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シンデレラストーリー

精神が草食で行動が肉食がちょうど良い。

  
 コラムニストの深澤真紀氏によれば、「草食系」と呼ばれる男性の定義は、「恋愛に縁が無い訳ではないのに、積極的ではない、『肉』欲的に淡々とした『草食男子』」ということだそうだ。傷つくことを嫌がる温室育ち、という定義もあるそうだ。
 
 昨今の社会情勢を考えてみると、はっきりとした実感のある世の中ではなくなってきている。漠然とした中で成果主義が進んだことにより、個人への負担が大きくなってきた。それは例えば職場で顕著になっていることであろう。寸分のミスも許されない、ブレーキで言うところの「遊びのない」空気が漂っている。ブレーキは止まることが出来れば良いが、「遊びがない」ので直ちに止まらなくてはならない。
 
 パワハラ、セクハラはいけないが、何かあればハラスメント(嫌がらせ)だと言われるため、当たり障りのない言動に終始する1日。これでは誰もが「草食系」になる。まるでロボットであるかのごとく。
 
 精神的に余裕がなくなれば、満足な食事や睡眠、そして恋愛をする時間すらなくなる。食事や睡眠も同じだが、恋愛や結婚は本来自然発生的に起こる動物の本能とも言えるにもかかわらず、「婚活」や「街コン」という言葉がわざわざ流行らなければ、男女の出会いすらなくなっているのは異常事態である。
 
 努めて時間を設けるべきである。特に何をするのでもない、本当の意味での自由な時間を得るべきである。悩みがあるのなら、とことん悩むことの出来る時間を作るべきである。解決すべき方法が見つからなかったら、信頼できる人に打ち明ける時間を割くべきである。最近では本当に悩める時間すらなくなっているから、苦しいのである。
 
 知り合いの女性が転職した。前の職場ではいろいろ大変なことがあったようで、そうした経験も踏まえてがんばりたいとのこと。
 
 この国には、シンデレラのようにいじめられて苦しい思いをしている人がいる。そしてカボチャの馬車に乗れない。乗れたとしても、シンデレラガールもシンデレラボーイも、ガラスの靴が落ちていることに気づいていない。働き者のシンデレラの皆さん、ガラスの靴は透き通っているから、それを決して見逃さないで。
 
 
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