月: 2018年11月
相棒Season17#4「バクハン」の感想
今回の「相棒」は特命係と組織犯罪対策部内の2つの課が対立することになる。組織犯罪対策4課長の源馬(中野英雄)の情報提供者との黒い関係に杉下右京(水谷豊)が異議を唱えた。そんなやり方はおかしい、必要悪など存在しない、と。
常に法秩序に則って正義を貫こうとする杉下右京と、「俺たちがどんなやつを相手にしているのか分かってるのか」と激怒する角田課長。人はそれぞれの立場で物を言わなくてはならないのでそれまで培ってきた信頼関係が衝突することがある。これは辛いことである。
本編後半には副総監(杉本哲太)が「警察官は誰もがそれぞれの立場で正義を貫く。警察官はその覚悟を持っている」という。だから辛いのである。杉下右京は正しい。そして源馬4課長も角田5課長も正しいのである。
この話の最後のほうに出てくる「シャブ山シャブ子」が話題になった。薬物依存の患者に対する偏見を助長するという抗議が医療関係者や支援団体などからあった。本編で出てくる危険な人間の描写は患者にはありえないという主張である。人を襲ったりするのは薬物ではなく精神疾患がもたらすものである、そういう事実である。
今、薬物問題は過度期に置かれている。かつては薬物犯罪に手を染めた者に対して我々は白い目で見るだけであった。あとは警察や刑務所に任せておけばよいだけであった。しかし今ではそれは薬物依存という病気であること、患者を見捨てずにいる医療関係者や支援団体が存在することがかつて薬物犯罪が置かれていた状況と異なるのである。
ではなぜ「シャブ山」が視聴者に受け入れられる部分があったのか。理由は、前述したように、視聴者それぞれに正義感があるからである。一般の人というのは薬物は犯罪であり「ダメ!ゼッタイ!」という感覚で考えている。薬物依存よりも以前に、犯罪に手を染めたことに対する罪への憎しみがあるからだ。つまり、一般の視聴者は正しい。そして医療関係者も支援団体も正しいのである。
ところで「必要悪」というのは存在するのであろうか。杉下右京の言うように「必要な悪など存在しないと思いますがねぇ」ということなのか。必要悪というのは必要とされる悪のことであり、存在しなくてはならないものだと考える。なぜならば、歪んだ悪の存在を忘れてしまっては、整然とした正義の存在もまた忘れてしまうからである。必要であろうとなかろうと、悪と対峙する気持ちを忘れてはならない。
薬物依存の治療をされている方たちが社会復帰できることを心よりお祈りいたします。
★ 相棒(テレビ朝日)
落ち葉ステーションを作る、作った
大量にある落ち葉を処理するのは大変だ。自治体にもよるが、うちのほうは有料袋に入れて処理しないとならない。ルールだから仕方ないといえばそうなのだが、あまりにも多い落ち葉は袋に入れるだけでも面倒だ。
ということで、「落ち葉ステーション」を作って処理しようと考えた。庭の一角に落ち葉を溜め込んでおく。どんどん上から重ねることで、下の層は腐葉土となって生まれ変わるのである。
この作戦を4月からはじめ、先日上の方にある落ち葉や小枝を取り除いた。すると、見事に真っ黒な腐葉土が完成していた。完全に落ち葉100%というわけではなく、小枝や茎、そしてツタなどもあったため、それらを取り除いて腐葉土を伸ばして整地した。
この時、予想していなかったことが起きた。白くてコロコロしたカブトムシの幼虫が大量に出てきたのである。
調べてみると、この大きさの幼虫は2回脱皮したあとであり、このまま腐葉土を食べて越冬する。暖かくなると蛹となって夏には成虫になるという。出てきた幼虫は推定では30匹ほどいる。仕方ないので落ち葉ステーションはこの幼虫の一角を置いておくこととなり、第二弾をそのとなりから始めることにした。
二回目の方は前回の反省を踏まえて可能な限り落ち葉だけにする。小枝や茎、そして針葉樹の葉が良くないのは、なかなか土に返らないからだ。そして今回は家で出た生ゴミを葉っぱに混ぜて処理することにした。その上に土を少しかけて小動物から見えないようにする。
やってみてわかったことだが、生ゴミというのは思いのほかたくさん出るものである。何日かの分を「ステーション」に混ぜただけでも家のゴミ箱がからの状態を維持することになった。
今は庭の一部で腐葉土を使って整地し、何か植えて増やそうと考えている。なかなか難しそうだが、玉ねぎやジャガイモなどが面白そうだ。目指すは地産地消食べ物のリサイクルである。落ち葉の処理に困ったらご自宅で挑戦されてはどうだろうか。ただし、カブトムシの幼虫が居住することになるかもしれないのでご留意ください。
