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俳優の長門裕之さん死去 77歳 晩年は南田洋子さんを介護

 映画やテレビで名脇役を演じた俳優の長門裕之(本名=加藤晃夫=かとうあきお)さんが21日午後5時20分、都内の病院で亡くなった。77歳だった。
 
 長門さんは昨年、解離性大動脈瘤(かいりせいだいどうみゃくりゅう)のバイパス手術を受けたがその後仕事に復帰。今年2月に脳出血で倒れて入院し、自宅療養していた。
 
 俳優の津川雅彦さんは実弟。映画「太陽の季節」で共演した故・南田洋子さん(09年死去)と61年に結婚、おしどり夫婦ぶりで知られた。その一方で、レストラン経営に失敗したことや女性問題で芸能界を一時期”干されていた”ことなどが伝えられる。
 
 しかし晩年は、認知症に罹患(りかん)した南田洋子さんに対して献身的な介護を続け、その様子をテレビのドキュメンタリーで公開した。しかし「見せ物にした」などの批判も多く受けた。南田洋子さんも病状が快方に向かう様子も見られたが、くも膜下出血で死去した。
 
 南田さんの認知症の様子が公開されたことはショックであったが、一般の人も同様のドキュメンタリで出演している。高齢化が進む中、社会が真剣に考えなくてはならないことの1つを長門さんは教えてくれたような気がする。
 
 長門さん、お疲れ様でした。天国という舞台では、南田さんがそでで待っていますよ。
 
 
★ 長門裕之さんが都内の病院で死去 (スポーツニッポン・11/5/21)
★ 長門裕之さん死去…ユーモラスで哀感のある演技(読売新聞・11/5/21)
★ 俳優の長門裕之さん死去、77歳 「太陽の季節」「狂った果実」「ミュージックフェア」の司会(産経新聞・11/5/21)
 
★ 南田洋子さん死去 認知症で闘病、くも膜下出血で重体(本ブログ・09/10/21)
★ 南田洋子さんがくも膜下出血で入院 認知症で闘病中(本ブログ・09/10/20)
★ 老老介護の現実 進行する少子高齢化の問題(本ブログ・09/9/8)
★ 認知症妻介護役を好演 長門裕之「ショカツの女・3」(本ブログ・09/4/19)
★ 消えていく記憶 認知症の南田洋子さん(本ブログ・08/11/3)
★ 南田洋子さんの認知症「介護は恩返し」長門裕之(本ブログ・08/10/4)
 
 

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