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言葉のリサイクル

とびらを開けて

 
 何を書こうか迷うときはとりあえず書いてみればいいのだが、なかなか書けないことがある。
 
 以前、営業の仕事をしたとき、民家や会社のインターホンを押したりノックをしたりするのが怖かった。これを解決するにはどうしたらよいのだろう、と考えたら答えは一つしかなかった。とりあえずドアをノックすることである。それをすればそこからは逃げられない。中から人が出てきたらあとは話しかけることしかない。これも慣れてくると、それなりに会話は成立する。
 
 新たな物事に挑むには、この扉をノックする気持ちの有無で決まる気がする。人によっては、扉がただの壁にしかならないだろう。ドアを叩き、開き、一歩を踏み込むのは勇気というよりも新鮮な気持ちである。新鮮さを失うことで、なくてもよい消費期限を自ら作るべきではないだろう。生を感じるのは消費しているからではなく、その鼓動を感じているから。
 
 ということで、とりあえず「とっかかり」として書いてみた。本ブログも11年になった。当初から未熟なままであるが、成熟したい、新鮮な空気を取り込みたい、自分の興味が他人の興味と近づけば幸いである。
 
 ドアをノックしたらまたドアがある。誰かの迎えを期待するのでもなく、それを次々開けていくわけであるが、時に振り向いてそのドアを閉める慎重さも必要である。人という生き物の可能性がこれまでもこれからも問われ続けていく。
 
 この文章を、来年へのとっかかりとして保存したい。
 
  
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★ 10年の夢(本ブログ・2014/12/31)
 
 
 
 

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「とびらを開けて」への1件の返信

[…]    前に書いたエントリで「今日は何の日~毎日が記念日~」というサイトを利用した。調べてみると本当に毎日いろいろな記念日が設定されているのである。バレンタインデーやホワイトデー、そしてハローウインなどは商業的な色合いが強いが、それでも暦の上でも定着した。    大晦日に解散した芸能人というと、1984年に都はるみが紅白歌合戦を最後に引退(後に復帰)、92年にチェッカーズ、97年にX JAPAN、99年に聖飢魔Ⅱ、となっている。    日本は四季がはっきりしている所がよい。温かい春の季節や真冬の寒さを体感する。それにともない自然の変化を楽しむことが出来るのである。冬は寒さだけを感じてしまうが、聖なる夜も厳かな晦日も寒さあってのことである。    長くアイドルを務めたグループが大晦日を最後に解散することとなった。5人組のグループは、それぞれの個性を生かして5つの色を常に持っていた。アイドルのことはよく分からない人でも、5人のことは知っていた。    世界に一つだけの花というのが本当にあるならば、5人が花びらをそれぞれの色で形成し、どんな人をも魅了したのである。オンリーワンになるためには、誰かのナンバーワンでなければいけない。人の心を鼓舞して魅了し、影響を与えるような恋心を抱かせてくれた5人組は本当に素晴らしい。今後は5つの花として咲くことになる。花は、とても身近に存在し続けた。    12月31日の誕生花は、檜、オリーブ、ユーリオプスデージーだという。花言葉は順に、不滅、平和、円満な関係、ということである。     ☆ 人気ブログランキング(国内ニュース)に参加しています。クリックのご協力をお願いいたします。    本年も本ブログにお越しいただきありがとうございました。皆さま、どうかよいお年をお迎えください。    Nono   ★ 12月31日 今日は何の日~毎日が記念日~ ★ とびらを開けて(本ブログ・2015/12/31) […]

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