまうことは自然なことではあるが、やはり先生というのはそういうことをおおっぴらにしてはいけない職業である。放課後という、時間的に閉鎖されたところで、この男性教諭が女子生徒をそういう目で見ていただけなのかと思うと何とも切ない。
 
 友人は学生時代に分からないところを先生に聞きに行った。その先生は熱心で、昼休み返上で友人のために時間を割いてくれたという。先生とは本来、そういう「教えること」ではなく「教える姿勢」のプロである。
 
 先生は学校と名の付く建物の中では、少なくともこのプロでいてほしい。鹿児島の事件では、殴られた女子生徒から尊敬していた大人が一人いなくなってしまったことが残念である。
 
 
☆ 人間の幸せとは、金でも、地位でもない。天職についているという気持ちで元気に働いている満足感である(小島直記)
 
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★ 「好きな人いる」にカッ、教師が高3女子30数回殴る (読売新聞・05/10/7)
 
 

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キレる小学生

 
 小学校で校内暴力が増えている。児童がカッターを振りかざし、手当たり次第に物を投げつけたりするという。学級崩壊が全国各地で起きている。
 
 対教師への暴力といえば、中学・高校と「相場」が決まっていた。小学生が激高するとは想像を絶するが、それが現実というのが悲しい。
 
 識者の見解はさまざまだが、一つには感情を表現するのが下手になり、また子供なりのストレスを発散する場が減ったのが原因ではないだろうか。
 
 犯罪から子供を防ぐために、子供は外気から隔離された。隔離されたところは安全ではあるが、対人との空気の触れあいや肌の付き合いが減ってしまい、思いやりが形成されていない一部の子供達。
 
 親に叱られてがっかりすることがあっても、外に出て遊べば杞憂が晴れるのは昔の話のようである。そんなストレスの発散の場がない子供達は、対人空気の触れあいに不慣れな児童は、学校という場でキレる。
 
 キレた子供を押さえつける対処療法では問題は解決しない。崩壊しているのは子供の心自体ではなく、子供を取り巻く環境が崩壊しつつあるのかもしれない。
 
 「児」という字は、「幼い子供・かわいい物に付ける接尾辞」、「童」という字は、「物事のはっきり判断できない幼い子」を意味するそうだ。判断能力のない、幼くてかわいい子を豹変させてしまった社会の一部のよどんだ空気が、「児童」という言葉の意味すら崩壊させようとしている。
 
 
☆ 借り物の概念と教育で植え付けられた偏見を元にして、ありきたりの筋道に合った話をする大人の議論よりも、子供たちの予期しない質問から教えられるところが多いと思われます。(ジョン・ロック)
 
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ある受刑者の最期

 
 82年に松山市内でホステスを殺害、約15年逃亡し、時効寸前で逮捕されて服役していた、福田和子受刑者が和歌山市内の病院で病死していたことが分かった。
 
 今年の2月に刑務所内で倒れ、病院に運ばれたが3月に死亡。死因は脳梗塞で57歳だったという。
 
 人の命を奪い、逃亡することで自由を作っていた彼女も、情報の力で捕捉され、塀の中に入った。その最期は塀の外の病院ではあっても、彼女を看取ったのは家族ではないであろう。
 
 あらためて、当時の被害者の冥福を祈りたい。願わくは、被害者と加害者があの世で出会うことがないように。
 
 
☆ 意地の悪い人間は、 その意地悪さを発揮する相手がいないと寂しいに違いない(谷崎潤一郎)
 
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★ 福田和子受刑者が病死 ホステス殺し逃亡15年(共同通信・05/8/26)
 
 

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日航機墜落ともうひとつ、

  
 20年前の日航機墜落関連ニュースが毎年この時期に報じられると、必ず思い出すもう一つの「事件」がある。それはそれより2年前に起きた「旧ソビエト連邦軍による大韓航空機撃墜事件」(83年9月1日)である。
 
 アンカレッジからソウルに向かっていた同航空機はソ連の領空を侵犯した。ソ連の戦闘機は領空から出た同航空機をミサイルで狙撃、大韓航空機は樺太の海に散った。269人が死亡。当時、「見れば民間機と分かるものを、狙撃するとはけしからん」とソ連は非難を浴びた。
 
 そして。
 
 当時中学生だった私はその衝撃的な新聞記事を読んでいた。搭乗者名簿をみてハッとした。「東京都中野区白鷺イノウエミワ」とある。私の知っているイノウエミワさんなら同級生だ。当時は隣のクラスだったが、一年生の時は同じクラスで同じ班であった。彼女は物静かでいい子であった。
 
 でも、失礼だが「イノウエミワ」なんて名前はありふれている。別人に違いない。急いで同級生のイノウエミワさんの住所を調べた。うちの中学に通える町名は、「白鷺」か「上鷺宮」のどちらかだ。住所録をみると新聞のそれと同じ「白鷺」だった。
 
 そして残念ながら不安は現実となった。大韓航空機に乗っていたのは、同級生の井上美和さんだったのだ。
 
 重い空気の二学期の始まりだった。隣のクラスからは女子生徒の泣き声が聞こえ、私のクラスも重い空気に包まれて。
 
 存命あらば、井上さんは私と同い年。女として、女性として、一番華のあるときじゃないか。
 
 
 

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