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2011年、来年の目標は・・・

 今年世界で一番注目された無名人といえば、チリの落盤事故で地下に閉じ込められた作業員33人であろう。事故発生から69日ぶりに全員無事に救出されたが、どうして全員無事だったのか。
 
 宇宙航空研究開発機構の井上夏彦主任開発員は、「仲間が生き残るために貢献している」と感じることができ、それが精神的な支えになったとみている。作業員は11人が当直、睡眠、そして休養の3交代制シフトを組んでいた。(*)
 
 そうはいっても狭い暗闇の中、いざこざもあったことだろうしうつ状態になるなどの症状を訴えた作業員もいた。救助が来ると分かっていてもそれがいつのことになるか分からない、地震が来るかもしれない、そんな風に考えていたであろう彼らを救ったのは生きるために仲間に貢献したことだ。
 
 人というのは絶望の縁にいたとしても、他人のために自分自身が生かせることが分かると絶望が希望に変わる。暗闇の中にいても、小さな希望の光を自ら作ることで生き延びることができる。
 
 今年は過去最悪の就職内定率を記録した。11月の完全失業率は5.1%で20人に1人が職を失っている。有効求人倍率は0.57倍であり、求職者1人に対して1つの仕事もあてがわれていないことになる。
 
 今春大学を卒業した知り合いの女の子はサービス業を目指していた。役員面接まで行ったが結局類似の職業に就くことができず、ようやく別の畑である事務職に就いた。今後は関連資格を取るのだという。サービス業に関しては関連する資格取得にも努力していたのを知っているのでかわいそうだ。若い彼らに不況の責任はないが、時間も体力もある彼らには自ら小さな希望の光を作っていく力はありそうだ。
 
 
 さて、私の来年の目標は、ある女性を”落とす”ことだ。なかなかこちらを向いてくれないこの女性を口説き落として、今から何としても私を意識して見て欲しいと思っている。色白で目がぱっちりしたその女性は美人である。いや、きっと美人になるのだろう。
 
 それは1歳の姪のことなのだが、私が目を合わせるとワーンと泣き出す。メガネがこわいのかと思って外してみるも泣き出す。近くにいるとこわいのかと思って遠くから眺めるも、目があった瞬間に泣き出す。3歳の姪っ子はよくなついてくれるのだが、1歳のこの子は攻略が難しそうだ。
 
 最近は自分のために小さな希望の光を作ることよりも、他人のために作る方が楽しくなってきた。この小さな姪っ子が未来の担い手なのだから、こうした小さな未来に光を当ててあげるのも、その結果自らが傷ついても良いと考えるようになった。少しずつ、光のバトンを若い世代につなげたい。
 
 
 今年も多くのかたに当ブログをお読みいただきました。皆さんのアクセスが書く上で唯一の支えとなっております。皆さまのご健康をお祈りし、今年の最後のエントリとさせていただきます。どうかよいお年をお迎えください。
 
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★ 南米チリの落盤事故救出、救助次々と 事故から69日ぶり(本ブログ・10/10/13)
★ 完全失業率と有効求人倍率(時事通信)
★ 女が男を「落とす」術 Part 2(本ブログ・09/10/15)
★ 正しい戦争(本ブログ・09/12/31)
 
※ 参考=読売新聞10/10/13
 
 

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